、みなさん こんばんは。活動報告をさせていただきます。1月・2月は奥能登へ行くことができませんでした。雪の中での移動は、かえって現地の方の負担になると判断したためです。ただ、仮設住宅の方々とはしっかりつながっていて、連絡を取りながら交流は続けています。そして3月中旬から約1か月、フィリピンへ行きます。現地では、防災や災害対応に関わる方々と会い、日本の現場で培ってきた防災の考え方や、実際に使われている防災グッズについてお話しする予定です。フィリピンは、日本と同じように台風・洪水・地震といった自然災害がとても多い国です。国の位置が太平洋の「台風ベルト」と「リング・オブ・ファイア(火山帯)」の中にあり、毎年のように大きな災害に見舞われています。しかし現実として、・災害が起きても十分な備えや支援が届かない地域が多い・政府の防災体制がまだ整いきっておらず、現場対応や予防の準備が追いついていない・村や地方では国の支援が少なく、家族や地域の助け合いに頼っているという課題があります。災害が多いにもかかわらず、国や自治体の力だけでは十分に支えきれていない部分があるのです。さらに、所得や生活の差も大きく、・裕福な地域ではある程度の備えができても・貧しい地域では備える余裕がなく、災害時に大きな影響を受けやすいという格差が続いています。被害を受ける側にも、「備える力」の差がある。これがフィリピンの現実です。こうした背景の中で、私は日本で現場を見てきた立場として、少しでもお役に立てることがあったらという思いで行ってきます。語学学校にも通います。そして仕事もしてきます。どちらもしっかり取り組んできます。今回のフィリピン訪問について「海外支援のために応援したわけではない」と感じる方もいるかもしれません。そのお気持ちは、とても自然だと思います。私自身も、今回の渡航を“別の活動”とは考えていません。日本で続けてきた生活目線の防災を、必要としている場所に直接伝え、そこで得た気づきや学びを、必ず日本の防災に持ち帰る。その延長線上に、今回のフィリピン訪問があります。フィリピンは、日本と同じように自然災害の多い国ですが、公的な支援がすべての地域に十分行き届くわけではありません。その分、家庭や地域の中で工夫しながら災害を乗り越えてきた知恵があります。そこから見えてくるのは、「支援が届きにくいとき、人はどう備え、どう支え合うのか」という現実。これは、日本の高齢者世帯や一人暮らし、過疎地域、経済的に余裕のない家庭とも重なります。海外を見ることは、日本の未来の課題を先に見ること。私はそう考えています。皆さんから託していただいた想いは、これからも日本の防災、そして現場にきちんと還元していきます。そのための学びとつながりとして、今回の訪問があります。これからも、現場目線を大切に、一歩ずつ進めていきます。引き続きよろしくお願いします。防災アドバイザー岡部梨恵子





