すべてのこどもに『親以外にも頼れる大人』がいる社会を創りたい!

フランスで長く取り組まれている、こどもの関心やニーズを満たすための大人とこどものマッチング「パレナージュ・ド・プロキシミテ」を日本でも広めるため、2024年から「エブリリーフ」事業をスタートしました。現在モニターケースをおこなっている東京・千葉の次は、埼玉・神奈川、そして全国に広げたい!

現在の支援総額

5,360,555

107%

目標金額は5,000,000円

支援者数

277

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/07/21に募集を開始し、 277人の支援により 5,360,555円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

すべてのこどもに『親以外にも頼れる大人』がいる社会を創りたい!

現在の支援総額

5,360,555

107%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数277

このプロジェクトは、2025/07/21に募集を開始し、 277人の支援により 5,360,555円の資金を集め、 2025/08/31に募集を終了しました

フランスで長く取り組まれている、こどもの関心やニーズを満たすための大人とこどものマッチング「パレナージュ・ド・プロキシミテ」を日本でも広めるため、2024年から「エブリリーフ」事業をスタートしました。現在モニターケースをおこなっている東京・千葉の次は、埼玉・神奈川、そして全国に広げたい!

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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先日、みちくさハウスにすてきな仲間が来てくださいました。「れもんハウス」を運営する琴子さん、そして「We are Buddies」の愛梨さんです。そしてお姉さま的存在の馬越裕子さん。私たちをコモンズ社会起業家フォーラムに呼んでくださった方です。「れもんハウス」は、西新宿にある「みんなの家」。温かい布団で休むこともでき、地域の人と交流したり、DIYや勉強会に挑戦することもできる場所です。新宿区のショートステイ・親子ショートステイの協力家庭にも登録されていて、親子が少し離れて過ごす時間を持つことで、関係が穏やかになることを大切にされています。まさにウィーズのみちくさハウスと似ていて、学ばせてもらうことが多くあります。私もれもんには伺ったことがあるのですが、本当に落ち着く空間です。「We are Buddies」は、5歳から18歳の子どもと大人ボランティアが「バディ」となり、1~2年かけて遊んだり話したりしながら「フラットでゆるやかな信頼関係」を築いていくバディプログラムを運営されています。パレナージュがフランス発祥なのに対して、バディプログラムはオランダが発祥。1:1の関係づくりの先輩ですね。お二方とも、親でも先生でもない第三者との関わりが、子どもの心の孤立を防ぎ、関わる大人にとっても学びと気づきをもたらしています。お二人との対話を通じて、あらためて思ったこと。それは「親子が少し離れて過ごせる居場所」「家族以外の大人と安心して関われる関係」は、どちらもこどもにとって大切で、そして互いに補い合える仕組みだということです。フランスでは「パレナージュ・ド・プロキシミテ」を実践する団体が手を取り合い、全国組織「トゥス・パラン(Tous Parrains)」が生まれています。日本でも、団体同士が協力しながら、よりサステナブルに、地域ぐるみでこどもを育む仕組みを広げていけたらと思います。エブリリーフの挑戦は、一つの団体だけではできません。仲間とともに、地域とともに、なのです。


フランスに視察に行った中で、とても印象的だったことのひとつ。フランスでは、親子交流やこどもの福祉に関わる多くの支援が国費で賄われています。例えば、心理士が親子交流(面会交流)に立ち会う費用や、裁判所での調整にかかる費用も、親が直接負担することは基本的にはありません。私たちもご寄付と、助成金と、これまでの支援をまとめた支援員養成講座の収益をもって運営してきました。当事者から費用をいただくことを極力避けています(親子交流の交通費や入園料実費など一部は別です)。その背景にある「お金を介在させると、こどもにも親にも、届くべき気持ちが伝わらなくなることがある」という考え方は、フランスでも、ウィーズでも想いがピッタリかさなっていて、感動しました。エブリリーフもまさにそう。「お金を払っているから」「仕事だから」ではなく、ただ「あなたに時間を使いたいから」「あなたのニーズや関心を満たしたいから」という大人の存在は、こどもにとってかけがえのない存在になります。実際に、あるこどもはこう言ってくれました。「仕事じゃないのに、自分のために時間を使ってくれる大人がいるのが、うれしい」この「うれしい」という感覚を伴って、将来、ふと「あのとき〇〇さんがいてくれた」と思い出せる体験は、その人の人生を支える力になります。もちろん、エブリリーフについてはさまざまな声をいただきます。「市民の善意に頼るのではなく、国が担うべきでは?」「対象を広げすぎず、もっと特定のこどもに集中すべきでは?」「既存のこども食堂や居場所づくりと、どう違うのか?」どれも大切なご意見だと思いますし、さまざまなご経験があってお話しくださっているのだと感じます。だからこそ、私たちは真摯に受け止め、必要であれば丁寧に説明し、改善も重ねながら進んでいきます。みなさんと一緒に、この「うれしい」を広げていけますように。


現在、5日間のフランスエデュケーター研修を受けています。毎日が学びの連続で、エブリリーフの活動にもつながる気づきをたくさんいただいています。初日におこなわれた放課後研修のテーマは「親子交流(面会交流)支援」。一見、エブリリーフとは違う領域のように思えるかもしれませんが、実は深くつながっています。こどもが安心して成長していくためには、「親との関係」や「家族の歴史」にアクセスできることが大切だとフランスでも語られていました。これは、私たちが長年取り組んできた親子交流支援と同じ視点です。家族まるごとの支援だからこそ、こどもにとっての「自分らしさ=アイデンティティ」を守ることにつながるのだと改めて実感しました。他にも、本研修の中で印象的だったのは、こどもへの問いかけの場面です。「元気がないとき、いつも誰と話しているの?」「もし魔法の杖があったら、何をしたい?」「この色鉛筆の中で、周りの大人を色で表すとしたら、どの色?」大切なのは、選んだ答えそのものではなく、「なぜそれを選んだのか」を聞き、一緒に考えること。そのやりとりを通して、こどもは「聞いてもらえた」「理解してもらえた」と感じ、少しずつ安心して自分らしさを表現できるようになるのだそうです。フランスの支援者たちは、親とこどもをただつなぐのではなく、「こどもにとって安心な関係」をどう築くかを丁寧に考えていました。心理士が介入し、時には空気を切り替える役割を果たすこともあります。それは、こどもにとって「これはお父さんが喜ぶから言おう」といった不安や忖度を背負わせないため。家族まるごとの支援が、こどものアイデンティティ確立の過程を守ることに直結するのだと強く感じました。エブリリーフも同じです。親や家族との歴史を大切にしながら、地域の大人とも安心してつながれる。そんな環境をつくることが、こどもの「自分らしさ」を支え、未来を育てることにつながります。日本でも「家族まるごと」を支える仕組みを広げていくために、引き続きの応援をお願いいたします。


今日はちょっと私的な話です。8年前の今日、お盆休み明けにウィーズの事務所に着いた途端に陣痛が始まり、夜になって息子を出産しました。初めて左側に横たわる息子を見た瞬間のことは、今でも忘れられません。でも、8年間はあっという間でした。一番つらかったのは、息子が3歳のとき。コロナの流行で、こどもが過ごせる場所はなく、活動は混乱し、まったくこどものニーズを満たせない日々。「親失格だ」と罪悪感でいっぱいでした。あのとき地域に頼れる大人がいたら、どれだけ救われただろうと思います。エブリリーフは、親の事情でこどもを預かることはできません。けれど、親が余裕をなくしているときに、こどものニーズを一緒に見つめ、満たしてくれる大人がそばにいる。それはこどもにとっても、親にとっても、大きな安心です。息子が成人するまで、あと10年。今のこどもたち、未来のこどもたちに「安心できる大人とのつながり」を残すために、私たちは挑戦しています。どうか、一緒に未来を育ててください。


今回のクラウドファンディングは「All or Nothing」という方式を選びました。 つまり、期限までに目標額500万円を達成できなければ、1円も受け取れない仕組みです。多くの方に『All in』じゃないんだね、と言われます。「たとえば、100万円集まったとして、その分だけで活動を始めることもできるのでは?」 そう思われる方もいるかもしれません。集まっても集まらなくてもやるんだ、という覚悟の示し方もあるかと思いますが、エブリリーフのような長期間のプロジェクトは、勢いだけでやってしまうと。資金が尽きた時点で活動を続けられなくなるリスクがあります。 もしそうなれば、こどもたちが信頼してつながった大人との関係が、突然途切れてしまう。 それは、新たな傷つきを生む危険さえあります。逆に言えば、このクラファンが達成できないということは、今はまだ広げるときではないということ。 その場合は、潔く諦め、東京と千葉という限られた地域でケース実践を積み重ねる道を選びます。 無理に手を広げてこどもを不安にさせるようなことは、絶対にしません。でも、東京や千葉以外にもニーズがあるこどもたちの声が届いているから。その声に応えたいのです。だからこそ、あえて500万円という高い目標を掲げ、たくさんの方に仲間になっていただき、継続できる基盤を整えたうえで走り出す方法として、このクラファンにチャレンジしています。 こどもにとって必要な大人とのつながりは、短期間で終わっていいものではありません。この挑戦は「中途半端にやらない」という私たちの覚悟です。 どうか、その一歩を一緒に踏み出してください。


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