Desig-win 2026の必殺技カードのデザインフィードバックを担当された、チーフデザイナー5名(以下、チーフD)のインタビューをお届けします!【チーフデザイナーとは?】100枚の各カードについて、提出されたデザインのフィードバックや、制作の方向性を担当デザイナー・アートディレクターとすり合わせながら、完成に向けて推進する役割。今回は、かなころさん(以下敬称略)にお話を伺いました。怒涛の100枚納品を牽引した、その裏側にはどんなストーリーがあったのでしょうか。ーーーマエデ。以外での普段の活動と、プロジェクト参加のきっかけを教えてください。 かなころ:普段は大阪のデジタルマーケティング会社で、制作寄りの案件を担当するWebデザイナー兼ディレクターとして働いています。 キャリアを重ねる中で、どうしてもディレクションの比重が大きくなってきていて。だからこそ、「もう一度ゼロからデザインを作る楽しさを味わいたい」と思い、マエデ。とDesig-win 2026に参加しました。チーフデザイナー就任の経緯ーーーDesig-win 2026では、どういう経緯でチーフDに?かなころ:最初は責任ある立場はキャパ的に難しいと思い、キービジュアル制作や必殺技候補を集めるなど、単発のお手伝いをしていました。その中で、プロジェクトリーダーのえりちゃんからカードデザインのフィードバックをお願いされ、チーフDを担当することになりました。ーーーチーフD任命の基準はあったのですか? かなころ:必殺技の採用率が高かったことや、普段の業務でもデザインのフィードバックをする機会が多いことから、まず私が担当することになりました。 最終的には、5人のチーフDによるフィードバック隊として、アートディレクター 白旗さんと一緒に100枚のカードを見ていく体制になりました。 ▲Desig-win 2026 プロジェクト組織図https://camp-fire.jp/projects/898536/view/activities/82895フィードバック体制を刷新ーーー途中からカードごとの担当制に変更になりましたよね。何がきっかけだったんですか? かなころ:最初は担当を決めず、時間がある人がフィードバックする形でした。でも、仕事が忙しくなったり、新しいチーフDが加わったりする中で、「今このカードを誰が見ているのか」「どんな経緯でフィードバックしてきたのか」が分かりづらくなってしまって。デザイナーさんも誰に相談すればいいか迷い、「とりあえず白旗さんに確認しよう」となることが多く、結果的に白旗さんへの負担が集中してしまっていました。 そこで「フィードバック隊の役割」を改めて話し合い、カードごとの担当制と、メイン・サブのペア制に変更しました。ーーーペア制になってからは、やりやすくなりましたか? かなころ:やりやすくなりました。一人だと「このフィードバックでいいのかな」と迷うこともありましたが、ペア制になってからは「これどう思う?」と相談しながら進められるようになりました。定例ミーティングも始まり、お互いの状況を共有しやすくなったことで、フィードバックのスピードも上がり、「チームで作っている」という連帯感もより強くなったと思います。フィードバックは「対・人」ーーー納期に間に合わせながら、完成度を高め、全員完成へ持っていく。その中で、フィードバックを進めるうえで大事にしていたことはありますか?かなころ:まずは、そのデザイナーさんが「どんなデザインにしたいのか」を聞くことですね。迷っている方には「こういう方向性はどうですか?」と提案しながら、一緒につくるような感覚で進めていました。一方で、フィードバックは言い方ひとつで受け取り方が大きく変わるので、伝え方にはすごく気を付けていました。途中からはFigma上でコメントを共有する運用になり、本来は担当者向けに書いた内容をデザイナーさん本人が目にすることもあって。意図せず傷つけてしまったこともあり、もっと配慮できたなと反省しました。ーーー難しいですね。かなころ:本当に難しかったです。だから、相手に合わせて伝え方も変えていました。言葉で伝えた方がいい方もいれば、画面を見ながら話した方が伝わる方、テキストの方が理解しやすい方もいるので、臨機応変に対応していました。イラスト案件は特に難しくて、目指すテイストがあっても表現できるかは描き手の技術にも左右されます。前田さんや白旗さんの意見も踏まえながら方向性を決める必要があり、調整には少し苦労しました。フィードバックはコーチング?ーーー相手に合わせてフィードバック方法を変えられていたのはすごいですね。 かなころ:それこそ、チーフDのアフさんのフィードバックがすごく参考になりました。Zoomでは「○○さんは何が得意なんですか?」と、その人自身に目を向けるんです。フィードバック隊でも「これってコーチングだよね」と話していました。作品への指摘だけではなく、その人の強みを引き出しながら、「こういう見方もできるんじゃない?」と提案していく。デザイナーさんに寄り添いながらクオリティも上げていく、そのバランスが本当にすごいなと思いました。ーーーコーチングですか?!かなころ:そうですね。制作物だけを見るのではなく、「この人をどうしたらもっと伸ばせるか」という視点で関わる。私自身やってみて難しさも感じましたが、「人を育てるってこういうことなんだ」と学ぶことが多かったですね。 ーーー深いですね。▲チーフDも、カードデザインを担当しています。かなころさんがご制作されたカードはこちら!最後の一粘りで完成へーーー納品直前はかなりタイトだったと思いますが、どうでしたか? かなころ:かなり大変でしたね。自分のカード制作も並行していたので、最後は白旗さんにお願いする部分もありました。仕事と両立するために、「◯◯時に仕事を切り上げて、この時間はフィードバックをする!」と意識的に時間を確保していました。 大変ではありましたが、その分カードの完成度が少しずつ上がっていくのが嬉しくて。最後は「どこまでやり切れるか」という気持ちで、一回でも多くブラッシュアップできるよう走り切りました。AI時代だからこそ「泥臭く」「考える」ーーープロジェクト全体を振り返って、チーフDとして一番大変だったことは何ですか? かなころ:やっぱりコミュニケーションですね。伝えたいことがあっても、そのための時間や場を十分に作れず、抱え込んでしまうこともありました。今回は周りにたくさん助けてもらった立場だったので、次に同じような機会があれば、もっと周りをフォローできる存在になりたいと思っています。ーーーお仕事と両立しながらですし、本当に大変でしたよね。このプロジェクトだからこそ得られた、一番大きな気づきは何だったと思いますか? かなころ:「もう少しできる」という最後の一粘りが、完成度を大きく変えることを今回改めて実感しました。 仕事では無駄を省き、合理性を求めて「これでいいか」と自分で線を引いて進めていた部分もあったなと。仕事じゃないからこそできた部分もあるのかな。 例えば今回でいうと、AIを使わずに素材も自分たちで撮影したり、何十パターンも検証を重ねたり。スクラップ&ビルドの繰り返しで泥臭く作り上げた時間には、大きな意味があったと思います。ーーーAI時代だからこそ、再認識できたのですね。かなころ:そうですね。効率化できる時代だからこそ、効率だけでは生まれない価値があると改めて感じました。みんなで悩み、考え、何度も手を動かしてブラッシュアップする。一見非効率に思える時間があったからこそ、本当に良いものが生まれたんだと思います。これからも「考えること」をやめず、自分の手で試しながらものづくりを続けていきたいですね。ーーーありがとうございます! AI時代だからこそ、泥臭さと考えることを大切に。以上、チーフD・かなころさんのインタビューでした!※制作途中の画像を含むため、カードデザイン等は一部変更になる場合がございます。・・・・・・・・・・プロフィールマエデ。ネーム:かなころプロフィール: 専門学校でグラフィックデザイン・Webデザインを学び、現在はデジタルマーケティング支援会社でWebデザイナー兼ディレクターとして勤務。企業サイトやキャンペーン施策、ブランディングに関わる。アイドルオタクとして培った観察力と熱量で、細部まで愛のあるデザインを目指しています。SNSアカウント: ・X:@usgood_d・note:https://note.com/kanacoro/制作担当カード:オリエンタルホールドフィードバック担当カード:サイケマーブリングツギハギフォンツォグラデーションストームリボンスパイラルタイコバーンジャーナルプレスタテヨコスクランブルブルホワスマーティスペックビュー





