【受注生産】デザインは、もっと楽しくなる。デザインの必殺技カードゲームが再始動!

2021年に反響を呼んだ、デザインの必殺技カードゲームがついに再始動!「デザイナーを挫折させない。遊びながらスキルがつく体験をもっと広めたい。」という想いから、新作『Desig-win 2026(デザウィン2026)』をリリース。デザインを学ぶ過程も、デザインの仕事も楽しくするカードゲームです!

現在の支援総額

10,093,880円

504%

目標金額は2,000,000円

支援者数

2,706人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/02/14に募集を開始し、 2,706人の支援により 10,093,880円の資金を集め、 2026/04/12に募集を終了しました

【受注生産】デザインは、もっと楽しくなる。デザインの必殺技カードゲームが再始動!

現在の支援総額

10,093,880円

504%達成

終了

目標金額2,000,000円

支援者数2,706人

このプロジェクトは、2026/02/14に募集を開始し、 2,706人の支援により 10,093,880円の資金を集め、 2026/04/12に募集を終了しました

2021年に反響を呼んだ、デザインの必殺技カードゲームがついに再始動!「デザイナーを挫折させない。遊びながらスキルがつく体験をもっと広めたい。」という想いから、新作『Desig-win 2026(デザウィン2026)』をリリース。デザインを学ぶ過程も、デザインの仕事も楽しくするカードゲームです!

あなたにおすすめのプロジェクト

Desig-win 2026のカードデザインを担当されている方の、制作秘話、制作中のエピソードをインタビュー形式で随時ご紹介しております!今回は、「クリアクリスタライザー」というカードのデザイン制作を担当した、かんちゃんにインタビューしました。ーーーまず、マエデ。ネームと、あと差し支えなければ、マエデ。以外でどんな活動されているかとかを教えてください。 かんちゃん:あだ名は「かんちゃん」です。業務委託などでデザインやディレクターをしています。グラフィックもWebもどっちもやります。タイポグラフィで、ガラスの煌めきを表現ーーー担当されたカード「クリアクリスタライザー」のカードジャンルと、どんな技かを教えてください。かんちゃん:カードジャンルは「タイポグラフィ」。「文字をガラスのような透明テクスチャで表現する。繊細な透明感ときらめきを演出する。」技になります。言葉で、方向性をすり合わせーーー最初のラフはどう作られたんですか?かんちゃん:まず自分でたくさんラフを作ってみて、こんな感じかなというものを提出しました。最初の提出では、当初のリファランスや仮の説明文ではクールで近未来的という方向性だったのもあり、背景は薄めのグレー、装飾として背景にうっすら文字を重ねてみたりしました。デザイン部分は全てフォトショップです。▲はじめのラフーーー方向性はどう決めていったんですか?かんちゃん:アートディレクター(以下AD)白旗くんと、「太より細の方が可愛いよね」「広めのマージンを取って中央にボンと置く感じがいいよね」といったことを書き出していきました。▲まずは事例集めと、デザインの方向性決め!AD白旗さんとのすり合わせのために使われた言語化シート(【言語化シートとは?】AD白旗さんがDesig-win 2026の制作メンバーのために用意した、目指すデザインを他人に共有するためのシート。参考事例を集める欄、配色や構図など、グラフィックの構成要素を言語化する欄で構成されている。)ガラスがモチーフということもあり、コピーはシンデレラ的な言葉を入れたかったので「Until 0:00 am」にしました。ーーー最初の提出後、どんなフィードバックがあったんですか?かんちゃん:「ガラス感をもっと上げたい」「背景の文字はなくても成立するなら削除」というフィードバックをもらいました。私の方でも何個か作り直して、ガラスみ(パキッと感)を上げてみました。▲第2ラフ。「パキみ」を上げてガラス感を強める。背景の文字も削除。かんちゃん:そのあと白旗くんが自分でいくつか案を検証したのを送ってくれて。「もう少し暗めの背景がいいかもしれない」「ガラス文字は傾けなくてもいいかもしれない」「ガラスの厚みを増やしてもOKです」とアイデアを出してくれました。そこでロゴのような見た目に変わっていきました。▲ロゴのような構図になったラフーーーこの後、背景の色とかも変わっていくんですね?かんちゃん:背景を暗めにしてそこに影を落とし、全体的にガラスの浮いている感をもう少し出すことで、ガラスをより際立たせる形になりました。▲ADさんからのフィードバック。より浮いている感を出すことに。ーーーここで一気に、最終形態に近づいていったのですね。ちなみに、ADさんとのやりとりで、特に意識していたことはありますか?かんちゃん:白旗くんは基本的に自分でしっかり検証しながら進めてくれるので、私は制作の途中で必ず見てもらうようにしていました。これは、普段の仕事でも同じですね。例えば、「ガラスの認識がちょっと違うかもしれないから、ここだけでも先に見てほしい」という具合に。ガラスの「種類」をすり合わせるーーーガラスの表現自体でも、すり合わせがあったのですか?かんちゃん:私がイメージしていたのは膨らみのあるガラスで、白旗くんのリファレンスは平らなガラス。ガラスの形状の違い、ベベル(平面を立体に見せるスタイル)の違いがあったので、そこを刷り合わせました。▲ガラスの形状も認識を刷り合わせーーーその後どういうやりとりが?かんちゃん:プリズムの表現を強めた案に対して、白旗くんから、グロー効果(輪郭をぼかして光を広げ発光しているように見せる)を強めた案が提案としてあがってきました。ただ、必殺技としての再現性を考えると、全体的に強く発光しすぎると、デザインの必殺技としての使いどころが限られてしまう。そこから、少しずつ発光感を抑えながら調整を重ねていって、より輪郭がはっきりした「パキみ」の印象を出してきました。▲グロー効果が強いと、デザインの必殺技としての使いどころ(デザインの再現性)が限られる。汎用性を強めるため、よりパキみのある印象へ素材を使わない、という縛りの中でーーー全体を通して、大変だったポイントはありますか?かんちゃん:背景にある、虹色やプリズム感制作ですね。ガラスって虹色が出たり、反射してキラキラしたりするじゃないですか。虹色のきらめきを自然に出すのがすごく難しくて。普通なら素材を使った方がいいとみんな思うと思うんですが、Desig-win 2026では、素材を使わないという縛りがあったんです。ーーーその縛りがある中で、何かハプニングもあったとか?かんちゃん:白旗くんが用意してくれた保管場所に虹色の素材があって、それを使って制作してたんです。でも実は別のところから拝借してきた素材だったので、別途自分で作ることになりました(笑)。ーーーそうだったのですね(笑)。どうやって作られたんですか?かんちゃん:家にあったバカラのグラスを、太陽にかざして写真を撮ったんです。反射してキラキラしたりするので、それをこの中に絶妙に忍ばせてました。虹色は別途自作しています。▲撮影したバカラガラス。背景のキラキラ感の一部として配置ーーーすごいですね!ゼロから全て、フォトショで完結ーーーちなみに、右上から差す光の表現や、文字の上の虹色っぽい表現も、全部フォトショで一から作られたんですか?かんちゃん:そうですね。上から射す光の表現は、フォトショップで雲模様を作ってから放射状に伸ばして重ねる、というやり方で作りました。ガラスの透明感自体も、フォトショでレイヤーを何層にも重ねて表現しています。文字の上の虹色っぽい表現は、反射光があった方がリアリティが出るというアイデアから、文字の上に一つ一つ虹色っぽいレイヤーを重ねていますね。▲制作中のフォトショの画面。レイヤー分けが細かい! 文字の上に虹色の反射光や、雲模様を伸ばして右上から射す光も配置。ーーー仕上げていく中で、他に印象的な出来事はありましたか?かんちゃん:最後に、フォトショでのカラー設定をミスってしまって。今回はデジタル印刷でRGBのカラーマネジメントを最初から設定しなければいけなかったのですが、そこを間違えてしまったんです。結果としてこの色になったのですが、そのまま綺麗だったので、このまま採用しました。ーーー偶然の中の必然というやつですね!▲偶然の中の必然で生まれたシンデレラ感ある配色!色調整で最終提出へ感じた、素材のありがたみーーー制作を終えて、いま振り返ってみていかがですか?かんちゃん:素材のありがたみを感じましたね。普段はこんな形で素材ゼロでは作らないので。使わないという縛りがあったからこそ、普段どれだけ素材に助けられているかに気づけました。ーーー普段の制作では中々味わえないですね!それでは最後に、Desig-win 2026のおすすめの使い方を教えてください!かんちゃん:Desig-win 2026は、初学者の方も見ているだけで楽しい、という部分があると思います。「こういうデザインもあるんだな」という引き出しは一つでも多い方がいいと思いますし、本当に絞りに絞った100枚なので、遊びながら全部頭の中に入れてもらえたらいいなと思います。ーーーありがとうございます!素材ゼロを縛りで実現した、シンデレラ感ある一枚を制作!以上、かんちゃんのインタビューでした! ※制作途中の画像を含むため、カードデザイン等は一部変更になる場合がございます。・・・・・・・・・・プロフィールKana O. (michi design) /かんちゃんプロフィール:2007年よりデザイナーとしてキャリアスタート。2019年よりフリーランス、現在はWebディレクター業を中心として活動、グラフィック〜Webのデザインまでを行う。マエデ歴6年目。趣味は歌うこと、踊ること、呑むこと、編むこと。夜の方が翼をさずける、いつも元気な陽のもの(と言われがち)SNSアカウント:・X:@kanamichidesign・Instagram:https://www.instagram.com/michicro_/担当カード:クリアクリスタライザーグレイッシュターン


前田デザイン室コミュニティマネージャーの浜田と申します。Desig-win 2026にご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます!お待たせしてしまいましたが、カードは本日8/20より発送開始となります。そして、この活動報告では、100枚のカードが完成するまでの制作秘話をたくさんお届けしてきました。・素材を自前で用意するために鮭を何度も焼いた人・「かき氷30個食べてください」と言われ、本当にかき氷を食べに行った人・「完成させすぎ」と言われ、“完成させすぎないデザイン”の完成を探し続けた人。・「本当は、この必殺技も担当したくなかった」と言いながら、最後までつくり切った人・100枚のカードを完成させるため、夜な夜なフィードバックを重ねたチーフデザイナーたち・そして、1年にわたってくる日もくる日もプロジェクトを動かし続けた、コアメンバーたちいろんな人が、いろんなやり方でDesig-win 2026をつくってきました。ここで、ひとつお伝えしたいことがあります。このDesig-win 2026をつくったのが、「前田デザイン室」というコミュニティです。8年間、デザインで遊んできました前田デザイン室、通称「マエデ。」は、2018年に始まったクリエイターコミュニティです。これまでつくってきたものは、Desig-winだけではありません。ビジネス書の真逆の雑誌。いつ履くかわからないパンツ。ラクガキのアートブック。カッコいいだけの雑誌。そして、デザインがうまくなるカードゲーム。「これ、何のためにつくるの?」そう聞かれるようなものも、大人が本気でつくってきました。前田デザイン室が大切にしているのは、仕事とは違う筋肉を使うこと。仕事なら、目的も、納期も、利益もあります。でも、ここでは、「つくってみたいから、つくる。」から始まってもいい。最近、代表の前田はそれをこんな言葉で表現しています。「モンスターになれ。」うまくやるだけでも、正しくやるだけでもなく、自分でも理由を説明できないくらい「やってみたい」に振り切ってみる。Desig-win 2026も、そんな場所から生まれました。Desig-winの次も、もう始まっていますそして今、前田デザイン室では次のものづくりが動き始めています。たとえば、新プロジェクト「脳と(脳と生きるノート)」。AI時代だからこそ、人間はもっと脳を使い、手を動かした方がいい。そんな想いから生まれた「脳と(のうと)」プロジェクト。コンセプトは“脳と生きるノート”。手帳でもスケッチブックでもない、新しい思考ツールを、一緒に研究し、形にしていきます。グラフィックプロダクト化「グラダクト」グラフィックをTシャツやステッカー、箱やプロダクトへ展開していく。グラフィックが“モノ”になる瞬間を、もっと楽しもうという取り組みです。さらに、前田高志の10年分の思考を一冊にまとめる書籍、『実力以上』も制作します。これは、前田さんが一人で書く本ではありません。メンバーが前田さんにヒアリングし、言葉にし、書いていく。つまり、前田さんの思考を読むだけではなく、制作しながら自分の中へインストールしていくプロジェクトです。そして9月からは、もうひとつ。おふざけプロジェクトも始まります。何をつくるかは、まだ決まっていません。これから、みんなで考えます。そうそう、9月には岐阜で合宿を開催します。合宿テーマはAIですが、学びだけじゃなく遊びもたくさん。AI時代、不安なのはみんな同じです。だからこそ、前田デザイン室で志の地会仲間を見つけて刺激を受けたり、楽しくものづくりをします。次は、つくる側へ。今回、Desig-win 2026を支援してくださった約2706人のみなさんの中には、「こんなふうにものづくりしてみたい」「この人たちと一緒につくったら楽しそう」そう感じてくださった方もいるかもしれません。もしそうならば、次は完成したものを受け取る側から、一緒につくる側へ来ませんか?デザイナーでなくても大丈夫です。がっつりプロジェクトに参加する人もいれば、少しだけ参加する人、ガヤだけ飛ばす人、制作過程を眺めている人もいます。前田デザイン室では、それぞれの距離感で参加できます。もちろん、誰にでも合う場所ではありません。効率よくスキルアップしたい人には、たぶん遠回りです。誰かが用意してくれるのを待ちたい人にも、少し違うかもしれません。でも、「なんでそんなことするの?」と言われるのが、ちょっと好き。仕事ではできないものづくりをしてみたい。ひとりでつくるのに、少し飽きてきた。そんな人には、きっと面白い場所です。前田デザイン室では、現在新しいメンバーを募集しています。 募集期間:2026年8月24日(月)まで 定員:45名 会費:月額5,500円 活動場所:Discordを中心にオンライン 今回が年内最後の募集です Desig-win 2026の次に何が生まれるのか。まだ誰にもわかりません。だからこそ、面白い。次につくるものには、あなたのアイデアが入っているかもしれません。次は、一緒につくりましょう。モンスターになろう。→ 前田デザイン室の詳細・申し込みはこちら


『Desig-win 2026』プロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございます。大変お待たせいたしました。発送準備が整いましたので、明日8月20日(木)より日本郵便にて順次発送を開始いたします。地域により異なりますが、2~5日程度でお届け予定です。※配達日時やお受け取り方法のご指定・変更につきましては、日本郵便の案内に沿ってご自身でお手続きをお願いいたします。お受け取りに関するお願い以前のご案内でもお知らせのとおり、配送会社の保管期限(持ち戻りから1週間)を超過して返送となった場合、再配送にかかる送料は支援者様のご負担となります。お手数ですが、期限内での確実なお受け取りにご協力をお願いいたします。お手元に届いた後のご確認お届け時点で、外装箱(ダンボール)に潰れや穴あき、濡れがあった場合はすぐに配達郵便局へご連絡ください。また、返礼品は到着後10日以内に開封し、内容物のご確認をお願いいたします。万が一、印刷不良などの初期不良がございましたら、CAMPFIREのメッセージ機能よりご連絡ください。 状態を確認のうえ、迅速に対応させていただきます。 ▲出荷を待つ返礼品です皆さまの温かいご支援のおかげで、ようやくこの日を迎えることができました。チーム一同、心より感謝申し上げます。『Desig-win 2026』がお手元へ届くまで、今しばらく楽しみにお待ちいただけますと幸いです。Desig-win 2026 プロジェクトチーム


Desig-win 2026のカードデザインを担当されている方の、制作秘話、制作中のエピソードをインタビュー形式で随時ご紹介しております!今回は、「サマーフレッシャー」というカードのデザイン制作を担当している、楓乃ちゃん(以下敬称略)にインタビューしました。「サマーフレッシャー」を担当するまで―――まず、普段のお仕事について教えてください。楓乃:現在は、株式会社NASUで週3日アルバイトをしています。それ以外の時間は、別の会社から業務委託で継続的にデザインのお仕事をいただいています。個人でも、ライブのフライヤーなどを少しずつ制作しています。―――デザインの道に進んだきっかけは何だったのでしょうか?楓乃:もともと音楽を続けていて、吹奏楽やジャズをやっていました。大学でも音楽活動をするなかで、ライブのフライヤーをたくさん作っていたんです。そこからデザインが楽しくなり、前に出て演奏するよりも、裏方として見せ方を企てるほうが自分に合っていると感じるようになりました。独学に加えて、前田さんのセミナーなども見ながら、デザインの道へ進みました。―――Desig-win 2026では、どのように担当カードが決まったのですか?楓乃:「何かしら参加したい」という気持ちでマエデ。のZoomに入り、空いているカードがあるか聞きました。いくつか候補を教えていただき、その流れで「サマーフレッシャー」を担当することになりました。「このカードを絶対にやりたい」と選んだわけではなく、「空いているならやります」という始まりでした。青春感から「爽やかさ」へ方向転換―――サマーフレッシャーは、どのような技なのでしょうか?楓乃:黄色と水色をメインの配色として使用し、爽やかでフレッシュな雰囲気を作る技です。―――最初のラフは、どのように考えましたか?楓乃:最初は某有名なスポーツドリンクのCMが頭に浮かびました。水色と黄色で爽やかさを表すカードというより、「青春感を表すカード」だと思っていたんです。学校や恋愛、海などをモチーフにラフを作りました。ところが、アートディレクターの白旗さんに方向性を確認すると、青春感よりも爽やかさを前面に出したいカードだとわかりました。そこから、あらためて方向性を考えることになりました。―――どのような案を試したのでしょうか?楓乃:海と黄色いものを組み合わせた案や、黄色い料理の物撮りのような案など、いろいろ試しました。最終的に残ったのが、かき氷と海の案です。チーフデザイナーのぽてとさんにも見ていただき、最後は白旗さんにかき氷を選んでもらいました。ラフの段階では、参考画像をベクター化して色を変えるなど、方向性が伝わる最低限の形で案を出していました。最初から作り込むのではなく、手戻りを減らすために、まず方向性を確認することを意識していたからです。▲初期の青春感を軸にしたラフかき氷を食べて、感じたことを全部書き出す―――モチーフがかき氷に決まった後、実際にお店へ食べに行ったそうですね。楓乃:はい。白旗さんから冗談で「かき氷30個食べてください」と言われて笑30個は無理でも実際に食べに行くことで見えることもあるかもしれないと思い、実際にかき氷を食べに行き、食べながら感じたことをすべて書き出しました。▲実際にお店で食べたかき氷の写真楓乃:最初から内容を選別せず、関係がなさそうなことも含めて書きました。取りこぼしたらもったいないし、どこかで役立つかもしれないと思ったからです。▲実際に書き出した言葉のリスト―――その体験から、どんな発見がありましたか?楓乃:常温なら水であるはずのものが、食べている間だけ氷でいてくれる。そのうち溶けて消えてしまうものだからこそ、儚さや“幻感”があると感じました。実際に向き合った後は、「溶ける」「消えそう」「幻のよう」といった感覚をデザインに入れたいと思うようになりました。この体験がなければ、最後の着地点も変わっていたと思います。―――体験から得た要素を、そのままデザインへ落とし込めたのでしょうか?楓乃:最初は、もやもやした感じや消えそうな雰囲気を全体に入れました。ただ、すべてをぼかしたことで、グラフィックとしては映えなくなってしまったんです。表現したい感覚は見つかりましたが、どう見せるかは別に考える必要がありました。▲かき氷体験後のぼかしや“幻感”を試したラフ案自分の得意なグラフィック表現へ―――制作の方向を大きく変えたフィードバックがあったそうですね。楓乃:写実的なイラストを作ろうとしていたとき、チーフデザイナーのアフさんから「イラストより、グラフィック表現として着地させたほうが正解に近づけるのでは」とアドバイスをいただきました。そのときに言っていただいた、「自分が持っている、一番切れる刀で切る」という趣旨の言葉が、とても心に残りました。細かいイラストへの憧れはありました。でも、今の自分がゴールへたどり着くには、自分にできる方法を選ぶ必要がある。その現実と向き合い、グラフィック寄りの表現へ切り替えました。―――切り替えた後は、すぐに形になりましたか?楓乃:方向性が変わり、しばらくは造形が決まりませんでした。構図を変えたり、ぼかしたり、さまざまな案を試しました。そこでぽてとさんが参考事例を共有してくださり、透明感や幻感を出す方法を一緒に考えました。全部をぼかすのではなく、硬い部分を残したうえで一部をぼかす。ぼけていないところがあるからこそ、ぼけた部分が生きるという考え方です。表現したいのは、幻、溶ける、儚いといった感覚です。それを保ちながら、グラフィックとして映える形にする方法を検討しました。▲表現したいことを保ちながら、グラフィックとして映える形を模索している様子こだわりを手放して見えた「サマーフレッシャー」の完成形―――最終案へたどり着いたきっかけは何でしたか?楓乃:事例をもとに色を変えたり、かき氷の柄や器の形を試したりしていました。ただ、徹夜しても決まらず、締め切りが近づいていました。突然アイデアが降ってきたというより、捨てられなかったこだわりを、追い詰められたことで手放せたのだと思います。「グラフィックとして作るなら、こうすればよいのでは」と考えられるようになり、方向性が見えてきました。氷のテーブル、葉のテクスチャー、レモンの形など、細部も検証しました。私が作った最終案をもとに、最後はぽてとさんがかき氷の形や色味を調整してくださり、完成形に落ち着きました。器の下部には、実際に食べたかき氷に入っていた、皮付きのリンゴを取り入れています。透明な部分に何か入れたほうが表現として伝わりやすいという、ぽてとさんとの会話から生まれた要素です。▲楓乃さんの最終案(左)と、フィニッシュワーク後の完成版(右) 制作を通じて得た2つの学び―――今回の制作で、特に大変だったことは何ですか?楓乃:デザインの技術よりも、時間管理です。追い詰められてから取り組むことが多かったので、もっと計画的に進める必要があると感じました。たとえば「今日はレモンだけ作る」と細かく区切り、取り組むハードルを下げれば、もう少し進めやすかったかもしれません。―――制作を通じて得た学びも教えてください。楓乃:1つ目は、自分が得意な方法で作ることの大切さです。憧れている表現があっても、よいものを作るためには、今の自分が一番扱える方法を選ぶ必要があると気づきました。もう1つは、仕事ではないものづくりで、自分が表現したいものを楽しむことです。仕事では「どうすれば結果が出るか」を考えることが多いのですが、今回は自分が表現したい“幻感”をどう作るか考える時間そのものを楽しめました。忙しさのなかで、デザインを楽しいと思えない時期もありました。でも、今回の制作を通じて「作ることは楽しい」とあらためて感じられました。繰り返し遊んでデザインの表現を身につけたい―――Desig-win 2026を手に取る方へ、おすすめしたい使い方はありますか?楓乃:私も今回初めて手にするので、おすすめというより理想なのですが、必要なときだけ作例を見るより、カルタのように繰り返し遊びたいです。遊びながら何度もカードを見ることで、作り手としてではなく、ユーザーとして客観的に見られるのではないかと思っています。みんなで定期的に遊ぶ機会があれば、楽しみながらカードに触れ続けられそうです。―――楓乃さんの試行錯誤と、知恵が詰まったDesig-win 2026。カードを眺めるだけでなく、繰り返し遊びながらデザインの表現を身につけられる一作です。みなさんのお手元に届く日を、ぜひ楽しみにしていてください!※制作途中の画像を含むため、カードデザイン等は一部変更になる場合がございます。・・・・・・・・・・プロフィールマエデ。ネーム:楓乃プロフィール:立命館大学総合心理学部卒業後、事業会社に入社しデザインチームに配属される。退社後フリーランスとして活動しつつ、2025年12月からNASUでアルバイトを始める。音楽に最高の色をつけることが夢。自分の企てで他人の心が動く瞬間が好き。「違和感」に惹かれがち。SNSアカウント:・X:@kano_d___・Instagram:https://www.instagram.com/kano.d___担当カード:サマーフレッシャー


Desig-win 2026のカードデザインを担当されている方の、制作秘話、制作中のエピソードをインタビュー形式で随時ご紹介しております!今回は、「ゴールドインザダーク」というカードのデザイン制作を担当した、あだっちさん(以下敬称略)にインタビューしました。▲「ゴールドインザダーク」カードデザインはこちら!ーーーまず、マエデ。ネームと、差し支えない範囲で、マエデ。以外でどんな活動をされているか教えていただけますか? あだっち:マエデ。ネームは「あだっち」です。以前は夜のエンタメ業界のクリエイティブをメインに、グラフィックデザイン・Webデザイン・映像制作など幅広く携わっていました。最近、制作会社に商業のグラフィックデザイナーとして転職しました。ーーー担当されたカード「ゴールドインザダーク」のカードジャンルやどんな技かを教えてください。あだっち:カードジャンルは「カラー」。「黒をベースに金色をアクセントで入れる、重厚感のあるラグジュアリーさを際立たせる」技です。直感的な「金」からスタートするがーーー最初のラフ案はどのような感じに進めていきましたか? あだっち:はじめは直感的な表現を狙い、「金」をコンセプトにしていました。金色は光るものを連想させるので、星や太陽、高級バッグの革や金の箔押しなどをモチーフに考えていました。▲初期案あだっち:ただ、この初期案だとタロットカードや宗教的なものを連想させるリスクを指摘されました。それだと黒×金の配色をデザインの技として活かせる場面が限定されてしまう、と。商業的に汎用性の高いデザインが求められていた中で、モチーフが偏ってしまったのが課題点でした。 より身近なデザインに路線変更ーーーそこからどのように修正されていったのですか?あだっち:アートディレクター白旗さんに初期案を共有し、Zoomで「ボトルのラベルデザインや蓋の装飾にしてはどうか」とご提案いただきました。シャンパンボトルの金色のデザインは日常的に目にする機会も多く、自分でも納得。急遽、平面的なデザインからシャンパンボトルのラベルをモチーフにする方向へシフトしました。▲シャンパンボトルのラベルデザインの装飾へ路線変更3Dを駆使しながら試行錯誤を重ねていくーーーこのワインボトルのデザインはどのように制作を?あだっち:ここからBlenderという3Dソフトを本格的に活用してデザインしていきました。ボトル自体は時間の兼ね合いで3D素材を使ってるんですが、ラベルデザインは自分で作っています。模様やマークとかのアイデア出しはAIの力も活用しつつ、最終的なデザインはIllustratorでパスを作ってラベルの表面に貼り付けてます。▲3Dのワインボトルと、ラベルづくりの様子ーーーここからどのようなフィードバックがありましたか?あだっち:担当のチーフデザイナーさんと話して方向性は問題なかったので、ここからどのように「黒と金を集中的にアピールしていくか」という話になりました。それに対し、ラベルの黒地を滑らかな紙ではなくて、和紙とか絵画に使われるような画用紙をイメージしたり。ラベル上の金色の模様に関しては、もっと箔押しに見えるように凸凹感で光の明暗を強調したりして、細かいブラッシュアップを詰めていきました。ーーーここでラベルのデザインが、大きく変わったとか?あだっち:はじめは、星とかをモチーフにしているんですが、ラベルのアイコンとして見づらいのと、パッと見どういうものかが伝わらないという課題がありまして。シャンパンボトルであえて星を表現する理由がなかったんです。▲星をモチーフにしたワインラベルあだっち:なので、シャンパンボトルにするのであれば、ワインのラベルとして相応しいデザインを作っていけばいいんじゃないかとアドバイスをいただきました。ワインボトルのラベルなのでデザインもワインに由来するものにしようと思って。シャンパンボトルのシルエットを入れたり、ブドウ、太陽、ワイングラスとかも入れてバランスよく見えるように調整しながら仕上げていきました。▲ワインに関するモチーフを一つのロゴとして集約ーーーワインに関わるものが一つにまとまっていて、おしゃれ!3Dが可能にした、柔軟で迅速な軌道修正ーーーこのカード、ラフから完成まで1か月くらいで仕上げていったのですね。ものすごいスピードで完成させられるんですね。あだっち:かなり早く仕上げることができましたね。ーーー構図に大きな変更が途中であったようですが?あだっち:そうですね。前田さんのフィードバック定例会で、斜めに見せるスタイルから真正面から素直に見せていく構図に、とのご意見をいただきました。グラフィックデザインをテーマにしたカードなのでもう少し平面的なデザインにした方が一体感が出るんじゃないかとのことだったので。ーーー大きめな構図変更ですが、修正にもあまり時間がかからなかったとか?あだっち:そうですね。もし、IllustratorとかPhotoshopで平面的なデータで作ってた場合、また1から書き起こすみたいな正直ちゃぶ台返し並みの作業になっちゃうんですけど。3Dだとシャンパンボトルとかの物体とラベルのデザインは現実に近い立体的に作ってるので構図の変更とかがあっても、ボトルの向きとかカメラの位置調整するだけでかなり融通が効くんですよね。▲素直に真正面から見せる構図に!ーーーなるほど。そこまで工数はかからなかったって感じですかね?あだっち:それが3Dの強みだと思います。他にもラベルのテクスチャとかの模様の変更とかも1から作る必要はなくて、ソフト内で画像をリンク配置みたいに貼り付けて作っているので、変更があった場合でも画像を差し替えたり、数値を変えて調整したりして、納期直前でも柔軟にブラッシュアップを行うことができました。3Dだからこそできたリアリティの追求ーーー最終調整では、ライティングとかをいじり始めた感じなんですね。あだっち:そうですね。ワインボトルの反射とかラベルの輝かせ方とかをかなり細かくブラッシュアップしました。3点照明理論とかを活用して本格的にライティングを行ったり、カメラで焦点距離の設定とかをしてボトルを際立たせるような工夫もしました。あとは、ソフトの機能で背景の映り込み、ラベルの紙の材質を高級感のあるザラザラした金色のものに調整したりしました。▲Blender内で細かなカメラ、ライティングの調整やテクスチャの変更など3Dだからこそできる細かなブラッシュアップ!ーーーライティング、背景の映り込み、撮影画角といったシーンづくりも、3DCGならすぐに調整できちゃうんですね。▲細かな調整を終えて完成へ!3Dで「グラフィック」としての成立をーーー今回の制作を振り返って、特に気づきになった点は? あだっち:約6週間、フィードバックを受けながらデータを調整していくワークフローは貴重な経験でした。今回はカードとしてお届けするため、グラフィックデザインとしての成立が求められました。3DCGはリアルな表現に寄りがちですが、リアルすぎれば写真に、簡素にすればイラストになってしまう。そのバランスを取り、Desig-win 2026の購入者さまに伝わる表現に仕上げることに向き合えたのは大きな収穫でした。ーーー確かに。目的に沿って、伝えたい軸はブレず、技術を駆使するということですね。デザイナーさんへ、3DCGのお薦めの使い方を教えてください!あだっち:以前の3Dはリアル表現が主流でしたが、今はイラストやアニメ調の抽象的な表現も盛んです。デザイン業務に3Dの表現技術を取り入れると、作業効率が2〜3倍変わる可能性もあります。ぜひ制作に取り入れてみてください! ーーーありがとうございます!以上、3DCGでカード制作もスピーディーに!あだっちさんのカード制作インタビューでした!※制作途中の画像を含むため、カードデザイン等は一部変更になる場合がございます。・・・・・・・・・・プロフィールマエデ。ネーム:あだっちプロフィール:大阪でグラフィックデザイナーとして活動しています。グラフィックだけでなく映像・WEB・3DCGなどと幅広くクリエイティブしています。SNSアカウント:・X:@adacchi_Creator担当カード:ゴールドインザダーク


新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!