
まだ、小児の言語聴覚士として走り出したばかりのころ、先輩から言われた言葉があります。
「私たちがその子にとって、その保護者さんにとってはじめてのST(言語聴覚士)になるかもしれない。その子とその保護者さんの基準になるんだよ。」
若いころは、その言葉の意味の重さを本質的に理解できていなかったように思います。
何人ものお子さんの背中を見送った今になって、この言葉の重さを痛感しています。
まだ、所属集団を持たない低年齢のお子さんにとっては「先生」というはじめての存在です。
その子にとって、「楽しい場所」「安心できる場所」を提供できるかどうか?
次の支援先に前向きな気持ちをもてるかどうか?
‟はじめて”が嫌なもので終わっていたら、その子の可能性を摘んでしまうかもしれない。
だからこそ、私はお子さんとの信頼関係の積み重ねを大切にしたいと思っています。必要な課題を実施することも大切なのですが、お子さんの「やりたい」と引き出すことが最大のミッションと考えています。
とはいえ、毎回お子さん達に教えてもらうばかりですが…
最後まで読んでいただきありがとうございます。
引き続きのご支援、よろしくお願いいたします。



