こんにちは、Hito Rehaの横山です。これまで、大学生と障害のある子どもたちとの「交流・体験」についてご紹介しました。実際に子どもたちと一緒に過ごしてみることで、「どうやってコミュニケーションをとればいいんだろう?」「どんなことが好きなんだろう?」「自分にできることは何だろう?」そんなことを、大学生自身が考えるきっかけが生まれました。そして、次に行ったのが、「障害のある子どもたちの暮らしについて、もっと考えてみる」というワークショップです。 今回の写真に写っているのが、大学生たちが考えた「すごろく」です。このすごろくでは、生まれてから18歳までの障害のある子どもの道のりを、参加者が実際にたどっていきます。子どもの成長に合わせて、・どんな支援があるのか・どんなサービスを利用するのか・学校生活ではどんなことがあるのか・家族はどんなことを考えるのか・どんな選択肢があるのかなどを、すごろくを進めながら考えていきます。ただ知識を学ぶだけではありません。「もし自分だったら?」「この場面では、どんな選択をする?」そんなことを考えながら、参加者同士で話し合っていきます。「18歳になったら、その先は?」そして、このワークショップで特に大切にしたのが、18歳以降の暮らしです。18歳までは、学校や福祉サービスなど、ある程度「制度」として見えるものがあります。では、18歳を過ぎたら、どんな暮らしがあるんだろう?どんなサービスを利用するのか。どこで暮らすのか。誰と暮らすのか。仕事をするのか。どんな毎日を送りたいのか。もちろん、答えは一つではありません。だからこそ、18歳以降については、参加者同士で対話をしてもらいました。「こういう暮らし方もあるんじゃない?」「こんなサービスがあったらいいよね」「でも、実際にはどうなんだろう?」そんなふうに、一人ひとりが考え、言葉にしていきます。「障害」ではなく、「その人の人生」を考えるこのワークショップを通して考えたかったのは、「障害のある人には、どんな支援が必要なのか?」だけではありません。その先にある、「その人は、どんな人生を送りたいんだろう?」ということです。障害があるから支援が必要になる。もちろん、それも大切な視点です。でも、それだけではなく、どこで暮らしたいのか。誰と過ごしたいのか。何をして楽しみたいのか。そんな「暮らし」や「人生」の部分にも目を向けてみる。大学生たちは、こうした問いを自分たちで考えながら、ワークショップをつくっていきました。そして、「一緒に暮らす」という発想へここまでご紹介した、① 障害のある子どもたちと実際に過ごしてみるそして、② 障害のある人の暮らしや人生について考えてみるという経験。これらが、今回のシェアハウスの構想にもつながっています。「障害のある人を支援する場所をつくろう」というところから始まったわけではありません。実際に関わって、考えて、話してみる。その中で、「もっと日常の中で、一緒に過ごすことができたらどうなるんだろう?」という問いが生まれてきました。それが、今回つくろうとしている「大学生と障害者が共存するシェアハウス」につながっていきます。シェアハウスができるまでの過程を、もう少しだけお付き合いいただけたら嬉しいです。




