震度5の地震があったり(大きな被害はなくほっと一安心でした) 、輪島の飲食店同士でつながってテイクアウトの企画をやったりとしているうちにあっという間に1週間近くたってしまいました。その間にもまた多くの方に支援をいただきありがとうございます!さて、中右衛門(なかよも)のリノベーションですが、その一部を自分たちで行うDIYワークショップを開催します。詳しくはこちらから発端は中右衛門の畳の下の木材が腐ってないか調べようと畳をめくったとき。中から素敵な風合いの古材が出てきました。しかし、残念ながら傷んでいるところもあったことなどから、リノベーションの中ではこの板は外して全面を敷きなおすことに。一度すべて外し、新しい木材を大工さんが敷いてくれます。さて、このままだとこの素敵な古材は使われるところがなく、捨てられてしまう。そこで思い出したのが友人が運営に携わっている「ReBuilding Center JAPAN」。ここは、解体される古民家などから古材や古道具をレスキューして再び誰かの生活を豊かにする使い方や新しい価値を提案しているところで、昨年の10月に設計士の越田さんとも見にいってたくさんの刺激を受けたところでした。大工さんの「古しいものには古しいものなりの価値がある。新しくするだけがいいわけじゃない。」という言葉もあり、自分たちもこの古材をレスキューして、当初新しいフローリングをはる予定だったダイニングキッチンとベットの入る寝室に活用することに。せっかくならば自分たちの手で中右衛門の歴史を引き継ぐためのひと手間を加えたい、そしてそうした古民家や古材の活用に関心のある人たちと一緒にやれたらと、ワークショップを企画しました。初めての試みでどこまでうまくいくかはわかりませんが、一緒にワイワイと楽しい時間を送れたらと思っています。こんな時期ではありますが、ご参加をお待ちしております。(山本亮)
里山まるごとホテルに関心を持っていただいたみなさま。ありがとうございます。プロジェクトの末席に加えていただいている「のとと、」の本多と言います。今回は「のとと、」について、少しご紹介したいと思います。「のとと、」は能登の生活や生業、地域の風土や風景を身近に感じることのできる機会を東京でもつくりたいと思ってスタートしたプロジェクトです。そして実はぼく、里山まるごとホテルの山本くんとは大学の同じ学科の同級生で、能登の風景の研究をしてきたという共通点があります。在学時にそこまで話をしたことがなかった(研究室が別だったからですよ笑)という背景はぼくら当人にとっても笑い話なのですが、想いやかたちにしたいことが近くて、ひょんなきっかけから卒業後に「能登っておもしろいよね」という話をして、ちょくちょく一緒に企画を動かすようになりました。そして、里山まるごとホテルがスタートするのを東京で指をくわえて見ていたところに、不思議なご縁がありました。それは、ぼくが日頃お世話になっていた東京・墨田区の東向島珈琲店のマスターとの何気ない会話からでした。「能登っておもしろそうだね。できることがあったら協力するよ。」今となっては何気なくいただいた一言だったのかもしれませんが「山本が地域に根ざして一歩ずつ進んでいく中で東京でもできることがあるんじゃないか。」と、何かがピタッとはまった気がした瞬間でした。話はとんとんと進み、東向島珈琲店のマスターたちと一緒に一路能登へ。そして、その後のひとつのアウトプットに「能登の恵みと出会ったレアチーズ」があります。東向島珈琲店さんの顔とも言える絶品スイーツに、能登の手摘みブルーベリーや地域に自生している果実、いしる(魚醤)と米飴で作ったみたらしソース(!)やお塩(!!)など様々な食材が添えられ、季節ごとに能登の恵みを楽しんでいただけるメニューです。食を介して人がつながって、人が地域をつないでいく。点が線や面になるだけじゃなく、時間を共有している感覚があって、「日本の暮らしってこんな風に継承していく未来もあるんじゃないか。」なんて感じられる光景が、「のとと、」と里山まるごとホテルが一緒に進んでいく中にある気がしています。この写真はレアチーズのソースの素材を実際に探しに行った時のようすです。これからも東京と能登の自然や人との、偶然なのか必然なのか、出会いを大事にしながら、楽しみながら「のとと、」は進んでいくんだろうなと思っています。この話のキーマン(?)であるレアチーズについては、またの機会にあらためてお伝えできたらと思います:)クラウドファンディングは残り19日。みなさま引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。(本多秀行)
非売品の積み木を限定5名様にお届けするコースができました!里山まるごとホテルのある石川県輪島市三井町(みいまち)は林業で栄えた町。中でも特産の「能登ヒバ」は耐久性が強く、香りもいい木として、建築材をはじめ様々な用途に使われてきました。今回はその能登ヒバの香りのよさや肌触りをそのまま楽しめるように無塗装で仕上げた積み木をつくりました。 積み木を作ってくださったのは輪島の四十沢木材工芸(あいざわもくざいこうげい)さん。輪島塗は124もの工程を経てできあがる伝統工芸品ですが、その漆が塗られるベースの部分は全て木材でできています。輪島塗は分業でつくられていて、木を仕入れ、器や家具などその用途に合わせて、木材に加工する役割を担う方たちを木地屋(きじや)と呼びます。四十沢木材工芸さんは1947年に創業した木地屋さんで、輪島塗の木地やオリジナルブランドの「KITO」という木のぬくもりあふれる器などをつくられています。お食事処茅葺庵でも大活躍のKITOシリーズの器そんな木の加工のプロである四十沢さんがつくった天然無垢の積み木。こどもが舐めても安心で、角も落としているので安全に遊べます。また、能登ヒバの香りは「ずっと嗅いでられる!」と中毒者?がでるほど。その一人、プロジェクトメンバーの本多は家に置くために紙袋に能登ヒバの丸太をいれて飛行機にのっていました(笑) その香りには人をリラックスさせる効果が認めらていて、こどもだけでなく親御さんの心までもやさしくときほぐします。非売品のこの積み木ですが、もし販売するとなると10,000円以上になります。来店者限定のコースを除く、他のリターン品よりもお得に支援できるプランとなっているので、ぜひこの機会にゲットしてください。四十沢木材工芸についてより詳しく知りたい方はコチラをクリック!
いつも応援いただきありがとうございます。目標達成まで残り21日で約200万。冷静に考えるとなかなか大変ですが、地道に少しずつやっていきます。今日は里山まるごとホテルの楽しみ方の1つをご紹介。曹洞宗のお寺でお釈迦さまが亡くなった日を偲ぶために行われるだんこまき、犬の子まき、涅槃会(ねはんえ)などと呼ばれる行事があります。里山まるごとホテルの拠点、茅葺庵のある輪島市三井町小泉でも毎年行われていて、一昨日の3月8日に行われました。だんこまき(2018年に撮影した動画です)もともとはお釈迦さまが亡くなるときに駆け付けた十二支のうち、つくりやすい犬や鳥、へびの形をかたどっただんこ(お餅)をつくり、仏前にお供えすることから始まり、いつしかお供えした後のだんこをばらまく形に。前日から小泉地区の女性を中心につくられて用意されただんこお経を唱えお坊さんからのありがたいお話しを聞いたのちいよいよお楽しみ。盛大にばらまかれていきます老いも若きも必死にだんこを拾っていき大盛り上がりゲットしただんこはお守りになり、保管したり、来れなかった人にお裾分けしたり、揚げて食べたりします。今回は外からいらした13名のお客さまも混ざって一緒にだんこ拾いを楽しみました。こうしたローカルなお祭りにも参加できるのが里山まるごとホテルの楽しみ方の1つです。(山本亮)
中だるみの時期とドキドキしていましたが、毎日のように支援が増えていき、ついに目標額の1/3を超えてきました。本当にありがとうございます。世間はコロナ一色ですが、こんな時こそ不安に駆られふさぎ込むのでなく、適度に身体を動かし、身体にいいものを食べて免疫力をあげていきたいですね。さて、第三弾のリターン紹介はそんな身体にいいものがたくさん詰まった「能登の里山セットで応援コース」です。【リターン品の内容】・お米-1kg・ばあちゃんたちがつくったごはんの御供-100g・ひらみゆき農園の無農薬ブルーベリーソース-130g・農家レストラン開元特製「のと115」の干ししいたけ 1袋・やちばぁ特製野草茶-30g<お米について>里山まるごとホテルのある輪島市三井町で育てられたコシヒカリが1kg届きます。三井町はお米を美味しくする条件が揃った土地ですが、その中でもこだわったお米作りをしている5軒の農家さんからお米を仕入れています。写真はその1軒「長沢夢黄金営農組合(ながさわゆめこがねえいのうくみあい)」さん。秋になると黄金色に染まる景色をずっと残していきたいと命名。仲よしのじいちゃんたちがてきぱきわいわいとお米作りに励んでいます。<ばあちゃんたちがつくったごはんの御供について>三井町のばーばてづくりのごはんの御供がつきます。お届けするのが5~6月になるので、季節的にはキャラブキがいいなと思っています。里山まるごとホテルの運営会社である株式会社百笑の暮らしの兄弟組織として、「みい里山百笑の会」があります。こちらは地域団体で、住民同士が気軽に参加しながら里山資源を活かした活動を行っています。その一つが三井の里山から採れる恵みを活かした加工品づくり。その中でもフキを醤油と砂糖で甘辛くにつけたキャラブキは一番人気。(ふきをとりにいくじいちゃんばあちゃんのお小遣い稼ぎにもなっています)<ひらみゆき農園の無農薬ブルーベリーソースについて>能登町柳田村にある「ひらみゆき農園」さんは、無農薬でブルーベリーを育て、一粒一粒を丁寧に手摘みしています。摘み取られたブルーベリーは、愛情たっぷり。このひらみゆき農園さんで作られたブルーベリーを100%使用し、できるだけ砂糖を控えて、コトコトと煮詰めて作ったソースは、ブルーベリー本来の優しい甘さが感じられます。果実がゴロゴロと残り、ブルーベリーそのものを食べているかのような贅沢なソースです。 撮影(だしフォト)ひらみゆき農園HP<農家レストラン開元特製「のと115」の干ししいたけについて>里山まるごとホテルから車で5分の距離にある農家レストラン開元(かいげん)さん。ここの自慢は超肉厚で旨味がたっぷりのしいたけ「のと115」。石川県のブランドシイタケで大きさなどの基準を満たしたのと115は「のとてまり」と呼ばれ、1個のしいたけが100円以上になる高級品です。ここ開元さんではそんなのと115の原木栽培を自社でやっていることから、気軽に楽しむことができます。自家製の干しシイタケは本当にいいお出汁が出ますし、戻した後のシイタケも肉厚で美味しいです。収穫期の12月からはのと115がふんだんに使われた「しいたけ御膳」が楽しめます。農家レストラン開元HP<やちばぁ特製野草茶について>里山まるごとホテルで提供する食事は、スタッフである「やちばあ」と呼ばれる、やちさんから伝授してもらった知恵をベースにした田舎料理です。この料理とともに提供されるのが、野草茶。このお茶は、74歳になるやちさんが、常備茶として飲み続ける元気の源になっているお茶。これを商品化したものです。透明のパッケージの中を見てみると、玉ねぎの皮なども詰められたワイルドな見た目。大地のエネルギーがそのまま感じられそうな特製のお茶です。