コンゴ、中央カサイ州の様子です。引き続き、手洗い設備の設置や衛生用品の配布、啓発ポスターの掲示を行っています。写真:手洗い設備と啓発ポスターを配布している様子そんなコンゴのカサイ州では、社会経済的な制約の中、多くの貧困層が最低限の生活すら難しい状況になっています。私たちの施設で、今年、ようやく自分の洋裁店を開業することができた紛争被害女性のメンバーも大きな打撃を受けました。紛争で、夫や子どもを無くし、絶望していたところから技術を習得し、ようやく収入を得始めた矢先にコロナショックが起こったからです。こちらでは、彼女たちにマスク作りの仕事を提供して、その収入でなんとか生活を維持してもらえるようにサポートしています。写真:マスク作りをしている女性たちまずは、3500枚のマスク生産が完了して、今、それらのマスクを重症化のリスクが高い高齢者や、病院や診療所などに配布しています。写真:女性たちが製作したマスクを高齢者に配布したときの様子これからもさらに、1万枚程度を作成する仕事を提供していく予定です。先行きが見えない状況ではありますが、感染予防の活動とともに、中長期的に、彼女たちが紛争、コロナを乗り越えて、自らの力で暮らせる日が来ることを願って活動を続けていきます。報告:小川真吾
海外事業部 古岡 繭 「皆さま一人ひとりのご支援により、コロナ禍でもウガンダ,コンゴ,ブルンジの人々が安心して生活できるよう、支援を継続出来ています。より多くの方からのご支援が励みになるので、ぜひお力添えを!」
テラ・ルネッサンスは、約3年前から、ウガンダ北部アジュマニ県にある難民居住区で緊急支援の活動や主に難民の方々の生計支援に取り組んできました。その活動を支えてきた現地スタッフたちの過半数はウガンダ人ですが、実は、南スーダンからの難民も多くいます。写真:現地スタッフが難民居住区に足踏み手洗い設備を設置する様子難民と聞くと、「何もできない可哀想な人たち?」と一括りにする人もいるかもしれませんが、実は、難民の中でも様々な専門技能や経験を持った方々がたくさんいます。テラ・ルネッサンスのスタッフとして働いてくれているスタッフも、難民居住区に来る前は、土木エンジニアや溶接、木工大工、洋裁、家畜飼育などの技術を持ち収入を得ていました。またヘルスワーカー(保健師)やオフィスワーカーとして働いてきた実務経験の豊富な人たちもいます。(写真)テラ・ルネッサンスの現地スタッフら彼ら彼女らは難民と同じ言語(多くは複数言語)を話せるだけでなく、現地の文化や、風習、習慣に精通し、なにより同じ紛争を経験してきた人間です。それゆえに対象者の状況や気持ちを、より深く理解して、一人ひとりに寄り添うチカラ(強み)があります。テラ・ルネッサンスにとって、彼ら彼女らは欠かせない仲間・同志なのです。今も、現地スタッフならではのやり方で、対象者との関係性を築き、新型コロナウイルス予防のための啓発活動を進めています。(写真)足踏み手洗い設備の組み立て、設置をする様子この1ヶ月半は、緊急を要するコロナ対策に、日々、炎天下の下、連日、物資調達や運搬、他機関との調整、足踏み手洗い設備の製作、設置作業などなどに取り組んできてくれました。テラ・ルネッサンスの活動が、日本の支援者さんから、現地のスタッフやに至るまで、本当に幅広い人々に支えられて成り立っているものだと感じます。引き続き、創設以来の基本理念である「一人ひとりに未来をつくる力がある」と信じて、これからも国内外のスタッフ一丸となり、それぞれの持ち場で、それぞれの役割を発揮して、活動を続けていきたいと思います。(報告: 鬼丸昌也・小川真吾)
インターン 津田 理沙 「一人ひとりが不安の中、遠いアフリカにまで想いを巡らせてくださることに、感謝と希望を感じています。応援の輪を広げ、ウガンダ,ブルンジ,コンゴの人びとを支えるため、ご協力をお願いします!」
啓発事業部 島 彰宏 「皆様がたいへんな中、心を寄せてくださること、心より感謝申し上げます。皆さまの想いが集まり、大きな力になっています!この力をもっと大きなものにしたい。ぜひ皆さんの力をお貸しください!」