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#令和の大仏 【みんなの心を前向きに 新たな世へ歩み出すシンボル造り】

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

現在の支援総額

3,045,000

20%

目標金額は15,000,000円

支援者数

178

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

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#令和の大仏 【みんなの心を前向きに 新たな世へ歩み出すシンボル造り】

現在の支援総額

3,045,000

20%達成

終了

目標金額15,000,000

支援者数178

このプロジェクトは、2020/11/06に募集を開始し、 178人の支援により 3,045,000円の資金を集め、 2021/01/24に募集を終了しました

私たちが生きる現在に、みんなの力を集めて【コロナ大仏】を造りたい。コロナをきっかけに、改めて気づき、得ることができた「教訓や指針」。それを形に込め、その記憶を未来に繋ぐ為の「新たな大仏」を造るプロジェクトを立ち上げました。この大仏を造るには皆さんのお力が不可欠です。どうか大仏造立に参加してください。

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令和2年9月23日 (水)会場:曹洞宗 遠浦山 松岩寺https://bk3027o.wixsite.com/kesennuma第15回目の会場は、気仙沼市にある「松岩寺(しょうがんじ)」で開催しました。副住職の小黒澤和常(おぐろさわ わじょう)さんは、前回会場の佐藤良規さんにご紹介していただきました。昨晩はこの松岩寺さんに宿泊させていただき、和常さんは夜のイベントにも参加してくれていました。和常さんは、某局の「ぶっちゃけ寺」に出演されていたり、先日も新しい本を出版したばかりで、精力的に活動されている方です。アマビエの開眼朝食をとるのにオススメのお店を紹介してもらっていたのですが、僕と前田さんはパソコン仕事に追われていて、バイナルマンとワジーで美味しい海鮮を食べてきたようです。実は今回の法要では、「アマビエ像」の開眼法要も兼ねて行うことなりました。アマビエ像は、ご縁を頂き彫刻家が作っていたものをお迎えしたようで、チェーンソーをうまく使いこなした逸品に仕上がっています。メイン画像のように、最前列に「アマビエ像」、その後ろに「勧進仏像」、そしてマスクをつけた「御本尊」がいらっしゃいます。開眼の導師は、僕が行わせていただくことになり、ご住職と良規さんも法要に参加していただきました。そして今回のAR大仏は、松岩寺オリジナルバージョンで、「アマビエ」をARにさせてもらいました。事前に360度、アマビエ像を撮影していただき、それを元にしてARに実装しました。こちらが見られるパネルも松岩寺さんに置かせていただいているので、お近くの方はぜひ、試しに訪れてみてください。対談今回も和常さんを交えて、前田さんと僕の3人で対談を行いました。大仏造立の話を踏まえながら、コロナを受けて、形はちがえど一つの像を開眼された和常さんに、経緯をお伺いしまいした。まずは「アマビエ」を書いたお札を檀家さんに配っていたのですが、あっという間にはけてしまったそうです。そこで知人の彫刻家が「アマビエ像」を作っていたので、お寺にお迎えして安置することに。前田さんが「僕たちのつくる仏像は、正直これまでの形とは違うものになる可能性があるのですが、それって大丈夫なんでしょうか?」と尋ねると、あくまでも私個人の見解ですが、と前置きした上で、「何の問題もありません!」と、非常にスッキリした回答!「仏教にはいろいろ流れはあるのですが、結局は人々の希望に沿っていくことがお寺の役割、僧侶の役割だと思うので、何の問題もないかと思います。」とお答えしていただきました。誠実かつ快活な和常さんのお人柄とお言葉、僧侶として見習わなければと感じ入りました。作品展示今回もまた作品展示を行っています。お寺の寺族の方や、法要に参加してくれた方々もじっくり鑑賞してくれています。僕が法要の準備や片付けをしている間、前田さんやワジーが作品の説明をしてくれています。今回キャラバンに載せているのは、僕の水引を使った平面作品3点、海野良太さんの絵を3点。磯部光太郎さんの日本画を1点と、実は「金の団扇」も載せているのですが、バタバタと搬入出をする時もあるので、破損が怖くて出せていません。そして山田啓貴さんの油絵が2点、太湯雅晴さんの立体作品が3点と、前田さんの立体が1点です。途中から、GermanSuplexAirlinesに所属する作家以外の作品も出しています。作品は販売もしているので、プロジェクトに賛同していただける方は、ぜひ作品をお貸しいただけたら幸いです。実は今後、今紹介した作品も含めて「大仏造立プロジェクト」の展覧会も計画していますので、改めてお知らせできたらと思います。津波の傷跡昨日の回でも触れましましたが、気仙沼は甚大な津波被害を受けています。まっさらになった海岸沿いの土地に、ポツンと一つの建物が現れます。「東日本大震災遺構・伝承館」という建物で、もともとは高校の校舎だったものです。建物4階の角には大きな傷跡が残っており、津波で流されてきた冷凍工場がぶつかった時のものだそうです。残念ながらこの日は休館日だったので、周辺をまわることしかできませんでしたが、言葉を失うほどの衝撃がそのまま残されています。「当館では、被災物そのものを見てほしいと思っています。“目に見える証し”から2011年3月11日に何が起きたかを知り、防災意識や避難の大切さを感じていただきたい」と館長がお話されているように、何かの形で残して行くことが、記憶と教訓を引き継ぐために重要なのです。今回の新型コロナウィルスの被害は、目に見えるものがほとんど残りません。僕たちは、チラシを集めたり、様々な人の想いを書いてもらったり、言葉にして書き残したりすることで、「今起こっていることの全て」を留めておくために動いています。そして、その記憶と記録を集めた結晶が「令和の大仏」となるのです。東日本大震災遺構・伝承館https://kesennuma-memorial.jp/風間天心


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昨年末より、毎日行っているFacebookページでのライブ配信。本日も19:00より行います!今日は19時より20時まで、4名の方にゲスト出演していただきます。22時半から0時までは、また別のゲストにも出演してもらう予定です。みなさま是非、ご視聴ください!こちらの「大仏造立プロジェクト」Facebookページから配信します。https://www.facebook.com/bigbuddha.jp/●19:00-19:20 佐藤良規さん、杉浦恵一さん岩手県、宮城県での勧進キャラバンのイベント会場を提供していただいたお二人をゲストにお呼びします!●19:20-19:40 左右田泰丈さん静岡県での勧進キャラバンのイベント会場を提供していただいた左右田さんをゲストにお呼びします!●19:40-20:00 イエノブォーリーさんこれまでのAR大仏を全て実装してくれているイエノブォーリーさんをゲストにお呼びします!


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令和2年9月22日 (火)会場:co-ba KESENNUMA主催:他力本願寺https://www.tarikihonganji76.com/?fbclid=IwAR33R5InntNqyw6S3LIy82paNlG6u0R1H683XyIaCYGUFNOyf7SJCi-W8A0tarikihonganji76.com一関で昼食と昼寝を終えた一行は、それぞれの車で気仙沼に移動しました。僕の車には、急遽一人の青年が乗ることになりました。良規さんのよく知る高校生の男子で、せっかくなので移動中にいろいろ話を聞くことにしました。もともと彼は実家が東京にあり、親の仕事の関係で最近岩手に来たらしいのです。夏休みには東京に戻って、友達と遊ぶつもりだったのですが、コロナの影響で結局東京には行けていないそうです。彼が話してくれたのは、「たぶん東京に戻っていたら、毎日遊んで楽しかっただろうと思う。でも、こっちに来てから、良規さんの紹介してくれる面白い大人と会っている方が、ずっと学ぶことが多い。結果的にはこちらに来て本当によかったと感じている。」ということ。「刺激的な大人に会っていると、まだ何もできていない自分が悔しくなってくるんです。だから今、自分で事業を立ち上げようと思っています。」とも、話してくれました。期せずして、大きな夢を抱く青年に出会えたことが、とても嬉しく感じました。他力本願寺気仙沼につくと、まずは今日の宿泊場所である「松岩寺(しょうがんじ)」に行きました。副住職の小黒澤和常(おぐろさわ わじょう)さんに案内してもらい、少し休んでから、夜のイベントが行われる「co-ba KESENNUMA」に移動します。杉浦さんと良規さんで行なっている「他力本願寺」という実験的な活動の中で、時折「BAR」を開催しているらしく、今日は久々に「コロナ大仏スペシャル」として、BARに人を呼んでもらいました。Facebookでイベントページをつくり、告知してくれていたお陰で、初参加の方もチラホラ。ご存知の通り、気仙沼は東日本大震災で津波の被害にあった地域です。お店の前には、津波の到達したラインが壁に刻まれていました。とても信じられないくらいの高さです。会場のお店は市街地にありますが、未だに空き地が目立ちます。実は良規さんも津波の被害にあっており、急いで車の上にのぼって、命辛々生き残った経験をお持ちです。その経験で得た想いから「今を生きる」ことに真剣に向き合っています。杉浦さんと共に行っている実験的な取り組みも、そんな想いをもとに行っているようです。みなさんも、もし良規さんにお会いする機会があったら、ぜひお話を聞いてみてください。BARでの交流こちらでは、いつもとは違ったイベントを行うことができました。はじめに「勧進仏像」を前にしてお経を読ませていただきましたが、その後は来てくれた人たちとの交流に時間を費やしました。しかも今回はBARなので、お酒をのみながら、リラックスして話をすることができます。(注:僕はこの日、運転して帰るので飲んでいません。)「コロナのお陰で、それまでどこへでも外出できたり、当たり前だったことが、いかに幸せだった事なのかに気づけた。」「これまで岩手は0人だったのだが、最近やっと感染者がでた。むしろ一人目になるのがとても怖かった。」「オンラインだけだと、会話以外のコミュニケーションがないので物足りない。空気感を感じ取るのが難しい。」「コロナで余裕のある時間ができた一方で収入は減ってしまったり、会社に通わず在宅での仕事が推奨されるようになったり、これまでの仕事の意味について考えた。」「人に会いにくくなった。でも、もしかしたら人に会わなくてすむ口実ができたのかもしれない。」雑談の中で自然に出てきた話の中に、リアルな「想い」「悩み」「気づき」をたくさん聞くことができました。今日のイベントで参加者からいただいたお布施を、募金箱に寄付していただきました。この日は早めに解散し、明日のイベント会場である「松岩寺」に移動。お寺の一室をお借りして泊まらせていただきました。風間天心


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令和2年9月22日 (火)会場:曹洞宗 安楽寺天満宮https://www.facebook.com/anrakujitenmangu/第14回目のイベントは、岩手県一関市にある「安楽寺」で開催しました。こちらの住職、佐藤良規さんとは以前から交流があり、前回も今回もクラウドファンディングを行うにあたり、相談に乗ってもらったり、様々な点で頼りにさせてもらっている曹洞宗の先輩です。ちなみに活動報告のメイン写真。男ばかりで暑苦しい写真ですが、左から「杉浦さん、良規さん、僕、バイナルマン、泰雲さん、前田さん」です。泰雲さんは奥さんと一緒に普段このお寺に住んでいる方なのですが、良規さんから何の説明もなかったので、会ってしばらくの間ここの住職かと思って接していました。安楽寺の住職は良規さんで、ここ意外にも兼任しているお寺が二つあります。青森でのイベントを終えたキャラバン隊は、一路「岩手県一関市」へ向かいます。5時間300kmほどの距離なので、日が昇る前に出発しましたが、無事に到着。山の斜面にある昔ながらのお寺です。ちょっと心配なのは電波があるかどうか。電波が届いていない場合、リアルタイムの配信ができません。お彼岸この日は秋のお彼岸で、午前中はお寺の彼岸法要が行われていました。「檀家さんたちが、それぞれ札を持って集まるので、多くの人にお参りしてもらえるのでは。」と、良規さんが気を使ってイベント開催を法要の日に合わせてくれました。この頃のお寺の法要は、実にそれぞれで、完全に中止にするお寺、外から人は呼ばずに僧侶だけで法要を行うお寺、そして対策を取りながらいつものように法要を行うお寺、県の感染状況などによって違った対応をとっています。特に岩手県は、しばらく感染者が0人だったこともあり、比較的いつも通りの形で行う場合が多いようでした。お陰様で本当に多くの方々に「勧進仏像」をお参りしていただき、ここでは「コロナ禍の想い」を紙に書いて貼ってもらいました。正直なところ、あまり趣旨を理解していない方もいたとは思うのですが、とくに年配の方は、仏像があるだけで自然と手を合わせてくれます。実は尼崎にある前田さんのスタジオで仏像を作っていた時も、隣のおじいちゃんが毎日手を合わせに来ていました。それ以降そのおじいちゃんは、前田さんをみるだけで手を合わせるそうです。法要と対談今回は、時間を決めて法要を行うのではなく、数時間お寺の前に車をとめて、来た方に「勧進仏像」を拝んでもらう形にしました。はじめにお経を読んだあとは、自由なタイミングで拝んでもらったり、紙を貼り付けてもらったりしました。ある程度、檀家さんたちが帰った後、良規さんと杉浦さんと4人で対談を行いました。杉浦さんは僧侶ではないのですが、良規さんと一緒に「命灯会(みょうとうえ)」という新しい法要をつくったり、「他力本願寺」という架空のお寺を作ったり、お寺の周りにあるモノゴトを題材にして面白い取り組みをされています。二人の関係は、僕と前田さんのような関係なので、共通する話題も多く、大仏造立だけでなく、お寺がもつ可能性についてポジティブにお話しました。なんとか電波は届いていたので、この間はずっとカメラを回しっぱなしにしていました。そして、ここでは沢山のメディアが来てくださり、こちらのカメラにも囲まれました。僕が対談を行なっている間に、一関市在住の親戚が来てくれていたらしく、夜になってから「テレビ岩手」で番組が放映されていることを教えてくれました。今回取材に来てくれたメディア(敬称略)。「朝日新聞」「岩手日報」「岩手日日新聞」「テレビ岩手」「読売新聞」子供たちが遊ぶ庭こちらのお寺で強く感じたのは、様々な意味で「風通しが良いこと」。法要が終わったあと、みんなで本堂の中で昼寝をしていたのですが(前田さんとバイナルマン、今日は、ほとんど寝ずに出発していました。)、近所の子供たちがどんどん遊びに来ます。僕らが寝ていることも全く気にせずに、本堂の中も、境内も走りまわっています。大の大人が昼寝をしているのも、子供たちが仏具を好きにつかって遊びまわっているのも、実はお寺であまり見ない光景です。ですが、ここのお寺ではそれが日常らしく、良規さんも泰雲さんも怒るどころか気にもとめていません。むしろ良規さんは、「お寺は昼寝をする場所だから」と言います。そんな騒がしい中でも、なぜかゆっくりと睡眠がとれました。なんというか、全てを受け入れてもらえる場所になっています。本当は「これがお寺のあるべき姿なのかな」と感じる日になりました。ちなみに紙を持って写っているのは杉浦さんの息子さんの「ゆうしんくん」。「ころなきえろ いおんでげえむができねえ すぎうらゆうしん」と書いてありますが、イオンでゲームができないのはコロナのせいではなく、杉浦さんが勝手にコロナのせいで行けないことにしているそうです。この日の夜は、気仙沼にある杉浦さんのお店でイベントを行うことになっています。その前に近くの中華料理屋さんで昼食をとりました。そこで食べた「ワカメラーメン」が見た目のインパクトがすごかったので一枚。ほぼワカメしか見えませんが、とっても美味しかったです。風間天心


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令和2年9月21日 (月)会場:日蓮宗 隆光山 法永寺https://temple.nichiren.or.jp/8061025-houeiji/この日も2会場でイベントを行いました。青森県の2会場目は、五所川原市にある法永寺さんです。住職の小山田和正さんには「未来の住職塾」で以前にお会いしているのですが、その後はSNSでの投稿を見るだけの繋がりでした。ただ、小山田さんの取り組みはどれも、めちゃくちゃセンスの良いものが多く、改めてお話したいと思っていました。法要と対談青森市から五所川原市まではそれほど遠くないので、夕方に到着してイベントを開催しました。ここから作品を運び入れて並べるのですが、お寺によって内部の構造がわりと違うので、いつも会場に行ってから配置を考えます。今回も法要の邪魔にならず、来場者に観賞してもらいやすいように配置を行いました。こちらのお寺は日蓮宗です。以前、北海道で法華宗のお寺がありましたが、同じ日蓮上人を祖にする宗派だからでしょうか、着物やお袈裟の色がそっくりです。法要中に鳴らすものも同じ「木鉦(もくしょう)」という平たい木魚を使い、少し高い音がします。今回のイベントには6名ほどの参加者が来ていただき、それぞれにチラシなどを貼っていただきました。法要後の対談では、やはり「ねぶた」の話になります。青森は「ね(ぶ)た」、五所川原は「たちね(ぷ)た」で字が少し違うのですが、いずれも昔は沢山の人々の手で紙が貼られていたらしく、今回の勧進大仏にも紙を貼る行為が含まれている点について話題が及びました。この「仏像に紙を貼っていく行為」、日本ではあまり事例がないのですが、東南アジアで金箔が貼られる仏像があり、最終的には形が見えないくらいになります。今回の「コロナウィルス」は、人と人の接触を無くしてしまうため、せめて「仏像には手を触れられるようにしたい」という想いで、このような形をとるこにしました。クリエイターのオーライベント終了後は、小山田さんが予約してくれたホテルにチェックインし、食事を共にしました。完全な余談ではあるのですが、実は僕とワジーが共通して小山田さんに感じていた点が一つ。ワジーが通う大学の「I先生」にそっくりなのです。顔はもちろんですが、声や話し方まで似ています。小山田さんは、もともと玩具会社に勤めていたらしく、今もその時のクライアントからくるデザインの仕事もされているようです。きっとそれも「I先生」に似ているように見える要因なのかもしれません。僕たちが普段関わることの多いクリエイターのオーラをまとっており、まるでアーティストの先輩と話しているような気持ちになってきます。実は小山田さんがデザインしたチャリティーグッズが、昼間に訪れた「ワ・ラッセ」の近くでも販売されていました。東日本大震災津波遺児チャリティ「tovo」の運営や、認定臨床宗教師など、非常に多岐にわたる活動をされている小山田さん。今後も一緒に何かできたら嬉しく思っています。こちらの会場には、2つの新聞社さんに取材していただきました。「河北新報社」「陸奥新報社」立佞武多(たちねぷた)こちらの会場へお伺いする直前、大急ぎで「立佞武多の館」を見てきました。「立佞武多」とは、高さ20メートル以上、重さ16トンもある巨大なもので、これが町の中を練り歩くのです。「弘前市の扇ねぷた」「青森市の人形ねぶた」と並ぶ青森を代表する夏祭りの一つですが、やはり今年は開催できていません。実はこのお祭りは一度途絶えており、1994年に復活したものです。青森市で見た「ねぶた」よりも圧倒的に構造としての高さがあるので、トラス状のしっかりした骨組みがあります。そして何よりもこれを人力で動かすというのに驚かされます。写真ではその迫力がうまく伝わらないのですが、僕は以前、「立佞武多」が生で動いている姿を見たことがあります。遠くから見た時、ビルとビルの隙間から見えるその姿は、まさにゴジラのようなSF感があります。僕自身が巨大な作品をつくる「きっかけ」の一つとなったのが、この「立佞武多」なのです。巨大な人工物を目の前にしたときの、なんとも言えない高揚感は、僕たちが今つくろうとしている大仏にもまさに通じるものがあります。立佞武多の館http://www.tachineputa.jp/風間天心