令和2年11月29日に実施した新馬場のお披露目行事「令和2年度 日本博 主催・共催型プロジェクト 世界平和・健康祈願流鏑馬」の準備の様子を皆様に紹介いたします。当日の流鏑馬はこちら。<大日本弓馬会YouTube> 流鏑馬は馬場だけでは成り立ちません。現地でお客様に御覧いただくためには、様々な準備が必要です。上の写真は手前が放送席、奥が音響設備です。大日本弓馬会の流鏑馬は実況アナウンスと英語の逐次通訳が名物となっています。騎射の合間に流鏑馬の解説も行いますので、会場でアナウンスを聞いているだけで流鏑馬に詳しくなれます。皆様にも是非聞いていただきたいと思います。陣幕を張ります。ビシッと張りたいところですが、新馬場は周囲が原野なので、風を遮るものがなく、午後には強風が吹きます。陣幕には風通し穴を開けてありますが、風の強さによっては、陣幕下部を固定せずに風に吹かれるままにします。安全のためにはやむを得ません。設置途中の的。業者さんが発明した可搬式の的を設置しているところです。この的のおかげで、平らな地面さえあれば、杭を打ったり、地面に穴をあけたり、砂を盛ったりすることなく、しっかりと的を設置することができます。テント内に展示スペースを設けます。本来なら多くの方に御覧いただくため、充実した展示内容にしたいのですが、コロナ対策のためにややあっさり目の展示にしています。残念。それでも、木馬に装着した和鞍や和鐙、重藤の弓、神頭矢など流鏑馬で使う道具を間近で見ることができます。大日本弓馬会の流鏑馬では江戸時代に作られた和鞍や和鐙を骨董店などから購入して使っています。これらを製造する技術は既に失われているため、自前で修繕しながら大切に使っています。流鏑馬を支えるこれら諸道具についても、是非ともご注目いただきたいと思います。今後も新馬場で行われる流鏑馬では、今回のような展示コーナーを設ける予定ですので、お越しの際には是非お立ち寄りください。さあ、いよいよ本番です。当日の流鏑馬はこちらから御覧いただけます。<大日本弓馬会YouTube>






