明けましておめでとうございます。年に何回かはこの子たちの写真を見るようにしています。すぐ近くに居て、助けてあげられなかった子たちです。他にも母猫が子猫を連れて移動して、そこで何らかの事情で亡くなってしまったであろう、写真に残せなかった子たちも居ます。お外で生まれた子たちは、生まれたそのときからあらゆる危険が待っていて、生き残れるのはほんの一部です。カラスやオス猫に殺されたり、事故や虐待にあったり、暑さ寒さや飢え、病気や育児放棄。うちで保護してきた子たちのママ猫は、身を呈して我が子を守り育ててきた子で、私自身も見守っていましたがそれでも助けられなかった子たちがいます。そうやって犠牲になってしまう子たちを少しでも減らしたい、そんな子たちがいなくなることを願って、微力ではあっても活動をしていきたいと思っています。今年も引き続き応援よろしくお願いいたします。

今年もまもなく終わりますね。外に数分立っているだけでも寒い中、お外の子たちが心配です……トラはそんな中でもスリスリスリスリ甘えてきます。昨日から発泡スチロールのベッドを置いてみましたが、夜中に入ってくれているのかどうか……本当は暖かい家の中で過ごさせてあげたい……。そんな過酷な環境で寒さや飢えとたたかっている子たちがいまどれだけの数いるのか、寒さで冬を越すことができずにお空に逝ってしまう子も沢山いるであろうと思うと、本当に辛いです。先ほどトラがいつものように鳴きながら姿を見せてくれたとき、ホッとしました。今できるのは、美味しいものを沢山あげて、少しの時間だけでも甘えさせてあげることだけ……いろんな人について行っちゃダメだよって話しかけながら、お外で一緒に過ごしました。あとをついてくるトラの前で玄関のドアを閉める瞬間が本当にかわいそうで辛い……一緒に手術をしたはっちゃんは、今日はまだ姿を見ていないので、またあとで無事を確認しに出ます。ご支援くださった方々、拡散の協力をしてくださった方々、本当にありがとうございました。来年も引き続き応援をよろしくお願いいたします。

10月にTNRした2匹のうちの1匹のトラ♂餌やりだけしている人が多く、野良猫の多い地域です。本当は一斉に捕獲して手術してしまわないと追い付かないのですが……頻繁にケンカしていて、せめてそれがなくなればと思い、TNRに踏み切りました。手術直後は殺意をかんじるほどの目付きで飛びかかってくる勢いでしたが、毎日話しかけているうちに目付きが穏やかになり、甘えてくるようになりました。すりすりされるのもまだ恐々ですが。虐待の恐れがある外の猫ちゃんを人慣れさせてはいけない……こんなに甘えたがっているのに、暖かい場所で過ごさせてあげられないだろうか……そんな葛藤のある毎日です。せめてひもじい思いをさせないように、餌やりをしているお宅にも沢山フードを差し入れして、お腹いっぱい食べてもらうようにしています。トラ、沢山甘えさせてあげられなくてごめんね。

「猫たちが幸せに暮らすためにできること」の1歩として、プロジェクトを立ち上げてから10日が経ちました。32名の方からあたたかい応援メッセージと共にご支援いただいて、達成率19%となっています。ご支援くださった方々、拡散の協力をしてくださった方々に心から感謝申し上げます。SNSを見ていると、虐待や殺処分に関する痛ましい投稿や、コロナ渦で安易にペットを迎え、その子たちを手放したいと保護依頼が増えているといったことも目にします。それと同時にその子たちを助けようと、必死に活動をされる方の投稿も多くあります。動物は自分たちの居場所を選ぶことができません。人間の勝手な都合で犠牲になる子がいなくなる優しい世の中になりますように……。個人でできることは小さなことかもしれませんが、見て見ぬふりせず、1匹でも多く救えるように活動していきたいと思います。プロジェクトの残り55日、引き続き応援よろしくお願いいたします。

寒さが厳しくなってきて、雨の降る中何者かに捨てられて一晩中鳴いてさ迷って、助けを求めていた子猫。道にちょこんと座っていて、おいでと呼ぶと真っ直ぐに走ってきました。顔が目やにと鼻水でグチョグチョの子猫。先住猫もいて一瞬躊躇しましたが、気づいたら抱き上げていました。「しらす」と名付けたその子は生後3ヶ月ぐらいの男の子。とても人懐っこく、ひどい目にあったのに甘えん坊さんで、いつも後をついてくるような子です。風邪がしっかり治って体重が増えてきた時点で、幸せを手にするため譲渡会に出ることを決め、保護猫活動を長年されている方に相談して早めの去勢手術とワクチンを接種。素敵な里親さんも見つかり、送り出したあとすぐに体調を崩し、一時は「大変厳しい状況」と言われ、死を覚悟した瞬間もありました。 里親さんと、延命になるなら連れて帰って一緒にいてあげようと、そんな相談をしたほどでした。隔離のためにあちこち環境を変えたり、手術やワクチンで負担をかけたせいで、助けるつもりが、自己満足になってしまった……小さなこの子の生きる時間を奪ってしまうかもしれない……自分を責めました。でも2週間の入院で頑張ってくれて、明日元気に退院です。素敵な里親さんの元で幸せを掴みました。しらす、生きてくれてありがとう。そしてしらすを迎えると決めてくれて、しらすの幸せを考えてくれている里親さんに心から感謝します。