【蜜蝋クリーム作り愉しみました】先日届いた養蜂道具とホホバオイル、アルミ缶をもってお師匠さんの元へ伺いました。さっそく道具の点検と、使いやすいように手を加えてくださいました。お師匠こと「前田先生」はなんでも楽しく自作するスーパーマン。化学・機械・電機の道を歩まれ、徳之島高校でも教員をなされていました。養蜂もエキスパート、ネット上の知識だけでは足りない部分を惜しげも無く教えてくださいます。以前いただいた巣蜜、感動の旨さ。この巣の部分が蜜蝋になります 音楽やモノ創り、料理などいつも何かにチャレンジされていて、とっても密な人生を愉しんでいらっしゃいます。以前、蜜蝋を亜麻仁油やえごま油にミックスされた蜜蝋ワックスを試させていただきましたが、木材や革製品が活きる・映える!!! ~今回は私の持ち込んだホホバオイルでさっそく”大人の遊び”のはじまり。蜜蝋を溶かしてホホバオイルを混ぜてアルミ缶に注ぐしばらくすると固まります保健所の許可がないので販売はできませんが、手作り蜜蝋クリームの出来上がり!同じ巣箱でも時期により蜜蝋の色合いが変わるそうです。面白い!!この蜜蝋、匂いはほとんどせず(アカシアを主に集めている蜂さんの蜜蝋はけっこうな匂いがします。)徳之島のミツバチが主に訪れる「アワユキセンダングサ」の香りがほんのり。国産・未晒しの蜜蝋はとっても貴重・ハチミツを採取するよりも手間がかかるそうで、年間でも20キロほどの蜜蝋を精製しているそうです。今後蜜蝋を利用した商品開発やワークショップ、コラボレーションを考えています。まずはこの貴重な蜜蝋をこのプロジェクトの返礼の品に加えさせていただきます。うちの農園のミツバチはせわしなく頑張っていますが、果たしてどんな蜜や蜜蝋を作っているのでしょう! 楽しみでしかたありません! 皆様もぜひ一緒に楽しみましょう!!ミツバチさんのおすそ分け。ありがたく活用させていただきます。
【手で創り上げる】~小さなころはその辺のものでおもちゃや遊びができ、幸せはいつも足元や身の回りにありました~今日は宅急便で色々ととどきました。 ”モノや知識”から入る典型的な大人のやり方・・・でも、これは島の身の回りにある幸せを”カタチ”にする遊び道具。姉の家の廊下には業務用焙煎機や飲食店道具だけでなく、自生植物研究の色々が・・・。 拠点を整備したら移動します。とっても本気なのは大人の覚悟!! 大人も本気で遊びます! 今日は子供たちのスポーツ少年団の見守り(見守りと言いつつ、子供と一緒に楽しんでます!)この続きは後日アップデートします!
【徳之島の自然の恵みの象徴】野山を駆け回り、沢を行き交い、時には砂浜まで訪れる徳之島の山の主”ヤマシ”(=徳之島の方言で「リュウキュウイノシシ」のこと)古くから島民のごちそうとして有難く食べられていた食材であります。が、農家の厄介者として問題視もされています。 ただ、この問題は「人とヤマとの暮らし方」(耕作・山の木材としての利用・薪としての利用など)が変わり、里山(山と人里の中間地域)が荒れ、耕作放棄地が増え、人の生活圏と近くなった結果生じた課題です。そして、徳之島町では近年イノシシの農業被害がすさまじく、喫緊の課題となっています。私としても、耕作放棄地解消としてのカラギ・サネン・コーヒー栽培やミツバチの導入、伝統の炭焼き復活のほか、観光・エコツアーとしての利用でこの課題解決に少しでも貢献しようと構想しているのですが、今回は人里に現れたヤマシの捕獲とその命を精肉として有難くいただく現場を体験させていただきました。ご案内いただいたのは「山猪精肉 ししまる」様(徳之島町ふるさと納税サイトでの紹介)←クリックInstagramで「shishimarutokunoshima」として発信されています⇜クリック徳之島町ふるさと納税でも人気急上昇、了承を得て、一部画像をいただきました。代表の秋丸さんは自ら狩猟~処理~精肉も行っています。当日もヤマで捕獲~すぐ施設で手際よく精肉しながら説明もいただきました。(私の長男・次男と同級生のお父さんなのですが、いつもの優しい顔とは違った、男の顔・真剣な表情を見させていただきましたよ)伝統食とはいえ、ヤマシの肉=「猟師飯」「野性的」なイメージ(「固い、独特の臭み」のような)でしたが、今回伺うことで、島人としても調理師としても今までの概念が覆るような、感動的な経験になりました。まず、整備された施設で丁寧に処理されたイノシシ肉は全くと言っていいほど臭みを感じません。「さっきまで野山を走っていたからね」との言葉に納得しきり(…畜舎で清潔に飼育された家畜であっても匂うので驚き、もちろん「ししまる」様が新鮮なうちに丁寧に処理されているからです。)また私が感動したのは~里に下りた個体のみを捕獲するように罠の場所を決め「人とヤマの境界」を意識、お父様の協力も得て毎日仕掛けをチェックして、かかったイノシシが暴れ・自ら傷つくのを最小限に抑える努力~猟師としての矜持・命をいただくという覚悟を見せていただきました。徳之島の山の幸が濃縮されたヤマシ肉は、健康的な赤色でうま味が濃厚。脂身は驚くほどさっぱり。 本土のイノシシ肉の印象とはまた違います。 もちろん栄養価も高い【島内コラボレーションでの新商品の予感】ふるさと納税での発信のほか、友人や地元飲食店・島外の料理家などと更なる味わいの追求もされているそうで、「ボタニカルアイランド構想」の一環でも商品作りや消費喚起、美味しさ追求に協力したいと考えています。具体的には➀「アスリート食」としてのイノシシ肉の新規分野開拓、②カラギの材の部分のチップ・コーヒーやシークニンの剪定枝のチップ・カフェ等で提供されたコーヒーの抽出カス・コーヒー脱穀後の外果皮・内果皮などを「燻製材」として商品化、ヤマシ精肉にその他カラギの葉(ローリエの代わりになる)や島の調味料をそえて、「ヤマシベーコンセット(仮称)」の提案を考えています。「ししまる」様には”ヤマシベーコンセット”共同開発への了承を得ました。 急ピッチで研究を進め、このクラウドファンディングの返礼品でもご案内したいと考えております。今後も「オール徳之島」のようなブランド創り、島の”生態系やおかげさま”でつなげたコラボレーション商品など、応援の輪が広がるような活動を目指したいと考えています。
カリブ海・青い海と島々・海賊・サトウキビ・海風・暑い日差し(あと濃い顔・・・パイレーツオブカリビアン・ジョニーデップさんが脳裏に浮かぶ)こんなラム酒のイメージ、美しく逞しい徳之島にもピッタリすぎる!!徳之島を含む奄美群島では「黒糖焼酎」のイメージが強いのですが、同じくサトウキビ由来の原料を用いた魅力的なラム酒も製造されているのです。徳之島・高岡醸造様は、黒糖を原料として希少な国産ラムを製造されている醸造所https://www.takaokazyouzou.com/ 高岡醸造株式会社様HPhttps://www.instagram.com/takaoka1223/?hl=ja Instagramでも発信されています複数のラム酒ラインナップのほか、黒糖焼酎も製造されており、訪問した際は「注文に追い付かない!」と一生懸命製造されながらも、味の安定化・新商品の研究にも余念がない。実はこのチャレンジで掲げる「ボタニカルアイランド構想」で、集落で生産した素材・ボタニカルを用いたお酒が製造できないか検討しておりました。 ですが新しいチャレンジな他、お酒の製造には色んなハードル・リスクもあると伺って「将来できたらいいな」と考え、複数の酒造様に提案・意見交換するに留めておりました。ところが数か月前、高岡様より「ボタニカルスピリッツ開発に向けて研究しよう!」と嬉しいお言葉をいただきました。由緒ある醸造所・しかも忙しそうなのに一肌脱いでいただけるとのこと。 その心意気に嬉しさと将来への希望が産まれました。実は高岡醸造株式会社様の企業理念には高岡のお酒を飲む人に「健康」と「幸せ」が万代続くようにとあります。 まさにサスティナブル・幸せな島暮らしを表現しており、感銘しました。何度かボタニカルのサンプルを届け、試験蒸留されたお酒の香りを愉しませていただきました。 そのサンプルには努力と試行錯誤の様子が見えます。 カラギのほかシークニン・タンカン・ショウガ・ゲットウ~柑橘は青い皮や熟して黄色い皮のほか、葉、粉末、分量を変えてなど、あらゆるパターンで試験されていました。素人の私などは、どのサンプルの香りを嗅いでも感動と発見で嬉しいばかり「あー皮を剝いたときの香り!」とか「葉をもんだらこの匂い!」「抽出したらこんなに魅力的になるんだ!!」などと、ほんとに植物たちの様子や力強さが浮かび上がってきて、愉しくてしょうがなかったです。ボタニカルスピリッツの基礎研究やブレンド・応用研究、試行錯誤はまだまだ続き、高岡様・プロの納得できる味と香りが醸し出せたときには間違いなく素敵な商品が産まれると確信しました。他に、現在進行中の焼酎の新商品の香りも愉しませてもらいましたよ! こちらも間違いないです。 この新商品ができ次第ボタニカルスピリッツに注力できるそうなので、期待がとまりません!!ぜひこれからも徳之島のチャレンジを応援して下さい!! また徳之島の魅力をどんどん広めて欲しいです!私も、集落での「おかげさまサイクル」~島内連携での「おかげさまサイクル」~島と大和をつなぐ「おかげさまサイクル」で徳之島を元気にブランド化したいと思ってます。これからもよろしくお願いします!読んでいただきありがとうございました。自分だけ愉しむ記事ですみません!(飲みたかった~~)
画像はカラギの大木、私が数年かけて聞いたり探索したところ島内にはカラギの木はとても少ないです。かつては島民になじみの食材・おやつとして採取されましたが、「懐かしいけど、最近は全く見なくなったね~」という声ばかり。 発芽~初期成長に条件が必要で、野生環境ではひっそりと生き延びている樹種なんです。ところが、苗をしっかり作って植生すると、とても逞しく成長します。 私の出身集落では、御年90を超える大先輩が数十年前から少しづつ種や苗を近所に配ったという経緯があり、庭や畑の一角にチラホラと生えています。それでも数十本です。今回は上記の大先輩のミカン農園の防風林として伸びてきたカラギが剪定されたと伺い、「商品化を目指している」旨を伝えると「全部持って行っていいよ!」との言葉に甘え、いただきました。強めに剪定されていましたが、すぐに脇芽が延びてきています。今回のプロジェクトの当初は「葉・枝」の部分のみ使用する想定でしたが、ありがたくもらえた宝物でさっそく研究開始です。樹皮の表面には付着物があるので、ごしごし洗浄そして、樹皮の部分を剥いでみると、葉とは少し違った香り。葉の甘爽やかさに上品さを加えた感じ。。こちらの樹皮などを利用する素敵なプロジェクトが始まりましたが、また次回報告いたします。今回はこの樹皮を剥いだ残り、【木部・材の部分】での研究報告です。島内で開催される公民館講座(大人の学び場)で木工教室を指導されている東郷さんの工房にお邪魔しました。スクールガードでいつも子供たちの登校の安全を見守っておられる東郷さん、島の植生や文化・伝統・歴史に詳しいだけでなくとっても地域愛にあふれた方です。 ボタニカルアイランド構想の趣旨を説明し、お皿やコースターなど作れないか相談。 「よし、切ってみようか!」とカットしていただくと甘ーーく爽やかな香り 意外に材が固くノコギリの回転で焦げが出たのですがその香りもまた素敵 これにも多くの可能性を感じました。 木工商品としての創り上げも素敵ですが、島の子供・昔の子供や旅行で訪れた方の体験商品として創り上げることも楽しそうだと考えています。 今回のクラウドファンディング期間内では商品化は難しいですが、島の魅力・徳之島クラフトの愉しさとしてしっかり創り上げ具体化しようと考えています。島の自然と先輩方の生き様に多くの学びをいただきました。おぼらだれん(徳之島の方言で「ありがとうございました」の意味)