募集期間が【残り3日】となりました。本日までに、ご支援くださいました、支援者の皆様に改めてお礼申し上げます。目標金額を達成できるよう、残り3日がんばります。しかし、私一人の力では、拡散とはいきません。ご支援頂いた皆様などのお力をお貸し頂き、支援の輪が広がっていくようご協力を頂ければ幸いです。梅雨明けが早かったことで、雨不足の今年。秋に無事柿が収穫されることを願い、準備を整えて参ります。何卒よろしくお願いします。手塚貴子
写真は昨年12月のもの。右は柿ソースの試作品です。左は何だと思いますか?原料にした柿に〝渋〟が残っていたため白っぽく変色してでき上がった、柿ソースの失敗作です。。。。味にも渋みが残っていました。〝渋〟って何??柿の渋みは「タンニン」です。タンニンには水溶性と不溶性のものがあり、水溶性のタンニンは、口に入れると溶け出して渋く感じます。炭酸ガスやアルコールを使って脱渋(渋抜き)作業を行うことで、水溶性のタンニンを不溶性に変えます。決してタンニンが蒸発してなくなるわけではありません。不溶性になると口の中で溶けないので、渋を感じないだけなのです。生食用の柿や「柿ソース」にゴマのような黒い点がみられる事がありますが、これは不溶性に変わったタンニンです。厄介なのは、一旦不溶性になったタンニンも、ある程度の熱を加えると再び水溶性に戻ってしまうことです。恐るべし、タンニン!じゃあ、渋柿ではなく、富有柿などの甘柿を作ればいいじゃない?とも思いますよね?私もそう思って農家さんに聞いてみました。「甘柿は木になったまま完熟させて収穫するんですよ。新潟だと気候的に、完熟を待っている間に寒くなってしまい、結局、木の上で完熟させるのは無理なんです。だから寒い地域では渋柿を作るんです」とのことでした。クラウドファンディング残り2週間!!ご支援よろしくお願いいたいします。
6月1日に撮った写真です。これが「柿の花」です!実際にはすごく小さな花で、1.5㎝四方位です。次の写真は、花の中に実がついたものです。花が緑色になっていますが、これがヘタです。花の中の実が、そう、秋にオレンジ色になるあの柿です。農家さんの指と比較すると、どれだけ小さい実かわかっていただけると思います。個々の実を大きくするために、1本の木に残す花の数は決まっているので、あんなに小さな花をひとつづつ摘花します。
柿ソースレシピ開発には、たくさんの人に協力していただきました。自家の畑で作物を作り、加工までしているベテラン農家さんには、何度も一緒に試作作りをしていただき、彼女たちなしにはここまで来られなかったと断言できます。農家に嫁いで既に半世紀以上という方ばかり4人の平均年齢は74歳!ベテランであり、エキスパート!!その中のお一人、ご自身もご夫婦で柿を作っている岸本さんにコメントをいただきました。「柿ってね、どーしてもB級品がたくさん出るのよ。すぐキズがついちゃうしね。加工するっていっても、干し柿くらいしかないでしょ。それも乾燥加減が難しいし。だからどうしても捨てるしかないのよね。こうやってソースになるんだったら、捨てなくて済むしね。出荷できないものを活用できれば、農家の収入にもなるし。少しでも収入が増える様な仕組みがあれば、若い人も柿農家やってくれるでしょ。」▲とったばかりの柿!昨年10月の収穫時撮影。しました最後には「開発メンバーも寄付していいのかしら?頑張ってね」と仰って、クラウドファンディングに参加してくださいました。岸本さん、ありがとうございます!
「若手って、何歳までですか?(笑)」私が地域には何人くらい若い農家さんがいるのか質問していた時に、写真の中の一人の農家さんから発せられた言葉です。現役最高齢は、まだまだ山の中を自由自在に歩き回る92歳の方。柿農家の平均年齢は72歳と聞くと、質問した私も「若手って何歳までだろ?」と思ってしまいます。41歳、36歳、31歳、29歳 がそれぞれ一人ずつ、32歳が二人。「若手」と言われる人はこの6人だけだと聞くと、後継者不足と知っていても驚きます。「柿畑は用意するので、柿農家に興味がある人がいたら来て欲しい」と言う彼らの言葉に、笑顔の表情とは裏腹な地域の存続危機を感じました。3月に『柿ソース』の取り組みについて阿部雄平さん(32歳/写真中央)に相談した際には、「応援します!」と力強い言葉をいただいています。今回のクラウドファンディング実施にあたり、仲間の鈴木啓太さん(32歳/同左)、大橋人仁さん(たみと/29歳/同右)とともに、自家の柿畑でいただいたコメントの一部を動画でご紹介します。皆様、ご支援よろしくお願いいたします!