公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー高橋愛(suzuki takayuki/「cocoon」衣装)延期が決まり、長い準備の期間中に戦争がはじまった。戦争という言葉がじわじわと確実にリアルな感覚を帯びる中、舞台上の彼ら彼女たちと向き合うのがつらかった物語が進んでいくほどに壮絶で、でも楽屋に戻ると、まるでそんなことなんてなかったかのような軽やかな笑顔に何度救われたことかそれが本当にその時代の彼女たち、そのままのようでした。今を生きる私達、当時生きていた彼ら彼女たちは何にも変わらない瑞々しいキラキラした時間とすぐそばの理不尽な世界、なんでなの?という声が聞こえてくる少し昔、確実に存在した感情で、今もどこかに存在している気持ちだということがとてつもなく辛いけれど、日々の暮らしと並行して、いつも作品が側にいて、セリフやみんなの歌が聞こえてきます。とても大事なことを教えてくれる作品です。たくさんの方がこの作品に触れる機会となる映像化、とても嬉しく思います。マームとジプシーがんばれ!!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー高橋愛さんには、『cocoon』の衣装を2013年の初演時からご担当いただいています。初めてご一緒したのは、2013年の『あ、ストレンジャー』でした。マームとジプシーとしても、初めて“衣装”というポジションの方についてもらった公演です。それから、2013年の『cocoon』・『モモノパノラマ』の衣装を続けて担当いただき、2014年からはご自身が所属されているファッションブランド、suzuki takayukiのデザイナー・スズキタカユキさんと共に、数えきれないほどの舞台衣装をこれまで手がけてくださっています。『cocoon』をはじめ、大きなホールでの公演、市民参加企画、海外公演、中高校生との公演、子どもに向けた舞台、10周年ツアーなど、初めてを迎える大事な瞬間には、いつもsuzuki takayukiの質感が舞台上にありました。中高校生との舞台で、おしゃれに人一倍敏感な年代の女の子たちが、それぞれ衣装をどう着ようか、髪型はどうしようかと試行錯誤している中、高橋さんがひとこと声をかけていくと、全てがパッと解決したように笑顔になる姿がとても印象的でした。今回『cocoon』の舞台裏でも、同じような場面をたくさん見たように感じます。
公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー小泉まき(「cocoon」出演)cocoon のオーディションを知り、 本屋さんに走って漫画を手に取った。 どんな舞台になるんだろう。 想像しながら。ドキドキしながら何度も読み返した。 あれが10年前。この夏、3 度目の cocoon に参加させてもらった。 2年間の準備期間。 みんなのはじめての海のこと、完璧な 1 日、いろんな話を聞いた。 沖縄に行き、荒崎海岸、喜屋武岬をみんなで歩いた。 だれかの誕生日をお祝いした。毎日走った。 そんな一つ一つの時間があって藤田くんが言葉を紡いでいく。 テキストを打つパソコンの音だけが聞こえる、 その瞬間もずっと全員で立ち合う。 あの時間が私はたまらなく好きだった。そうして本当に『今』という時間にしか生まれない作品が、 初日があけてもずっとずっと更新されていった。ツアーが終わったらいつのまにか冬になっていて、 稽古でできた足のあざも海でできた日焼けのあとも消えていて、今は少し寂しいです。『大切な人に見てもらいたい』 私にとってcocoonは、今もこれからも、 きっとばあちゃんになってもそう思える作品。人生の中での本当に大きな出会いであり、 2013 年からずっと一緒に走れたことを、 本当に感謝しています。まだこれからcocoon に出会う人たちによって、 今後この作品はどんな旅をしていくんだろう。 とても楽しみです。 どうかどうか沢山の人に届きますように。 微力ながら応援させていただきます!!!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー小泉まきさんには、『cocoon』初演の2013年から、たまきさん役として出演いただいています。原作のたまきさんのようにキラキラしていて、ご本人は常に周りを気にかけ声をかけてくださる方なので、みんなが自然と打ち解けています。2013年の『cocoon』後は、野田秀樹さんの戯曲を藤田が2014年に演出した『小指の思い出』、2016年の『ロミオとジュリエット』にご出演いただいています。『ロミオとジュリエット』では、青柳いづみさん演じるロミオの親友・ベンヴォーリオ役を小泉さん、同じく親友のマキューシオ役を菊池明明さんが演じ、楽屋でもまるで昔からの学友のような三人でした。マームとジプシーの舞台も欠かさず観にきてくださって、コメントにも書かれている通り、藤田の作品が生まれる過程を楽しみながら作品づくりに参加してくださる方です。
公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー田鹿充(△巛/「cocoon」音響)作品の中で描かれる少女たちの〝あの時の心情〟〝あの時の心理〟そしてそれらが〝どんな記憶として刻まれるのか〟を考えて音場を組み立てました。演劇は生で体感するものですが、映像作品化することによって、新たに演劇に興味を持つ人への足がかりになって欲しいと思います。cocoonは、観客・役者・スタッフ、関わるすべての人がなにかを背負う作品だと考えます。それがより多くの人に伝わりますように。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー田鹿充さんには、「cocoon」の音響をご担当いただきました。その他、2016年の「ロミオとジュリエット」、2017年から2018年に実施した MUM& GYPSY 10th Anniversary Tour、2018年の「BOAT」などの音響もご担当いただきました。「cocoon」は2013年の初演時から関わっていただいており、ずっと本作の音について向き合ってくださっています。音と一言で言っても、キャストの声、効果音、環境音、BGM的な役割を持つ音、生音、楽器、それが作られた音なのか、録音した音なのかなど、扱う種類は無数にあります。今回の2作品は、特に立体的な音にこだわった作品で、「cocoon」では、東岳志さんが沖縄でレコーディングした音をもとに、田鹿さんがシーンや声・他の音とのバランスを細かく調整しながら、藤田が理想とする音の空間を実現してくださいました。
公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東岳志(フィールドレコーディングエンジニア/「Light house」サウンドスケープ・音響・「cocoon」録音)マームとジプシーと一緒に沖縄を考えて気づく事があった。 脚本で現実の一部を抜き出すと偏った印象が現れるはずなのにシンプルなセリフと動きで、自分からその場となぜか繋がってしまうこと ずっと続いてきている事を俳優が経験したり学んだりして、そのものになろうとしている事を見た。 まさにフィールドレコーディングを俳優達が行っているように思えた。 観察するという他人としての表現ではなく、一緒にその海に飛び込んだような表現はとても愛おしく信頼できると思った。 2作品は公演中止で見れなかった方だけでなく、多くの人にこの現実や場所を見つめるマームとジプシーの作品を見ていただきたいです。 また、支援を通してこれからさきの今を見たいです。 全面で応援しています!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー東さんとは、2014年の「小指の思い出」の際に初めてご一緒しました。その後、2021年北アルプス国際芸術祭の野外ステージで上演した「Letter」、そして今回の「Light house」「cocoon」と作品の音づくりを共に考えてくださいました。当初は2020年に「cocoon」を上演予定だったので、沖縄での東さんとの音作り作業はその時からスタートしました。海、街中、ガマ、道路や基地周辺、沖縄にどんな音があるのか、あらゆる場所に細かく耳を傾けてフィールドレコーディングをおこなってくださいました。その後「Light house」でも、美術家の小金沢さんと再度沖縄へ向かい、北部を中心に沖縄じゅうを巡って音を集めてくださいました。帰京後のMTGで、逆に“東京にいても、こういう音に沖縄を感じる”という話になり、東京にいながらも沖縄のことを考え続けている「Light house」では、そういったことが成立するのかもしれないと、作品スタンスに通ずる重要な視点となりました。※こちらもぜひご覧ください。『Light house』関係者鼎談 vol.5小金沢健人(環境演出)×東岳志(サウンドスケープ・音響)×藤田貴大マームとジプシー『cocoon』を再訪する(QJ WEBより)現実以上に「ほんとうのこと」に耳を傾ける【第1回前編】音のない世界で【第1回後編】
公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー岡本尚文(写真家/「Light house」宣伝・記録写真・「cocoon」記録写真)2021年に上演された「Lighthouse」と今年巡演された「cocoon」は、ともに沖縄を題材にした演劇でした。僕とマームとジプシーとの出会いは2021年の半ば、「Lighthouse」を構想中の藤田さんから声がかかり、メインビジュアルや公演写真などを担当しました。少し風が吹いていて、太陽の光りが波間にキラキラと輝いている写真の海は、今も新たな米軍基地建設のために埋め立てが進んでいる、大浦湾・辺野古の海です。僕も藤田さんも沖縄で生まれ育ったわけではない、いわゆる内地の人間です。僕はと言えば、40数年前の或る日、不意に沖縄と出会い、それから、途切れたり休んだりしながらも、沖縄に向き合ってきました。「Light house」と「cocoon」、そこにあるのは、大きな物語ではなくて、ひとりひとりの人間が沖縄の地で生き、暮らした記憶をたどる小さな物語です。小さな物語が集まって、このふたつの作品は出来ています。その公演がDVDになると聞きました。演劇はその場に集うことでしか成り立たない。2021年の「Light house」と2022年の「cocoon」はもう私たちの前から消えて無くなってしまいました。消えて無くなってしまいましたが、映像が残されたようです。映像になった「Light house」と「cocoon」からは、きっと新しい沖縄の物語と新たな出会いが生まれてくることでしょう。出会ってしまったものたちは、そうやってなんども沖縄と向き合い、物語を紡いでいくのですね。新たな物語(DVD)が出来上がるのを楽しみにしています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー岡本尚文さんには、「Light house」のビジュアル写真、そして「Light house」「cocoon」の記録写真を撮影いただきました。沖縄の知人宅で岡本さんの写真集が目にとまった藤田が、すぐに開催中の展覧会へ行き何冊も大きな写真集を購入して帰ってきました。「Light house」の作業中だった私たちは、岡本さんが撮影を続けてこられた沖縄の写真、そのまなざしと距離感に、とてもシンパシーを感じました。その後きちんとお話をしたのが、渋谷の喫茶店でチラシの写真をお願いする際でした。とても真摯に私たちの話を聞いてくださったこと、そしてご自身の話、沖縄の話をしてくださったことが印象に残っています。稽古場、劇場とずっとファインダーを覗きながら、私たちの描く沖縄を見つめていただいたことで、こうしてその時の時間を皆さんにもお届けすることができています。※こちらもぜひご覧ください。『Light house』関係者鼎談 vol.1 前半 後半岡本尚文(宣伝写真)×川名潤(宣伝美術)×藤田貴大