下町画廊 VOL VOLARE[ボルボラーレ]のプロデューサー写真家・高島史於の娘の舞です。過去の家族のLINEや私の記憶を頼りに、このプロジェクトがどう進んでいったのか、残していきたいと思います。-----このプロジェクトからは、少し脱線してしまいますが、父の病気の話は切っても切れないような気がします。2021年5月に、身体の不調を感じ近くのお医者さんに診てもらい、ガンの疑いがあると診断されました。この時の本人の心情は本人にしかわかりませんが、母は割とショックを受けていたように思います。私は「まだ疑いだから、きちんと調べてもらって、本当にガンだったら、その時考えよう」と、冷静だったと思います。 ここから、いくつか、家族内で語り継がれる伝説が生まれました(笑) 予約の取りにくい病院を紹介してもらったのにも関わらず、思いのほか待ち時間が長く(お腹が空いて)イライラしたので、怒って帰って来てしまい検査ができませんでした。紹介してくださった先生に母が頭を下げ、再度予約を取ってもらい、おにぎりを持って(たしか、母と一緒に)病院へ行きました。 検査の結果、膀胱がんと診断されたのですが、その病院の帰りに、ホームセンターで植物の苗木を買って帰ってきました。母は「自分ががんだと言われたのに、苗木買って帰って来られるなんてすごい」と話していました。もしかしたら、父はショックを受けていたのかもしれませんが、本人から全く感じられなかったので、私はあまり心配しませんでした。 まだ、いくつかあるので、また次回にでも。




