皆さま、いつも温かい応援を賜りまして、誠にありがとうございます。現在の育成状況ですが、全てのレーンにて株を整理しまして1支柱1株とし、根の成長を促進しております。完全な抜根は困難ですので、根腐れを起こさないよう生育の遅い株は葉を数枚残し、刈り取りを行いました。2レーン12本の支柱を同時に育成しており、実の成長が見られます。写真は人工受粉後10日ほど経過した状態ですまた、先日リセットをかけましたレーンにて新たにメロンの栽培をスタート致します。初めから1支柱1株で育成致します為、根の十分な成長が期待でき、実が十分な大きさにまで成長できるかと存じます。余分な穴が多いため、新たにアルミ蒸着シートによる養生を行って育成を進めていきたいと思います。テープで穴を塞ぐ方法と違い、以下の利点が挙げられます。・空き穴からの養液飛散防止(テープはこの一点のみ)・遮光により藻の発生を抑制・光の乱反射によるアザミウマ類の忌避効果定植時期は7日後を予定しております。ちょうど次回のご報告時に定植の様子をお見せできるかと思います。また、蛇足ではございますが、今まで床で反射していた育成LEDの光を無駄にしないよう、ユニット下部にてにんにくの育成を始めました。こちらは機能性を持たせますため、収穫後にアミノ酸等の成分評価を行いたいと考えております。メロンのお届けが遅れておりまして大変恐縮です。今しばらくお時間をいただけましたら幸いです。
皆さま、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。昨日、クラリスメロンの生みの親でもあります、ナント種苗株式会社さま(奈良県)より見学を頂きました。種子を購入しております鈴乃園さま(尾花沢)にご案内を頂いたようで、この場をかりまして感謝申し上げます。クラリスはもちろん、ナント種苗さまは特にメロン、スイカに強いメーカーでもありますので、大変貴重な技術的アドバイスを多く頂きました。特にまだ解決できていない、人工授粉後の生育不良についての解決策は重要な情報となりました。(TOP画像は成功例、ですが表面に傷あり)■生育不良の子房(肥大化せず黄変、萎縮)また、目標サイズへメロンを成長させるための日中及び夜の適正な温度や日照時間、根の広がり、着果位置等々、短い時間ではありましたが、今までのトライアンドエラーに対する全ての解答が得られたかと思います。頂いた情報を元に、現在の育成環境を一部変えていく必要も出てまいりましたが、無駄を削ぎ落とす変更となりますので生育の遅れはございません。なるべく早く皆さまの元へお届けできるよう、今後とも努力致します。
皆さま、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。現在受粉が進んでおり、1日10~20程度の作業数となります。すべての花が受粉に成功するとは限りませんが、受粉に至らなかった雌花は速やかに除去し、別な雌花に受粉しなおしております。タイトルにつきまして、一部の株が根腐れを起こして枯れが起こりました。以前の機械トラブルからなかなか復旧しなかった株で、ダメ元で残していたものですので影響は軽微となります。ただし発生原因として、空きスポットを塞ぐために使用していた定植カップに、透過した光により藻が発生し、それが根に触れて根腐れに繋がったようです。■定植カップ他の支柱におきましても同様に、空きスポットから養液飛散を避けるため定植ポットを入れております。同様のことが起こらないようすべて耐水テープに切り替えまして対策を取りました。■光を通しにくい耐水テープ根腐れを起こしました株は撤去しまして、支柱単位でリセットをかけることとしました。本来であればリセットは収穫後の作業となります。栽培ユニットの構造を見て頂く良い機会と捉え、写真を掲載させて頂きます。■支柱の撤去。支柱単位で水量の調整〜止水が可能です。■支柱の洗浄作業今回撤去しましたダメ元の株以外につきまして、生育は順調で、葉が枯れる事もなく綺麗な状態です。現在養液のphが安定しておりますので、6.5から6.1前後に下げて運用しております。茎や葉がしっかりとし緑の色濃さが高まるはずですので、光合成の促進につながればと考えております。早く皆さまのお手元にメロンをお届けできますよう、努力していきたいと存じます。ご迷惑をおかけ致しておりますが、今しばらくお時間を頂けましたら幸いです。
皆さま、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。タイトルの通り葉が復活し、害虫被害による枯れや変色もなく綺麗な状態を保っております。花も満開となりました。本日だけで人工受粉数は20を超えまして、受粉後多すぎる花については余分なエネルギーを取られないよう摘み取り致しました。■大きさも十分な雌株■葉の刈り取りで一時成長が止まった実も元気です葉の増加と状態が良さからか、水の消費量(蒸散量)が以前の高密度栽培時以上に増加しております。これまでは15L/日でしたが現在20L/日となります。蒸散した分、根からの養分吸収が増えますので、先日作りました液肥がもう底をつきそうです。フルボ酸により根の発達も促進されていることもあるかと思いますが、想定以上に養分を吸収できている状態です。■多い時は一日1.2L消費致します(8号肥料:硝酸石灰液=1:1)■今後の課題現在熱・CO2源として短時間ですがストーブを使用しております。化石燃料の使用を極力抑えつつ、熱・CO2を確保するため、旅館から出る使用済み天ぷら油から燃料を合成していきたいと考えております。実験が終わりましたらまたご報告させて頂きます。メロンのお届けが遅れておりまして大変恐縮です。なるべく早く皆さまのお手元に届けられますよう努力していきたいと存じます。よろしくお願い致します。
皆様、いつも温かい応援を賜りまして誠にありがとうございます。この度は当設備で猛威を振るいました非常に厄介な害虫アザミウマに打ち勝ちましたことをご報告致します。12/30に葉を刈り取りまして、フルボ酸投与による葉の再生・成長促進と共に、上下LEDからの青色可視光を休みなく照射し続けましたところ、日に日に個体数が減少し、本日ほぼ全てのアザミウマ駆除を確認いたしました。(影に隠れている一部は捕殺にて駆除致しました)育成を始めて4ヶ月、様々なトラブルが続き、思ったような育成環境を作り出すことができませんでした。特にアザミウマには総合してユニットのほぼ全てを枯らされております。皆様からの応援を糧に、この度悲願の無農薬によるアザミウマ駆除を実行できましたこと、非常にうれしく思い、いつも応援をいただいている皆様に心より感謝の意を込めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。とはいえ、やっと正常な育成環境を整えることができた、言わばやっとスタート地点に立てた状態でございます;; TOP画像のような綺麗な色濃い葉を、密度を下げながら維持し、育成を進めてまいりたいと存じます。メロンの生産が遅れており、皆様にはご迷惑、ご心配をおかけ致しております。精一杯努力し、なるべく早く皆様の手元にお届けできるよう邁進いたします。今後とも何卒よろしくお願い致します。