みなさん、おはようございます!山の湧き水を探し求め、泥だらけになりながら這いずり回った日々。少しずつ、本当に少しずつ繋いできた配管工事。山から橋へ、そして橋から開拓地へ。振り返れば、その道のりは総延長2kmをゆうに超えるものとなっていました。しかし、ここからが本当の「最後の難関」だったのです。昨年の10月、大雨で鶏舎に水や土砂が流れ込まないよう、必死で裏山の排水ルートを模索していた時のこと。開拓地ウラ山の7合目付近で、私は草木に埋もれた一本の古い道を見つけました。そこには、十数メートルおきに静かに佇む「5つの石碑」。かつてこの地を切り拓き、厳しい自然と共に生きた先人たちの息遣いを感じる「いにしえの道」でした。古い地図にも、集落へと続くかつてのメインルートとしてはっきりと刻まれていた道。先人たちが歩み、生活の営みを支え続けた場所。そんな彼らの「いざない」に導かれたような気がして、「やはり、ここに配管を通すべきだ」と私は強く心に決めました。かつての命が繋いできたこの道に、これから生まれる新しい命のための道筋を重ねたい、と。しかし、この道へと駆け上がるルートには、最大の試練が待ち受けていました。標高差12メートルという、険しい上り坂です。ここでの作業には、一分の失敗も許されません。ほんのわずかな計算違いや「エアロック(空気の詰まり)」が起きれば、水はピタリと止まってしまいます。もしそうなれば、ここまで繋いできた2km超の血と汗と涙の結晶は、文字通りすべて「水の泡」に。何より……5月にやってくる「300羽の小さな命たち」に、生きていくための水を届けることができなくなってしまいます。そのプレッシャーは、計り知れないものでした。不安で手が震えそうになりながらも、「絶対に成功させる」と祈るような気持ちでパイプを繋ぎ続けました。そして、ついに……!最終ゴール地点である給水タンクまで、配管が到着しました!!!果てしなく遠く感じた山からの道のりが、ようやく一本の線となって、目的地に結ばれたのです。届いてほしい!あとは……「水が無事に出るかどうか?」正直、今は期待と不安で胸がいっぱいです。でも、結果は、このバルブを開ければ分かります。やれることは、すべてやりました。どうか、届いてほしい!あの山の恵みが、「鎮守の雫」がこの場所へ!運命の瞬間は、今日の作業でついに明らかになります。どうかみなさん、一緒に祈り、見守っていてください!



