【前回のクラファン総額1,100,500円を超えた!!2ndゴール「支援者200名」まであと55名!】(今日の内容、ぶっちゃけめちゃ面白いと思います。ビジネスや世にサービスを届けたいって人、ぜひ読んでみてください)実は僕、学生の頃にベトナムのインターンシップに参加したことがあるんです。インターンの内容を超ざっくり書くと「お土産屋さんに配属させられて一番売れる商品を開発しろ」という超乱暴なお題でして。笑当時は怖いもの知らずで(英語でプレゼンがあることなんて当日まで知りませんでしたが)全国から集まった大学生とチームを組んで寄せ集めの知識であれやこれやと試しました。(その時の詳しいnoteは下記にまとめているので気になったら読んでみてください)で、なんじゃかんじゃありまして・・試行錯誤の末、一番売れる商品を無事作ったんですが、そこでの学びってなんだったかという「商品の価値を再定義すること」だったんです。今日はそのことについてお話しします。あ。ちなみに一番売れる商品がなんだったかっていうと「ドラゴンボール(ベトナム語)」でした。 「え?」って思いません?ベトナム語で書かれているドラゴンボールの漫画を、ベトナムの本屋さんから大量に買ってきて、お土産屋さんに置いたんです。ちょっと日本っぽい和風のブックカバーをセットにして。こんなヤツなんでそんなことしたかっていうと、ドラゴンボールを「読み物」ではなく「思い出装置」として機能させたら売れるんじゃない?って直感で思ったんです。つまり、ベトナム語で書いてあるドラゴンボールって、観光客は読めないですよね?買っても読めない。意味が解読できないから。普通なら、読めないなら価値がないんですが、お土産と定義した場合は、読めないことが価値だということに気づいたんです。「お土産の価値」って、物の価値というよりも思い出すための道具としての価値の方が高くないですか?例えばニューヨークに行って「自由の女神のライター」を買いたいと思う時の心理状況って「火をつけたいなー」より「あー、ニューヨークいったなあー」って思えることの方が大事だったりする。なので、100円ライターより性能が低かろうと10倍くらいする値段の自由の女神のライターを買うんです。先ほどのドラゴンボールの例も、本屋からお土産屋さんに売る場所を変えたから売れるようになったではなく、漫画という商品の価値をお土産に再定義したから売れるようになったという解釈ができます。これがサービスをお客さんに提供する上でめちゃくちゃ大事になる考え方だと思っていて、これをイタリアの大学教授のおじさんが「意味のイノベーション」と名付けたらしいです。新しい商品はソッコーで高品質化×コモディティ化するので、単に良いものを作れば売れるわけではない。よりお客さんに商品を届けるためにはどこかのタイミングで「意味」をずらさないといけないということです。最近でいうと面白い例があって、それが「サウナ」です。なんとなくサウナブームというものがきて、僕も最近いろんなサウナに足を運んだりしてるんですが、サウナこそまさに「意味のイノベーション」が起こってる代表格だと思います。こんな記事を見つけました。なぜここまで流行った?サウナに起きた「意味のイノベーション」と新しい潮流 | GLOBIS学び放題×知見録昨今、ニュースやテレビ、雑誌などで”サウナ”という言葉を目にする機会が増えました。銭湯やスパ施設内のサウナを利用するのが一globis.jp簡単にまとめると「サウナ=男、熱い、古臭い」という概念を「健康、気持ち良い、おしゃれ」という概念に変えることによって、今までと違う顧客層つまり20代から30代前半のユーザー獲得に成功(まさに僕で恥ずかしい)「サウナイキタイ」などのキャッチーなクリエイティブ→インスタに載せるためにサウナに行く1人で行くもの→カップルで個室サウナという新しい楽しみ方の提供→デートの選択肢でサウナに行くサ飯(サウナ後に食べるご飯)などのカルチャー創造→ご飯食べにサウナに行くなどあの手この手で「サウナに行くこと=汗をかく」以外の「意味のイノベーション」を起こしてるめちゃめちゃカッコイイ例なんです。提供する物自体はそのままで、提供する価値の意味を変えてあげる。ズラしてあげる。それは開発することと同様に難しいかもしれませんが、真にお客さんが何を求めているかを把握しないと発見できないある種ブルーオーシャンかもしれません。あなたが今手掛けているサービスで面白い意味のズラし方をしているものがあったら教えて下さい!今日は以上でーす。







