この料理は南イタリア シチリア島の西にある街の日本ではあまり知られていないイタリアでは有名な料理です。トラパネーゼは55千人の県でアフリカ大陸の玄関口であり観光名所のチュニジアへのフェリーが就航するアフリカ大陸の影響も少し受けている独特な地域です。なぜこの話をするかというと、アフリカ大陸から持ってきたアーモンドが、このソースの大事な材料だからです。本来はパスタ料理で調理人によってアーモンドの使い方は様々ですが(生の粉末、ローストしてペーストにしたり)一般的にはローストしたアモンドとフレッシュトマトを合わせてニンニク、バジル、オリーブオイル、場合によってはチーズをペースト状にしたソースです。合わせるパスタは Busiati ブシアーティこのパスタを合わせます。この料理をシチリアの特産物と同じマグロを使ってメインデッシュに仕立てたのが当店の料理です。石垣島のキハダマグロを脱水締めした後に、石垣島のフェンネル&パセリ、ニンニク、ローリエ、オリーブオイルで一晩マリネします。このマグロをグリルします。ソースは、島の生ハーブ ミント(本場イタリアでも使います)、バジル、トマト缶、ニンニク、アーモンドをペーストにして温めてお皿に敷きます。上にグリルしたマグロを乗せてバジルを散らし、ヴァージンオリーブオイルを振って召し上がって頂きます。一部の方に刺身が美味しいマグロに火を入れるなんてと言われることがありますが、鮮度の良い魚を加熱すると驚くほど美味しい事を知って頂きたいと思います。細胞の元気な魚は細胞膜が壊れにくく美味しい水分を保ってくれます。とてもジューシな魚料理は市場直送ならではです。シチリア旅行に行くと地元の方にこれは食べていけと言われるトラパネーゼ石垣島ならではの食材をふんだんに使ったイタリアの伝統料理を是非試してみてください。






