2023年6月発売以来、人気のクッキー「ピュアハニークッキー」十日町産の米粉を使い、はちみつのみで甘さを引き出したクッキーです。このクッキー、はちみつの風味の豊かさに驚かれることも多く、ある方は「クッキー味のハチミツ」と表現してくれたほどです。それもそのはず、材料の4分の1にハチミツをたっぷりと使っているのです。お菓子を作る方には、「よく固まったね」と言われるほどにたっぷり使っていただいています。それも、このクッキーを作ってくれている米粉菓子工房 ユキノコナ(新潟県十日町市)さんの研究と試作を重ねた結果の逸品です。安心の素材でアレルギーのある方や白砂糖の摂取を控えている方にもオススメ。口に広がるはちみつの風味を、ぜひ味わっていただきたいです。ユキノコナ遠藤さんからの応援メッセージです。ーーーはちみつしろうさんのはちみつを使用したクッキーを製造しております。クッキーには、砂糖を一切使用しておりませんので、ニホンミツバチのはちみつの風味・優しい甘さを存分に楽しめます。再びすばらしいはちみつを採取できることを願い、ニホンミツバチと森を守るためのしろうさんな活動を応援しています!ーーー<製造元>有限会社 桂屋 米粉菓子工房 ユキノコナ小麦粉を一切使わず、地産地消を大切にして十日町産の米粉を使ったお菓子を製造販売しています。https://www.instagram.com/yukinokona.2021/
冨田貴史さんは私たちの暮らしに根ざした幅広い知恵を伝える活動家であり、「冨貴工房」を拠点に、自然と調和した衣・食・住の在り方を実践されている方です。保養活動「風フェス」では、何年にもわたり一緒に活動してきたご縁があります。ミツバチをテーマにしたオリジナルの染めTシャツをお願いして制作してもらったこともあり、ものづくりの面でも力を貸してくださっています。今回のクラウドファンディングでは、冨貴工房との特別コラボとして、「ミツロウ仕立ての麻炭染め地下足袋」と「つっかけ」をリターンにご提供いただきました。以下は、冨田貴史さんご本人からいただいた、あたたかい応援メッセージです。はちみつしろう君とお付き合いさせてもらって6年くらいになるのだろうか。「風フェス」という保養イベントで、福島県内からやってくる親子達にたっぷりはちみつの入ったクッキーを無償でギフトしながら、ミツバチの絵本を紹介したりしていた。彼の息子と僕の息子はとても気が合うらしく、放っておくと1日中二人で遊んでいる。そのおかげで、僕はイベント中ゆっくりみそ汁の炊き出しをしたり、放射能対策の食事法について意見交換をすることができている。環境を守ること、子どもたちの健康を守ること、と並行して暮らしを守り、なりわいを立てていくことの難しさに真摯に挑み続ける姿には、いつも胸を打たれています。控えめで、押しの強さがまったくない彼の中にある情熱やチャレンジ精神は、ツリーハウスの倒壊によっても、折れることはなかった。そのことに僕はとても励まされています。そして同時に、このチャレンジは、個人的な思いだけでなく、怪しい言い方ですが「蜂に動かされている」とも言える気がするし、その流れに僕も全面的に乗りたいと思っています。(僕が言うまでも全然ないのですが)チャレンジは5月31日で終わるのではなく、ここからみんなで始まっていく。彼の巣箱に花粉を運んでいく蜂たちのように、僕らの思いをいつまでもしろうファミリーの元につなぎとめ続けていけたらと思っています。
写真はお墓に巣を作った日本みつばち。着地に失敗してコケてます笑笑春から初夏にかけて、日本みつばちが新しい住まいを求めて分蜂(ぶんぽう)する季節がやってきます。彼らにとって理想的な場所は、温度が安定していて、入口が狭く、暗くて適度な空間がある場所。実は「お墓の中」は、まさにその条件が揃っているため、巣作りの候補になりやすいのです。けれど、お墓参りの際にミツバチが出入りしているのを見れば、多くの方が「怖い」「何かあったのでは」と不安になってしまいます。結果として、業者によって殺虫剤で駆除されてしまうケースがほとんどです。私のところにも「なんとか殺さずにできないか」という相談が届きます。ですが、お墓の構造上、墓石をクレーンで動かすなど専門的で高額な対応が必要な場合も多く、現実的には難しいこともあります。そんな経験の中で思いついたのが――お墓に入ってしまう前に、誘導できる場所を用意すること。「どうかここに住んでくれますように」そんな願いを込めて、お寺の敷地の目立たない場所に、移動可能な木製の巣箱を設置させていただけないかと、お願いをしてみました。今回、快くお受けくださったのが、新潟県長岡市の安善寺の住職さんです。こちらのお寺では、なんと10年ほども建物の壁の中にミツバチが出入りしていたそうで、すでに“共にある”日常がありました。壁の中に巣を作った日本みつばちそんな背景もあって、この取り組みにご共感いただき、境内の一角に実験的に巣箱を設置させていただけることになりました。この取り組みが功を奏せば、・人とミツバチが安心して共存できる距離感を保つことができ・本来は殺されてしまうはずだった命が救われる可能性が生まれますお寺という自然と心が交わる場所だからこそ、この「小さな共存」の輪が広がっていくことを願っています。
私たちSlow Foodは、世界中の地域に根ざした食文化や在来種、伝統的な知恵を未来に引き継ぐため、「味の箱船(Ark of Taste)」というプロジェクトを展開しています。ニホンミツバチはその中でも、日本の自然と共に生き、持続可能な養蜂文化を支えてきたかけがえのない存在として登録されています。人と自然の共生を体現するこの在来種が、今あらためて注目され、次世代に引き継がれていくことはとても心強いことです。生物多様性のシンボルともいえる存在のミツバチ。自然環境のバランスを保ち、私たちの食卓を支える多くの命とつながっています。このクラウドファンディングが、地域に根差した小さな営みを未来へつなげる一歩となるよう、心から応援しています。テッラ・マードレ2022での出会いと気づき渡邉さんとは、2022年にイタリア・トリノで開催された「テッラ・マードレ(Terra Madre)」にて、スローフード日本の代表団の一員としてご一緒させていただきました。私たちは当時、息子とふたりで参加するという初めての海外での経験で、不安もある中、渡邉さんは現地での案内やネットワークづくりなど、親身になってサポートしてくださいました。あの場で受けた衝撃は、今でも忘れられません。ミツバチが“ただの昆虫”ではなく、生物多様性や農業、地域文化を象徴する存在として非常に高く評価されていること。そして、世界中の人たちが“食べること”に深い敬意を持ち、土地の味や生き物の命に感謝しながら暮らしている姿勢。それらに触れたことで、「日本ミツバチと共にある私たちの営みもまた、未来の食文化を支える大切なピースなのだ」と強く感じました。今回のクラウドファンディングで伝えたい“共生”の価値観は、まさにこの体験から芽生えたものです。
昨日のツリーハウス解体に続き、今日は森の間伐作業を行いました。混み合っていた木を切り、森にやわらかな光が差し込むように。枝を落とし、丸太を玉切りし、手作業で整えていきます。間伐の様子切った木は、この森の資源として――ツリーハウスや東屋の建材に薪割り&乾燥スペースを作って、整備のお手伝いをしてくれた方が自由に使えるように。このように、森で出た間伐材も「循環するしくみ」に。山の恵みを、また山へと返していく流れを少しずつつくっています。さらに、ネクストゴールで目指しているウッドチッパー(粉砕機)があれば、細かい枝もチップにして、土壌改良や林道整備、蜜源づくりに活用できます。整備を続けることで、森の植生もきっと少しずつ変わっていくはずです。そんな“森の変化”も、これから皆さんと一緒に見守っていけたらうれしいです。木に絡まった蔓で自然のブランコ完成






