山との関わりを暮らしの中に取り戻す 「山の共同よろず小屋」建設プロジェクト

山と関わりながら楽しく暮らす仲間を増やすため、山菜採り、狩猟採集、保存食づくり、蕎麦打ち、石積みなどをともに学び実践する「山の共同よろず小屋」を早川町につくります。地域の人と訪れる人が手を動かし、知恵や技術を持ち寄りながら、山の暮らしを次へつなぐ拠点です。

現在の支援総額

11,275,500円

112%

目標金額は10,000,000円

支援者数

405人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/08/18に募集を開始し、 405人の支援により 11,275,500円の資金を集め、 2026/10/15に募集を終了しました

山との関わりを暮らしの中に取り戻す 「山の共同よろず小屋」建設プロジェクト

現在の支援総額

11,275,500円

112%達成

終了

目標金額10,000,000円

支援者数405人

このプロジェクトは、2026/08/18に募集を開始し、 405人の支援により 11,275,500円の資金を集め、 2026/10/15に募集を終了しました

山と関わりながら楽しく暮らす仲間を増やすため、山菜採り、狩猟採集、保存食づくり、蕎麦打ち、石積みなどをともに学び実践する「山の共同よろず小屋」を早川町につくります。地域の人と訪れる人が手を動かし、知恵や技術を持ち寄りながら、山の暮らしを次へつなぐ拠点です。

あなたにおすすめのプロジェクト

山に入るとき、私は山の神に手を合わせます。「今日もよろしくお願いいたします。無事に帰って来られますように。今日も良い一日になりますように。」そして、山から出るときには、また手を合わせます。「無事に戻れました。ありがとうございました。また来ますので、よろしくお願いいたします。」山の神に手を合わせるとき、今は「たくさん採れますように」とは祈りません。もちろん昔は、山菜やきのこをたくさん採りたいという気持ちもありましたし、そんなふうに祈ったこともあったと思います。でも、今は不思議とそういう気持ちが起きません。早川で30年近く暮らし、狩猟採集をしながら山を歩く中で、山に対する気持ちが変わってきたんだと思います。例えば渓流釣り。以前は、釣りが上手になりたい、たくさん釣ってたくさん食べたいという思いが先行し、ガンガン釣った時期もありました。ところが、店の料理に使う魚を釣るようになると、必要な数を揃えるためにたくさん釣ることや、同じ沢に何度も足を運ぶことに、後ろめたさを感じるようになりました。今は、同じ沢に入るのは年に一度と決め、最低限必要な分だけ持ち帰るようにしています。(なので、お店で出す魚の全てが自分で釣ったもの、というわけではありません。)山の恵みはいただく。でも、やりすぎない。そんな気持ちが自分の中に芽生えていったのだと思います。それは、自然を守るという立派な使命感ではなく、これからもずっと、山の恵みを享受しながら生きていきたいという思いからです。山菜は株や木を枯らさず、減らさないように。魚も、沢の魚が減らないように。一方で、増えすぎた鹿は積極的に獲ることが山の植生を守ることにもなる。きのこは採ること自体よりも、生育する環境の変化に気を配る必要があります。何を、どれだけ、どのようにいただくのか。その答えは、相手によっても山の状態によっても違います。だから、山に入り、山を知り、自分なりの基準をつくっていく。そして、自然の変化を感じ取りながら、その基準も変えていく。自然を遠くから眺めて守るのではなく、山の恵みを享受したいから自然と積極的に関わるし、これからも享受し続けたいから関わる際の節度を保つ。山の神に手を合わせるとき、このことを自分の中で意識させているのだと思います。山の中では、人間もまた、自然の中のちっぽけな存在の一つです。だからといって、自然を畏れ遠ざけるのではなく、もっと山に入り、山を知り、その豊かさをずっとずっと楽しみながら暮らしていきたい。よろず小屋でも、みなさんと一緒に山の豊かさを分かち合いながら、それぞれの山との付き合い方を考えていけたらと思っています。クラウドファンディング募集中の連載はこれでおしまい!全23回の連載にお付き合いいただき、ありがとうございました。(また書きたくなったら書くかもしれません。その時はまたお付き合いください。)よろず小屋構想は、まだ始まったばかりです。ーーー【クラウドファンディングの現在地】現在は、当初思い描いたよろず小屋の実現に向けて、ネクストゴール1,500万円に挑戦中です。募集終了は10月15日(木)。残り2日!最後まで頑張りますので、引き続きご支援、情報拡散へのご協力をよろしくお願いいたします。


この連載の第5回で、狩猟見学ツアーを通して感じたことを書きました。猟師と一緒に山に入り、山の見方や獣のことを教わる。猟の後には、山の恵みを囲みながら、地域の暮らしについて語り合う。そんな体験を通して、早川の山や暮らしに強く惹かれていく人たちの姿を見て、私自身が早川に来たばかりの頃のことを思い出しました。地域の人たちに山へ連れて行ってもらい、いろいろなことを教わりながら、いつの間にか早川の虜になっていたこと。自分がしてもらったことを、今度はほかの人たちにも伝えていけばいい。そして、その先にある自分の思いにも気づきました。「山で一緒に楽しく暮らす仲間を、もっと増やしたい。」これが、よろず小屋をつくろうと思った原点です。そのためには、まず、早川の山や暮らしの面白さを知ってもらうこと。そして、それぞれの関心やライフスタイルに合わせて、この土地との関わりを深めていける場所が必要だと思っています。月夜見山荘に泊まり、山の中で過ごす時間を楽しむ。おすくにで、山の恵みを味わう。よろず小屋で、山の知恵や技術を学び、自分でも実際にやってみる。そうした体験をきっかけに、また早川を訪れたいと思う人が増えていく。何度も通ううちに、顔なじみができ、一緒に山に入る仲間ができる。地域の行事や作業に参加したり、自分から新しい活動を始めたりするようになる。そんな関わりが、少しずつ広がっていったらと思います。さらに、早川との関わりを深めていくためには、もっと長く滞在できる場所も必要になるでしょう。よろず小屋が完成したら、次はそんな場所もつくっていきたいと考えています。数日間滞在して、山の仕事やものづくりに取り組む。季節ごとに訪れ、山の暮らしを少しずつ覚えていく。もっと長く滞在して、早川での暮らしを試してみる。地域の空き家などを活用したり、小さな小屋を建てたりしながら、そんな滞在の拠点をいくつか整えていけたらと思っています。月夜見山荘、おすくに、よろず小屋、そしてこれからつくっていきたい滞在拠点。それぞれの場所を通して、早川の山や暮らしに触れ、学び、楽しみ、関わりを深めていく。早川で生まれ育った人も、早川に移り住んできた人も、たまたま観光で来た人も、定期的に通ってきている人も。そんな人たちと一緒に山に入り、手を動かし、遊び、語り合いながら、山の暮らしをもっと面白くしていきたいと思っています。そして、その中から、いつか本当にここに住んでくれる人が、一人でも増えたら。村の中に、灯りがぽつり、またぽつりと増えていったら。そんな未来を、よろず小屋のその先に思い描いています。【クラウドファンディングの現在地】おかげさまで、10月7日にファーストゴールの1,000万円を達成することができました。多くの皆さまのご支援、ご協力に、心より感謝申し上げます。しかし、よろず小屋を当初思い描いていた形で実現するには、まだ資金が必要です。現在はネクストゴールの1,500万円を目指して挑戦を続けています。募集終了まで、あと4日。10月15日が最終日です。最後まで頑張りますので、引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。


誰もが気軽に立ち寄り、集まった人たちが思い思いに使いながら育てていく。前回、前々回の連載で、そんなよろず小屋の姿について書きました。このような関わりを通して、私がこの小屋で生み出したいのは、今の時代に合った、一人ひとりの「山と関わる必然」です。かつて、山があるからこそ成り立っていた山村の暮らし。山から薪を採り、山菜やきのこを採り、木や竹を暮らしの道具に使う。山との関わりが、日々の生活を支えていました。時代が変わり、そうした関わりは少しずつ薄れつつあります。それでも、地域の人たちの暮らしや記憶の中には、今も山と付き合うための知恵や技術が残されています。使われる機会が少なくなった道具や、受け継がれてきた習慣もあります。いわば、かつての山の暮らしの断片です。私は、その一つひとつに、これからの暮らしを豊かにする可能性があると感じています。例えば、山菜の種類や保存の仕方を、地域の人に教わる。まずは教わったとおりにやってみる。実際に山に入り、採って、下処理をして、食べてみる。何度か繰り返すうちに、採る時期や場所、山菜の扱い方が少しずつわかってくる。すると、春になるのが楽しみになる。今度は違う山菜も覚えてみたくなる。自分なりの料理を考えたり、誰かに食べてもらいたくなったりする。さらに、そこに新しい知恵や発想が加われば、保存や加工の工夫が生まれ、新しい料理や商品、仕事につながることもあるでしょう。もちろん、山菜やきのこに限った話ではありません。山の道具を使ってみる。壊れたら自分で修理してみる。他のものにも活用できないか考えてみる。竹の活用を覚えたら、竹藪を手入れするために山へ通うようになるかもしれない。放棄された山林や農地も、誰かの知恵や発想によって、新しい使い道が見つかるかもしれません。かつての山の暮らしの断片を、今の時代の知恵や価値観と結びつけながら、もう一度紡ぎ合わせていく。そんなことを、いろいろな人と一緒に試してみたいのです。山菜を採るために、春が待ち遠しくなる。竹籠をつくるために、竹藪を整備する。覚えた技術を試したくて、また早川を訪れる。よろず小屋は、単なる体験施設や交流施設ではなく、「山と関わる必然を、今の時代にもう一度つくり直すための実験室」なのです。---【クラウドファンディングの現在地】おかげさまで、10月7日にファーストゴールの1,000万円を達成することができました。多くの皆さまのご支援、ご協力に、心より感謝申し上げます。現在はネクストゴール1,500万円を目指し、10月15日の最終日まで挑戦を続けています。引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。


前回、よろず小屋の中心となる土間には壁や扉を設けず、誰でも気軽に、いつでも立ち寄れる場所にしたい、と書きました。でも、それはあくまでベースの部分。その上で、ここでどんなことができるだろうと、日々妄想を膨らませています(笑)。まず、私たち自身は、山の暮らしに関わる体験会や講演会、上映会などを定期的に開催していくつもりです。これまでも満月や新月の日に、お食事付きの「満月ナイト」「新月ナイト」を開催してきましたが、それは継続しつつ、昼間に集まり、野外にも出かけながら体験する会も開催していく予定です。野草を摘んで、料理して食べる。水車小屋で蕎麦の実を碾いて、その粉で蕎麦を打って食べる。味噌や寒ざらし大根、干し柿、柚餅子などの保存食をつくる。石積みをする。自分たちが講師になるというより、地元の先輩や仲間たちの力をお借りして開催する催しも多くなると思います。こうした体験は、大学のゼミ合宿や、企業・団体などの研修を対象に、オーダーメイド型で実施することもできると考えています。もう一つは、ご宿泊のお客様に向けた体験です。よろず小屋を拠点に、山や川へお連れし、山の暮らしや山の豊かさに触れてもらう。こちらも私たちだけではなく、地元の先輩や仲間たちにも協力してもらいながら行っていきたいと思っています。また、私たちが主催する活動だけでなく、勉強会やワークショップ、地域の集まりなど、イベントスペースとしての貸し出しも考えています。山の暮らしに直接関係することだけに、使い道を限定するつもりはありません。先月、狩猟をテーマに卒論を書くため調査に帰省した娘(連載11/山の神様の、憎い采配 参照)が、調査の合間に蕎麦屋を手伝いながら、持参したマシンで淹れたコーヒーをお客さんにお出ししました。一応、有料で(笑)。娘にとっては、自分の好きなことや得意なことを、実際にお金をいただいて人に届けてみる、小さな挑戦だったと思います。お客さんにも喜んでいただき、本人も少し手応えをつかんだようでした。こんな感じで、料理でも、ものづくりでも、音楽でも、勉強会でも。誰かが「こんなことをやってみたい」と思ったら、まずは小さく始めてみる。うまくいけば続ければいいし、違ったらやり方を変えてみればいい。よろず小屋を、そんな誰かの挑戦を受け止められる場所にもしたいと思っています。では、体験会やイベントのない日はどうするのか。そんな日は、本を読んだり、パソコンを開いて仕事をしたり、誰かと話をしたり。何もしないで、ただのんびり過ごしてもいい。地元の人も、移住してきた人も、何度も早川に通う人も、初めて訪れた人も。お年寄りも、若者も、子どもたちも。それぞれ立場も経験も違う人たちが同じ場所に居合わせれば、思いがけない会話や、新しい活動が生まれることもあるでしょう。私たちが企画しなくても、誰かが声をかけ、仲間が集まり、何かが始まっている。そんな場所になったら理想的です。最終的にどんな場所になっていくのか、今の私たちにも、まだ全部はわかりません。だからこそ、楽しみでもあります。いろいろな人に使われ、その使われ方によって、少しずつ役割が増えたり、変わったりしていく。そんなふうに、使われながら育つ小屋にしたいと思っています。先日のSNS投稿で、「よろず小屋ができたら、あなたはここで何をしてみたいですか?」と皆さんに投げかけました。すでに、私たちだけでは思いつかなかったようなアイデアもいただいています。応援してくださっている皆さんも、ぜひ、自分だったらここで何をしたいか、考えてみて欲しいです。「こんなことをやってみたい」「こんな使い方があったら面白い」そんなアイデアがあれば、ぜひコメントで教えてください。皆さんのそんなひらめきの一つひとつが、この小屋を育てていく力になるのだと思います。【クラウドファンディングの現在地】10月6日20時30分現在、318人の皆さまから、9,462,000円のご支援をいただいております。ファーストゴールまで、あと538,000円です。募集終了は10月15日。このクラウドファンディングはAll-or-Nothing方式のため、1,000万円に届かなければ支援金を受け取ることができず、今回の建設計画はいったん中止となります。ここまで本当にたくさんの皆さまに応援していただき、ありがとうございます。残り9日。最後まで、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。


8月18日にスタートしたクラウドファンディングも、いよいよ最終局面に入りました。募集終了の10月15日まで、あと10日余り。どんな結末を迎えるのか、ドキドキを通り越して、悟りの境地です笑。さて、連載も多くの方に目を通していただき、共感のお言葉も多数いただいてきました。本当にありがとうございます。これまででは、どちらかというと山の暮らしの過去と現状について、早川で30年近く暮らす中で見聞きしてきたことをベースに語ってきましたが、残りの連載では、山の暮らしをつないでいくために、どんな小屋をつくるのか。また、そこで何をしていくのか。そんな、小屋と山の暮らしの未来について、もう少し具体的に書きたいと思います。まず、今回つくろうとしている「山の共同よろず小屋」の真ん中にあるメインの作業スペースには、壁や扉を設けないつもりです。地元の人も、遠くから訪れた人も、気軽に覗けて、ふらっと立ち寄れる場所にしたいからです。何か特別な用事がなくても構いません。本棚から気になる本を取り出して読んだり、出かける前にちょっと調べものをしたり。誰かがいれば話をしてもいいし、一人でのんびり過ごしてもいい。また、小屋をつくる場所は、月夜見山荘とおすくにのすぐそばですが、そこにも意味があると考えています。蕎麦屋への入店を待っている人や、山荘に泊まりに来られたお客さん。そんな方々にも、気軽に立ち寄ってほしいと思っています。もともと山の暮らしに興味があって来た人ばかりではありませんが、たまたま手に取った本や、飾ってある鹿の角や動物の毛皮、そこに居合わせた人との会話などが、山の暮らしに興味を持つきっかけになるかもしれません。もちろん、地元の人たちにも、気軽に集まれる場所として使ってほしいと考えています。何か相談したいことがあれば集まればいいし、調べものや仕事をしに来てもいい。誰かと待ち合わせをしたり、打ち合わせをしてもいい。催しがある日だけ開く場所ではなく、普段から人が立ち寄り、思い思いに時間を過ごせる場所にしたいのです。いつ行っても、そこに小屋があり、いつも開いている。そこで思いがけない発見や学びがあったり、新しい出会いが生まれたりするかもしれない。これが「山の暮らしの入り口」としての、小屋のあり方のベースの部分です。山の暮らしへの入り口を、いつでも開けておきたい。そのために、小屋の中心となる土間は、物理的にも壁や扉で閉ざさない。これが私たちの哲学です。そうは言っても、風や雨、寒さをしのげるように、最低限の何かは考えなければとは思っていますが(笑)。---【クラウドファンディングのお願い】「山の共同よろず小屋」建設プロジェクトは、10月15日まで。目標金額は1,000万円。All-or-Nothing方式のため、目標に届かなければ支援金を受け取ることができず、今回の建設計画はいったん中止となります。ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。残りわずかとなりましたが、最後まで頑張ります。引き続き、ご支援と情報のシェアをよろしくお願いいたします。


新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!