Check our Terms and Privacy Policy.

AI×ビッグデータで、子どもを虐待から救う!

子どもの安全を守るために何が必要でしょうか?それは高い専門性です。現在の日本では、子どもの安全を守るための専門的知識を持った人材が不足しています。その問題を解決するため、私達は人工知能(AI)を活用したアプリを開発して現場の職員をサポートすることで、子どもの命と生活を守るプロジェクトを立ち上げます!

現在の支援総額

1,651,000

110%

目標金額は1,500,000円

支援者数

166

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/10/03に募集を開始し、 166人の支援により 1,651,000円の資金を集め、 2016/12/20に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

AI×ビッグデータで、子どもを虐待から救う!

現在の支援総額

1,651,000

110%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数166

このプロジェクトは、2016/10/03に募集を開始し、 166人の支援により 1,651,000円の資金を集め、 2016/12/20に募集を終了しました

子どもの安全を守るために何が必要でしょうか?それは高い専門性です。現在の日本では、子どもの安全を守るための専門的知識を持った人材が不足しています。その問題を解決するため、私達は人工知能(AI)を活用したアプリを開発して現場の職員をサポートすることで、子どもの命と生活を守るプロジェクトを立ち上げます!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

ケガをした後、2週間誰も姿を見ていなかったヨウタくん。 児童相談所の職員が自宅へ会いに行きました。   『からだを見せてね』『ケガを見せてね』というと、怖がったり、嫌がったりする子どももいます。 しかし子どもの安全を守るために、ケガやアザの写真を残す必要があります。 (“あなたが心配だから”ということを子どもに伝え、安心してもらうことが大切です)   アプリで撮った写真はその場ですぐに所属機関のサーバーにデータ送信が可能です。そこで管理職もリアルタイムで傷アザ画像を見ることができ指示を仰げます。 また自動的に過去の膨大な量のキズ・アザのデータと照合されて、“そのケガは虐待によるものなのか”“どのようなものでケガをしたのか”を予測します。   ヨウタくんのケガは、98%の確率で虐待によるものであり、85%の確率でアイロンの先端部分によるものであるとわかりました。   これまで、“この子は虐待されたのか”“どれくらい危険なのか”を検討することにかなりの時間が割かれていました。虐待は密室で起きることがほとんどであり、その議論は支援者の経験値や予測によって議論の結果が大きく異なっています。   しかしながら、AIは過去の支援者達が集めた毎日のデータを活用する事でそれにかかる時間を大幅に短くし、子どもの安全を守ることに役立ちます。


thumbnail

こんにちは。 もう師走ですね。2016年最後の月だなんて、とても早く感じています。   さて、今回は画像データを用いたAI利用の一部についてお話したいと思います。   以前、アプリ開発#8 子どもの傷アザ写真を正しく保存するのエントリで、どのように現場で傷アザの写真撮影ガイドアプリ(データ収集)についてご紹介しました。   今回は、その画像データをAIでその場ですぐに解析し、より早い子どもの安全に向けた意思決定が少しでも早くできるよう、現場の判断を後押しすることが目的です。   例えば、一つの傷アザあたり、正面全身、横面全身、傷アザの焦点3枚が必要です。   傷アザ画像についてAIが活用できるイメージは以下のような流れです。 Step1.訪問先の学校や保育園、家庭への調査など、どのような写真を撮るか事前にアプリ画面で説明します。(ただし、解析では顔全体が写った写真は個人情報にあたるため、顔の全体が写っていない傷アザに焦点をあてた写真のみを解析に用いる予定です) Step2. どの部位かを画面上でマークします (マーク前)   (例えば、子どもの左腕に傷アザがあったとして、タップしてマークします)   Step3. 写真を撮っていきます(すいません、以下のイメージ画像は右腕です)   Step4. 得られた画像を暗号化して、送信すると解析結果が返ってきます。 例えば、上記のような傷アザを写真に撮った場合、過去のデータベースから、同じような傷アザで”部位”・”サイズ”・”種別”・”傷アザのパターン”などから、虐待の可能性(確率)やパターン認識で使用された物などを推論して結果を導きます。 正しい傷アザ評価は、子どもの安全につながる!!  現場では「転んだ傷なのではないか?」という可能性が捨てきれないと、通告や一時保護を躊躇ってしまう・・・ということをよく耳にします。現場が判断に迷ってしまうと、その分、子どもが危険にさらされることになります。   傷アザの判断に迷う場合こそ、これまでのデータや科学的知見から判断していくことが大切です。そのため、このような傷アザに対して画像のパターン分析をAIでできれば、より現場の円滑で早いデータに基づく意思決定を促せます。   今後、AIの精度をより高くしていくために、法医学教室の先生方や、自治体やその他関係機関にもご協力をお願いしていく予定です。もし、このプロジェクトに自治体や子どもの安全に関わる機関でご関心がありましたら、是非ご連絡頂けましたら幸いです。   それでは残りクラウドファンド20日間!がんばっていきます!


『けがをしてから、2週間学校を休んでいる子がいる』と、児童相談所電話があったのが午前10時。   その後、すぐに関係機関からの情報を集め、同日10時半に開かれた緊急受理会議(子どもへの対応を検討する会議)では、アプリが予測した危険率を確認してから、ヨウタくんの安全確認へ向かうことになりました。 安全確認では、子どもと会い、ケガやアザがないか、不自然な傷痕がないか、怯えた様子がないか、などを見ます。   過去には、「今寝ているから」と言って実際に子どもに会う事ができず、かなしい結末になってしまった事例がありました。   アプリは、子どもと会い、不自然なキズやアザがあれば写真を撮ることを推奨します。 ヨウタくんはどうしてケガをしてしまったのか、虐待によるケガなのか?   ヨウタくんの物語第3回は、12月1日更新予定です。


講演会報告
2016/11/28 09:07
thumbnail

おはようございます。 24日千代田、25日・26日大阪国際会議場、27日奈良県にて講演をしてまいりました。   特に25日・26日には実際に虐待対応に関わる現場の皆様にお会いでき、本プロジェクトについて様々なご意見を頂きました。またご支援いただているパトロンの皆様にもご挨拶することができました。   写真は、NPO法人MCサポートセンターみっくみえさんのブースを一部お借りしました。 こちらは、拡大した部分。モバイルプロジェクターを持っていき、これまでの活動報告や現場でどのように使えるかについて説明させて頂きました。 かなり多くの方々にブースによって頂き、当NPOメンバーの伊角・先光と共に説明をしてきました。以下は、高岡が説明しているところです。   実際に、児童相談所、検察、医療機関、保健センターや市区町村で子育て支援から虐待対応に関わっている方、保育園や学校の先生方など、多くの方から「現場でこれがあれば、すごい助かる!」「子どもの安全を考える上で本当にこういうの求めてた!」というお声を聞くことができ、このプロジェクトの方向性は間違ってないんだ、と思いました。   特に傷アザの画像解析については、現場ではなかなか判断しにくく、場合によっては重篤な虐待による傷アザも、軽微な傷アザで事故だろうと見逃されてしまうことがあるので、現場の方から「AIが横に付いて現場でアシストしてくれるのはすごい助かる!!」と期待をして頂きました。   また、虐待対応現場で人が異動すると、一から新人研修、連携体制を構築しなければいけないという全国で起こっている問題について、「データの蓄積は必要だけど、これなら確かにその問題を解決できる!頑張って」と児童相談所や検察、医療機関でまさに虐待問題に関わっている方々に言って頂いたのがとても嬉しかったです。   一方で、まだ虐待対応現場ではリスクを統計値で把握していくことに慣れていない(ここはとても重要な問題です)ので、AI導入だけでなく、現場の組織管理や研修会などで、少しずつより科学的根拠を現場の意思決定に活用する意識改革やそのための連携が大切というご意見を頂きました。導入には時間と誠実な対応が必要と感じておりましたので、改めてその意識が必要と感じました。   またAIはデータがないと精緻化できないので、データ収集についても、個人情報やセキュリティ問題について各行政と詳細を詰めながら、今後丁寧にプロジェクトを進めていこうと思いました。   あと、縁あって朝日新聞の記者さんから、このプロジェクトについて取材を受けました。まだ記事になるかはわからないということですが、少しでもこのプロジェクトについて知って頂く機会になったらいいなと思います。   これまで直接現場の方々からフィードバックを頂くことがなかなかなかったので、「このプロジェクトはどう思われてるのかな・・・?」と思ったのですが、今回とても温かなご支援や肯定的なご意見、建設的なご意見を数多く頂くことができ、お話して良かったと感じております。   これもいつも応援いただいております皆様のおかげです。ありがとうございます。 引き続き頑張ります!   今日も良い一日になりますように!


私たちのアプリをぜひ活用してもらいたい人たちがいます。 それは、100件を超える虐待ケースを担当する、児童相談所の職員の人たちです。   AIと過去のデータを活用することで“今、何をすべきか?”“何を優先すべきか?”の迷いを限界まで少なくする事ができます。   例えば、12歳のヨウタくんの場合を見ていきましょう ―11月20日、午前10:00―   児童相談所には、毎日のように虐待の通告(虐待の疑いがある子どもがいることを知らせる)があります。 児童福祉司のスズキさんは働き始めて2年目ですが多くの虐待事例を担当しています。この日も、電話が鳴りました。   例えば、“子どもにキズやアザがあるか?”“子どもが保護してほしい(家に帰りたくない)と言っているか?”“どれくらい子どもを見ていないのか?”など、危険性の予測に不可欠な情報を聞き取っていきます。   そうすると、これまでに集められた虐待のデータから、“現在の危険率”予測が行われます。 AIを活用することにより、リアルタイムで“今どれくらいその子が危険に晒されているのか”が、数字でわかるのです。   ヨウタくんの物語第2回は、11月29日更新予定です。