「プラモ尼崎城」にご支援いただきましたみなさま 起案者(言い出しっぺ)の綱本武雄です。このたびはプロジェクトにご支援いただきましてありがとうございます。 私たちにとって初めて臨むクラウドファンディングで正直分からないことだらけですが、なんとか暗中模索で進めてまいりました。おかげさまで12/7現在で49名のみなさまから、42万円のご支援をいただいております。 私たちとしても、単に支援を待つだけではなく、できるだけプラモデルやものづくりへの想いをお伝えしようと、交代でレポート記事を書いてきました。メンバーは、ふだん尼崎市内で仕事をしている人ばかりですので、本プロジェクトでもまず身近な方々をお誘いし、ある方からは「おもろいやん」(※尼崎は大阪の西隣にあるので当然関西弁になります)、ある方からは「お前が言うならしゃーない(仕方ない)な」という感じでご支援をいただいてきました。つまり、日頃のお付き合いの延長です。 このペースでは目標達成は難しいなと思っていたところ、大きな変化がありました。分からないなりに始めたTwitterやFAAVOのクラウドサイト、Facebookページなどを通じて、全国各地のモデラーや城郭の研究者、そして城郭模型の専門家のみなさまがご覧くださり、直接面識がないにもかかわらず拡散していただいたり、あるいはご支援をいただいたりしております。これにはメンバー一同、たいへんな励みをいただいております。どうもありがとうございます。 ここで現状を見ますと、2カ月間(8週)のクラウドファンド期間の6割が経過しているのに対し、達成率は42パーセントという現状です。ここから先は、私たちがまだ知らない方々にどのようにこのプロジェクトを伝え、共感していただけるかが生命線になります。 そこでみなさんにお願いです。どうか私たちとともに、プロジェクトを知らない方のもとに情報をお届けし、ひとりでも多くの方にご支援いただけますように、力を貸してください。現在発信している媒体のアドレスは下記の通りです。どうぞよろしくお願いします。 FAAVO神戸クラウドファンドページ https://faavo.jp/kobe/project/3125 フェイスブックページm.facebook.com/injectionmodel/ホームページwww.ama-injectionmodel.com/ツイッターtwitter.com/plamo_amagasaki
(ホビージャパン2019年1月号より) 今回のクラウドファンドのリターンにご協力頂いている『らいだ~Joe』さん。この方、すごい方なんです。https://blogs.yahoo.co.jp/rider_joe_1 らいだ~Joeさんが作った「MSN-03 ヤクト・ドーガ」が掲載されていると聞き、数十年ぶりに月刊ホビージャパンを買いに近所の本屋さんに行ってきました。誌面では、見開き4ページで、【「袖付き」のヤクト・ドーガを重厚なウェザリング塗装で仕上げる‼】のタイトルで掲載されていました。これは必見です。 Joeさんの真骨頂は『お手軽汚し』。「MSは重機だぁ~ 汚れるのだぁ~」であるとか、「モビルスーツって兵器やからワックスかけたてみたいなピッカピカじゃないやろ~っ」と言うJoeさんのポリシーのもと、様々な改造を行っています。ウェザリングと言うのは、プラモデルの表面にさらに手を加えて汚し塗装を施してリアリティを出すことですが、Joeさん曰く高価な道具をたくさん揃えなくても、簡単にカッコよく仕上げられるとの事。 以前、私の所属するあまがさきモケモケ団主催の『ガンプラをやいやい言いもって楽しく作る会』にお越しいただいた時に、子ども達に汚しのテクニックを伝授している横で、こっそりちゃっかり耳を大きくして盗み聞きしたところ、「この道具は100均で売ってるよ」とか、「モビルスーツは動くから、擦れる所があるはずだから、そこを想像して汚すように」であるとか、様々なアドバイスをして、ちびっ子の汚師を育てられていました。(娘は、ガンプラはデフォルトで汚すものだと思っている節があるのは内緒です) そんな、らいだ~Joeさんの汚し講座が受けられるのは、プラモ尼崎城のリターンだけ(ではありませんが。。。)。4月21日(日)に開催しますので、ぜひ支援コースをご購入のうえ、参加してマスターしましょう。因みに、ホビージャパンの特集記事で紹介されていたミニチュアゲーム『ウォーハンマー』誰か一緒にやりませんか?(文:長谷川亮太)
(画像は産業技術短期大学制作によるイメージ) 松岡です。昔、電子部品メーカーで営業として働いていました。その経験から今回のプロジェクトについて少し書いてみます。 メーカー営業の現場でよく言われていたことは、「お客様が何を作りたいのかをよく聞いて来い」というものでした。そして、お客様(大抵は家電や産業機器のメーカーさん)にそれを聞きに行くと、彼らは「お客様(ユーザー)が何を欲しがっているのかをいつも考えている」と答える方が多かったように思います。 私のいた業界全体として、皆が求めるものを作る、いわゆる「マーケットイン」の考えがすごく浸透しています。電子部品だからなおさらという面もあるでしょうが、おそらく製造業の世界では割とよく言われているのではないかと思います。メーカーと言えども、商売ですので好きなものを作るのは難しいのです。(もちろん市場の求めるものとメーカー側の作りたいものが一致することもあります) マーケットインと逆で「プロダクトアウト」という考え方があります。売り方は後で考える感じがあるので、ネガティブに捉えられがちですが、すごくざくっと言うと「持てる力でやれることをやる」という感じです。 ただ、作り手が志を持って送り込んだ製品が世の中を変えることがあります。私が思いつくものでも、ファミコン、ウォークマン、iPhone・・・と、登場前後では人々の生活スタイルを変えてしまいました。Appleのスティーブ・ジョブズも「顧客は自分たちが欲しいものは知らない」と言っており、実感としてわかるところも多いです。 今回のプラモ作りは「自分達が欲しいものを作ろう」と思ったところから始まりました。世の中を変えるようなことはなかなかできませんが、今現在世の中にないもの、作りたいものを作れるということは、とても幸せなことかも知れません。一緒にプラモを形のないところから作りましょう。(文:松岡和男)
尼崎城が再建される記念に、尼崎城のプラモデルが欲しい。無いなら作ろう。といういたってシンプルな動機による今回の取り組みですが、これを実現しようとする、このまちの面白さについてご紹介したいと思います。 1.プラモデルのスケールはどれぐらいにしたら良いのか。250分の1?、350分の1?尼崎市には産業技術短期大学がある。アポイントを取って午前中に相談。 相談に乗ってくれた先生が熱い。「イメージなら、3Dモデルを作ることもできるが」。夕方、先生から「3Dデータを作ってみたけど」すごい、3Dのイメージができている。数日後、「データを元に、3Dプリンターでモデル作ったよ」しかも、2種類のスケールで。ノリが良すぎるだろう! 2.ファンと資金を募るため、まずシャチホコから。でも金型はどうする。市内には熱い中小企業がいる。プラモデルを作りたいけど、金型やそのためのデータ取りをどうするか。相談した企業から、「うちでは全部はできないが、ここならやってくれるよ」という紹介が。恐るべし企業のネットワーク。金型が出来れば量産は、うちのメンバーがやってくれる。何て頼もしい! 今回は、これまでの経緯を少しだけ紹介させていただきましたが。このプロジェクトを進めようとしているのは自己紹介しているメンバーだけでなく、ものづくりのまちの熱い人々が一緒に取り組んでいます。また、これからもメンバーはどんどん増えていくでしょうし、そのエピソードも。面白くなってきました。 たかが「プラモデル」、されど「ものづくり」(文:岸本浩明)
先日行われた『プラモ尼崎城』のミーティングでは、クラウドサイトでのレポート記事の内容についてネタ出しをおこない、僕には「プラモデルの効能」というお題の宿題が出た。 写真で既に書いてしまっているが、僕が考える効能は、『集中力UP』『手先が器用になる』『想像力UP』『空間把握能力UP』『根気強くなる』『達成感が得られる』かなぁと思う。プラモデルを作る時は、集中力して作り、細かな作業をし、わからなければ説明書をよく読み、失敗すればやり直し、満足のいく出来で完成すれば、嬉しいし達成感もある。 よく娘と一緒にガンプラを作るが、確かに色々試行錯誤しながら、楽しそうに作っている。効能があらわれているかは不明だが。。。(これは、「みんなでプラモデルを作る喜び」のレポートで報告したいと思います) しかし、これは個人の感想でしかないなと思い、色々調べていると、2011年開催の第51回 全日本模型ホビーショーで東海大学情報理工学部の高雄元晴教授と株式会社壽屋が共同プロジェクトで『プラキット作りは頭に良い-脳科学的研究データにより実証- 』http://www.dreamnews.jp/press/0000041124/という研究を発表していた。 詳しくはリンクを読んで頂きたいが、プラモデルを作る際には「深い集中力」が発揮され、「Fmθ脳波」が長時間出現していることを発見したようだ。Fmθ脳波が出ていると、人は精神的心地よさを感じるらしい。(それで、あの人が夜な夜なプラモデル作りに没頭しているのかと納得したのは内緒です) この記事の最後に提案として、「プラキットの製作を学校教育現場に取り入れることにより、大きな教育的効果が挙がることが期待される。」とあるようにシャチホコプラモも尼崎城のプラモデルも市内の学校で教材として使って頂ければなぁと思う。 プラモデルの効能について、色々書いてきたが、効能が有れば副作用も有ると思うので、次回以降にどこかで「プラモデルの副作用」も書ければと思う。お付き合い頂きありがとうございました。(文:長谷川亮太)





