浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」に多くのご支援とご協力をいただき感謝いたします。 プロジェクトを広く知っていただこうとお伝えするレポートですが、今日は親うなぎ水揚げに協力いただいています浜名湖の漁師さん言葉をひとつ紹介させていただきます。 浜名湖の漁師さん(遠州灘に漁する舞阪漁港の漁師さんを含む)はしばしば浜名湖を「カワ」と呼んでいます。 「今日は早くカワへ行ったもんでなあ」、「今日はあそこのカワっ端で網仕事をしていたよ」などと浜名湖を「カワ」と呼んでいます。 浜名湖はじつは「川(河)」であることをご存知でしょうか。浜名湖は海に繋がっていますが、じつは河川法では二級河川都田川水系都田川と河川指定されているのです。 浜名湖には大小の川が注いでおり、その川に棲み育つうなぎが秋遅くから下ってくる。その中に私たちが求める親うなぎが混ざっています。 湖としては日本で10番目の大きさを持ち、周囲長ではなんと3番目という大きな湖でもある浜名湖がじつは河川法では河川であること。面白いことですね。 漁師さんはそれを知ってか知らずか漁場である浜名湖を「カワ」と呼ぶ。「カワから帰ったら行くでなあ」。そんなふうに浜名湖を呼んでいるのです。
浜名湖の初冬、私たちのプロジェクトは浜名湖の幸が水揚げされる市場で漁師さん・仲買仲間・浜名漁協のみなさんの協力を得て親うなぎの買い付けを行っています。 私たちが選ぶのは成熟して産卵期を迎えて銀化したうなぎです。銀化うなぎは遠い西太平洋の産卵場所へ向かうため、目やヒレが大きくなり体表もその名のとおり銀化します。 このようなうなぎは初冬の浜名湖に下ってくる下りうなぎの中に混ざります。 今日紹介させていただくのは買い付けに協力いただいている浜名湖雄踏市場に水揚げする漁師さんの最年長の加茂武さんです。 ベテラン漁師の加茂さんはさまざなな漁を教えてくれます。そのひとつが「風吹いて冷えれば豊漁」、強い風の日の翌日は下りウナギやマハゼが多く入るのです。 寒いさむい強い風の中、船で浜名湖伝統の定置網を揚げる加茂さんが揚げたのは見事な大うなぎ、このような健康で大きな親うなぎが放流の候補として買い付けの選別の対象になっています。(写真は2015年冬のもの) 昨日報告しましたように9月17日に当初の目標を達成した私たちの挑戦ですが、私たちの目標は銀化うなぎの全量の買い付けです。 今年はご支援いただいて集まった金額を足して多くのみなさまの心で一匹でも多くの親うなぎの買い付けに臨みます。 プロジェクトの終了10月の末日までさらに多くの皆様のご理解とご支援をいただきたいと願っております。
浜名湖発 親うなぎ放流連絡会会長の加茂仙一郎です。まずは台風18号で被災したみなさまにお見舞い申し上げます。 また私たちの浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」に多くのご理解とご支援いただき感謝いたします。 三連休の昨日17日(日)私たちが目標としておりましたご支援金額の300.000円を超え、17日間で310,000となりましたことをまずは報告いたします。プロジェクトの仲間を代表してお礼申し上げます。 FAAVO静岡を利用して官民一体となって取り組む初めて挑戦する浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」はまだまだ続きます。 「浜松、そして日本の食文化であるウナギを守る」活動を広く多くの皆様に広く知っていただきたいと願っております。
浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」にご支援をいただきありがとうございます。 「浜松、そして日本の食文化であるウナギを守りたい」と活動を続ける私たちはウナギ養殖発祥の地として全国で初の放流事業を続けています。 浜名湖といえ全国的にも有名なウナギの産地です。シラスウナギがたくさん獲れるうえ、養殖に必要な地下水やシラスウナギの餌となる小魚が豊富であることなどが養殖に適しているといわれ、大きく発展しました。 ご支援の返礼品のひとつ浜松うなぎ料理専門店振興会会員店のお食事券を紹介いたします。 ご支援コースにより3枚から40枚まで浜松うなぎ料理専門店振興会員のお店でお食事券としてご利用いただけます。 浜松うなぎ料理専門店振興会員のお店は下記ホームページから http://unasen.org/ 地域はもちろん、たれの味や焼き方、うなぎマップからうなぎ(鰻)料理専門店で浜名湖のウナギをお楽しみください。
日本養殖新聞FAXサービス版(9月1日)に掲載いただきましたので本文を紹介させていただきます。 平成29年度浜名湖発 親うなぎ放流事業浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」CF(クラウドファンディング)活動がスタート 浜名湖初親うなぎ放流連絡会※(加茂仙一郎会長 海老仙・代表取締役)が浜名湖発「ニホンウナギ資源回復プロジェクト」クラウドファンディング活動の実施を1日、発表した。 このプロジェクトでは、親うなぎを買い上げて放流する事業費の一部を、市民・県民の多くの人たちのご理解を求めて集めてゆくもので、目標金額は30万円、期間は10月30日まで。支援コース内容は、6,000円、1万円、3万円、5万円、10万円でそれぞれのコースの金額により、会加盟店で利用可能なお食事券など返礼品が用意される。なおクラウンドファンディング事業者は「FAAVO静岡」https://faavo.jp/shizuoka/project/2217 なお、本年度の親うなぎ放流は11月頃を予定。 ※浜名湖発うなぎ放流連絡会は、浜松うなぎ料理専門店振興会、浜名漁業協同組合、浜名湖養魚漁業協同組合、指定仲買人、浜松うなぎ販売組合で組織(オブザーバーは静岡県、浜松市、湖西市)。 問い合わせ (株)海老仙 代表取締役 加茂仙一郎電話 053-592-1115