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ガザで挑戦、ビジネスコンテスト! ビジネスを通じ、共に未来を創りたい!

天井のない監獄とも言われるパレスチナのガザ地区で、逆境に負けずソーシャル・チェンジを起こそうという起業家の卵がいます。われわれ「ガザビジ」は、未来を切り拓く若者の挑戦を支えるため、昨年に続き2017年も起業コンテストを開催します!(優勝者は世界の起業家と共に日本へ招聘)

現在の支援総額

648,000

43%

目標金額は1,500,000円

支援者数

33

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/08/01に募集を開始し、 33人の支援により 648,000円の資金を集め、 2017/09/29に募集を終了しました

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ガザで挑戦、ビジネスコンテスト! ビジネスを通じ、共に未来を創りたい!

現在の支援総額

648,000

43%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数33

このプロジェクトは、2017/08/01に募集を開始し、 33人の支援により 648,000円の資金を集め、 2017/09/29に募集を終了しました

天井のない監獄とも言われるパレスチナのガザ地区で、逆境に負けずソーシャル・チェンジを起こそうという起業家の卵がいます。われわれ「ガザビジ」は、未来を切り拓く若者の挑戦を支えるため、昨年に続き2017年も起業コンテストを開催します!(優勝者は世界の起業家と共に日本へ招聘)

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おはようございます。 ガザを訪問中のメンバーの一人、朝武から現地レポートが届きましたので紹介いたします。   == こんにちは!ガザ滞在中の朝武です。 今回はガザでの素晴らしい出会いについてお伝えします。    先日、乙武さんとガザ入りしたメンバーでとある男性のお宅を訪問しました。 名前はアフマドさん。彼は17歳の時イスラエルの空爆により両足と左腕を失いました。   [乙武さんとアフマドさん] 空爆前、彼の夢は教師になることでした。 空爆後、手足を失ってからも彼の夢は変わりませんでした。 そして現在、アフマドさんは教師として働いています。 乙武さんの「手足を失ったことで夢をあきらめようとはしなかったのか」、という問いに対しアフマドさんはきっぱりと「あきらめた時は一度もない」と答えました。   彼はなんと自分で車を運転して学校まで通勤しているのです! ブレーキとアクセルを改造し、足で踏むのではなく肩に棒を取り付ける事でうまく操作し、右腕でハンドルを切って運転するそうです。    [実際に運転する様子を見せてくださいました]   アフマドさんは「長期的な希望を持つことが難しいガザだからこそ長期的な希望を持ち続けたい」と乙武さんとの会話の中でおっしゃっていました。     [訪問メンバーで集合写真]   ガザの人々に希望を届けたいとの思いで始まったこのプロジェクトを成功させるために、私たちのできることを精一杯やっていきたいと思います。    


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戸川です。 本日は2017年7月に発表されたばかりの国連カントリーチームによるガザに関するレポート;Gaza Ten Years Laterを紹介させて頂きます。英語ですが非常に分かり易く、現地の状況が解説されていますのでぜひご一読ください。 尚、本レポートで使用している数字、画像は全て同国連レポートからの引用です。 前回2012年に発表した国連報告書では、「ガザでこのままの傾向が続くと、社会、医療、治安の破綻を招き、2020年には人が住み続けることはできなくなる」と警鐘を鳴らしました。5年経った今でもその状況は改善しておらず、今回のレポートでは、「ガザの劣悪な環境と悪化はむしろ加速しており、危機的な状況」と主張しています。 2014年の軍事攻撃に加えて、パレスチナの内政的な分裂やイスラエルによる長期的な封鎖が一向に改善されていないことが、この状況をもたらしています。それによって基本的な生活や人間としての尊厳を奪われているのは、ガザの市井の人々です。 <悪化する経済、基礎サービスの指標。人口は増えるが全てが悪化傾向> ガザの電力供給は主にイスラエルに依存せざるをえないため、政治的な状況に非常に左右されやすくなっています。特に先月以降、電力供給が著しく押さえられているため、発電機や太陽光発電設備のない多くの家庭では、1日のうち電気を使える時間はわずか2-3時間と言われています。電力供給改善に関わる今後のプロジェクト計画はあるものの、その実際の実施には様々なハードルがある上、たとえ全ての計画が2020年までに実施された場合でも、電力供給を完全に満たすことは難しくなっています。 加えて増加する人口と需要は、ガザの地下水の過剰な汲み上げを招き、土壌には下水や化学物質を含む地中海の塩水が浸透してしまっています。その結果、ガザの地下水の96%は飲用に適していません。2017年末には使用不能になり、2020年までには回復不能な状態になるだろうと警告されています。 <封鎖されたガザの環境> ガザでは人口の43%が15歳以下の若者である上、人口増加率が高いため、今後も労働人口の顕著な増加が予測されています。現在の40%に上る高い失業率をさらに悪化させないためには、2020年までに毎年24,000の新たな雇用創出が必要です。 将来的な経済成長や新たな雇用創出の原動力には、民間セクターの成長は欠かせません。しかしながら、2014年の軍事攻撃で、ガザの生産的なセクターは非常に大きな打撃を受けました(直接的な被害額は4億18百万米ドル、機会損失や収入損失による非間接的な被害額は4億51百万米ドルと言われています)。なお攻撃から2年経った現在でも、ガザの経済水準は2014年以前のレベルに回復していません。 こういったガザの厳しい状況に対して、国際社会は過去10年、財政的および技術的支援を提供しているものの、その支援は「ガザ封鎖以前の生産能力を一部回復させる」あるいは「軍事攻撃による被害を補償する」に留まっています。ガザのレジリエンスを高められる、より持続可能な民間セクターを創り上げるには、新しいアプローチが必要とされています。


ガザの厳しい現状
2017/08/12 10:14
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メンバーの戸川です。 これまでガザの明るいシーンを中心に紹介してきましたが、今日は厳しい状況についても少し触れていきたいと思います。 ガザ地区はどんなところ? パレスチナ自治区の一部であるガザ地区は、東地中海の端に位置している地域で、エジプトとイスラエルに接しています。地中海沿岸の地の利を活かし、古代にはエジプトとシリアを結ぶ交易地として栄えていました。このガザ地区では、手織りの絨毯、籐製の家具、陶器、柑橘類などの農作物や海産物が特産物とされています。[1] <ガザのビーチの写真:子供たちはいつも明るい>  しかしながら、長期的な封鎖、度重なるイスラエルによる攻撃、その影響により壊滅的な状況に陥っている社会経済から、かつては栄えた土地であったガザは現在、「天井のない監獄」と呼ばれています。2012年の国連機関報告書は、「この傾向が続くと、社会、医療、治安の破綻を招き、2020年にはガザに人が住み続けることはできなくなる」と警鐘を鳴らしています。[2][3] <復旧中のガザの建物:銃痕の後が残る>  「天井のない監獄」とは? 東京23区の60%程の面積であるガザの人口は、約200万人です。世界で最も人口過密度の高いエリアの一つであるガザは、2007年以降イスラエルによって封鎖されているため、陸海空のいずれも、人や物の出入りが大きく制限されています。そのうえ、過去10年間だけ見てもガザは3度の大きな戦火に見舞われています。2014年の51日間にわたる軍事攻撃では、死者2,251人、負傷者11,000人、全壊・半壊家屋18,000戸という大きな被害を受けました。[4]   こうした状況の中、ガザの生活基盤は破壊されたまま、十分に復興がされていない状況です。ガザの伝統的な産業 - 農業/林業/漁業/製造業のいずれも衰退し、イスラエルの攻撃で破壊された地域の再建が辛うじてガザを動かしている、という厳しい現状です。   破壊された生活基盤 - 深刻な電力不足 ガザの電力供給は主にイスラエルに依存せざるをえないため、政治的な状況に非常に左右されやすくなっています。特に先月以降、電力供給が著しく押さえられているため、発電機や太陽光発電設備のない多くの家庭では、1日のうち電気を使える時間はわずか2-3時間と言われています。この厳しい状況の中で、昨年のガザチャレンジ受賞者 Sketch Engeneering のアマルから、以下のメッセージが届きました。   ガザでの生活は、地獄のようになってきています。あまりにも暑い中、エアコンは勿論、扇風機もない。シャワーを浴びる水もない。あるのは、ただ飲むための水だけ。ガザの人々は常に不満を感じ、フラストレーションが溜まっているため、あちこちで口論や喧嘩が発生しています。(中略)私は今、無力感を感じています。自分、家族、そして私の人々のために何もすることができません。このような負のエネルギーをあなたたちと共有してしまい申し訳ないけれど、これが私たちが直面しているガザの状況です。   現状は厳しい。しかし、諦める理由はない。私たちには私たちのできることをしていきたいと思います。 [1] http://travelpalestine.ps/gaza/[2] http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/09/post-3894_1.php[3]http://www.aljazeera.com/indepth/opinion/2017/07/gaza-unlivable-place-170723091946355.html[4] パレスチナ子どものキャンペーンウェブサイト


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こんにちは!間もなくガザ現地に向け東京を出発します笹尾です。 本日は、応募総数80通の難関を突破し見事GEC2017ファイナリストとなった10チームの製品/サービス内容をそれぞれ簡単にご紹介します!  [インタビューの様子:現地でプレゼンをする参加者] 想像を遥かに超える応募数にたじろぎながらも、JGICメンバー3名とガザ現地の協力インキュベータースタッフ4名の合計7名により(時差はあれど…)夜を徹して書類を選考、上位20チームに対しては追加インタビューを実施し、以下10チームを決定致しました!(以下、順不同)  ①    Veranda 緑地が少なく多くの環境問題を抱えるガザにおいて屋上ガーデニングのデザインを提供するサービスを提案。  ②    Walk and Charge 電力供給が限られているガザにて、歩行の際に発生するエネルギーを利用したスマートフォンの充電器を開発。  ③    Rozza Designs マグカップ、Tシャツ、キーチェーン等の小物に顧客の要望通りのデザインを印刷するサービスを提供する、ガザ地区初の女性によるオンラインショップ。ガザ地区での女性社会進出の一助となるべくロールモデルとして活躍することを目指す。  ④    ECO-Crete ガザ地区で現在規制なく廃棄されているガラスや焼成粘土を、セメントの代替となる素材へと加工し有効活用しようとするプロジェクト。  ⑤    Basataup ガザ地区に搬入されている木製パレット(木製の板)の約50%が使途不確定のまま放置されている状況に目をつけ、この木製パレットを使用し屋外・屋内家具を製作、販売する。  ⑥    HI KIDS 4-12歳の子どもを持つ親が子どものインターネット・ソーシャルメディアでのアクセス情報範囲を管理し、有害情報から子ども達を守るアプリケーションの開発。  ⑦    Ana Arabi コメディ、冒険もの、ファンタジーを始め幅広いコンテンツのアラビア語リーディング・リスニング教材をアラビア語話者の子ども向けに提供するサービスを提案。  ⑧    ECOHOME 有機物や有機肥料を特殊な方法で発酵させることにより可燃性メタンへ変化させ、代替的な再生可能エネルギーとすること、そして同時に栄養価の高い有機肥料を生産することでガザ地区の環境問題改善を目指す。  ⑨    Zidney 学校での授業を補完しつつも娯楽的要素のあるゲーム教材を開発し、子どもの数学的・理化学的な能力向上や有害な電子ゲームに代わる楽しみを提供する。  ⑩    Speed Math Program 8-15歳の子どもが数学嫌いの傾向があることに着目し、独自カリキュラムを考案。これによりガザの子どもたちの問題解決・分析的思考・クリエイティブシンキング等習得を目指す。 どのチームも、ガザ地区内で日常的に感じられている社会問題に切り込むアイディアでGEC2017に応募してくれました。一週間後に迫ったGEC2017のステージでの最終プレゼンテーションにより、今年度優勝チームが決定致します!私は間もなく現地で審査員をさせていただくことになるので、10チームの熱意を感じながらプレゼンテーションを見られることに非常にわくわくしています! この様子は8/14(月)に都内・日比谷公園付近レストランにて特設中継会場をご用意してお伝えする予定ですので、ぜひお越しください! 詳細はこちら!   [現地での書類選考メンバー]  


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メンバーの税所篤快による投稿を以下に紹介します! ガザビジは、上川路と税所がニューヨークで会ったところからはじまりました。   [ガザ、ハンユニスの海沿いで。ビジネスコンテストの当日:左から上川路、米倉先生、税所、岩田、清田先生、飯村、安田、吉田(以下文中のMikiさん)] ===   上川路さんと「ガザ・プロジェクト」をニューヨークで創業してからもうすぐ2年だ。 着想した当時は、まさかガザ、日本、そして世界を揺るがすようなプロジェクトになるとは予想もしなかった。 昨年度のガザチャレンジは大きな兆しをガザにつくったと感じている。 1つめは、マジッドとアマルというガザにおける最高の『起業家の卵』と出会えたことだ。 2つめは、この2人を今年3月に日本に招聘することができたことだ。 この優勝者の日本訪問という事実がガザの若者たちに大きなインパクトは大きかった。 ガザの国連(UNRWA)オフィスのMikiさんのもとへは、「マジッドたちに続こう!」と、連日のように参加希望が届き、若者のコミュニティやSNS上ではガザチャレンジの話でもちきりだというのだ。 ガザの若者たちにとって日本のサポーターと起業ができる、そして日本へ研修旅行でいけるというのは、それだけ希望のある選択肢なのだと改めて知ることになった。   2年前、プロジェクトを立ち上げる際に、国連(UNRWA)の保健局長でプロジェクト後見人のひとりである清田医師と僕たちが願ったのは、「ガザの絶望する若者たちに希望の光を筋でいいから届けたい」というものだった。   その想いは一歩一歩ではあるが心強い仲間たちのおかげで実現しつつある。今年のガザチャレンジ2回目がさらにガザに「新しいチャレンジに前のめりな若者」を生み出すことを信じている。 [第1回ビジネスコンテスト開会式とふみやさん]