明日の予定:多層鋼の研磨&研ぎ①鍛造した後、ナイフの形に研磨します。②刃先部を研磨して鋼が中心になるように研磨します。③焼き入れをします。④鞘に取り付けます(カシメる)⑤荒研ぎ、背が2回、刃が3回と少しづつ研ぎます。 ※左右均等の研磨や研ぎをしているので右利き、左利きもOKです。⑥中研ぎも、背が2回、刃が3回と少しづつ研ぎます。 ⑦仕上げ研ぎも、背が2回、刃が3回と少しづつ研ぎます。 砥石を変えながら研ぎます。⑧最後に水研機ででの仕上げ研ぎをします。
昨日、五代目と打ち合わせが有り訪ねてきました。新製品の進み具合についてもスケジュール等を確認しました。現在有るのは手作りの試作品なので商社様にも見せていないのでオープンは少し待ってほしいとの事でした。欧米と同時販売を考えているとの事です。ネジ1個にしても材料の問題等を含めて詰めていかにといけないのでとの事でした。その他の話の中で、国内の業者(工場)が肥後ナイフと銘打って販売しているところがちょくちょくあるので電話を入れたりしながら取り締まっているとの事でした。帰ってから、ネットで調べたら確かに肥後ナイフで販売されていました。又、最近ですが中国で「肥後守」の贋作が出回り欧米にも出回りだして切れないとの苦情が多々出てきたそうです。中国の業者は長尾製作所に委託されて製造しているとも言っているそうです。何か対策を考えないといけないと真剣に思うところです。私の記憶でも昔、三木周辺でも贋作が出回り「肥後守」のを登録商標としたら、「肥後」ナイフで製造する業者が後を絶たなかったと覚えています。我々としては、先ず、贋作が有る、「肥後ナイフ」は肥後守ナイフではないと言うことを機会あるごとに訴えることから始めたいと思っています。昔から言われている「安かろう・悪かろう」安すぎるのは贋作ではと疑う必要があるかと思います。ご注意を。 藤本
刃物研ぎ(片刃)刃物は研ぐことに因って何時までも、その切れ味を保持します。上手く研げないと、その刃物が持っている切れ味が持続しません。研ぎ順:刃物の表側の鋼の部分を使用(摩耗)状態に応じて研ぎをしてください。 少し欠けた状態だったら、荒用砥石で欠けた部分が無くなるまで研ぎます。 続いて、中用砥石(#1000前後)中研ぎをします。 そして、仕上げ砥石(#3000前後)で仕上げてください。 最後に、刃物の裏側全体が砥石に当たるように研ぐと表で研いだ返りが取れます。 注)強く研ぐと、反対に表に返りが出ます。定光作 肥後守ナイフは両刃ですが軟鉄に鋼を融合(接着)させています。次回は両刃の研ぎ。
砥石で初めて研がれる方。砥石の表面にナイフの表面のイラストの斜線の部分を手前にして砥石に合わせてください。刃先部を人差し指と中指で押さえて前に押してください、5回ほど繰り返す。次にナイフを裏返して、表と同様に研ぎます。刃先の状況に因って繰り返してください。注意点:押す時に力を入れて研ぎ、手前へ引くときは力を抜いてください。 引くときに力を入れると刃先が砥石を削り刃先が丸くなる事が有ります。紙を写真の様に持ってナイフで斜めに切って切れたらOKです。
ナイフ等は砥石で研ぐのが一般的ですが。本日は、どなたでも簡単に研げる方法を記します。紙(布)やすりには数種類ありますが。①木工用紙やすり②金属用布やすり③耐水用やすりナイフを研ぐには③の耐水用を使用します。研ぎ方、耐水用やすりを適度に切り取り(10cm四方ぐらい)表面に水で濡らして木材に置き、砥石で研ぐように研ぎます。反対にナイフを木材に置き耐水やすりで磨くように研ぐ方法も有ります。耐水用やすりには番手が有ります。