奈良新聞 令和7年2月19日 烏梅と梅古庵の記事が掲載されました。新大和の食模様コーナーNPO法人奈良の食文化研究会 木村隆志理事長の署名記事#奈良新聞#奈良の食文化研究会#烏梅#梅干し#後醍醐天皇#元弘の乱#園生姫#お水取り#紅花#修二会#城州白#口紅#梅古庵#奈良紅工房#園生の森神社
烏梅と紅の会2025募集開始紅花栽培と紅花染めコース大豆栽培と薬膳味噌作りコース旬の定期便コースお申込みはプロフィール欄のリンク、ハイライトのリンク又はDMでご連絡下さい。月ヶ瀬では毎年梅の花が綺麗に咲きます。五月川を眺める美しい渓谷と梅の香り漂う早春の空気は古来より人々を魅了し、現在でも観光地として多くの人が訪れますが、この1万3千本の梅はもともと烏梅製造の為に植えられたものです。烏梅(うばい)とは梅を特別な製法で加工したものです。遣隋使が薬として日本に伝え、紅花染めや口紅の媒染剤にも利用されました。かつて烏梅は高値で取引され、月ヶ瀬で400軒もの生産者がいましたが、明治時代に発明された化学染料によって烏梅の需要は急速に低下し、売れなくなりました。生産者は次々にやめていきましたが、梅古庵ではたった一軒になった戦後以降も毎年烏梅を作り続けています。 化学染めが主流の現代、烏梅を媒染剤にした昔ながらの紅花染めは、手間暇がかかる上に原料も高価で少なくなりました。けれども烏梅を使った染物はとても美しく、手作業で丁寧に紅花を搾り、白の生地を美しい紅色に染めた時の感動は格別です。 烏梅と紅花と灰だけを使った昔ながらの製法で染めます。原料の紅花を種から育て、収穫した紅花を使って染物ワークショップを行います。年々増える耕作放棄地で花を咲かせ、紅花以外にも大豆を栽培して薬膳味噌作りワークショップも行います。この活動に共感し参加してくれる方を募集します。下記3つのコースを用意しました。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。紅花栽培と染物コース 受講料 13,000円(税込)(紅花染め教室のみ参加の場合は税込18,000円)小学生無料、中学生・高校生半額紅花を一緒に栽培して、収穫後に紅花染めを行います。紅花栽培を学び烏梅と紅花と灰だけを使う昔からの紅花染めを体験できます。2025年4月5日(土) 種まき5月10日(土) 間引き6月29日~7月6日頃 収穫7月26日(土) 種取り12月14日(日) 紅花染め教室※栽培状況によって日程が変わる事があります。※収穫状況によって仕入れた紅花で染物をする場合があります。大豆栽培と薬膳味噌作りコース 受講料11,000円(税込)※容器代別途大豆栽培を学び、薬膳味噌作りを体験出来ます。(1人3kgの味噌)2025年5月17日(土) 大豆種まき10月18日(土)頃 大豆収穫2026年1月17日(土) 薬膳味噌作り※栽培状況によって日程が変わる事があります。※収穫状況によって仕入れた大豆で薬膳味噌作りをする場合があります。こんな方におすすめ・耕作放棄地を活用したまちづくりに共感してくれる方・自然の中で植物の一生を学びたい方・原料の栽培から紅花染めや薬膳味噌作りを体験したい方イベントに参加したいけど、月ヶ瀬まで遠くて来られないという方へ梅古庵の梅干しや旬の野菜が毎月届く定期便コースに参加しませんか?定期便コース梅干しと季節の野菜セットお届け毎月1回 税込2,200円/月+送料下記商品から毎月2点南高梅干し、白加賀梅干し、紅映梅干し、城州白梅干し、小梅干し、小粒南高梅干し、新作烏梅、完熟梅ジャム、ひのな漬け、赤カブ漬け、干し柿、赤しそふりかけ新米、じゃがいも、里芋など・健康食の梅干しが届きます。・旬の野菜が届きます。・烏梅の新作が届きます。・体験イベントに会員価格で参加出来ます。(梅シロップ作り、干し柿作りなど)#ワークショップ#体験#農業#烏梅#紅花#紅花染め#染物#大豆#栽培#薬膳#味噌作り#薬膳味噌#味噌#定期便#耕作放棄地#イベント
大豆栽培と薬膳味噌作りコース2024完了昨年仕込んだ味噌で味噌汁を作り、来年に向けて新たな味噌を仕込みました。木桶は洗っても発酵に大切な微生物が残るので、今年よりも来年、より良い味噌を醸してくれます。醤油や味噌作りに欠かせない木桶ですが2024年には全国で桶屋さんの廃業が相次ぎ、毎年注文している秋田の桶屋さんに注文が集中しているそう。秋田の桶屋さんも来年はどうなるか分からないとのお話しでした。文化を失えば国を失うとはその通りで、先日も大人の寺子屋で烏梅料理を準備しながら聴いていた茶道の先生の授業にもそのお話がありました。蕪のポタージュを作れば味噌の需要が減り、ディチェコでスパゲティを作れば米の需要が減る。着物文化は風前の灯火で、都会では日本建築を見つけるのが困難になりました。防衛庁を防衛省にしたのと同じくらい文化庁を文化省にする事は大切だと思うけど。政府やメディアだけでなく、我々一人一人が意識する事が大切なんだろうと思います。大豆栽培と薬膳味噌作りコースは2025年も開催します。一粒の大豆が数カ月の後に何倍もの量なって帰ってくる収穫の喜び、天候や虫にやられるリスク、汗をかいて仕事をする達成感。農耕民族の醍醐味を体感します。今年も沢山のご応募お待ちしています。#大豆#味噌#味噌作り#味噌汁#発酵#薬膳#木桶#秋田杉#文化#日本文化#烏梅#梅古庵
大人の寺子屋 余白 烏梅コース料理の記録 2月2日アペリティフ 酸梅湯アミューズ 鮪とアボカドのタルタル 烏梅ジュレ添えオードブル きのこのリエット パルメザンチップと烏梅ジュレを添えてスープ 鳥梅ポタージュ株とりうめポワソン 赤舌平目のムニエル ソース烏梅ヴァンブランソルベ 完熟梅のソルベヴィアンド 牛肉のポワレ ソース烏梅ヴァンルージュおにぎり 烏梅とツナのリエット バル ド リーデザート 烏梅のガトーショコラと奈良の健一農園の和紅茶お酒烏梅ジンフィズ烏梅ジンリッキー烏梅コーラ紹興酒烏梅コーラカクテル梅古庵の梅酒ソフトドリンク完熟梅ジュース烏梅コーラ和束の玄米ほうじ茶大人の寺子屋 余白とはインスタより抜粋滋賀県大津市にある築120年の町屋を改装した日本文化の本質を学ぶ為の寺子屋です。宗教と美術について学ぶ『天』環境と食について学ぶ『地』私たち人間を動物から分化する文化について学ぶ『人』大人とこれから大人になる人が、自分と、私たちを取り巻く世界を知るための学校です。@terakoyayohaku#大人の寺子屋#余白#烏梅#酸梅湯#フレンチ#イタリアン#和食#カクテル#ムニエル#リエット#パルミジャーノ#ポワレ#タリアータ#ジン#バー#bar#梅酒#紹興酒#ガトーショコラ#梅古庵
今朝の朝日新聞で月ヶ瀬梅まつりが紹介されました。今年の梅古庵お食事処は2月8日〜3月31日まで営業し、お客様のお越しをお待ちしています。今も昔も外国の評価や輸入品が好きな日本人ですが、梅も遣唐使によって唐から伝わりました。当時お花見といえば梅。万葉集でも梅が沢山詠まれています。万葉集で詠まれた植物1萩 141首2梅 118首3松 79首4橘 68首5桜 50首太宰帥(太宰府長官)の大伴旅人は梅花の宴を開催。31名の客人を自宅に招いて梅花の歌三十二首が詠まれます。序文は元号令和の由来になりました。万葉集は当時の言語漢字で記されています。『うめ』の発音はあて字である万葉仮名『烏梅』と表記されます。万葉集の『烏梅』は『うめ』の万葉仮名である事が通説ですが、日本文学者である国学院大学の辰巳正明教授はこの『烏梅』は当時伝わった薬としての烏梅に違いない、大伴旅人が梅花の宴で薬の烏梅を披露したのではないかと、令和元年に梅古庵を訪問し熱く語られました。『大伴旅人』辰巳正明著 新典社に詳しく書かれていますので興味ある方は参照下さい。遣唐使と共に伝わった梅のお花見は、遣唐使の廃止によってその地位を桜に譲ります。唐の文化よりも国風文化が見直されお花見といえば日本古来の桜になりました。菅原道真公が好きだった梅は菅公の進言による遣唐使廃止によって人気に陰りが出る事になります。平安京の内裏、紫宸殿もその頃、左近の梅から左近の桜に変わります。(右近の橘は今も変わらず)烏梅は西暦1331年に月ヶ瀬に伝わりました。江戸時代後期には最盛期を迎え、烏梅を作る為に月ヶ瀬には梅の木が10万本植えられていました。烏梅用の梅でしたが、五月川を背景にした満開の梅の景色が美しく、明治の文人墨客が多数訪れる観光地となります。大正11年には日本初の名勝にも指定されました。紅花染めに使われた烏梅は化学染料の普及と共に需要は激減しました。梅の木も伐採され茶や桑畑に変わっていきます。月ヶ瀬の風景と観光事業が失われる事を嘆いた隣町の田中善助町長は月ヶ瀬梅渓保勝会を立ち上げ、月ヶ瀬の梅の伐採を止めました。その会は後に公益財団法人となり、現在も1万2千本の梅の木を管理されています。五月川の瀬に映る梅と月が美しい月ヶ瀬。ぜひ今年の月ヶ瀬梅まつりにお越し頂き歴史と梅の香りに触れてみて下さい。#月ヶ瀬#梅まつり#朝日新聞#烏梅#万葉集#大伴旅人#梅花の歌#梅花の宴#紫宸殿#右近の橘#左近の梅#令和#万葉仮名#五月川#梅古庵





