「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

現在の支援総額

3,037,500

75%

目標金額は4,000,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

現在の支援総額

3,037,500

75%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数204

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

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戦争を知ること
2022/10/22 16:30

10月22日(土)。前に家を訪ねて来てくれた教え子が、資料室に手伝いに来てくれました。一人は、小学生の時以来です。立派な青年になっていました。近況を教えてもらった後、すぐに作業に!二人で「こうした方がいいみたいやね。」・・・と、仲よく作業している様子。私は、部屋の中で焼き付けの練習。(教えられるようにと…)「また、水泳を始めたんよ~。肩がめっちゃ痛いわ。」など、お互いの近況など穏やかなおしゃべりが聞こえてきます。私の方は、ツレがしているのを見て、「カンタン」と思い込んでいた焼き付けが、思いの外難しく悪戦苦闘。・・・「そろそろ休憩せん?」と、外に出て、二人が切ってくれた木を手に取りました。「うわぁ~!めっちゃキレイ!!」スベスベの切り口に、思わず叫んでしまいました!!さすがです!!!その後は、部屋の中で「焼き付け」の練習をした二人。小学生のころ(5・6年生)の思い出話をしながら、「俺ら、いろいろさせてもらって、よかったよね!」「先生が、沖縄戦のこととか教えてくれとったお陰で、沖縄行ってひめゆりの塔とか戦跡に行きましたよ。行かんわけにはいかんなって。」「友達と話しよっても、戦争の時の事(北九州市の)とか、あんまり知らないですよ。」・・・国語や算数といった教科学習以外(総合的な学習)のことばかり思い出して話す二人を見て、「無駄じゃなかった」と、うれしくなりました。そして何よりも、あの時学んだ戦争の事が、彼らの「根っこ」になっていることを感じてうれしかったです。「中学校では、やんちゃしまくっていた人たちも、誰かをいじめるとかはなかったですよ。」よかった。・・・途中。部屋の中にハエが侵入。せわしく飛び回っているハエの姿に、「いっしょに話を聞きたくなったんかね。」という教え子。命を大切に思う「根っこ」が育っていることを感じ、温かい気持ちになりました。


昨日(10月19日)は、若松区の戦争犠牲者追悼式に行った。かねてから訪ね、慰霊したいと思っていた、高塔山にある「忠霊塔」(名前が気になる…)の中に入ることができた。N先生が生前、「空襲で命を奪われた子ども達の名前を見らんないけんよ!」と、おっしゃっていた。中に入ると、2000柱あまりの名前が、亡くなった日と年齢とともに書かれてあった。私は、探した。子どもたちを。悲しいことに、たくさん見つけてしまった。ここにいる4人は、姓が同じ。きょうだいか?あるいはいとこか?8月8日の空襲だけでなく前年6月の空襲犠牲者もいた。親子ではないか? 兄弟ではないか?怪我をして、しばらくして亡くなったのではないか?…名前と亡くなった日付を見ながら、いろいろなことを想像した。 「生きたかったよね…。同じ思いをする子どもたちを出さないように、がんばるね。」 強く心に誓った。 「私たちは、もう80を越えてますよ。私たちがおらんくなったら、ここの世話をしてくれる人がおらんのよ…」来られていた年長者の声が、私の耳に残っている。


今朝、庭の草抜きをするために、物置を開けました。目に入った段ボール箱。「あ。N先生の資料。これも整理しないといけないなぁ。」と、ふたを開けました。「朝鮮人炭鉱労働」と書いてある紙が載っています。手に取り開くと、なんと!蜑住の地図が!!赤い所が「新しい平和資料室」です。緑の所が日炭高松の坑道(入口?)があったようです。前にも書いたと思いますが、私が記憶している場所とほぼ一致します。ゾワッとしました。「『蜑住』で土地を見つけたのには、大きな意味があるのかも・・・」昨日、八幡の空襲を語り継ぐ活動をしている平野塾の「八文字カフェ」に参加させていただきました。(八幡空襲の体験者が集う、大変貴重な「場」です。)昨日の参加者のKさんが、「捕虜」の話をされていました。戦時中、アメリカ人捕虜、オランダ人捕虜の収容所が北九州にはありました。ある日、水巻にあった高松炭鉱で働かされていた捕虜の一人が脱走。捕虜が描いた水巻町の日炭高松第2坑結局、八幡西区の皇后崎の辺りで捕まり、今の共立大の辺りで「見せしめ」のために処刑されたというのです。捕虜が描いた絵高松炭鉱で働かされていた捕虜は、十分な食事を与えられず、ガリガリに痩せた状態で過酷な労働に従事させられていたそうです。Kさんが教えてくださいました。「この時に、折尾に住んでいた方が、『捕虜の方がかわいそう』と言って、差し入れをしたことがあったそうです。」人間性を失わせる「戦争」の中でも、人間らしく生きることができるんだと、改めて思いました。そのためには、学び、考え続けることが大事!と、自分に言い聞かせました。前に書いた、働かされた「朝鮮人」のことも含め、しっかり調べて、展示しようと思います。八文字カフェからの帰り際。Dさんから声をかけられました。「あったことをなかったことにされないように!!」と。「蜑住」の地でやるべきことが一つはっきりしてきました。※資料は、林えいだい「にっぽん 俘虜収容所」より


お手伝い1号
2022/10/15 06:25

<現在(10月14日)の支援状況>支援総額 3,148,500円(目標4,000,000円)支援者数 221人(目標500人)木曜日。かねてから「お手伝いできることがあれば。」と声をかけてくださっていたFさんが、来室。なにせ、トイレがまだ使えません。「お手伝いの下見」の短時間の予定で来てくださったのですが・・・。「この木に、こうやって・・・」と、はんだごてを取り出して、「実は、私はココしかやってない。ツレがやってくれていて、このはんだごてを見つけて、・・・あ~だ、こ~だ、・・・」としゃべっているうちに、つい、「やってみますか?」と、娘さんに進めてしまいました。始めはためらっていた娘さんも、「自分のだったら!」と、やる気になり・・・あとは、私がFさんとおしゃべりしている間に、気付けばでき上がっていました!帰られた時間から計算すると、作るのに1時間かかっていません。おそらく40分くらいかな?お礼のメールが届きました。「居心地がよくて、豊かさを感じられる空間に娘と共にエネルギーをもらって帰りました。」と。資料が押し込められた倉庫のような小さな部屋です。でも、「自慢の」自然が包んでくれています!!だからかは分かりませんが、こんな風に感じてもらえたことが、サイコーの喜びです!「木札への平和のメッセージ、自分で作りたいなぁ~。」と思われる方は、「メッセージ」でお知らせください。作らずに取っておきますので(笑)。娘さんのメッセージ。~『愛あるいきもの』~人間はそこにつきる! 「人間」として生きたい!!改めてそう思いました。ありがとう。


平和を願う思い
2022/10/13 06:42

これは、いつも私が平和資料室に行く時に持って行くカバンのポケットに入っている硬貨の束です。「北九州平和資料館」が閉館する直前に、資料館に来てくれた小学生が、「これを使ってください。」と、私にくれた支援金です。その子は、私の説明を大変熱心に聴いてくれました。一つ一つの遺品に触れて、丁寧に記録をしていました。途中で他の来館者の対応のため、すべての説明をすることはできなかったのですが、帰る時にその子がわざわざ私の所にやって来て、差し出したのが、このお金でした。---自分で働いて稼いでいる訳ではない子どもから寄付を頂くことは・・・と、一瞬ためらいました。でも、自分がもし子どもだったら…子どもなりの真剣な気持ちを受け取りたいと思いました。「大切に使わせてもらいます。」そこには、「大人」とか「子ども」とか関係のない「平和であってほしい」「平和のために力になりたい」という気持ちがあると思うのです。今、私の中に小さな悩みがあります。それは、クラウドファンディングの画面の「支援者数」に、反映されていない「見えない支援者」を反映させられないか・・・ということ。実は、クラウドファンディングで支援してくださる方の中に、「子どもの名前や気持ち」もいっしょに記入してくださる方がいます。でも、その「数」は、反映されていません。また、クラウドファンディングが分からないからと、わざわざ銀行口座に振り込んでくださる方もいます。当然ですが、その「数」も、反映されません。平和を守るには、平和の思いを集めることが大切だと思っています。単純に、「数が増えると、何だか気持ちが盛り上がるし、元気が出るよなぁ~。」とも思います。そこで考えつきました。(めっちゃアナログですが)「活動報告」に載せよう!と。現在の支援総額3,063,500円(目標4,000,000円) 支援者数202人(目標500人)です!振り返ると、受け継ぐ決意をして、クラウドファンディングの準備を始めた頃、「そんなに支援金が集まるものだろうか…」と、不安でしかありませんでした。それが、始めてみると、多くの方々が私の知らない所で協力してくださり、気が付くとこんなに!支援者の皆さんが、クラウドファンディングの操作に大変な時間を費やしている姿、銀行まで足を運ぶ姿・・・。そんな姿を思い浮かべると、目の辺りがツ~ンとしてきます。「『平和のために何かしたい!』って、みんな思ってるんだ!」と、元気が湧いてきます。がんばるぞ!支援者数が増えるといいな。と思っています。「備考欄」に記入して頂けたら、「数」に入れさせていただきます。よろしくお願いします。


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