今回は、滋賀県東近江市にある『八日市おかえり食堂』です!地域の2カ所の小学校区から休みの日の居場所として友だちと一緒や、食堂に来れば誰かに会えるからとひとりで来てくれたり、学童の土曜保育の時間に先生と一緒に来て下さったりもあります。子どもの人数は平均で30人弱ほどで、八日市おかえり食堂は対象者を限ってないので大人の方の参加も合わせると、40~50人ほどになることが多いです。太子ホールでは、月1回開催の昼ごはんを。他に、東近江市社会福祉協議会がされている学習支援の会場3カ所に晩ご飯を届ける『出張おかえり食堂』を各会場月1回ずつお邪魔しています。学習支援とは、学びの環境を作ることが難しい子どもさんに学びの時間を確保する取り組みです。ですので、勉強の邪魔にならないように心がけながら、歓迎して下さることに甘えて届けに寄せてもらっています。そんなおせっかいなお母ちゃん4人のメンバーでやっています。 近所の子どもがごはんを囲みながら集まれる居場所を作っておられる方をテレビで観ました。虐待などの事件が毎日のように流れてくるけど、自分の力で出来ることは無いに等しい。こんな居場所が作れたら、家の人と子どもとの間のクッションのような場所になれるんじゃないかな。そして、滋賀県社会福祉協議会縁(えにし)創造実践センターのモデル事業と出会い、動き出しました。 民生児童委員の方などの協力がとても大きく、支援を必要として下さる家庭とのつながりが増えてきました。目に見える支援だけでなく、この食堂に来ようと思っていてくれる子どもたちとの時間を重ねてきたことで、子どもたちとの信頼関係にもつながってきたように感じます。 私たちは会場をお借りしています。食中毒やケガなど、参加者の方に直接何かあったときのためももちろん考えますが、元気に遊ぶ子どもたちや私たちが会場にご迷惑をかける事態も常に考えています。色んな事態に備えること・備えているから安心して開催を続けていけることはとても大事だと思っています。 子ども食堂は子どもたちが主体的に利用できる居場所です。色んな形の子ども食堂がありますが、子どものためだけの居場所ではなく、その子を取り巻く全ての環境のためにあると思っています。安心に開催できることが子どもたちや参加者の皆さんも守り、運営する側の私たちの気持ちの負担も減り、継続の糧となります。
今回は、東京都にある「ミートフリーマンデー・オールジャパン(MFMAJ)」です! ポール・マッカートニー氏が地球環境保護や動物愛護のため2009年に提唱した「ミートフリーマンデー(週いちベジ)キャンペーン」を日本でも盛り上げようと、2015年にベジ関連団体・個人の有志で立ち上げた「非営利共同キャンペーン体」です。発足以来、様々なベジ啓発活動を行って来ましたが、これに加え2018年2月、社会貢献を目的とした新たなプロジェクト「ベジエイド」をスタートさせました。 現在「こども食堂」が全国的に展開されていますが、動物性過剰摂取(乳、卵含む)・栄養の偏り・添加物などによる病気やアレルギーがこども達に多く、十分対応しきれていないのではないかと感じます。また、元保育士の方から、両親が共働き等の理由で、食事がお惣菜やジャンクフードが多目の子どもは「キレやすい」という話を聞いたことがあります。 ヴィーガン/ベジタリアンとして手作りのヴィーガン料理を提供することが、上記の問題点に対応するに当たって補完的役割を担えるのではないかと考え、設立に至りました。(注:菜食は大豆や野菜中心の完全植物性で、乳製品・卵も不使用。) また、未来を担う子供たちに対し、菜食を通じて地球環境問題や飢餓問題などに少しでも関心を持ってもらいたいという思いもあります(食育)。(注:国連食糧農業機関(FAO)は2006年に公表した報告書で「畜産業が最も深刻な環境問題の主原因となっている」旨指摘。) 日常的にお肉やお魚メインの食事をされている参加者の方々には、雑穀米や野菜だけの味が新鮮で優しく感じられるようで、「胃もたれしない」「おいしい」「明日も頑張れる」などの感想を頂きました。満足感だけでなく前向きな気持ちになって頂けたことで、私たちもやりがいを感じ、次回の開催が楽しみになります。 大豆ミートや野菜などが中心の食事で栄養バランスが取れ、アレルギー体質改善が期待されます。特に、「大豆ミートは、低価格・調理が簡単・長期保存が可能」という認識が広がることで、貧困家庭や独居高齢者などの家計負担軽減に繋がればと思います。(注:昨年来、すでに各マスコミが大豆ミートに注目。)これまでベジ分野での弱者支援活動というのはほとんどなかったことから、話題性が高まり、全国的な広がりにつながります。 保険に加入していることによって、利用者が安心して利用できるようになり、子ども食堂に対する世間一般の認識を、肯定的な方向へ持っていくことができます。 昨今、動物性や添加物の多い食事に対する問題点が数多く指摘されているところ、バランスが良く身体に優しい菜食(ヴィーガン料理)を提供していきたいと思います。大豆ミートや素材の工夫次第で満足感が得られ心身ともに健やかになれることを体験して頂きながら地域に貢献していきますので、よろしくお願い致します。
今回は、福岡県北九州市にある「子ども食堂「八っちゃん家」です!毎月1回開催されていて、地域のすべての子ども達の居場所です。毎回、50人から180人の子どもたちとたくさんのボランティアが集い、おいしい食卓を囲む大所帯です。参加費は子ども100円、大人200円で、行なっています。 「八っちゃん家」の代表と副代表は、民生委員・児童委員(主任児童委員)をしています。その活動の中、ある父子家庭の家族と出会いがありました。父親の仕事が忙しいため、休日や夜も子ども達だけで過ごすことが多く、食事もままならない状態でした。そこで、何かできることはないかと考え、地域のあたたかいご支援のもと、平成28年8月に「八っちゃん家」を立ち上げました。 「八っちゃん家」は地域のもう一つのおうちです。ボランティアのおばちゃん、おじちゃんは「おかえりなさい」と子ども達を迎えます。「ただいまぁ、今日のご飯は、何?」と元気な笑顔に出会えます。子どもも大人も一緒に、にぎやかにおしゃべりしながら食べる食事は、最高においしいです。おじいちゃん、おばあちゃんと遊んだり、大学生と宿題をしたり、一人で本を読んだり、思い思いに過ごす子どもたち。じゃれたり、ふざけたりするのも楽しそうです。やんちゃしすぎて、叱られてもこともあります。でも次もちゃんとやってきます。 「八っちゃん家」のボランティアはやりたい気持ちで!をモットーとしています。「ご飯づくりならできるよ」とおばちゃんたち。「力仕事は任せて」とおじちゃんたち。「夜道は危ないから、送っていくよ」「パワーをもらえる」とおじいちゃん、おばあちゃんたち。それから、お迎えに来られる親御さんからもお手伝いの申し出があります。若い世代が地域につながるきっかけになりそうです。子どもと大人。大人同士もつながって、新たなコミュニティーが生まれています。 これからも、「八っちゃん家」が、子どもたちにとって、より楽しく、居心地の良い居場所になるように、支える大人が思いをしっかり共有していきたいと思います。 安全管理には十分、気を付けてはいますが、毎回、たくさんの子ども達が来ているので、思わぬ事故やケガにつながることが考えられるので。感染症の流行している時期の開催は、もしものことを考えると判断が難しいので。 子ども食堂を継続するには、安全安心であることが前提だと思います。保険は必ず、必要だと思います。 ぜひ、よろしくお願いします。
今回は、埼玉県入間郡にある「三芳おなかま子ども食堂」です! 保育士として16年従事してきた間、家庭環境によって左右される子どもたちの環境の格差を多くみてきました。同時に家庭の機能が著しく低下した場合のセーフティネットが地域に複数必要であるとを感じていました。多くの家庭やお子様と対話する中で、親が子どもと食事をする経済的余裕、時間的余裕、精神的余裕もない現実を目の当たりにしてきたためです。 ある日、我が家で何度か個人的に、お預ずかりしたことのある母子家庭の男の子を休日スーパーで見かけました。彼は試食コーナーで果物をずっと食べ続けていました。その子に声をかけると、ばつがわるそうに「おなかすいたから、おやつのかわり。」と言って笑ってその場を立ち去りました。 お母さんが大好きで、お母さんは生活のために働いている現状も分かっている、だから、ずっと留守番中の空腹も文句も言わずに耐えているのでしょう。何も出来ないもどかしさを感じました。同時に、食事一緒に食べて一緒にすごせたらいいのに思いました。母親が悪いのでもなく、子どもが悪いのでもなく、それぞれ事情があるのです。解決の方法のひとつに、地域の見守りの目や困ったときは頼れる地域のコミュニティがあると考えました。 地域の大人と子どもが顔見知りになり、見守りの機会を増やしていくため三芳町にも共生型(コミュニティ創生を目的とした)のいわゆる「こども食堂」といった居場所が必要だと考えました。地域とのつながりがある中で、子どもは成長していったほうがいい!そんな話を友人に伝えるとその想いを一緒にかたちにしようと言ってくれました。私一人でやるよりも、大勢でやった方がもっと大勢の子どもに手が届くと思い設立しました。 2011年4月に初回開催してから現在までで23回、回を追うごとに口コミで広がり、今では毎回70~80人(最高135人)で食事をすることができました。子ども同士、お母さん同士、お父さん同士がつながる様子や、家族の枠をこえて交流できている様子を目の当たりにして嬉しく思っています。食材の提供者も増えてきていますが、もっと多くの方とつながっていけたら、それぞれの負担も小さくなるかな?と思っています。今後は、外国籍の家庭や、障害などの有無をこえて参加しやすい居場所にしていきたいです。 食事の衛生面に十分配慮していても、いつ何時食中毒などを含め事故が起こるかはわかりません。また、調理をする側もやけどやケガなどする可能性もあります。さらには施設を含み物損も考えられます。子どもは予想外の動きをします。不測の事態に備えて保険は必須と考えています。 子ども食堂の多くは、私たちを含めて自主運営のところが多いです。「なんとかしなくては」という子どもの未来への危機感を感じて活動するにしても、ファンドレイジングの問題は常について回ります。1円でも経費は大事に使わなければ、長期の継続も困難になってきます。保険に加入したくても、その資金すら捻出することも難しい子ども食堂もあることでしょう。子どもたちん居場所を増やし、続けるために保険は不可欠です。どうか、ご協力をお願い致します。
今回は、奈良県奈良市にある「たんぽぽ子ども食堂」です! 社会福祉法人の地域貢献事業の一環として計画したのと同時に、六条地区(施設がある地域)の自治会が「一人ひとりが住みやすい孤立化0の人に優しい暮らしやすい地域を目指すための試み」として様々な地域おこしのためのイベントを実施していたため、そこに相談して主任児童民生委員の方々の協力を得ることができ、一緒にスタートさせることができました。 やりがいは、毎回参加を楽しみにしてくれる常連の子どもができたこと。信頼関係ができてくると、家庭のことを少しずつ話してくれるようになり、学校でのこと、家でのことなど会話を通してそれぞれの状況が見えてきたこと。「ただいま」と言って参加してくれること。最近では、法人が運営する施設で暮らす障がいのある人も、時々一緒に食事に参加したりホールで遊びに参加している。自然に障がいのある人ともコミュニケーションがとれるようになっている。今後は、とにかく継続して開催し、地域に理解していただき、3年ほどかけて施設から地域に出ていき、できれば一軒家を借りて子ども食堂から「地域食堂」として老若男女様々な人が利用できる地域に開かれた食堂を作ることを目指します! 半年ほどは予算の関係もあり、奈良県社会福祉協議会の行事用保険には加入していなかったが、子どもが遊んでいて怪我をしてしまい、それが2回ほど重なってしまったので、たまたま大事には至らなかったのと、保護者の方の理解もあったため、事なきをえましたが、その怪我をきっかけに、早急に入ることを決断しました。 とにかく、始めた以上は継続することが必要です。継続のためには、やはり、人と資金と安全の保障が絶対条件だと考えます。子どもの置かれている状況は様々で、特に私たちが暮らす地域は「困難な状況が見えにくい」そんな地域でもあります。でも、その地域にも、困難な状況を抱える家庭(子ども)は必ずいます。その状況を他人ごとととらえず、支えていける仕組みをそれぞれの地域で作っていく必要があります。そのためにも、まずは、「安全の保障」の基盤を作る必要があります。小さな組織が継続可能な組織になるために、どうぞご協力をお願い致します。