【持ちこたえてくれ…!】みなさん、おはようございます!まずは、嬉しいご報告からさせてください。飼料小屋に隣接する木の屋根の工事が、無事に完了しました。あとは実際に雨が降った日に「本当に雨漏りや床に浸水しないか?」を、ドキドキしながら確認するのみです。さて、今回修復を終えたのは「別棟」にあたります。実は、もう1つの棟の修復については、ひとまず建物の倒壊を防ぐための「現状維持(応急処置)」にとどめるという、苦渋の決断をしました。この建物は、かつて地域の小学校のトイレ、手洗い場、用具室として、子どもたちの賑やかな声が響いていた、歴史ある大切な場所です。昨日は今後の修復計画を立てるため、脚立を使って屋根裏など高いところの状況を確認してみたのですが……。思わず、絶句してしまいました。なんと、建物を支えるはずの太い「梁(はり)」が、完全に腐って消失していたのです……!「なぜここまで傷む前に手当てできなかったの?」と思われるかもしれません。でも、それにはどうしても近づくことができなかった「深い理由」がありました。7年前の開拓当初。ここは倒壊した校舎のがれきの山に、竹や鬱蒼としたいばら、つるが絡み合う、すさまじい状態でした。じめじめとしたその環境は、まさに「マムシの巣窟」。少しずつ切り拓き、これらが完全になくなるまでは、彼らの行動する時期には、とても足を踏み入れられる場所ではなかったのです。さらに、この付近にはかつての大きな「肥溜め」が残っており、周囲は床が抜け落ちる危険性も高く、手つかずの状態が続きました。恥ずかしながら、数年前に付近の竹を切り倒している最中、鬱蒼とした藪に隠れた肥溜めに気づかず、腰まですっぽりと落ちてしまったという苦い経験も……。(そのおかげ?もあって、それ以来「運(ウン)」が向いてきている気もします!笑)そんな危険と隣り合わせの状況が続いたため、どうしても屋根瓦の葺き替えなどの手当てが遅れ、ここまでの腐食を招いてしまったという、なんとも切ない経緯があります。それにしても、建物を支える太い梁がないのに、なぜ今日まで倒壊せずに立っていられたのでしょうか。おそらく、これまで修復してきた飼料小屋とは異なり、昔ながらの「土壁(漆喰)」が、自らの身を削りながら、必死に建物を支え続けてくれていたのだと思います。ボロボロになりながらも耐え抜いてきたその健気な姿を見ると、「なんとかして直してあげたい!」という思いが痛いほど込み上げてきます。しかし、これを根本から直そうとすれば、まずは建物を支えている土壁をすべて取り去る大がかりな解体工事が必要になります。現状の予算では全く手が出ないという、厳しい現実を突きつけられました。うーん……本当に悔しいけれど、今はしかたない……。でも、決して諦めるつもりは毛頭ありません!ピンチはチャンスです!まずは、今の事業をしっかりと前に進めて収入の柱をつくり、少しずつ、段階的に修復していくことに決めました。今はとにかく「これ以上雨漏りして傷まないように!」と祈るような気持ちで、垂木と下地板を敷設し、瓦をふいて応急処置を施しました。幸いなことに、倒壊の危険性が高いのはこのトイレ箇所のみ。手洗い場と用具室は、まだなんとか持ちこたえてくれそうです。「私が必ず迎えに来るから、それまでなんとか持ちこたえてください!」そう建物に語りかけながら、作業を進めました。まだまだ険しい道のりは続きますが、子どもたちの思い出が詰まったこの場所を必ず蘇らせるために、生産者として一歩ずつ前に進んでいきます!どうか引き続き、温かく見守っていただけると嬉しいです。それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください。





