予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

現在の支援総額

1,982,500円

198%

目標金額は1,000,000円

支援者数

171人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

現在の支援総額

1,982,500円

198%達成

終了

目標金額1,000,000円

支援者数171人

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

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みなさん、おはようございます!今朝も、心地よい静寂の中で森の清々しい空気を吸い込んでいます。効率やスピードばかりがもてはやされ、最短距離で結果を出すことこそが「正解」とされる今の時代。そんな中、私が「あえて非効率とも思える手間」を毎日かけ続けているのには、どうしても譲れない、深い理由があります。2019年1月、更地になったかつての農園を目の前に立ち尽くし・・・あの日、吹き抜ける風の冷たさと、心に空いた底なしの穴の深さを、私は一生忘れることはないでしょう。2002年から走り続け、私のすべてを懸けてきた場所。たくさんの生命と向き合い、汗と泥にまみれて築き上げてきた景色。それが、文字通り「ゼロ」になった瞬間でした。建物の影もなくなり、ただ平らな土だけが広がるその風景は、まるで私自身の空っぽになった心の中をありのまま映し出しているようでした。かつての私は、数字や効率、成果といった「目に見えるもの」だけに心を奪われていました。「唯物論者」の極みだったと言っていいかもしれません。合理性だけを追い求めるあまり、人の心や、目には見えない大切なものを次々と切り捨て……結果としてすべてを失うという、身を切られるような大きな挫折。「これから、どう生きていけばいいのか」前に進むことすらできず、ただ立ち尽くすしかなかったあの頃の暗い闇の冷たさを、私は今でも鮮明に覚えています。しかし、今振り返れば。あの何もない「更地」こそが、私にとって本当の意味での「スタートライン」でした。すべてを失い、丸裸になったからこそ、もう一度、私自身の魂と深く向き合うことができたのです。かつてのちっぽけなプライドも、間違った執着も、すべてがあの更地に埋もれました。そして2019年2月、舞台をこの静かな旧芳井小学校跡地に移し、空っぽの手で私が相棒に選んだのは、轟音を上げる巨大な重機ではなく、一本の「つるはし」でした。「お金がなかったから」——それは紛れもない事実です。資金的な問題は山積みで、「ないものは作れ!あるものは最大限に活用する!」という必死の思いがありました。でも、あの果てしない時間を共にする相棒としてつるはしを選んだのには、もっと深い理由があったのです。燃料を喰い、ただ効率よく一瞬で大地を削っていく重機は、かつての私が追い求めていた「数字と効率の象徴」そのものに見えました。だからこそ、あえてそれに頼らず、己の肉体のみで大地と向き合うことを選んだのです。固い岩盤を前に、一日中つるはしを振り下ろす作業は、気の遠くなるような重労働でした。手のひらはマメが潰れて血がにじみ、全身の筋肉は毎日悲鳴を上げます。周りからは「非効率の極みだ」「馬鹿げている」と呆れられました。それでも、私は決してその手を止めませんでした。ガツン、ゴツンと。それはまるで、数字と効率を求めすぎてすべてを失った過去への「贖罪」のようでした。一打一打、自分の手で大地を砕き、土にまみれるたびに。不思議なことに、過去の挫折の痛みが大地に吸い込まれ、固まっていた心のしこりが解けていくのを感じました。その地味で不格好で、泥臭い営みの中にこそ。失いかけていた「本当の自分」を取り戻す、確かな時間があったのです。そんな血の滲むような日々を過ごすうちに、やがて先人たちからの「無言のアドバイス」が聞こえ始めました。もし重機を入れていたら、一瞬で壊していたであろう、先人たちが遺した数々の美しい遺構。もし重機を入れていたら、無残に踏み潰していたであろう、絶滅危惧種のガンゼキランの小さな生命。途方もない時間をかけて築き上げられた石垣にそっと触れるたび、先人たちからこう教えられている気がしました。「結果を急ぐな。手間暇をかけたプロセスの中にこそ、本当の生命が宿る」と。すべてを失った再出発だったからこそ、もう急ぐ必要などなかった。自分の手で確かめながら、這いつくばって一歩ずつ進んだからこそ、かつては見過ごしていた、豊かで美しい景色に出会うことができたのです。過酷にも思える7年の開拓生活でしたが、不思議と孤独ではありませんでした。石垣の冷たさに触れ、土の匂いを深く吸い込み、木々のざわめきに耳を澄ませる日々。それはまるで、先人たちや山の神さまから、生きていく上で本当に大切なことを一つひとつ教わる「個人授業」を受けているかのようでした。絶望の底から這い上がるためのあの日々は、私の生きる姿勢そのものを変えてくれました。だからこそ、今、この森を自由に駆け回る娘たち(鶏)への向き合い方も、かつての私とはまったく違います。結果や数字、産卵効率を急いで押し付けることは絶対にしません。その子たちが歩むプロセスをじっくりと見守り、本来持っている「生命の輝き」に心から寄り添っていく。かつての自分がどうしても気づけなかったその温もりを、これからは何よりも大切にしていきたいのです。……そうやって毎日、一羽一羽と真剣に向き合っているうちに。今では彼女たちが何と言っているのか、少しずつ「鶏語」が分かるようになってきました(笑)。これも、あの7年間の個人授業のおかげかもしれません。農業(agriculture)は、アグリのあとに「カルチャー(文化)」がつくようにまさしく「文化」です。大自然と先人の知恵に深く学び、この美しい生命のバトンを未来へ繋ぐために。私はこれからも、この場所であえて「手間」をかけ続けていきます。今、もし何かに深く挫折し、目の前の景色がすべて更地のように見えてしまっている方がいるなら。どうか、ご自身を責めすぎないでください。更地は、人生の終わりではありません!それは、過去のしがらみから解放され、あなたが本当に歩むべき道をもう一度ゼロから描き直すための「真っ白なキャンバス」なのです。不器用かもしれないこの歩みが、今、同じように暗闇の中で立ち上がろうとしている誰かの魂に、少しでも優しく響くことを願って。今日も一日、生命と真剣に向き合ってきます!いつも見守り、応援してくださるみなさん。みなさんの存在が、私の大きな原動力です。本当にありがとうございます。#しゅりの森自然農園 #農業は文化 #森林放し飼い養鶏 #あえて手間をかける#ゼロからの出発 #再生の物語 #真っ白なキャンバス #アニマルウェルフェア #三原村


みなさん、おはようございます!最近、娘たちのごはんの時間について、ふと立ち止まることがあります。「朝だからメインのごはんの時間」って、本当におかしくないか?今まで行ってきた「常識」というものが、もしかしたら間違っているんじゃないかと考え始めたのです。人間の女性のリズムが約1ヶ月の「月周期」であるのに対して、娘たちのリズムは「太陽周期(光周期)」に強く支配されます。彼女たちは光を感じ取ることでスイッチが入り、安定して卵を産むためには1日14〜16時間ほどの光が必要です。さらに、1個の卵が作られるプロセス自体は約24〜26時間。夜、暗くなるとお休みモードになるため、夜をまたいで次の日の朝以降に次の卵が作られていく仕組み。卵を一つ作り上げる生理的なプロセスが、毎日少しずつ後ろにずれていく。そしてその基準となる日の出の時刻も、四季の移り変わりとともに毎日少しずつ変化していく。そう考えると、人間の都合や効率を優先して決めた「毎日同じ時間のルーティン」に彼女たちを合わせるのって、どこか不自然ではないか?そう思って、娘たちのごはんの時間をずらすことにしました。もちろん、風が通り抜けやすいように鶏舎の網を掃除したり、ミストで涼しくしてあることは当然なのですが、時間を「彼女たちのリズム」に合わせた途端・・・?暑さであれだけ落ちていた食欲が、みるみる回復!105グラム/羽だったのが、今では117グラム/羽にまで回復。「とうちゃん、これじゃ足りない~!!」っておかわりの催促が!さらに、この暑さで40%台まで落ち込んでいた産卵率も、今では60%台にまで回復!人間が思い込んでいた「常識」は、決して正しいとは言えない。人間の都合にあわせるのではなく、娘たちに寄り添うこと。手間暇を惜しまず、必死で「鶏語」を理解しようとすること(笑)とうちゃんも、完璧に鶏語をマスターしたわけではないけれど、寄り添えれば寄り添うほど、彼女たちは答えてくれる。実に奥が深い!だからおもしろい!!効率ばかりが求められる世界ですが、彼女たちのペースとしなやかに歩幅を合わせる毎日は、何よりも「豊かで尊い時間」なのだと実感している毎日です。今日も一日、元気な娘たちと一緒に大自然の時間を生きていきます。それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #しゅりたま #高知県三原村 #森林放し飼い養鶏 #アニマルウェルフェア #自然のリズム #太陽周期 #鶏のいる暮らし #農家の日常 #自然と生きる #とうちゃんの奮闘記 #命と向き合う


みなさん、おはようございます!先日、農園から2キロ離れた深い山奥にある水源へ、復旧作業に向かいました。そこで、思わず言葉を失うショックな出来事があったんです。私たちがこれまで、汗と泥にまみれながら大切に守ってきた「六根清浄湧水」の貯水槽。その堰(せき)の要となる部分に、無情にも亀裂が入っているのを見つけてしまいました。原因は分かっています。でも、分かっていても「一気に直す」ということがどうしてもできない。そんな、あまりにももどかしい理由があるんです。というのも、この水源があるのは、車も重機も一切入れない深い森の奥深く。道なんて、最初からありません。頼れるのは、己の肉体と折れない心だけ。生い茂る木々をかき分け、滑りやすい急斜面足場を探りながら、一歩一歩進むけもの道。そのため、1回の往復で背負って運べる資材には、どうしても限界があります。例えば、補修に欠かせないセメント。1袋25キロもあるその塊は、歩を進めるごとに肩へ容赦なく食い込みます。息は上がり、膝はガクガクと笑い、水源に辿り着く頃には立っているのがやっとの状況。本当なら、太くて丈夫な鉄筋をガッチリ組んで、強固な堰を一気に作り上げたい。頭ではそれが一番安全で確実だと分かっているのですが……大自然のなかで生命の水をいただくためには、山の神さまが人間のそんな「都合」を許してはくれません。だからこそ、今まで知恵と体力を絞り尽くし、大自然に寄り添うようにして、少しずつ堰を手作りしてきました。まずは、軽くて持ち運びやすい防風ネットや空の土のう袋を持参します。そこに現地の土砂や落ち葉を詰め込み、あえて「目詰まり」を起こさせることで、水の流れを優しく受け止める土台を作ります。次に、短くカットしてなんとか運び込んだ鉄筋や針金を、その土台にプスプスと刺して骨組みにします。そして最後に、汗だくで担ぎ上げたあの25キロのセメントを流し込み・・・セメントを運び入れては、固め。また山を下りて運び入れては、固める。これを、何回も、何回も、何回も、何回も……。気が遠くなるような、孤独で地道な作業の繰り返し。でも、そうやって農園に、豊富な生命の水をもたらしてきたんです。もちろん、ここで立ち止まってはいられません!もうすぐ、恐ろしい台風シーズンがやってくるからです。それまでに直しておかないと、大水が出た時にこの亀裂から堰ごと一気に流されてしまうかもしれない。そうなれば、農園の命綱が絶たれてしまいます。でも、ピンチはチャンス!水源の水量が落ち着いている今だからこそ、セメントが水に流されず、しっかりと強固に固めることができる絶好のタイミング。人間の都合で妥協するのではなく、どれだけ手間暇がかかっても、愛しい娘たち(鶏たち)に寄り添うこと。それが私の揺るぎない信条です。彼女たちが毎日元気に、この澄み切った美味しい湧水を、気持ちよさそうに喉を鳴らして飲んでくれる。その無邪気な姿を想像するだけで、肩に食い込むセメントの重さも、息が止まりそうな山道の苦しさも、不思議と乗り越えられるんです。だからこそ、やるしかありません!「あー、ヘリコプターで資材をドサッと下ろせたら、どんなに楽だろうな~!!」重い荷物で息を上がらせながら、一人静かな山の中で、毎回そんな妄想をしては自分を奮い立たせています(笑)大自然を相手にするのは本当に骨が折れますが、この途方もない苦労があるからこそ、湧き出る一滴一滴の水がより一層愛おしく、何にも代えがたい「宝物」に感じられるのかもしれません。時間は限られていますが、台風なんかに負けないよう、今日もまた少しずつ、できることから一歩ずつ進めていきます!どうか見守り、応援していただけたら本当に励みになります。みなさんの「いいね!」や温かいコメントが、重いセメントを背負って山を登る私の、一番の原動力です!それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください!#しゅりの森自然農園 #しゅりたま #森林放し飼い養鶏 #六根清浄湧水#限界への挑戦 #開拓物語 #ピンチはチャンス #高知県 #三原村


みなさん、おはようございます!厳しい残暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。ニュースでも、四国の水瓶である早明浦ダムの貯水率が低下し、深刻な水不足から18年ぶりの「第4次取水制限」が検討されていると報じられています。私たち人間にとっても堪えるこの暑さですが、農園で健気に生きる大切な娘たち(鶏たち)にとって、山の水源はまさに「命綱」。ここしばらくまとまった雨が降っておらず、川の水位も下がり続けています。蛇口をひねれば当たり前のように水が出る人間の暮らしとは違い、大自然の中で生きる彼女たちには、私が動かなければ水を届けることができません。「このままでは、娘たちが喉を渇かせてしまう……」そう思うと、もう居ても立っても居られず、すぐさま水源の点検へ向かうことにしました。今回は、秋の台風シーズンへの備えも兼ねて、配管のジョイント部品、針金、のこぎり、ホールソーなどをリュックにぎっしり詰め込んで。アイサイ橋を渡り、大自然の営みを見守ってくださる先人のみなさんと、山の神さまへ深々と頭を下げて……いざ入山です。しっかし……まあ、暑い!!(笑)水源へと続く登山口は、わずかの間にカヤが私の背丈を越すほど生い茂っていました。もはや私以外にはどこが道かすら分からない、完全な獣道です。険しい山道をかき分けて進むだけで、全身から滝のような汗が吹き出します。でも、不思議なものですね。ある種の「結界」のような境界線を通り過ぎた途端、スッと空気がひんやりと冷たく変わるんです。そして、息を弾ませながら取水槽に到着した瞬間――思わず息を呑み、足が止まりました。水神さまなんと、立派なマムシが鎮座しているではありませんか!このあいだ、お神酒を捧げたばかりの場所。「ああ、これは間違いなく、水神さまのお姿だ……」連日の猛暑に、水神さまも少し夏バテ気味だったのでしょうか。取水槽のひんやりとした岩の上で、どこか気持ちよさそうにくつろいでおられました。水神さまを目の前に、おもわずどう対処すべきかしばし硬直。そのままそっとしておいてあげたい気持ちでいっぱいでしたが、娘たちの生命がかかっているので、作業をしないわけにはいきません。「水神さま、ごめんなさい。娘たちのために水源の点検をさせてほしいから、少しだけ場所を空けてくださいな」そう心の中で静かに語りかけながら、そっと木の枝で促し、森の奥へとご退場いただきました。改めて水源を確認すると、やはり水量は目に見えて少なくなっていました。ミストは稼働することは出来ますが、少し前まで稼働させていた、鶏舎を冷やすための屋根のスプリンクラーは、今はもう回す余裕はまったくありません。それでも、決して絶望はしていません。今年の凍えるような寒さの中、山を歩き回って必死に探し当てた「六根清浄の湧水」「奇跡の湧水」「鎮守の雫」という、大切な水源があるからです。水面に浮かんだ落ち葉などをひとつひとつ取り除きながら、順に、丁寧に掃除していきます。鎮守の雫からの貴重なお水一滴の水が、今はこんなにも愛おしく、ありがたい。前回、現場の針金を使って無理やり繋いでいた黒パイプのジョイント部分も、今回持参した正規のスクリュー式ジョイントへと無事に付け替え完了です。最後に、ふたたび山の神さまへ深い感謝の祈りを捧げてから、山を下りました。無事に、水、復旧です!山の神さま ありがとうございます!これでしばらくは、愛する娘たちに冷たくて美味しいお水をたっぷり飲ませてあげられます。でも……やっぱり、そろそろ恵みのまとまった雨がほしいですね。水神さま 恵みの雨を降らせてください!それではみなさん、よい一日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #森林放し飼い養鶏 #高知県 #三原村#水源確保 #湧水 #山の神さま #水神さま #マムシ#恵みの雨を待ちわびて #農家の日常


みなさん、おはようございます!まだまだ厳しい残暑が続いていますが、いかがお過ごしですか?私たちの農園では、一般の水道水ではなく、山の水源から引いた豊かな水を使っています。サンゴや牡蠣殻などを通して丁寧にろ過しているため、ミネラルがたっぷりと溶け込んでいます。大自然の恵みそのもので、娘たちにも大好評なのですが、ひとつだけ悩みの種が。それは、ミネラルが豊富すぎるゆえに、ミストノズルの「目詰まり」をとても起こしやすいことです。連日の厳しい暑さ。少しでも涼しく過ごしてほしいのに、昨日はミストの出が悪くなっていることに気づきました。「これは急いでお手入れしなきゃ!」と、すぐにお掃除を開始しました。鶏舎の南北に走らせているミストホースは全長40m。そこについている計40個のミストノズルを、脚立を上り下りしながら一つひとつ手作業で外していきます。汗だくになりながらの作業ですが、ここからが腕の見せ所です。開拓小屋に持ち込み、使うのは「お酢」。お酢を水で希釈し、ノズルを鍋に入れてコトコトと煮沸します。お酢に含まれる「酢酸」が、ノズルに固着したミネラル分(水垢)を中和して、優しく溶かしてくれます。もちろん、市販の強力な洗剤を使えば、もっと簡単に、あっという間に汚れは落ちるかもしれません。でも、このミストは鶏たちのすぐそばで噴霧されるもの。風に乗って、彼女たちの口に入る可能性もゼロではありません。だからこそ、絶対に安全なお酢を使う。これが、私の譲れないやり方です。これは、農園の環境づくり全体にも共通しています。たとえば、効率を求めて殺虫剤を一度でも使ってしまえば、周囲の有益な虫たちまで生命を落とし、この場所が持つ大切な「生命の循環」が途切れてしまいます。だから、当農園ではそういった薬品は一切使用しません。効率や手軽さよりも、大自然の理にかなった安全な方法を選ぶこと。それが最終的に鶏たちの健康を守り、豊かな環境へと繋がっていくと信じているからです。40箇所すべてのノズルを外して、煮沸して、また高い場所へ取り付けていく……。正直、なかなかに根気のいる地道な作業です。それでも、洗浄を終えたピカピカのノズルを取り付けて、水を通した瞬間。見違えるようにきめ細かく、涼しげなミストが鶏舎いっぱいにフワッと広がり始めました。その下で、気持ちよさそうに涼む鶏たちの姿を見たとき、疲れなんて一気に吹き飛ぶものです。まだまだ厳しい残暑が続きますが、少しでも快適に過ごしてほしい。愛しい娘たちの笑顔(?)のためなら、とうちゃんはどんな手間だって惜しみません!これからも、こうした地道なひと手間を、一つひとつ大切に重ねていくつもりです。まだまだ暑い日が続きますので、みなさんもどうかお身体を大切になさってくださいね。#しゅりの森自然農園  #アニマルウェルフェア #フォレストレンジ #自然農法#山の湧水 #猛暑対策 #ミストクーラー #鶏たちのいる暮らし #こだわりの飼育


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