みなさん、おはようございます!昨日は、森と共に生きる「生きたフェンス」づくりの続き。ワイヤーロープを張るための支柱となってくれる木々を選びながら、急斜面の山に入って、基準となる水糸を張る作業を行いました。山の天気は本当に気まぐれです。カーッと太陽が照りつけたかと思うと、突然バケツをひっくり返したような雨……。開拓小屋から空を見上げ、「よし、晴れた!今のうちだ!」と意気込んで山中へ足を踏み入れた途端に、またしても土砂降り。昨日は一日、山の神さまにからかわれているような、そんなことの繰り返しでした。雨を含んだ山中は、ただでさえ険しい斜面がツルツルと滑ります。泥だらけになりながら、時折すってんころりんとしては苦笑い。体はクタクタですが、森の中で土にまみれていると不思議と心は澄んでいきます。今回予定しているフェンスの高さは、外敵からしっかり守るための2メートル。起伏の激しい山の斜面に合わせて、一本一本しっかりと高さを測っては、慎重に水糸を張り巡らせていきます。このフェンスの要、「生命の柱」となっていただく木々は、決して妥協して選ぶことはできません。細い木では、ワイヤーロープをピンと張った時の強い張力に負けて、根元からしなってしまうからです。厳しい風雨の歴史に耐え抜き、硬い岩を抱きかかえるように力強く、深く根を張っている木。そっと幹に触れると脈打つような鼓動を感じるほどの、生命力にあふれた神々しい木々に、「どうか力を貸してください」と、感謝と敬意を込めて選ばせていただきます。そうして選ばれた頼もしい木々たちを繋ぐように糸を張っていくと、当然ですが、人工のフェンスのようなピシッとした真っ直ぐな線にはなりません。あっちへ行ったり、こっちへ来たり。自然の地形と木々の立ち姿に合わせた、見事な「ジグザグ模様」です。でも、これこそがいいんです。大自然と共生するフェンスは「これだから」いいのだと、張られた不規則で美しい水糸の軌跡を見て、深く腑に落ちます。圧倒的な自然の力に抗うのではなく、その偉大さに深く敬意を払い、素直に寄り添うこと。もともとそこにある強靭な生命、「生きた支柱」。何十年、何百年とこの土地を見守ってこられた神々しい木々に、私たちの愛する娘たち(鶏)を守っていただく。時間はかかりますが、そんな温かくて力強い「生きたフェンス」の完成に向かって、泥臭くても、確かな手応えを感じています。今日も一歩ずつ、森と対話し、森とともに進んでいきます!それではみなさん、よい一日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #森林放し飼い養鶏 #アグロフォレストリー#大自然と暮らす #森の恵み #三原村




