それでも、1歩ずつ前へ前へ!!みなさん、おはようございます!前日の真夜中から朝にかけて、この開拓地にはバケツをひっくり返したような猛烈な雨が降り注ぎました。屋根を打つ激しい雨音を聞きながら、私の頭の中は不安でいっぱいでした。実は昨日、いよいよ鶏舎の近くにそびえ立つ「御神木」へ向けて、最後の仕上げとなる配管を延ばしていく予定だったのです。しかし、急遽予定を変更し、水源の山へ向かうことにしました。というのも、連日の厳しい干ばつを乗り越え、泥だらけになりながらようやく繋いだばかりの長大な配管線路があるからです。谷あいからの水かさが増し、あんなに苦労して敷設したパイプが、濁流に飲み込まれて流されていないか……?水圧で位置が大きくずれてしまっていないか……?5月には、待ちに待った可愛い鶏さんたちが、開拓地にやってきます。彼女たちへの「生命の水」を何としても守り抜かなければなりません!もし流れが激しく危険な箇所があれば、今すぐ配置をずらすなどの対策を打たなければ!そう思うと心配で心配で、夜も一睡もできませんでした。居ても立っても居られず、夜が明けるのを待って山の様子を見に行くことに。開拓地からアイサイ橋に向かう道中のそこかしこに、夜間の雨の凄まじさを物語る爪痕が残っていました。えぐられた地面や、かなりの水量が流れた跡。胸の奥がギュッと締め付けられるような不安を感じながらも、これまで一本一本、祈るような気持ちで繋ぎ合わせてきた配管の無事を確認しつつ、橋を渡り、いざ山へと登ります。道中、やはり多少流れがきつくなっている箇所はありました。しかし、山に入って見えてきたのは、私の不安を心地よく裏切る「驚きの光景」だったのです。さすがは、山の神さまと、この地を開拓した先人の方々が長い年月をかけて育て、守り抜いてこられた「涵養(かんよう)の森」。ふかふかの豊かな大地がしっかりと雨水を蓄え、あれほどの猛烈な雨ごときでは、全くビクともしていなかったのです!その偉大な自然の力、そして山の神さまと先人の方々に深い感謝の念を抱きながら、一つ一つの配管箇所を丁寧に確認して歩きました。少しでも危ない箇所があれば位置をずらして安全を確保。上流から流れてきた木々の枝や落ち葉を取り除き、流れが急になっている場所には石を積んで、水の勢いが緩やかになるように整えていきます。そしてついに、水源の最上段、「鎮守の雫」に到着しました。前日、あんなにも激しい雨が打ち付けたというのに、そこはいつもと変わらず静かで、力強く、微動だにしていませんでした!自然の懐の深さと、ようやく繋がった命の水脈に、ただただ感謝の思いが溢れました。無事に補修を終え、ほっと胸をなでおろしながら下山。3歩進んで、2歩下がる……。これまでの開拓生活では日常茶飯事だったので、実はもうすっかり慣れっこです(笑)でも、決して後退しているわけではありません。歩みは遅くとも確実に一歩ずつ前へ前へ!!農園の復活、そして鶏さんたちを迎えるための道のりは、こうして大自然に生かされ、守られながら、今日も力強く続いていきます。今日も一日、泥まみれになってがんばります!





