RINGO JAMな畑の永井です。今日は今シーズン4回目となる薬剤散布を実施しました。GWあたりから母が手伝いに来てくれていて、母も「私が来て20日以上経つってこと?」と大変驚いていました。10日おきだから、そういう計算になりますね。そういう会話が自然に出るというのは、りんご畑にどっぷりな証拠かもしれません。1年目の時の母娘が急に、りんごをやる、しかも青森で。母はどんな気持ちだったのでしょうか。想像を絶します。今年で4年目。母もかなり作業に慣れてきて、「長めの新梢の実だけ取ればいいのね、了解。」みたいなスムーズなやりとり。そして1日畑に出ていても問題ない体力。母、すごいや。「6月も摘果あるんだよね?また来ようか?」と心強いコメント。私はいつかこんな母になれるのだろうか。凄すぎる。母が畑に来てくれたおかげで、父や姉弟たちも来てくれるようになりました。今年のGWにも何人か集まってくれて、数少ない家族団欒の時間を持つことができました。これも、りんごを始めたおかげです。とてもいい時間だなと感じています。今日でクラファン終了まで【あと6日】。ついに1週間を切ってしまいました。支援者の数は【55名】。終盤ペースが上がってきているような気がします。支援者のリストを見ると、知っている方の名前もちらほら。「ああ、この人が応援してくれているんだ。」と大変心強いです。本当にありがとうございます。近いうちに母が一旦実家に戻ってしまいますが、次に来てもらう時にはもっといい畑にできているよう頑張りたいなと思います。
RINGO JAMな畑の永井です。延べ100回くらいは聞かれたであろう「りんごが好きで始めたんですか?」という質問について。きっと今後もたくさん聞かれるのだろうなと思っています。正直自分でもあんまりそれに対する正確な回答を持っていません。この質問は、「青森が好きで青森に移住したんですね。」ということと共通の何かを感じます。これにもうまく答えられないんだよなぁ…。お留守番は、母の敷布団の上。自宅警備中今は好きとか嫌いとか、そういう感じでもなくなってしまいました。なくてはならないものだし、きっと一生何かしらの形でりんごとは関わり続けるのだと思います。まあ、そうでない可能性もあるのでしょうが。りんご畑を棲家としていた元野良猫最近気づいたこととして、私の中に「地方ってなんだろう。」という問いがあるんじゃないかということ。しかも、かなり前から。どこ出身であるかとか、どの沿線に住んでいるかで優劣のようなものが決まるのも不思議だなぁと思っていましたし、便利とか不便とか、そういう指標が出てくる途端に心の距離が100mくらいになっていました。いや、まあ、終電がなくなって2万円近く払ってタクシーで家に帰ったりした時は「不便なところに住むの、無理かもしれない。」っていうのがよぎったりしていたので分からなくはありません。終電を逃さなければいいんだよね、私。初めて出会った野良猫さん私は、その問いを通じて、「青森やりんごを通じて、地方とはなにかを知りたいと思っている」かもしれない、と考えるようになりました。それは事実であるように感じます。でも、私にとって青森やりんごは”手段”というわけではなさそうなので、これも100%な説明ではなさそうです。難しいなぁ。青森やりんごを通じて、地方とは何かを知りたいし、それを知った私(青森やりんごに耕された私)は、どんな私になっているかも知りたいと思っています。今回の取り組みのテーマである、共に耕すことにもつながってくることなのかもしれません。バラっぽくなっているりんご。たまに見かけます今回のRINGO JAM な畑の取り組みで、コファーマーのみなさんはりんごと触れることでどんなことを感じるのでしょう。何か、変化は生まれるのでしょうか。全く想像ができませんが、きっと何かはあるのだと思います。それを楽しみに、しずかに活動を続けていければと考えています。今日でクラファン終了まで【あと7日】となりました。支援者の数は52名となりました。数が増えるごとに、嬉しさも募ります。本当にありがとうございます!noteでスタッフの厚史が「共に、耕す。」をテーマに記事を書いてくれました。昨日の活動報告と併せてぜひお読みください。
RINGO JAMの永井です。今日は、株式会社Ridunで運営しているRINGO BASEのスタッフの厚史が書いた、皆さんへのお手紙のような日記をご紹介したいと思います。ーーーーーりんごの小さな花も散り、りんご畑は一気に緑が濃くなりました。お日様がよく出ている日は、りんごの木の下にできる影も日に日に濃くなり、幹にもたれてぼっーとするシーズンが来たなぁと思いつつ、あれやこれやの農作業をこなしていると、あっという間に日は暮れています。ナンニモシナイとは程遠いような目まぐるしい毎日ですが、りんご畑にいるだけで気持ちがさっぱりするので、やっぱりここでは、独特の時間が流れているのだなぁと実感する日々でもあります。RINGO BASEに置いている「ナンニモシナイ」とは真逆の装いのあるプロジェクトですが、キーワードの「共に耕し、拓く」というところで、根っこのようにつながっているものだとも思います。RINGO BASEでは、りんご畑という空間、そこに流れている時間に身を置き、時に忙しい生活の積み重ねの中で埋もれていく「自分」を耕す、そして静かに拓いていく、という可能性を模索しています。そういう方向性をひっくり返してみた時、「自分」というところから、それまでの人生で培ってきた経験、知識知恵、技術を持ち寄って、みんなで頭を絞って体を動かすことで、りんご畑を耕し、拓いていく、というのが、今回の「RINGO JAMな畑」で模索していこうとしている可能性なのかなと思います。・・・現在51人の方々よりご支援いただいています。僕たち自身も、このプロジェクトがどれだけの人たちの届くのか不安でしたが、一人、また一人と少しずつ、じわじわとご支援が増えていくたびに、うれしさ、心強さを噛みしめています。わかりやすいプロジェクトではないと、自分たちでも思います。目に見える結果が出てくるまでにも、数年、もしかすると数十年かかるかもしれません。でも、それでも構わないとも思える底の知れない可能性を、うまく言葉にできないけど感じていたので、僕たちはこのアイディアを、世の中に送り出してみることにしたのだと思います。この文章やプロジェクトの詳細ページを読んで、心に留まる方がいましたら、ご支援いただければ幸いです。何十年もこの土地で生きてこられた先輩方にお話を聞くと、農作業をきっかけにりんご畑にはたくさんの人たちが集まり、にぎやかな時間が流れていたそうです。今の時代を生きる僕たちが集まった時、どんなにぎやかさ、活気が、りんご畑から立ち上ってくるのでしょうか。共に耕してくれる人たちを、僕たちは心からお待ちしています。RINGO BASE高橋厚史
RINGO JAMな畑の永井です。剪定は、10年経っても一人前とは言えないくらい、技術を要するものであると言われています。私は、畑を持った1年目から剪定をやっているので、かれこれ5年経ちました。時が経つのが早い早い。怖い怖い。すごいのはりんごだよ。1年目の永井。ウェアもずっと同じ基本的には「マルバ台」という台木の木の剪定をずっとしておりまして、この台木の木が一番難易度が高いと言われています。何をどう切ればいいのか分からず、最初は1時間立ち尽くしました。「切る枝を選ぶ」のではなく、「残す枝を決める」のがポイントであるとよく言われます。残す枝を邪魔している枝を切ることが基本のようです。これは、事業づくりにも言えることであると感じます。切った後の枝もやしもなかなか労力のかかる作業です剪定をはじめ、りんごの作業には仕事をする上で参考になるいろんなノウハウや哲学が詰まっているなあと感じています。特に剪定は、農家が「医者であり、教師であり、芸術家」となる瞬間です。剪定後の達成感は、もしかしたらいい美容師さんにも通じるものがあるかもしれません。今日でクラファン終了まであと【9日】。支援者の数は50人にです!ありがとうございます!コファーマーの皆さんにも、剪定をやっていただく予定です。来年、まだ雪がある季節にみんなで集まって、ああでもないこうでもないと言いながら作業するのかなぁ。とても楽しみです。
RINGO JAMな畑の永井です。雨の日は、強くなければ畑に出て、最近で言えば「摘果」などをしています。強くて作業をするにも大変な場合は、おとなしく家にいるようにしています。会社は基本、夫と2人。最近は母が畑の手伝いに来てくれています。雨が降っても完全な休みとはなかなかならず、家でジュースのラベルを貼ったり、事務作業などをすることが多いような印象です。透明なラベルって、意外と面倒なことも多い前までは、雨が降るとちょっと暗い気持ちになったものです。満員電車はよりキツくなるし、靴は汚れるし、濡れたら最悪で、帰るまで我慢しないといけない。今は、雨が降ると「畑のあれ、進めたかったのに…」と、もどかしく寂しい気持ちになりますが、「休めてラッキー」な気持ちも同居します。なんだか不思議な感覚です。猫と一緒に過ごせるから、雨も好き最近、『雨の自然史』という本を読んでいました。雨というものが、文化的に、物理的に、歴史的に、人間にどんなことをもたらしたのかをまとめているものです。りんごの歴史について調べると、主に栽培の歴史が取り上げられることが多いのですが、個人的にはもう少し社会学的な視点で切り取ってみたい気持ちもあります。青森にとって、りんごがどんな役割を果たしてきたのか。りんごは人の手によって栽培されるという側面がもちろんありますが、きっと逆のベクトルの要素もたくさんあるはずです。そういうことも、コファーマーの皆さんと深掘りして、1冊の本にまとめたりできたら楽しそうだなぁ。市役所にこういうのがあるのも五所川原ならではですね今日はいい天気ですが、畑には出ず、ちょっと用事があって五所川原市に来ていました。電車の窓から見えるりんご園の様子を見ながら、「王林は枝が上に伸びるんだね。」とか「あそこの畑の剪定はスッキリしていていいね。」とか、やっぱり畑の話を夫としています。これが職業病か。絶妙なこどもの表情クラファンものこり【10日】となりました。支援者の数は50名を突破しました。ありがとうございます!ちょっと色々考えることがありました。嫌がられることをあえてするのは心が疲れますが、雨のように何かを実らせる可能性もないこともないのかなと、自分をなぐさめながらやっていこうと思いました。