こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。いつもご支援ありがとうございます!さて、今日は制作秘話シリーズ、その8。前回は少し違う時間軸のお話でしたが、10月も終わるころ、「みんなで、ひろさんに合流してもらえるように、とにかく頑張ろう!と決意した」ところまでお話は進んでいたと思います。実は、11月の時点で、だいたいの絵の構成こそ決まっていたものの、鉛筆で下絵を描けていないページもあり、輪郭線のペン入れが終わってあとは塗り絵をするだけ…という画用紙は2~3枚しかなかったと思います。この絵本は、さくらい芸術監督のご指導のもと、すべて色鉛筆で彩色しています。たとえば、表紙の黒板は4~5色を重ね合わせて塗っています。画用紙表面の細かい凹凸を色鉛筆の粉で埋め尽くすように、画用紙の上で色鉛筆の粉を混ぜて色を作っていくイメージです。それでも、自分たちが塗った分だけ、絵が活き活きと輝きだす瞬間のようなものに、私たちは徐々に夢中になっていったのでした。そんな中、最終見開きのページで細かい議論になりました。「最後は一目でハッピーエンドって分かる絵にしたいよね」とやまぎし。「人物をにぎやかな感じ配置にするとして、その中にはタナカさんを描く?」とさくらいさん。「描かない!」かとさんと、おかさんの声が重なりました。そうです。ソーシャルワーカーは、クライエントが課題を解決して、いつもの日常を取り戻せたなら、きっとそのときにはもう、次のクライエントと向き合っているはずです。「じゃあ、タナカさんは最後の最後にカットを入れるとして、それはどんな絵にする?」とさくらいさん。「後日談っぽくしたいのなら、次のワーカー業務をしている絵だけど、ワーカー業務って具体的になんだろ?」とやまぎし。おかさんも悩みます。「先生と話していたり、どこかに電話をしていたりすることが多いけど…それって次のクライエントに向き合っているって伝わるのかな…?」「最後の最後で登場人物を増やしても混乱するよね?」かとさんも「手帳を広げていたり…うーん、だめか」私たちは社会福祉士です。先日の福祉探偵団season2の言葉を借りると、福祉相談のプロです。それが、まさか、こんなにも絵にするのが難しいとは…。結局、最後のタナカさんのカットは、「タナカさんのオフショット」というコンセプトとなり、「ソーシャルワークを1コマで描く」のを断念したのでした…。それだけ私たちの仕事は、幅が広くて奥が広いのよ、とかとさんが言っていたような気がします。さて、11月も3回集まって作画と塗り絵の作業をして、さすがにそろそろひろさんを呼ばないと間に合わないはずなのですが、そのお話はまた次回に。さて、クラウドファンディングのご支援額が100万円を超え、70%を超えました!ご支援いただいた皆さまは全国各地から200名を超えました。本当に、本当にありがとうございます。同時並行で、寄贈先の開拓も行っています。放課後児童クラブや養成機関の関係者の皆様で、この絵本をもらってもいいかも、とお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひメッセージをお寄せください。プロジェクトも残り20日となりました。ひとりでも多くの人たちに、この絵本を届けたいと願っています。どうか引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします!






