和栗の下処理をしていました。よく「肉は腐りかけが一番うまい」といって熟成させたりしますが、和栗も自然がもつ力を最大限に引きだすことで甘みがナチュラルに増します。(だから栗が収穫される秋ではなくて熟成期間を経たあとの作業になります)じつは私たちの親会社である㈱福島商店は、青森県と共同で「しじみをある温度で冷凍するとオルニチンが最大8倍にまで増加する」という特許を取得しています。その技を応用することで和栗を甘くすることができるのです。青森県内で人気のケーキ屋さんで原料として使われているくらい、この和栗は評判が良いです。3,000円のリターン品として設定されているデザートスープセットの「和栗ポタージュ」に使っていますよ。
お花見やゴールデンウィーク(青森でこれらは時期が重なりますが)など、これからの行楽シーズンにむけて工場では「青森県産完熟りんごジュレ」の製造を行っています。容器に封入していく様子は、まだとろみのついた温かいりんごジュースといったところ。フタをして、このあと「できるだけりんごの風味を損なわない」かつ「安全な品質を確保する」を両立させるよう細心の注意を払って加熱殺菌(イメージとしてはお湯を張った浴槽に入れるイメージです)を行います。
本日、私たちホクユーフーズでは人工キャビア「キャビアンヌ」の製造を行っています。製造工程をお見せしたいところなのですが、企業秘密の部分が多い商品ですので、できたてでまだ湯気が出ている写真と、瓶に詰めて宝石のように輝いている写真を掲載させていただきます。一般的に人工キャビアはランプフィッシュなどの魚卵の塩漬けに、イカ墨で着色して作ります。この場合、料理にのせたときに色移りしてしまうのが欠点です。せっかくオードブルの彩りとしてのせているのに、黒い色が移ってしまってはがっかりですよね。私たちの「キャビアンヌ」は、昆布のぬめり成分でつくった膜で魚介エキスを包みこみようなイメージの商品ですので、色移りしないのが特長になっています。こちらも3個セットで3,000円コースのリターン品としてご選択いただけますので、ぜひご検討ください。意外に、和食にもよく合いますよ。
「完熟りんごジュレ」はゼリー飲料ということで吸い口のついた容器に封入しております。1個1個規定の重量を詰めていく充填(じゅうてん)という作業工程に機械をつかいはしますが、オートメーションではなくて、じつは熟練の技に支えられてもいるのです。ジュレ(ゼリー)は加熱してゲル化剤を入れて冷えるときに固まるのですが、つまり手早く作業を完了しないと容器に入れるまえに冷え固まって使えなくなってしまうのです。そして私たちホクユーフーズの工場は雪国の青森県にありますので、冬場は(暖房を入れていたとしても底冷えするので)一時の油断もできません。まだ固まるまえの液体状のジュレがでてくるノズルに手早く容器のくちをセットし、既定の量が入ったらとなりの電子天秤に移して重量を確認して次の容器をセットする…単純なようですが、慣れていないと容器のくちにジュレを付着させてしまったりするので、リズミカルに行うのは容易ではありません。また、食感を重視して「ふじ」「紅玉」でゲル化剤を変えていることはプロジェクト本文にも書いてある通りなのですが、じつは「ふじ」は固まりやすいのでよりスピーディーに作業を行う必要があります。そしてキャップを締めるのも手作業です。指にマメができそうになる作業です。
ふだんあまり即席みそ汁をお召し上がりにならない方もいらっしゃると思いますので、5,000円コース、9,000円コースの先着特典になっている関連会社しじみちゃん本舗の「大和しじみ汁」「ほたてみそ汁」について簡単にご説明させていただきます。即席(インスタント)みそ汁には輸入物の具材が使用されることも多いですが、どちらも青森県産の貝を使用しているのがこだわりポイントです。「大和しじみ汁」の具は、時間のかかるしじみの砂抜き・洗浄を済ませたあと殻付きのまま真空パックに詰めて加熱し、長期間保存できるようにするとともに「しじみエキス」を存分にひきだしたものです。封を開けてお椀に入れると白い液がでてきます。それが「しじみエキス」です。お湯を注いでさっとかき混ぜると貝の口が開きます。こちらは「ほたてみそ汁」の具です。お椀1杯あたり贅沢にもほたて3粒です。こちらも貝殻をとったベビーほたてを真空パックに詰めて加熱してあります。袋の中にほたてのうまみがたっぷり詰まっています。箸でつまむと「ほろり」と貝柱が裂けるくらいやわらかです。そしてこちらは「大和しじみ汁」用の調味みそです。しじみちゃん本舗はもともと「しじみエキス」から始まった会社で、この調味みそにも自社製のしじみエキスを練りこんでいるのが特長になっています。時間の無い朝や、お弁当のお供に重宝しますので、きっかけは「完熟りんごジュレ」でもきっとご満足いただけることと思います。ぜひ「先着特典」をご検討ください。