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日本の山々に実在した漂流民族「サンカ」をモチーフにした長編映画支援プロジェクト

伊参スタジオ映画祭2018シナリオ大賞受賞作品・長編映画「山歌(サンカ)(旧題:黄金)」。かつて日本に実在していた、山から山へ放浪を続けた民族「サンカ」をモチーフにした長編劇映画の完成に向けた支援プロジェクトです。

現在の支援総額

1,058,000

70%

目標金額は1,500,000円

支援者数

102

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/09/28に募集を開始し、 102人の支援により 1,058,000円の資金を集め、 2019/11/26に募集を終了しました

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日本の山々に実在した漂流民族「サンカ」をモチーフにした長編映画支援プロジェクト

現在の支援総額

1,058,000

70%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数102

このプロジェクトは、2019/09/28に募集を開始し、 102人の支援により 1,058,000円の資金を集め、 2019/11/26に募集を終了しました

伊参スタジオ映画祭2018シナリオ大賞受賞作品・長編映画「山歌(サンカ)(旧題:黄金)」。かつて日本に実在していた、山から山へ放浪を続けた民族「サンカ」をモチーフにした長編劇映画の完成に向けた支援プロジェクトです。

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昨夜をもちまして約2ヶ月に渡るクラウドファンディングが終了しました。お陰様で1058000円のご支援が集まりました。ありがとうございます。本当に、それ以外の言葉が見つかりません。映画が、そして、私が、いかに支えられているかを痛感しました。感謝以外にありません。そして思っていた以上に、学ぶ事が多いクラウドファンディングでした。劇映画初監督の私が、どのように立っているべきなのか、様々な事を気づかされました。本当はお一人お一人、握手をしてお礼を言いたいのですが、このような文面で書いてしまう事、どうかお許し下さい。しかし、何度も書くように、「これから」なんです。これからこの映画をどこまで持っていけるのか、私が何になるのか、本当の勝負はここからだと思っています。どうかどうか見守ってやってください。では取り急ぎ失礼します。本当に本当にありがとうございました。


最後に
2019/11/26 22:06
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あと2時間でクラウドファンディングが終了します。ご覧頂き、誠にありがとうございます。最後に、この映画がどこに向かうのか、という事を書きたいと思います。群馬県中之条町の六合地区に来た私の小さな想像から始まったこの映画ですが、数年越しに賞を頂き、そしてお陰様で映画化することが出来ました。私、笹谷遼平の劇映画初監督作品です。お陰様で、とひとことで言うのは簡単ですが、あらゆる方のご尽力でこの映画は成立しました。私がまだお顔を知らない方のご協力も沢山あります。本当に本当に、感謝しかありません。ありがとうございます。映画にはお金、そしてプロのマンパワーが必要で、自分一人の力では絶対に作り得ないこと、なおかつ他力で映画が作られていくこと監督の仕事は映画が作られるその道を照らすこと一年前の自分では計り知れない、様々なことを体験出来ました。何より、シナリオが映画になることの困難さは想像を絶しました。そしてベテランスタッフに囲まれて時に身の引き締まる叱咤激励をされ、「このシーンは伝わらない」と言われながらも聞いているフリをし、ワガママを押し通しました。そして雨と暗闇の中、ヒルに襲われつつも、トラブルだらけの撮影を終えました。全員が仕事というより、気持ちで乗り切ってくれました。本当に200%の力を出し切ってくれました。それに続く編集作業も本当に険しいものでした。編集の菊池智美さんと、まさに二人三脚で作業を進めました。この映画を愛してくれたからこそ、独特のテンポを作り出せたと思っています。そして音楽の茂野雅道さんに大輪の花を添えてもらい、この映画が誕生しました。まだまだ書き足りないくらい、ポスプロのエピソードはありますが、やり残したことはないと豪語できます。この映画はこの後、英語訳をつけて海外へ飛び立ちます。といっても映画祭に出す、ということですが。「中之条から世界へ」これを掛け声に、飛び出していきたいと思っています!まだまだ最後までお付き合い頂きたいです。引き続きよろしくお願いします!この映画に関わってくれた方、ご支援頂いた方、そして私を支えてくれたすべてのお気持ちに感謝申し上げます。本当にありがとうございます!!..................................................................12月8日にご支援頂いた方向けに都内にて試写会を行います。(すみません・・・10000円以上のご支援頂いた方が対象です)リターンの欄に11月3日と書かれていますが、12月8日の会にもご参加いただけます。どうかご了承くださいませ 。


一年前の今日
2019/11/25 22:09
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1年前の今日のことを書きます。今日から1年前。11月25日の早朝。6時発、京都から東京行きの新幹線に乗りました。妊娠10ヶ月、いつ産まれてもおかしくない臨月の妻を実家に残して向かった先は群馬県中之条でした。伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞の結果発表に出席するためです。新幹線に乗ってまでして行って、もしも何も受賞していなかったら、本当に悲しい。むしろその可能性の方がずっと高い。「何のために行くんだろうか、何のために行くんだろうか」ずっとそう思いながら、ひたすら電車に揺られました。途中引き返そうかな、とも思いました。しかし、運良く大賞が受賞できました。それが丁度1年前です。家族に知らせられた瞬間の感激は忘れがたいものがありました。(今年のいさまスタジオ映画祭は例年より少し早かったんです。)そこからは本当に、めくるめく1年間でした。恐ろしい程の出会いと体験に溢れていました。まず初めに出会えたのは、映画祭の2日あとに生まれてくれた娘でした。ありがとう。感慨に浸る間もなくぐるぐると生活が一変し、年内に実家の京都から川崎へ戻り、妻子私の3人の生活が始まり、人生で一番激動の一年でした。全て全てに感謝です。


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(連絡事項:12月8日にご支援頂いた方向けに都内にて試写会を行います。(すみません・・・10000円以上のご支援頂いた方が対象です)リターンの欄に11月3日と書かれていますが、12月8日の会にもご参加いただけます。どうかご了承くださいませ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あまりサンカについて書いてこなかったので、今更ながら書きます。とても初歩的な概要ですが・・・まず、サンカは山窩と書くことが多いです。ただ、この字も、サンカという呼び方も蔑称であるという意見も濃くあります。まず、サンカという呼び名は江戸時代からあったと言われています。山に住む犯罪者集団がサンカと呼ばれていました。明治に入り、警察の調書の中で「山窩」という文字が使われはじめます。山賊とほぼ同じ意味でした。昭和初期にサンカという言葉が全国的に有名になります。三角寛(みすみかん)という作家が山窩小説という新しいジャンルをつくり、それが大ヒットしたのです。三角寛のサンカ像は、いわばエログロナンセンスの猟奇的な小説内のものであり、こうしたものの流行がサンカ=犯罪者集団というイメージを作り上げたといえます。それは商業的に売れるものを書いた三角寛の、完全なフィクションでした。また三角寛は戦後、サンカ研究で様々な論文や書籍を発表します。まるで猟奇小説でサンカを有名にしてしまった罪を償うように。三角寛は膨大な研究をしました。彼らの言語、独特な文字、習慣や掟など。しかし残念ながら捏造の可能性が疑われています。その他にもサンカの研究をした人は沢山います。柳田國男もそうです。しかし、これだ!という確実なことは本当に少ないです。しかし、その存在は確かなのです。私の知っている人も幼い頃サンカを見たと言っています。そのような目撃譚はいくらでもあり、まとめると・山にて不定住の生活を続ける人たちがいた。・彼らは魚を獲り、竹細工をつくり売ることで生活していた。・彼らは独特のネットワークや文化を持っていた。ということが確実視されています。しかし、ネックなのは3つめの要素です。これがなんとも、幅広い解釈ができるわけで、想像の余地しかありません。だからこの映画でも自由にサンカを描けるんです。いわば、江戸時代の殿様を描くのとはまったく自由度が異なるわけです。サンカは1960年代、グラデーションのように各地域の部落に溶け込んでいきました。その理由は様々あると思いますが、一番大きかったのは、車が走るようになり、山に道路ができ、山という場所の密室性が変わって行った、そして山の下の暮らしがより豊かに、楽に「見えた」ことだと、私は思っています。何度も書くように私がサンカにこだわる理由は彼らの身体能力が私たちが持っているそれとは大きくかけ離れているからです。実態のよくわからない彼らですが、書くことで理解できることもあるのではないか、そんな思いで書きました。また「山歌(サンカ)」というタイトルは山にいるとすべての音が生命の歌に聞こえるような、そんな山の空気を映画で感じてもらえればと、そんな願いも込めてつけました。もちろん、ハナの歌が一番のモチーフですが。最後に我が家の本棚のサンカコーナー。


伝統神楽について
2019/11/23 21:23
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(連絡事項:12月8日にご支援頂いた方向けに都内にて試写会を行います。(すみません・・・10000円以上のご支援頂いた方が対象です)リターンの欄に11月3日と書かれていますが、12月8日の会にもご参加いただけます。どうかご了承くださいませ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・再三書くようですが、この映画は中之条町のあらゆる人たちのご協力のもと作られました。本当に、献身的なご協力です。その一つに、伝統神楽のシーンがあります。どんなシーンかは詳しくは書きませんが、太々神楽(だいだいかぐら)を舞って頂きました。(なかなか混沌とした雰囲気が漂っていると思います)3月の段階からご相談をさせて頂き、映画祭実行委員会のつてでダメ元で頼んだつもりが快く引き受けて下さりました。そして私のワガママで何十年も前の衣装を出して頂き、それを着て川辺で舞って貰いました。今回ご協力を頂いたのは中之条町の伊勢町郷土芸能保存会さんです。何度も何度も打ち合わせを重ね、そして撮影当日には雨が降り延期をしてもらい、撮影本番の日も寒い川辺の現場で数時間待たせてしまいました。スモークの充電待ち。。。 にも関わらず、素晴らしい舞を見せて頂きました。保存会の方曰く、「お面を付けた瞬間に自分ではなくなる」とのことでした。つまり、「舞う」のではなく、「舞わされる」ということだと私は認識しています。この他力の感覚は、かなり基礎からみっちりと覚えた身体にのみ許されるものであり、動作が無意識にできるからこそ「動かされる」感覚を持つのだと思います。能をはじめ、日本の伝統芸能には腰を落とした姿勢が多く、この太々神楽も例外でありません。見ているよりハードです。この動きを自然にやってのけるのも、また一つの身体能力だと思います。それでいて、動きの一つ一つが厳格に受け継がれています。それを何一つ余すところなく身につけ、体現したのちに見えてくる「自由さ」というものがあるようです。「自在」とも言えるでしょう。シナリオも映画も、そんな境地があるのでしょうか。。。何度人生やり直しても辿り着けないだろうなぁ。。。保存会の皆様、本当に本当ありがとうございました。