1か月前、「今日からスタート」と言ったのに、キャンプ場の準備が何もできないまま、この葉月の1か月が飛んでしまいました。何もできなかったのは私だけで、気が付けば稲は穂を垂れ、早くに田植えをされた周りの田んぼは、日に日に稲刈りが進み、雑草も凄まじい生命力でものによっては1m以上伸び放題。自分がこの1か月、全く草刈りもしなかったことを棚に上げて申しあげるなら、4匹いるヤギに食べてもらっているくらいでは到底追いつきません。(好きな草しか食べないということもあり。)ヤギと私でやっていたら、常に挑んでくる雑草相手に、いつまでたってもきれいにならないまま、人生が終わりそうなので、本文冒頭の、荒れていた耕作放棄地を整備してくれた建設会社にこの度のキャンプ場の整備もお願いしました。ここの皆さんは、25年ほどの歳月の間も常に季の野の台所を気にかけてくれていて、(あまりにも滅茶苦茶な私たちを見るに見かねてでしょう。)当時の社長さんは、今は会長となられたので、跡を継いだ現社長にお願いしてあったものの、「俺がやってやる。こう見えても、ユンボ動かすのうまいんだゾ。」と、会長自ら整備をしてくださることになり、今日の夕方、会社で一番大きなユンボを従業員の方が持ってきてくれました。気心知れたご縁でもあるので、「従業員を連れてこれば、その分日当がかかる。みほちゃん(と呼んでくれます(#^.^#)一緒に手間取り、やってな。」ということで、明日、いつの間にか過ぎ去ってしまった葉月をあとに、長月の1日、朝から整備を始めます。あ、いえ、私がではなく、会長さんが。
支援期間が先ほど終了しました。連投、申し訳ありません。双方の都合で決めた「命をいただく企画」の予定が、偶然ですが、今日、8月1日で、先回孵化器に入れた卵が昨日、孵り始めました。まだ、これから午前中にかけて生まれてくるはずです。奇しくも、クラウドファンディングの支援終了日をはさんでの孵化となり、終わりと始まりが重なったことをヒヨコに教えてもらいます。先回、卵をホットケーキにするかヒヨコにするかの命の選別をした親子ご家族が、きっとドキドキしながら、今日の午前やってきます。新しい命のはじまりと共に、これからも地道に歩いていこうと思います。支援していただいた皆様、ヒヨコの世話をしながら、ご案内の準備を進めますので、少しお時間いただけますよう、いつもお願いばかりで申し訳ございません。
人生で最初で最後であろう、このクラウドファンディング。本日23時59分(日にちを設定すると、自動的にこの時間までとなる仕組みです)で終了となります。たしか、スタートからの支援期間は、75日間。長ければいいというものじゃないと言われながらも、文章と同じで短くすることもせずの長丁場でしたが、この間、公私共にいろいろあったのは、何も私だけではなく、ご支援してくださった方、見守ってくださった方、他にもこの世に生きているすべての人が、私なんかよりも、もっといろいろなことや思いを積み重ねて今を生きておられることでしょう。人として大事な、互いが互いを思いやることさえも、どうしてこれほど躊躇したり、遠慮したり、正々堂々と対話することもはばかられ、他者の言動に不要に心揺さぶられ、何がなんだか、いまだ整理のつかない気持ちが散らかったまま、そんな中をかいくぐって日々の暮らしが営まれていくことは、まだしばらく続くのでしょうか。そんな中、ご縁をいただいた皆様に、大したことは何もできませんが、本当に小さな、ささやかな、つつましやかな農家のおもてなし(とも言えないくらいの)心ばかりのなにかをさせてもらえるとうれしいと思って始めた当初の気持ちは、終わりのご挨拶の、今この時も変わりません。写真は、先週末、農協の農機具展示会で見つけて注文しておいて昨日届いた、刃研ぎの機械。いままで、草刈り機の刃が切れなくなってくると、新しい刃に交換していたのですが、この機械で刃を研げば、再び切れ味がよみがえるというものです。金メダルのように輝く、ダイヤモンド砥石に、なんだか自分のようにあちこちサビてきて、使い物にならなくなっていたチップソーを、ほんの1.2秒当てて、鈍ったところを磨き、次の刃に位置を送ってはまた磨く。そうして1周全部磨き、切れ味が戻ったところで刈り払い機に付けて雑草を刈ります。身に着けるダイヤモンドは持っておりませんが、これで自分の心身も磨ければどれほどいいか・・。販売員さんに「1か所だけ削りすぎるとバランスが崩れて、回した時に全体が揺れて草が刈りにくいから、みんな同じくらいの加減でやってな。」と言われました。あちらを立てればこちらが立たず。の、今のご時世のようで、すべてを公平に、平等に、均等に、磨くのは大事なことだと、この刃研ぎ機に教えてもらった気分です。皆様の社会の役割りや、担うお仕事、家族の関り、子育て、教育、暮らし、経済、その他様々な仕組みが、バランスよくなるべく揺れの少ないように、回っていくことを祈りつつ、クラウドファンディングに関わってくださった全ての皆様に感謝と敬意を払いつつ、そして、きっとこれまでも、これからも、至らぬところがあちこちあるであろう里山が美しい愛知県美浜町で暮らすように過ごすキャンプ!農家のおもてなし届けます!に、あたたかなご支援、お気持ちを寄せていただいたことに、心から感謝をして、最終日のお礼とさせていただきます。(いつものように、きちんとお礼にもなってなくて申し訳ありません) 季の野の台所 森川 光男 美保
「夜空をこがす」小学校のキャンプで歌った歌詞に、たしか、こんなのがあった気がします。それで言うと、今日は、朝と夕方の2回、空をこがしていました。隣の竹やぶから、根が地下を突き進んで これでもかと竹が生えてきていて(当然と言えば当然です)春に切り倒しまくったのが、乾いて燃えやすくなってきたので、この際なので暑い日に熱いことをしようと、もうこの時点でアタマの思考回路がヒートしているのかもしれません。燃えた熱で竹の中の空気が膨張し、一気に割れるため、パン!パン!と空気のはぜる音が響き、稲穂が膨らみ始めた周りの田んぼのすずめおどしになっていたような気がします。キャンプにいらっしゃる方が地面をこがさないようにと、防炎シートを敷いて火を燃やすのだとつい最近知ったのですが、そんなご配慮を無にするように、これからも時々オーナー自ら地面も空も焦がしておりますこと、クラウドファンディングが残り1日となりましたことの感謝と共に今からお詫びさせていただきますm(_ _)m
本日、午後、目標金額を達成致しました!写真はそのあとで撮った、みんなの家の2階からの風景です。支援締め切りまであと3日。ここがゴールでなく、スタート地点と思っています。その日まで、暑さをよけつつ、地道に草刈りと掃除をしながら、いつも以上に回らない思考回路で次になにをすべきか考えます。感謝と共に、目標達成のご報告をさせていただきましたm(_ _)m