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伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

馬上から矢を放つ技は、日頃の稽古に支えられています。私たちの稽古場である「流鏑馬鎌倉教場」では更衣室、散水用設備、また馬用の日除けという環境整備が急務となっています。鎌倉に伝わる伝統文化「流鏑馬」の維持継承には射手の育成が欠かせません。十分な稽古環境を整えるためのご支援をお願いいたします。

現在の支援総額

3,701,001

105%

目標金額は3,500,000円

支援者数

170

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/10/05に募集を開始し、 170人の支援により 3,701,001円の資金を集め、 2021/12/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,701,001

105%達成

終了

目標金額3,500,000

支援者数170

このプロジェクトは、2021/10/05に募集を開始し、 170人の支援により 3,701,001円の資金を集め、 2021/12/15に募集を終了しました

馬上から矢を放つ技は、日頃の稽古に支えられています。私たちの稽古場である「流鏑馬鎌倉教場」では更衣室、散水用設備、また馬用の日除けという環境整備が急務となっています。鎌倉に伝わる伝統文化「流鏑馬」の維持継承には射手の育成が欠かせません。十分な稽古環境を整えるためのご支援をお願いいたします。

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このたび、1年前に実施したクラウドファンディング「鎌倉時代からの伝統、流鏑馬(やぶさめ)馬場の建設・維持にご支援を」で、「CAMPFIREクラウドファンディングアワード2021」の「寄付型賞」を受賞することとなりました。▽CAMPFIREクラウドファンディングアワード2021https://award.camp-fire.jp/2021/この賞は、2021年に実施したCAMPFIREのクラウドファンディング約14,000件から代表として100件が選出され、その100件に対する投票により受賞プロジェクトが決まるものです。数ある魅力的なプロジェクトの中から私たちを選んでいただけたこと、大変光栄に思います。思い起こせば、今から1年と少し前、昨年11月1日からプロジェクトを開始し、今年1月18日までの間に合計233人の方に御支援いただき、最終日に目標額を達成できました。今回のこのクラウドファンディグも、前回に引き続き応援をいただいている方がたくさんおられます。改めて、御支援くださった皆様に心から感謝申し上げます。鎌倉市内に全長220メートルもの馬場を建設するなど、夢物語のような話でしたが、皆様の御支援のおかげで、実現することができました。これ程の素晴らしい流鏑馬専用馬場は、日本どころか世界を見ても、唯一無二ではないかと思っております。この恵まれた環境を最大限に活用し、流鏑馬の稽古に励み、この鎌倉が誇る伝統文化「流鏑馬」を後世まで維持継承していくのが、私たちの使命です。馬場の完成から1年間、毎週日曜日の稽古のほかに、鎌倉教場では本番行事も行われました。令和2年11月29日(日)には「令和2年度日本博主催・共催型プロジェクト 世界平和・健康祈願流鏑馬」、令和3年4月4日(日)には「鎌倉教場建設記念流鏑馬」を開催し、いずれも見応えある素晴らしい流鏑馬であったとのお声を頂戴しております。令和2年11月29日の流鏑馬は、行事全体をライブ配信し、現在もYoutubeで視聴できます。また、他会場での行事においても鎌倉教場での稽古の成果が十二分に発揮されました。特に明治神宮において令和3年7月17日(土)に行われた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 安全祈願奉納流鏑馬」では、鎌倉教場での稽古の成果として、オリパラ大会の安全と成功に寄与したことは記憶に新しいところです。当日の様子はこちらから御覧いただけます。記録映像(6分版)記録映像(1分版)行事全体(2時間20分)明治神宮では令和3年11月3日(祝)にも例祭奉祝流鏑馬神事を奉納し、奉射において過去例をみないほどの好成績を収めることができました。加えて、ここ1年の間に、新たに7名の門人が流鏑馬を習い始めました。年齢は10代から50代まで様々で、外国出身者もいます。ここ鎌倉教場で流鏑馬人生をスタートさせた者たちです。鎌倉教場で稽古を積み、技術と精神を磨き、流鏑馬の伝統を継ぐ者として育つことを期待してやみません。このように、開設からわずか1年しか経っておりませんが、鎌倉教場は早くも流鏑馬の維持継承に重要な役割を果たしています。これも皆様の御支援の賜物であり、私たちは皆様に支えられて流鏑馬の伝統を守っていることを改めて思い起こし、決意を新たに今後も稽古に精進してまいらなければなりません。その上で、やはり毎度のお願いになりますが、更衣室、散水用の水道設備、馬の日除けはどうしても欠かすことができません。これら付帯設備工事のための、このクラウドファンディングも残り1週間余りとなりました。終了まで残り8日。目標の350万円まで残り920,785円です。▽伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるためにhttps://camp-fire.jp/projects/view/449211皆様からの御支援に感謝申し上げるとともに、皆様からの呼び掛けによる支援の輪の広がりにも大いに期待させていただきたく存じます。今後とも、大日本弓馬会の流鏑馬と鎌倉教場を御愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。大日本弓馬会


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鎌倉教場の「今」をお伝えします。今回は「天長地久の式の口取り」についてです。鎌倉教場では、過去2回、行事としての流鏑馬を行いました。1回目は、令和2年11月29日「令和2年度日本博主催・共催型プロジェクト 世界平和・健康祈願流鏑馬」で、2回目は令和3年4月4日「鎌倉教場建設記念流鏑馬」です。全長220メートルの馬場を全て使い、最大収容数約1,000人の観覧スペースに、感染症対策のため少数(200名と80名)のお客様にお越しいただき、滞りなく開催することができました。これも素晴らしい馬場を支えてくださる皆様のおかげです。もっとも、この最高の馬場を備える鎌倉教場ですが、行事の際に「天長地久の式」と「凱陣の式」を行うスペースが狭いことがウィークポイントとして挙げられます。過去2回とも、一の的と二の的の間で行ったのですが、横幅は十分にとれるものの、奥行きが5メートル程度しかありません。特に、「天長地久の式」は馬を右回り、左回りと乗り回すので、ある程度の広さが必要なのですが、その確保が難しく、狭いスペースを上手く使わなければならないのです。そこで、行事の前の稽古日に、射手や諸役の整列の位置、馬の入退場の方法など、綿密なリハーサルを行いました。別会場で流鏑馬を行う場合には、ここまで時間をかけて準備するのは難しく、このような事前の練習をじっくり行うことができるのも、自前の馬場の強みです。さて、この「天長地久の式」ですが、大日本弓馬会の流鏑馬にとって欠かすことができない大切な儀式となっています。「天長地久」とは天地が永久であるように、天下の泰平や万民の息災が永遠に続くようにという意味が込められています。儀式は、最初に「五行の乗法」(左回り3回、右回り2回馬を乗り回す)を行い、次に、鏑矢を弓に番え、天と地に対し満月のように弓を引き絞り、「天下泰平、五穀豊穣、万民息災」を祈ります。この鏑矢に矢を番えるとき、馬を安定させるために口取りが必要になります。この口取り役は、射手が務めるのですが、通常は最も経験が少ない射手が行います。鎌倉教場で行った2回の行事では、いずれも写真の射手が行いました。この射手は、令和2年11月29日に初陣を飾った鎌倉教場で誕生した最初の射手です。皆様、どうぞお見知りおきください。ちなみに、神社の神職様が射手を務められている神社で奉納する流鏑馬では、当該神社の神職様である射手が天長地久の式の口取りを務めることもあります。このように、天長地久の式の口取りは、最も経験の少ない射手が務めることが多いので、この役目に注目していると、年月とともに務める射手が替わっていくことに気が付きます。令和3年11月3日平成30年2月11日平成28年10月16日平成27年10月18日少しマニアックかもしれませんが、これも流鏑馬の見所の一つといえるかもしれません。鎌倉教場の存在意義は流鏑馬の維持継承にあります。その維持継承はそこで稽古をする門人によって行われ、それを皆様の眼前で体現しているのが「射手」たちです。鎌倉教場で稽古に励んでいる「射手」にもご注目いただけますと幸いです。皆様、引き続きの応援をよろしくお願いいたします。


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鎌倉教場の「今」をお伝えします。今回は「技量向上のための自主練習」についてです。「流鏑馬」は神事です。むしろ、神事でなければ「流鏑馬」ではありません。走る馬の上から矢を射ることは「騎射」といいます。「騎射」には様々な種類があり、中でも神事である流鏑馬は別格とされています。「流鏑馬」は天下泰平、五穀豊穣、万民息災を祈念して行われます。射手は自分のために騎射を行うのではなく、世の中の平和と人々の幸せを祈って的を狙います。このように、流鏑馬は極めて精神性の高い行事であり、射手にも高い精神的な素養が求められます。そのため、射手は常に自己顕示欲を抑え、世のため人のために騎射を行えるだけの心胆を練らなければいけません。心の修業が何よりも大事なのです。素晴らしい心を持って、世のため人のためを祈って神事に奉仕しようとしても、技量が伴っていなければ、そもそも射手になれません。さらに、射手にも技量の高低があり、目指すべき一流の射手になるには、心だけではなく、極めて高い技量が必要となるのです。やはり、射手として技を磨かなければなりません。しかしです。鎌倉教場での稽古は週に1回しかありません。馬の疲労度を考えるとこれ以上回数を増やすことは難しいですし、そもそも、門人は流鏑馬を生業にすることは許されておらず、皆が別に本業を持っているか学生です。そのため、稽古に参加できる機会も限られており、その貴重な稽古の機会に最大の成果を上げられるよう努めているのです。とはいえ、週に1回の稽古だけでは、なかなか上達は見込めません。むしろ、門人それぞれが自宅で自主練習をし、その成果を稽古の機会に見てもらうのが上達への近道といえるでしょう。自宅でできる自主練習は限られます。もちろん、自宅で馬を飼っていて、庭に馬場があるならば、自宅で騎射の稽古を行うことも夢ではありませんが、そのような環境にある人は、この日本にはまずいません。かといって、乗馬クラブで英国式や米国式の馬術の練習をしても、和式馬術とはそもそもコンセプトが異なるため、純粋な和式馬術の上達は見込めません。かえって変な癖がついて下手になることもあり得るのです。そのため、馬術の稽古は、週に1回の鎌倉教場での稽古に依存するほかありません。一方、流鏑馬とは別に弓道を習っている者もいます。騎射の稽古という観点からすると、これも一種の自主練習といえるでしょう。日頃から弓を引ける環境に身を置くというのは、非常に良い自主練習と考えます。かくいう筆者は、弓術の素人として入門して今に至っているので、本当なら弓道を習いたいのですが、本業と家庭と大日本弓馬会の業務のために時間が取れず、やむなく断念している状況です。私は自宅で弓を引くことはできませんが、「腰から矢を抜いて弦に番え、打ち上げる」という速射の所作の一部なら可能です。これはなかなか効果的な自主練習なので、おススメです。私が射手になる前は、毎日30回以上、1週間に250回以上、1か月に1,000回以上、この所作の稽古を行っていたものです。このほか、日頃の所作に流鏑馬の動きを取り入れるなど、実は地味ながら効果的な自主練習もあります。和式馬術の所作や弓の所作を意識しながら日常生活を送るというのも、なかなか趣があります。周りから奇異の目で見られない程度に実践してみると良いでしょう。このように、常日頃から流鏑馬にドップリ浸かることが何よりも大事です。さて、このような体を動かす自主練習も大切ですが、自分の得手不得手を分析するのも一種の自主練習といえます。私は、これまで出場した全ての行事の成績を記録しており、式的の的中率、板的の的中率、笠懸の的中率、小的の的中率などを、年別、会場別に算出しています。非常にマメな作業ではありますが、自分の得手不得手が一目瞭然となるので、おススメです。 例えば、私は笠懸が大の苦手であることが浮き彫りになりました。笠懸では、左側の真横だけでを狙う流鏑馬とは異なり、より実戦的に左下や右下の的も狙います。特に右下の的を狙うのは難しく、左手で持った弓を、馬の首を越えて、馬の右側で構えるという体を大きくねじる所作が必要となります。生半可な稽古では上達どころか、まともに弓を引けるようにもなりません。確かに、私は笠懸で最多的中を取ったことがありません。それどころか、競射に出場できなかった行事の多くは笠懸です。もともと苦手意識はありましたが、数字で明らかになると、より一層「なるほど、これは笠懸を特に強化しなければならない」と思うようになるので、これもまた大事な自主練習といえるでしょう。ちなみに、この他にも、逗子海岸流鏑馬騎射式では奉射の成績は悪いものの、競射の成績が良かったり、富士御室浅間神社流鏑馬神事では、奉射と競射の的中率が同じ、つまり、奉射の成績は最悪ながら、競射の成績が異常に良かったり、分析のし甲斐がある数字がたくさん見られます。これはなかなか楽しい自主練習です。鎌倉教場では、当然ながら笠懸の稽古も可能です。ここ2年は笠懸の行事が全て中止になっていますが、来年こそは実施されるのではと期待しているところです。流鏑馬だけではなく、笠懸でも、皆様に素晴らしい騎射をお見せできるよう、ここ鎌倉教場で稽古に精進してまいります。引き続きの応援をよろしくお願い申し上げます。


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鎌倉教場の「今」をお伝えします。今回は「馬術・弓術以外の稽古」についてです。流鏑馬というと、華々しい騎射のシーンを思い起こす方が多いでしょう。確かに、全力で走る馬上から矢を射る姿は勇壮そのものです。しかも、大日本弓馬会が支援している武田流では、立ち透かしと呼ばれる技により、馬上で美しい姿勢を保つことができるので、勇壮なだけでなく美しさも兼ね備えているのです。この騎射の技量向上のためには、「馬術」と「弓術」の稽古とともに、これらを融合させた「騎射」の稽古が必要なことは言うまでもありません。この騎射の稽古を行うには、鎌倉教場は最高の環境です。全長220メートルの直線馬場に的を3つ立てた稽古場など、そうそうあるものではありません。まさに、大日本弓馬会が流鏑馬を維持継承するために、欠かせない施設です。もっとも、流鏑馬は騎射をするだけではありません。まず馬に馬具を装着しなければなりませんし、諸役に直垂を着てもらわなければなりません。これらは全て門人がやることになるので、馬に馬具を装着する「馬装」や諸役に直垂を着せる「着付け」の稽古なども欠かすことができないのです。鎌倉教場では、これらの稽古も行っています。「馬装」は毎週の稽古のたび、熟練者の指導の下、技量が未熟な者に率先して馬装をする機会を与えることで、経験を積ませています。自分一人で馬装できることが、馬術稽古への参加資格になっているので、皆、早く覚えようと真剣そのものです。ただ、馬装は乗り手の命に関わる非常に重要な技術なので、生半可では認められません。実際、後輩の馬装ミスを見落として、そのまま騎乗した先輩が落馬するという事例もあります。そのため、射手は行事本番では、自分が乗る馬の馬装は、必ず自分で行うことが通例となっています。任せても絶対に失敗しない完璧な馬装を身に付けられるよう、より一層の稽古精進が求められます。この馬装の稽古は、馬を繋いで行いますが、夏の日差しが強い日は馬がバテるので、極めて手早く行う必要があることから、未熟な者にはやらせないことが多いです。そのため、馬の日除けがあれば、日差しの強い日でも、しっかりと馬装の稽古ができるのです。馬の日除けは、単に日差しを凌ぐだけのものではなく、馬装の稽古にも貢献できるのです。また、「着付け」の稽古は、毎週とまではいきませんが、月に1回ほど、熟練者の指導の下、希望者に経験を積ませています。この着付けも昇級審査の科目になっているので、皆、早く覚えようと真剣そのものです。ただ、着付けは行事本番で諸役に直垂を身に付けてもらうために行うので、見栄えや手早さが重要です。実際、過去には行事中に諸役の袴がずり落ちるという大失態が生じており、生半可では認められません。もっとも、鎌倉教場には物置以外の屋根がある構造物がないため、弓道場の片隅で行うに留まっていました。更衣用テントの中でもできますが、稽古後のテントの片付けに人手が必要なことから、あまり効率的ではありませんでした。そこで、やはり更衣室の出番です。更衣室さえあれば、毎週のように着付けの稽古ができるのです。更衣室はただ単に着替えるだけの場所ではなく、着付けの稽古場でもあるのです。皆様の一層の御支援をよろしくお願いいたします。


鎌倉教場の来場者
2021/12/02 21:25
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鎌倉教場の「今」をお伝えします。今回は「鎌倉教場の来場者」についてです。鎌倉教場には時折来場者の方がいらっしゃいます。来場者は「一般見学者」「行事の見学者」「入門希望の見学者」「取材関係者」などです。まず、「一般見学者」としては、稽古の見学や流鏑馬に親しむ企画への参加者が想定されています。鎌倉教場は、鎌倉市の敷地をお借りしていることから、鎌倉市にお住いの方々に「地元に伝わる伝統文化としての流鏑馬」に親しんでいただくことも大切な活動の1つとなっています。そのため、開設前から運営が安定し次第、定期的に稽古の見学会などを行うことを想定しておりました。しかし、コロナ禍のため、全ての計画がストップすることになりました。現時点では、感染状況は落ち着いているように見えますが、第6波が危惧され、新たな変異株も発見されるなど、もうしばらくは状況を注視しなければならないと見込んでいるところです。コロナ収束を願ってやみません。また、「行事の見学者」は文字どおり、鎌倉教場で本格的な流鏑馬を実施した際の観覧者のことです。このたびのクラウドファンディングに一定額以上御支援くださった方には、「鎌倉教場開設1周年記念流鏑馬」に御招待させていただきます。令和4年3月20日を予定しており、無事開催されれば、鎌倉教場で3回目の本格的な流鏑馬となります。乞うご期待です。もっとも、その時点でコロナがどうなっているかは分かりません。感染状況によっては、展示スペースでの射手による解説を中止したり、観覧者数を制限する場合もあり得ますが、感染症対策を万全にした上で、可能な限り皆様をお出迎えできればと考えております。御支援の程よろしくお願いいたします。「入門希望の見学者」は、流鏑馬の維持継承の担い手になってみようと志した方のことです。いきなり入門するのではなく、まずは鎌倉教場で稽古を見学していただくことにしています。これは、流鏑馬の稽古は身体的にも大変で、時間的な制約も厳しいことから、稽古がどのように行われているかをじっくり見ていただく必要があるために行っているものです。こちらの見学も、感染者数が増大していた頃は中止していたのですが、現在のように感染状況が落ち着いているときは受け入れております。年間10人程度が見学し、3~4人が新たに入門しています。気になる方は、是非、大日本弓馬会まで御連絡ください。「取材関係者」は、文字どおりです。新聞、雑誌、テレビなど色々なメディアから鎌倉教場の取材希望が届きます。このようなときは、取材の趣旨を確認し、鎌倉市から敷地をお借りしている趣旨に反することなく、且つ鎌倉の流鏑馬に関する広報効果が見込めるようであれば、取材に応じております。市有地を公益社団法人が借りて使っている以上、民間事業者が利益目的で取材をすることは認められておりません。そのような中ではありますが、鎌倉教場の開設から約1年が経ち、その間に複数の取材申込みがあり、各社とも流鏑馬への深い理解と伝統文化の維持継承の必要性を認識していただき、良い取材をしていただいてきました。ありがたいことです。直近では、令和3年12月に新規開設予定のYoutubeチャンネル「(仮)サムライチャンネル」から取材を受けました。この取材は、日本伝統文化の魅力を海外に発信することで、激減したインバウンドを回復させ、日本を元気にすることを趣旨としており、大日本弓馬会の流鏑馬を題材に取り上げたものです。鎌倉に世界で唯一といってもよい完全な本番も実施できる流鏑馬専用馬場があること、この馬場で流鏑馬の稽古を積むことで技術を継承していること、など鎌倉教場の重要性が盛りだくさんの内容となる見込みです。大日本弓馬会の流鏑馬だけでなく鎌倉教場の広報周知にも繋がり、ひいては鎌倉市と鎌倉の伝統文化としての流鏑馬も大いに世界に喧伝されることになります。このような取材を受けることができたのも、全て鎌倉教場あってのことです。これほどの見事な流鏑馬馬場は、そうそう見当たる代物ではありません。日本一、世界一の流鏑馬馬場といっても過言ではないでしょう。取材に来られた方々も、あまりの見事な馬場に感動していました。その感動がそのまま映像などに反映され、諸外国の方々に強く響くことを期待してやみません。このように振り返ってみると、これだけの環境で稽古をさせていただいていることに、改めて感謝しなければなりません。皆様、改めましてまことにありがとうございます。そして、その上でとなりますが、更なる環境改善のため、最低限の付帯設備として、更衣室、散水設備、日除けの設置はどうしても必要です。贅沢はいたしませんが、せめて着替えるところ、水、“馬が”暑さをしのげる所だけは、何とか整えさせていただきたく、皆様の温かい御支援をお願い申し上げます。