パトロンの皆さま、このプロジェクトに興味を持って、この活動報告を読んでくれている皆さま。こんにちは、リリーです。 本映画は、9割SONYのデジタルカメラで撮影しておりますが、実は(!!)フィルムカメラでも撮影しております。イビサで発見したシュルレアリスムの要素を表現するには、フィルムがいいのでは?といったDP(本カメラマンのゲイブ)の提案で、「それ、面白い!」となって実行しました。最新のデジタル機材とクラシックのフィルムカメラの融合。最新のクラブミュージックとジョンが使うような懐かしい音楽がクロスするイビサを表現するにはぴったりだと思っています。(フィルムにかかる費用、現像等は、キャンプファイヤーの使用事項には記載していないので、皆様からの資金は使用しておりません。この案は、キャンプファイヤーが終わってから採択された案です。) この映画のシークレットテーマに「輪=リング」があります、まぁ詳しくは追々。映像の中によく●や○が出てくるのには理由があります、ビジュアルで楽しんでもいいしね。 さて、現像。NYでは、フィルムとプロセス処理と映像データにアウトプットしてくれる会社が異なります。場所はどちらもブルックリンの少し人気の少ない所。 今日デジタルの処理が施されています。来週には手に入るので、それを今編集中の動画に組み込むのが楽しみで仕方ありません。 デジタルで撮影した映像はモニターチェックできますが、フィルムはできない! インスタントカメラで限られた24枚を1枚、1枚丁寧に撮影していた小学生時代を思い出します。写真現像屋の独特の香り、いいですよね。 図書館、クリーニング屋さんと合わせて好きな香りです。 現像を出した帰り道。最近のNYは寒いです、とほほ 拾った枝はまだ元気です。おやおや、ここでも○が登場してますよ。皆さんのいる場所はお天気どうでしょうか、風邪など引かないよう生姜などで予防してください。リリー
東京の皆さん、おはようございます。NYにお住いの方は、こんばんは。こんにちは、おはよう、おやすみなさい どこかの地からこの活動報告を読んでくれてあなたへ。ブルックリンの枝の写真を送ります編集室に向かう途中に拾いました。 詩的に始まった冒頭文章。アイディアはジョンがラジオで生放送するときに頻繁に使う決まり文句から来ています。シャイな彼、そもそもよく喋る方ではありません。インタビューでは話を聞き出すためにたくさん話してもらっていますが、基本は静かで落ち着いた方です。 そんなジョンは、ラジオでもいつもの挨拶をして、音楽のプレイに集中していきます。 "Good morning if you listing in Ibiza Good afternoon,If you are listening in Australia, Good evening,Anyway, Good afternoon, Good morning ,wherever you are listening. You are listening to Jon Sa Trinxa live direct, Ibiza Radio Sonica" (日本語訳 イビサソニカより)おはよう皆さん、イビサにお住いの方はこんにちは。オーストラリアで聞いているみんな、こんばんは。どこかで聞いてくれてる貴方へこんにちわ、そして御機嫌よう。ジョンサトリンサのラジオ”イビサソニカ”、ライブです。 私は2012年に、このラジオを東京から聞いていつも笑顔と時に涙をこぼしていました。イビサからジョンが遥か遠くの私の元にまで、おはようと言ってくれている気がして胸がいっぱいに。今でもこの音声を聞くたびに心が揺れます。映画でも当時録音していた音声のデータを利用予定です。 さてさて、なんで彼の音声を引き出しているかというといよいよ第3のフェーズ編集に入りました!! ブルックリンのブシュウィックという工場地帯とアーティストが集う街にある編集室で編集しています。エディターは、イタリア人のマヌー。どこまでもグローバルな映画です。 マヌーさんは、監督としても映画を何本も出している人物。私の共通の知り合いであるカメラマンとも仕事をされていました。 10月に入り、ようやく編集に入った感じです。イビサから戻った9月冒頭からは、とにかくインタビューの文字起こしをしていました。 英語、スペイン語、フランス語、日本語、ギリシャ語、ペルシャ語(まだ翻訳家探してます)などなどグローバルなイビサならではの多言語もあり、各データを小さく圧縮し、各々の言語ができるエキスパートに投げています。 色んな国の言語が英語化されて、それを1つに収集してます。 最近目を酷使しすぎみたいでモノモライが大変です。毎日この映画のフッテージ確認、仕事は映像制作、趣味は映画観賞、寝る前はゲーム、トイレは携帯を持ち込み。モニターばっか見てるからかなぁ。誰かモノモライ直す方法あったら連絡ください。リリ
こんにちわ。本日のNYはものすごい湿度です。まるで体に水蒸気のベールを纏っているかのような天気です。 撮影では、ジョン以外にも、イビサのどんな土壌や背景が彼や彼の音楽、バレアリックというカルチャーを育んだのか捉えるために、豊かな自然の風景や島全体が世界遺産と言われるイビサならではの遺跡などにも行きました。そこで、ロケーションをいくつかご紹介したいと思います。アトランティス40度の炎天下、直滑降の必死に崖を下ること30分(大変すぎて死ぬかと思いました)。そこには中心地イビサタウンの喧騒からは全く想像もつかない、息をのむような鮮やかな蒼い海が広がっていました。昔の人はここから岩を切り出し、運び、現在のイビサタウンを作ったそう。その辺にいた他の地元?観光客?に「帰りの上りは楽だから」励ましをもらいましたが、後にその人を恨みました。人間の足はこんなにもぷるぷるするのかというくらい1歩も前に出ず、もはやここに置いていって欲しいと心から願うほどでした。。途方にくれる監督Cala Llentia(カラ・イェンティア)イビサには幾つかの石像アート作品があります。13の石柱で構成された「Time & Space(時間と空間)」と名がついた巨大な日時計。シルク・ド・ソレイユのオーナーの要望で、オーストラリアのアーティストが作りました。 Puertas Can Soleil(プエタス・カン・ソレイル)日時計から200メートルほどの場所にある、「カラレンティアへのドア」は制作者が不明ですが、磁気を帯びたドアで作られていて、扉からはエスベドラがのぞけます。島にはこういった建造物や像が点在していて、地図にもグーグルにも行き方が載っておらず、地元の人のアドバイス、緯度と大きな岩を頼りに撮影を進めました。迷子になることもしばしば。 撮影中印象的だった地元の人の言葉は「Hey guys, this is Ibiza. Enjoy this experience(これがイビサさ、そんなところも楽しんで!)」。宿の水が全て止まってお風呂もトイレも使えなかったり、車がなんどもエンストして立ち往生したり、超強力のWi-fiが全く使えなかったりと、撮影の進行に関わる様々なハプニングにショックを受ける私たちに、地元の親切な人たちがそう言いながらいつも助けてくれました。イビサで過ごした約3週間で、こんなおおらかさをイビサの人々や風土から感じました。ジョンの生き方や音楽に垣間見る穏やかで純粋な側面は、こんな島からくるのかもしれないと。Harunaでした。
おはようございます、こんにちわ、そしてこんばんわ。春菜です。 約2週間の撮影が終わりました!長いようであっという間です。(写真左からカメラマン・ゲイブ、私、音声・トレバー、イビサコーディネーター・アダム、フラメンコダンサー・ニエベス、リリー)イビサの夏はギラギラ輝く灼熱の太陽でものすごく暑く、陽が最も高くなる昼の時間は立ってられないくらいのこともしばしば。スペインの習慣であるシエスタの意義を知りました。帰る時には、スタッフ全員真っ黒焦げのややマッチョになりました。 ご報告したいことはわんさかあるのですが、まず撮影の様子をいくつか。イビサの機材屋さんにて、現地コーディネーターのアダムと機材チェック スペイン語と英語の資料の山々。イビサには地元の人々と世界中からやってきた様々なお国柄の人たちがいるので両方必須です。 イビサでお世話になる人たちに持ってきた日本を感じるお土産たち。時間を割いてくれる相手への感謝と思いやりは東京での会社員時代にたんと学びました。イビサでわさび柿ピー大人気!特にジョンが大好きです。 初日の撮影はジョンの居るサ・トリンサレストランからスタートジョンと久しぶりに会うスタッフはとても嬉しかったサトリンサまでは浜辺を15分ほど歩いてたどり着きます。砂に足を取られて歩きにくいなかジョンはさすが25年間毎日歩いているだけあってさくさく歩いていきます。懸命に走るゲイブ。この後ろにはさらに懸命に走るリリーとトレバーが。ジョンと毎日ギターを楽しむぺぺ海辺でのセッティングは大変でした。水と砂と海風がジョンの話に耳を傾けるリリー氏。新しいアングルを探すゲイブ応援に駆けつけてくれたシンジさんとコウイチさん!! 沢山のイビサに住む魅力的な人々にもお会いしました。DJブラック・ムーンことヒデヨさん。自然と共に生き、暖かく力強さのあるなんとも言えないくらい全身全霊で美しい女性。今回の撮影で沢山のイビサの人々や撮影スポットを紹介してくださり、大変お世話になりました。ハンドメイドのレザードレスを作り続けるパリ出身のクリスティン。工房でドレスをカタカタと縫う時の彼女のお気に入りの音楽はジョンのミックス。情熱的で美しいイビサ生まれのフラメンコダンサー・ニエベスイビサとマドリッドで長年絵を描き続けるアーティスト・フェルナンド明るいニュースのみを記事にするNY出身の編集者デイビッドジョンの良き友人DJアンディ・ウィルソンサトリンサが大好きなサトリンサスタッフ・アルバッロ まだまだお伝えしたいことはありますが、またゆっくり順次ご報告させて頂きます!現地では本当に沢山の地元の方々にも助けてもらい、応援して頂きました。予算の都合からつきっきりでイビザのコーディネーターさんに入ってもらうことができなかったため、キャスティングや撮影場所のリサーチも全て自分たちで行っていたので、暖かい地元の人々の支えで無事に撮影を終えることができました。時に日本食が恋しくなった私とリリーに、日本産のふかふかのお米を恵んでいただくこともありました。いい映画を作ることが一番の恩返し。応援してもらう度にその想いは募ります。連日の撮影で同じ釜の飯を食べ寝食を共にした、リリー、ゲイブ、トレバー、そして私。連日の撮影を全員で助け合って乗り切りました。このチームで撮影ができて良かったです!次の日の撮影のことかこの後何食べるかを考えているリリー氏疲れ果てベッドまで辿り着けないゲイブとトレバー帰国!! もっといい写真もある気もしますがそれはまた追って。さて、ここからは編集作業が待っています。楽しみです。 チャオ! Haruna