さて。これは何でしょう?そうです。氷です。1月25日(水)。資料室のバケツの水が凍っていました。厚みが2~3cmもありました!そんな寒い週末でしたが、娘と親方さんが天井作りと屋根の拡張工事に来てくれました。二人で上と下に分かれて手際よく作業を進めていました。一見、ただのトタンに見えますが、ちょっと違います。片面にスポンジのような物が貼ってあるんです。親方さん曰はく、「普通のトタンだと、結露してポタポタ水滴が落ちて来るけど、コレはスポンジがあるから大丈夫!」つまり、資料が濡れることがないということです。もともとの屋根がガルバリウムのトタンなので、普通の天井板を貼ると結露によって、そのうち天井板が腐る可能性があるということで、このスポンジ付きのトタンを使うことにしました。「時短」と「コスト削減」という、大きな意味もあります!それにしても、狭い所はとても大変そうでした。「寝返り打てない~!」嫌な顔一つせず、むしろ、とても楽しそうに作業を進める二人の姿が有難かったです。実はこの二人。今請け負っている仕事を終えて、沖縄の首里城の再建に携わることになっています。ここ平和資料室のオープンも沖縄に思いを馳せられるようにと6月を考えています。「戦争のことを忘れないように」と、先人が力を貸してくれているような気がしています。さて。二人が作業してくれている間、私はひたすら単管塗り。ペンキの入った入れ物を持つ手の感覚が無くなるほど、寒いです。腰も痛くなるし、辛くないと言ったら噓になります。でも、作業しながら、いろいろな人のことを思います。戦後、日中戦争に従軍した人(Hさん)、ビルマ戦に従軍した人(Oさん)、シベリヤに抑留された人(Tさん)、八幡空襲で焼け出されて雪が舞うような家の中で暮らした人(Sさん)、ウクライナの人々・・・極寒の中で、必死で生きた、生きている、生きようとした人たちのことを・・・「こんなこと、大したことじゃないわ!!」不思議と耐えられます。それよりも、『大軍拡』『大増税』をしようとしている今の日本政府の動きを考えると、戦中を生きた(生きている)方々に申し訳なくて、胸が痛くなります。・・・購入した時屋根の増幅後抑止力になるからと軍事力を増強することが、決して国民を守ることにはならない。ということに気付く場所をつくりたいと、切に願います。1月29日現在大雨が降っても、安心して作業ができるようになりました。ボランティア募集します!!●単管塗り●壁塗り●駐車場の防草シート敷き●メッセージの焼き付け寒いですが、よかったらお手伝い願います。といっても、今すぐできることは単管塗りとメッセージの焼き付け。090-4514-2365(小松)にお電話いただけると、日時や作業内容を調整したいと思います。どうぞよろしくお願いします。資料室の隅に植えた菜の花が咲いています



