4月16日(日)。「北九州芸術祭俳句大会」という催しで、お話させていただくという貴重な機会をいただきました。昨年の暮れ頃だったか。ーーー「閉館した平和資料館の灯を継ぐ」という新聞記事を手に、芸術祭のお世話役のNさんが河伯洞(火野葦平の旧家)に来られたのは。Nさんは、違う用事で河伯洞に来られ、用事を済ませて「ところで、この方をご存知ないですか?」と、新聞記事を見せながら、管理人のFさんに尋ねました。「あ~!ここに居りますよ!!~(笑)」ちょうどボランティアで河伯洞に居た日で、みんなで大笑いしたのを思い出します。私にとって「俳句の会」は、品格のあるご尊老が集まっている「固い」イメージがあり、とても私のような者が話をする場ではない。と思っていました。・・・気付けば4月。本来なら、腰を落ち着けて「考える」体勢に入っている予定が、「作業」体勢から抜け出せない状態です。「講演内容を考えないと…」作業を我慢(笑)して、数日は真面目に(笑)机に向かいました。「私が伝えられることって、何だろう?」改めて考えました。そして、小学校教員時代の実践記録を引っ張り出し、子ども達と共に学んだことを振り返りました。歴史学習での様子を伝える学級通信改めて、「子どもはすごい!」と思いました。感じる力、たくましい想像力を発揮して、学びます。子ども達が考えることは、人間として、大事にすべきことだと痛感します。学習発表会で子ども達が作った原稿の一部時々、目頭が熱くなるのを感じながら、読み耽りました。失敗したことも思い出し、「あの時」の子どものためにも、まっすぐに生きることが、私のできることだ。と思いました。そして、若かりし頃の自分が、「自分の思い」を書き記しているのを見つけました。あ~。変わってないや。(笑)結局、「俳句の会」では、自分がやって来たこと、考えていること、今やっていること、やろうとしていることをお話させていただきました。緊張していて、客観的に振り返ることは不可能です(笑)。でも、終わって、わざわざ声をかけてくださる方が居ました。「涙が出そうやったよ。」「子ども達の感想がよかったですねぇ。」そして、ご寄付もしていただきました。拙い話に耳を傾けてくださった先輩方に、感謝です。結局、「あ~引き受けるんじゃなかった。」と少々ネガティブな感情で会場に入った私でしたが、人間の「英知」溢れる「俳句」に触れ、なんだか、感動でいっぱいで帰途につきました。「人間」って、すばらしい!!これから展示準備に入ります。その直前に、自分が今、どうして「平和資料館を引き継ぎ、新しく『つくる』」ことにしたのか、もう一度考えることができました。私は、歴史研究家にはなれません。「人間」に興味があるようです。そんな自分が、これから、「平和資料室」の展示の準備をします。6月23日開設に間に合うように…。外板張り終了「壁作り」に入って、毎日のように来てくださったボランティアの方と相方のお陰で、おそらく8割方「箱」はでき上がりました。これまで、いろいろな場面で多くの方にお声かけ頂き、なんとかここまで漕ぎつけました。これから開設までは、自宅に「籠り」ます(笑)。不器用なので、一人で集中しないと事を成し遂げられないタイプでして。どうぞご理解のほど、よろしくお願いします。余裕がある時、あるいは、どうしても伝えたくなった時に、「活動報告」を書かせていただきます。それまで、お元気で!!



