今日はエキサイトレビュー「3週間で110万円を集めたゲームプロジェクト「モンケン」に言いたいこと」で、記者の池谷さんから、飯田さんへの質問状が届いてました。このアンサーは飯田さんに任せるとして、 EF-12の開発者で、私は何度も一緒に仕事をしている小野口さんから、こんな質問を頂きました。 Q.小野口さん> 「モンケン自分も思うところをちょっと書いておこう。」 1)集めた200万の使途が不明 2)そもそも200万で完成するわけがないのでなぜ集金するのか不明 3)無料配布するものは寄付者へのリターンが難しい 4)寄付=意見を聞くという事とクリエイターの意思を通す事は矛盾がある 5)コンセプトが不明瞭 A.中村> 結構、ニコ生の放送の中で触れている部分もあるのですが、 1)2)の200万円では絶対に足らない開発費をなぜあつめるか?は、 本気で開発費を捻出するには、Campfire以外のマネタイズも絶対に必要で、すべてをココに頼ろうとは思っていない、と言うのと、クラウドファンディングはプロモーションの一つと考えているからです。 (補足:どういう収益が他に考えられるかはまだ未定です。) 3)寄付者へのリターンというのは、Campfireにかかれているもの以外にはありません。寄付した人だけがゲームを遊べるという仕組みではないです。 4)1万円以上の寄付者には「モンケンクラブ」で自由にゲームに対して意見をしてもらおうと思っています。おそらく、そこに集まる意見はゲームを面白くする物であって、マネタイズの方法などにとらわれないと思います。(補足:そこがクライアントがいるゲーム開発とは違うところだと思います。) 5)コンセプトはメディアなどの記事を読んでいただくと色々触れていると思います。 以上、Facebook上でのやり取りでしたが、こんな風に直接の質問にもドンドン答えていきたいと思っています。 不屈の、一番センター、中村隆之 でした。
Immigrant Songを聞きながら、今日の陽気の中、井の頭線に乗っていると気分が乗ってきた。Led Zeppelinのブートレグ BBC Sessionsで聴ける「Immigrant Song」の演奏は最高。 ああ、こんな演奏をモンケンのテーマにしたいと、気がついたら夢の中でした。 本日5/15日は「モンケン」ニコ生放送の日です。 今、ゲーム開発はどんな感じですすんでいるのか、パトロンの皆様にも、まだそうで無い方にも詳しくお伝えできると思います。 特にリクエストの多いゲーム画面も沢山見せられるようにしたいともいます。ゲーム実況にもチャレンジ? 先週詳しくはなせなかった、クリエイティブコモンズのこともお話ししましょう。 リアルタイムで見れなくても、タイムシフトで予約してください! 是非よろしくお願いします。 それでは、センターと言っても野球じゃないよ。中村隆之でした。
今朝は朝からメンバーが集まり、開発会議をしました。ちなみに、開発しているメンバーはCampfireで紹介している4人以外にもいます。 構成しているメンバーのほとんどがフリーランスですが、僕は少し特殊で「ブレインストーム」というゲームサウンドの会社を経営しています。またそれ以外に、会社に所属していてもフレックスなどの労働条件故に参加できているメンバーもいます。平日の昼間に打ち合わせができるのは、こうした特殊な仕事の事情があるからです。 そして、全員無報酬でこのプロジェクトに関わり、自分の空いている少しの時間を上手く使ってゲーム開発しています。作業現場はほとんどがそれぞれの自宅になります。空いてる時間をうまく使ってとは言っても、毎月の収入が無くては生活続けていけません。メンバーのほとんどが子持ち妻帯者でもあります。みんなこの「モンケン」というゲームが大ヒットすることを夢見てはいますが、今日明日の飯代も欠かせないのは事実です。この辺りのバランス感覚は各個人に委ねてはいますが、「モンケン」のゲーム開発だけでは生活できないのは事実で、歯がゆく思う事も度々です。 それでもこのゲームの開発にチャレンジしているのは、それぞれに思うことがあるからなのですが、僕の思いはまたの機会に。 オフィスがないので、連絡手段は主にFacebookのグループやメッセンジャーを使っていますが、複雑なゲーム開発のロジックについては、やはりリアルなミーティングが欠かせません。今日も今後の開発にかんして重要なことを打ち合わせてきました。 プロジェクトが成約したら、パトロンになってくれた皆様とは、モンケンクラブを通じてこのゲームに関して様々な意見をもらいたいと思っています。特に10万円以上のパトロンの方にはリアルなミーティングの参加もよろしくお願いします。 今日のミーティングで決まった内容は、6/6でのハッカーズカフェでのイベントでお披露目できると思います。 以上、モンケンチームの不動のセンター 中村隆之でした。
今週は告知活動色々やります。 5/15 20:00〜21:00は、 インディーゲーム「モンケン」プロジェクト緊急生放送第二弾 (毎週水曜日20時からはニコ生放送) 開発の進行状況など、お伝えできたらと思います。 皆さんの意見もいただければ、この場でお答えもできるでしょう。 5/18 20:30~ 22:00は、 PoriPori ClubのUstream番組に、モンケンチームがお邪魔して、 「ゲームと開発費」に関しての公開討論?を行います。 5/19 15:00-17:00は、 秋葉原の”マーズシックスティーン”さんで、告知活動の一環でモンケンTシャツの即売会を行います。 ここで販売されるTシャツは、Campfireで提供されるものとは別のデザインになります。 当日は僕たちも参加します。購入頂いた方にはデザイナーの納口さんの生イラストがもらえるかもしれません。 この日の夜は、秘密のPodcastの収録もあるので、そちらの告知はまた追ってしますね。 と、まあ頑張って色々な告知活動を行っております。 「是非興味がある」「どんな面なのか見てみたい」等という方は、アクセスしてみてください。 もちろん、ゲーム制作の方も進めるべく頑張っております。 14日は朝から、都内某所でゲーム制作の打ち合わせも行います。 現状、お金が担保されない状態でのクリエイターの物作りというのは、色々な問題をはらんでいることを実感しています。(口ではお金無くても平気っていうんですよ。)裏を返せば、クリエイターと言ってもお金に随分支配されているのです。 まあ、このお話しは次の機会に・・・。 それでは、 モンケンプロジェクトの次世代センター 中村隆之でした。
もうハイプは通用しない。また刺さったとしても瞬く間に過去へと押し流されていく。コンテンツ制作/消費の世界でこのサイクルはどんどん加速している。『モンケン』をクラウドファンディングでスタートしたのは、それとは異なる時間軸でゲーム制作のコマを進めたいと思っているからだ。 支援者はオカネの対価としてある約束を「買う」。普段のオカネの使い方とは逆さまだ。エントリーしている立場で言うのはヘンかもしれないが、混乱することも多い。身に付いている習慣を変えるのは難しい。腑に落ちるまでには、何度かの強烈な経験が必要だろう。特に「オカネの使い方」という生活の根本に根ざすものだからなおさらだ。「オカネ」について再検討するのがなにかイケナイことのような気配もあった。そんな折、2つの展覧会が開催されている。 ■「波瀾万丈! おかね道」 ■「Money after Money 信用ゲーム2013」 前者は科学、後者はアートのアプローチで、「オカネ」を切り口に「人間」と「社会のこれまでとこれから」を考察している展覧会だ。 『モンケン』は支援者のおかげで大台に乗ることが出来た。どうもありがとう!!!! 残り40日間は、関心はあるけど支援は出来ない……、という人たちとどんどん交流していきたい。が、あと40日かぁ。 「リターン」の魅力がイマイチ伝わらないという指摘がある。1万円のTシャツは高過ぎるし、3000円と30万円の支援者に約束しているα版の内容は同じだ。『モンケン』が完成した後、それはいくらで販売される商品になるのか? 利益化した際に支援者への還元があるのか、ないのか? これについてきちんと言及出来ていない。含みはない。いまはゲームを作るフェイズを立ち上げているところなので、その先がイメージ出来ないのだ。通常の仕事では許されないデタラメだと思う。そのデタラメから価値を見つけたい。これは僕だけの考えだが、僕は『モンケン』を0円で販売しようと思っている。みんなで一生懸命作っているものなのでタダには出来ない。なので0円! せっかくの「オカネ」を再定義出来るチャンスだ。僕はゲームというフィールドでいくつかの成果を出したい。 『モンケン』のクラウドファンディングにおける「支援」は出来上がった製品の買物とは違う。利益を見込んだ事業への投資とも違う。違う違うだからわかりにくい。わかりにくいということは支援者ひとりひとりの解釈の自由度が高いということだ。僕は「支援」を「お賽銭」を投げる行為に近いと実感している。ただしこれは立場的に語弊があるかもしれない。というわけで「支援」の内実を本当の意味で決定出来るのはそれぞれの支援者次第だ。『モンケン』において項目としてはあげにくい、でもポイントとなる「リターン」は君が傍観者から支援者になる決意をした瞬間、「なにかいいことがありますように」と思う気持ち。けして悪いようにはしないよ。 続きは支援の後にまた! (報告者:飯田和敏)