きかせてプロジェクトをご支援くださる皆さまへわたしたちのうた「きかせてよきみのこと」の歌詞を書くきっかけになった、やまゆり園殺傷事件の被害者であり、事件の生き残りであり、知的障害当事者として、介助さんチームとの自立生活を実践なさっている尾野一矢さんから、応援のメッセージをいただきました。一矢さんは、介助さんたちとタッグを組んで、どんなに重い障害のある当事者も、地域に生きる権利があること、人として、自分の人生を楽しみ、心豊かに生きる権利があることを全国講演してもいらっしゃいます。距離を超えて、障害種別を超えて、誰も排除しない社会、生きる中で、何かをやりたい、という希望を持った人が、障害ゆえにその機会を与えられないのではなく、社会参加が叶い、「やりたい!」と望めば仕事ができ、生きる場所を選ぶことができる。私たち自身が、人から隠れず、隠されず、生きることで、バリアフリーな世の中作りの担い手になる。今、尾野一矢さんはそんなメッセージを世の中に伝えるパイオニアです。それでは、以下に、尾野一矢さんからの応援メッセージです(・v・)ヤマユリ園事件後の社会を思い、励ますように「きかせてよきみのこと」と「ありがとう」の2曲、素敵な歌を作って送ってくれた朝霧 裕さんが、「今、コロナ禍以降、特に重度の障害を持つ方、介助を要する当事者、ハイリスク当事者だけが、すぽんと穴に落っこちてしまったような、社会から、いて、いない存在に、どんどんされてしまいそうな孤独を感じています。」「私自身の障害の進行もあり、どうしても、あと3年、5年と数年単位で待つことができない、どうしても感染状況で難しい時にはオンライン配信のみとするなどの策も十分に講じた上で、叶えたいと思っています。(どうなっても、オンラインの記録映像配信も、遠方から応援くださる方もいらっしゃるので、それはそれで必ずやります)」という事で、今年の7月27日、初のホールコンサートライブに向けて頑張ってくれています。コロナ禍で人と人の付き合いが難しい中にあって、自立生活も大変ですが、そんな中にあっても自らの障害の進行と向き合いつつ、夢に向かって頑張ってくれている朝霧さんの姿には本当に心打たれます。これからも地域自立生活を送る者同士、繋がりを大切にしながらやっていきましょう!一矢さんも私たち介護者も応援してます!尾野一矢
きかせてプロジェクトをご支援くださる皆様へ皆様お元気でお過ごしですか。きかせてプロジェクト、初のホールコンサート開催&英語版PV制作(「きかせてよきみのこと」「ありがとう」2曲)のためのクラウドファンディング、泣いても笑ってもあと19日!!!本当にたくさんのご支援を、本当にありがとうございます。ですが、ホールコンサートにはまだ手が届きません。でも、あともう一歩です!ここまで来たら、叶えたい!!皆様お一人ずつからの応援のメッセージを見て、本当に、心を励まされています。私も、2023年7月27日、としま区民ホールに立つわたしたち、そして会えるお一人ずつのことを心に浮かべながら書いています。退院から、現在、一歩、一歩とパワー回復を目指しているところゆえに、まだここに長く書き込みすることが難しいのですが、佳織ちゃんから皆様へ、メッセージです。(文字を押しすとYoutubeに飛びます)佳織ちゃんからのメッセージまた、私(朝霧裕)は先日、コロナ禍以降初めて、地元さいたま市の、家の近くの、沖縄料理屋さん(南風ギャラリー 蔵の家)で、奥野さんとミニミニコンサートを行なってきました。今回は、千葉県のてんちゃんは距離もありお仕事もありで、参加が難しかったので、手話歌は、お店の、ギャラリー南風 蔵の家にて日頃から手話歌サークルの講師をしていらっしゃる江藤千恵子先生に、飛び入りスペシャルゲスト出演いただきました。「きかせてよきみのこと」「ありがとう」の2曲も、今回は、私とギターの奧野殿のコーラスの2人体制でしたが、お越しくださった皆さまの前で歌いました。長いコロナ禍の自粛に、全てのライブや学校講演の生の舞台が中止になりオンラインでできることには取り組んでいましたがそれでも「ハイリスク当事者だから(コロナに罹ったら)危ない」「コロナに罹ったら危ない」と介助さんたちとお互いに日夜声をかけ合いながら強い自粛の元に暮らす毎日の中で、生きるよろこびとしていた、外出の機会や、人との交流が突然に絶たれ、「もし、このままの一生になったら、生きている意味があるのかな」と、昨年は、コロナうつからのパニック障害を発症してしまった私。でも、少しずつ、少しずつ、感染対策を徹底しながら、外へ出たり、またこうして歌えたり。そして歌ってみて、人はややっぱり、やりたいことを諦めず叶えるためにこそ生きているし難病当事者であっても、コロナを含む、風邪や感染症のハイリスク当事者であっても感染対策などはできる限りを尽くした上でやれる範囲でやれる限りをやっていく ということを 「ぜんぶナシ」「ぜんぶバツ」にしたら、身体の前に心がまず先に死んでしまうから死なないために生きるためにできることをやっていこう、と改めて感じました。※この日も、私がどうしても肺活量が小さいので、「マスクをしたまま歌う」ということが難しくて、私のみ、歌う間だけ、マスクを外させていただきましたが、お客さまのマスク徹底、入口での全員の方の検温・手指消毒の徹底の元に行なっています。特に脊髄性筋萎縮症という難病当事者のわたしと、メンバーのうち、線維筋痛症の佳織ちゃんは、「重度訪問介護」という介助制度のもとで生活に、24時間の介助を必要としています。また、人工呼吸器の管理などのため、訪問医療や、医用的ケアも必要です。そのため、介助の話や生活の様子をFacebookなどに多く書くので「ライブじゃなくて、たとえば、難病当事者(コロナハイリスク当事者)の声を100人集めて本を作るとか、学術研究でやるのはどう?」など、本クラウドファンディングを見た方から、いろいろなアイデアをいただくのですが目の前に車いすの人や、イラストのkidsnacoさんの絵のように、歩ける人も、歩けない人も、大人も子供も、体力バリバリ、超元気!の人も、難病当事者の人も、、、、いろんな体、いろんな年齢、いろんな職業、多様な人がまずいて会話して知り合う。「まず、いる。」っていうことを、知っていただく。特に重度の障害や、難病を持つ仲間にはその機会がまだまだないし、「介助さんだけ」とか「医療者だけ」とか、障害福祉分野を専門に研究なさっている学者さんや、「障害支援や医療の専門職の方々だけ」という枠を飛び越えてシンプルに、いろんな人と出会いたい出会うことで 私たちの難病や生活のことをほんの少しでも見てほしい 知ってほしいその上で 私たちに関心を持ってくださる方々は もしかしたら きっと何か心にご家族にも障害当事者の方がいるとかご自身が、外見的には一切見えなくても、たとえば、発達障害があるとか、精神障害があるとか何がしかの障害の当事者かもしれない俗にいう<普通>の枠からちょっとはみ出ないと生きづらいと感じてきた人たちかもしれないそんな お一人ずつの きてくださる方の 「それまでなかなか、話しずらかったな。話してバカにされたり引かれたらやだなって思ってたな」とか「障害のことって、なんか、重いと思われたくなくて、誰にでもは話しづらいんだよな」とか 思ってきたようなことがあったらそのお話を私たちに聞かせてほしい。私たちが、歌うことで、社会に出ることで『場』になって、人と人とをつなげたい。そんなふうに願ってやみません。以下は、つい先日、佳織ちゃんとやりとりしていた時の、佳織ちゃんのLINEの中の言葉です。佳織ちゃんに許可をいただいて掲載します。昨年11月から入院し、酸素吸入や人工呼吸器に加えて、今、胃ろうのユーザーにもなった、繊維筋痛症の当事者、町田佳織ちゃん。1曲目、2曲目ともに、歌を担当した一人です。「たとえばさ、作詞だけとかでもいいんだよ?無理しないでね。」と私が先んじて心配しすぎちゃった時もあったけど佳織ちゃんの答えは、いつも必ず、「当日に、生で、舞台に立ちたい。私の声で、歌いたい。生の私の声で、話をしたい。」それは、「今、できるうちにやりたい。できるうちに、できることをやりたい気持ちが強い」から。少なくとも難病当事者メンバー4人はその感覚だけは強く共通するところです。私たちの歌は、決して、「さあ聞け!この圧倒的歌唱力!」「ほら見て!超絶技巧でしょ?!」「私たち、歌がうまいでしょー?!聞いて聞いてー!」という意味での技術のパワーはないかもしれないけれど見にきてよ 生きるために歌う 私たちの 賭ける想いを見てよ 聞いてよ 私たちの 生の呼吸音、声、体温、言葉。それで みんなのこと 聞かせてよ。そういう気持ちで 歌う歌。みんなで 会いたい。みんなで、この日を作りたい。kidsnacoさんのこの絵のような、未来を一緒に作るために。一歩。一歩だけ、前へ、車椅子で、杖で、足で、奏で、手話歌で、踏み出したい。ご支援期限、もう残り、ラスト19日。どうか皆様のご支援、こんなコンサートあるよー!というシェア拡散の応援を、よろしくお願い申し上げます!きかせてプロジェクトプロジェクトリーダー朝霧 裕 本ページの朝霧裕のミニコンサート写真撮影 イシヅカマコト
クラウドファンディングへの応援、ご支援、誠にありがとうございます。今回、ホールでのコンサートの開催が実現したら、会場にいらしてくださった方にどんな気持ちになって帰って頂きたいかなと、考えております。私たちのコンサートは「出演者」「観客」「スタッフ」と人を分けるのではなく、出来るだけみんなでコンサートを創っていきたい。なので「あの人に会えた!」「はじめましての人と話せた!」を少しでもたくさん持ち帰ってほしいなと。でも、長時間のコンサートではないし、感染対策と並行して出来ることは限られているので…そうだ!あの広いロビー(ホワイエ)を使って!開演前、早めに来て頂いた方は自由にお話して頂こうかなと考えています。まだ思い付きの段階なので、細かいことは決まっておりませんが…。クラウドファンディング終了まで、あと1か月となりました。メンバーそれぞれに、様々な思いで過ごしております。「達成しなくても、全力でやればきっと次につながる」「私には次があるかわからない。この先あと何年歌が歌えるかわからない。だから今、コンサートをやりたい」引き続き、ご支援、応援どうぞよろしくお願いいたします。きかせてよきみのことプロジェクト 代表 むらなかあや(kidsnaco)「きかせてよきみのこと」https://www.youtube.com/watch?v=sA9GrxZDoL0「きかせてよきみのこと」(手話歌)https://www.youtube.com/watch?v=SgGblILf9BE「ありがとう」https://www.youtube.com/watch?v=660orGb-EUo「ありがとう」(手話歌)https://www.youtube.com/watch?v=vYCb9TlB8AU
きかせてプロジェクトを見守り、ご支援くださる皆様へ町田佳織です。ただいま帰りました!ご心配おかけしました。11月20日にけいれんして呼吸が止まり、救急車で多摩総合医療センターに運ばれて、2週間ちょい人工呼吸器をしていました。そこから回復後、1月12日に、多摩北部医療センターに転院。1月20日に、退院しました。多摩北部医療センターでは神経内科の先生に診て頂いています。人工呼吸器をつけていたので嚥下機能が落ちているため、薬も食事(栄養剤)も現在は、胃ろうからになりました。多摩北部医療センターの主治医の先生が入院中、検査データを見たら、脳の前頭葉が萎縮していますという診断でした。でも、生きて帰ってくることができてよかったです。難病って、現代の医学でも、わからないことも多いですが、当事者の方や、ここを見てくださる方、また、現在、在宅の生活に戻ることができ、介助さんを募集しているので、私の介助をやってみたい!と少しでも興味を持ってくださる方と、繋がっていきたいです。体力が回復したら、歌の活動もしていきますので、よろしくお願いいたします。退院のご報告、ビデオメッセージはこちら(文字列をクリックお願いします)
皆様へいつもきかせてプロジェクトを応援いただき、ありがとうございます。「きかせてよきみのこと」の歌、そして「ありがとう」では、作詞と歌をを担当させていただきましたるぅです。今回のコンサート開催について、私の思いを書かせていただきます。このコロナ禍になっての4年間、ハイリスク当事者の私たちにとって、こんなに辛かったことはありません。病院に行くと私の持病は平熱が高く、37.4℃で一律にコロナ扱い「病院から出てください」と、持病について話しても、話を聞いてくれる病院はほとんどありませんでした。落ち込む3年間でした。持病のために、ワクチンをうってはいけない。恐怖の3年間でした。そして今、2020年に比べれば、行動制限なども変化し、私たちも、日常の中で、感染対策は出来る限りの事をしてきました。「なぜ?今?難病患者の方々がどうしてわざわざ集まるの?音楽コンサートって、不要不急?」「介護や医療の従事者だって、みんなを感染させないために、必死で頑張ってきてるのに、どうしてあなたたちが外なんかへ出たがるの?」そんなご意見があることも否定しません。けれど、私たちだって頑張ってきました。その上に、難病当事者だから、障害者だから、やらせない。それは違うと思っています。確かに私たちは、健常のかたと同じだけ健康かと問われれば、普通の体とは違います。ですが、私たちはひとりの人間です。難病とは、病気を理由にして、ものごとにチャレンジする前から諦める。その心だと私は思っています。日常のことを少しだけ書きます。私は、線維筋痛症という難病の当事者です。体調の変動がとても大きく、寝たきりの日もあるし、長距離でなければ、少し立ち歩きができる日もあります。そうすると「車椅子乗ってるのに歩いてるじゃん?障害を嘘で言ってるんじゃない?」「歩いているのに障害者なの?ただの甘えじゃない?」そんなふうに言われることがあります。でも、もし、皆さんが言われる側だったら、どうですか。悲しく、嫌な気持ちになりませんか。車椅子は歩ける人も歩けない人も乗る乗り物です。だから、お店に行っても貸出がありますよね?ご高齢の方や、骨折などでギブスをしていらっしゃる方なども利用することがあります。「この使い方しかダメ!認めない!!」ではなく、車いすも、たくさんの使い方があり、多様な人が使える。それをお互いに知り合って、肯定することから始めたい。コンサートも同じです。「コロナ禍に、難病当事者が舞台に立つなんてダメダメ!バツ!!」ではなくて「このやり方ならできるよね!」と考えながら、工夫しながら『難病のある私たちだからやる』ことにも、今だからこそに、意味があると信じたいのです。実は、この気持ちに気付かせてくれたのは、私のおばあちゃんです。私の個人的なことになるのですが、12月におばあちゃんが天国に行ってしまいました。明るく、歌の大好きなおばあちゃんでした。デイサービスにも10年間通っていました。でもおばあちゃんは、心臓病、糖尿病、その他のたくさんの病気を持っており、尿が自力で出せなく、おじいちゃんが導尿を毎日していました。そんな闘病生活の時に、きかせてプロジェクトのみんなで作った「ありがとう」の歌をおじいちゃんの携帯に送りました。おばあちゃんは、毎日必ず聞いていてくれたようです。歌の大好きだったおばあちゃんが、歌えなくなり、けれど、私の歌を聞いてくれていたのです。地元が北海道のため、おばあちゃんが危ないと言われ向かっている最中の羽田空港で、おばあちゃんは天国へいってしまいました。闘病生活40年はすぎていたおばあちゃん。その最後の日々を聞き、私は気付かされました。人は、2日前まで電話で話しをしていたのに突然いってしまうことがあるんです。だから、この生きてる今、この今日1日を、大事にしたい。悔いなく、生きたいのです。私は、線維筋痛症、慢性疲労症候群、てんかんなど、現在抱えている複数の難病の当事者になる前までは、健常者として、介護士として働いていました。そして、自分が、介護士から、難病の当事者になった時。こんなにも世界が変わってしまうのかと愕然としました。障害のないとされる皆さんでも、普通に生活していてもいつ何があるか、本当にわかりません。考えたくはないことであっても、朝、「行ってきまーす!」と外に出て、車にぶつかる事だってあるかもしれないし、私のように障害や病気の当事者になることだって、「自分だけはその可能性ゼロ」という人はいません。私たちはこれまでの人生を、たくさんの方に支えられて来ました。この時代だからこそ、生の声で、「ありがとう」って伝えたいです。どうか、どうかお願いです。私たちが「諦めなければ夢は叶う」ということを最後まで信じさせてください。「個人のやりたいことを潰す社会」ではなく「どうしたらできるか」考え、工夫し、「個人のやりたいことを叶える社会」をみんなで作りたいです。皆様のご支援、よろしくお願い申し上げます。きかせてプロジェクト作詞・歌 るぅ