みなさんおはようございます!先日、四万十市の保健所へ「鶏卵販売業」の届け出申請に行ってきました。いよいよ,卵をお届けするための大切な一歩を踏み出し、晴れやかな気持ちで農園に帰ってきたのですが……。なんと、農園の要である水が、ふたたび止まろうとしていたのです。水場を確認すると、溢れんばかりに水が出ています。しかし・・・鶏舎に行ってみると・・・今にも水が止まろうとしていました!!!農園での毎日は、本当にトライ&エラーの繰り返しです。生命線とも言える「鶏舎の水」が止まるトラブルついこの間、「ろ過器にゴミが溜まって詰まったのだろう」と想定し、高圧洗浄機を引っ張り出して徹底的に掃除をしたばかりでした。綺麗になったからこれで安心!……と思ったのも束の間。やはり、突然ピタッと止まってしまうというハプニングが起きてしまったのです。今はまだ梅雨時で気温もそこまで高くないから良いものの、これが猛暑の真夏に起きたら、子どもたち(鶏)にとってはまさに「死活問題」です。今回のように、私が農園を留守にしているときに水が止まってしまったら……。そう想像するだけで、本当にゾッとしました。言葉を持たないこの子どもたちの生命を守ってやれるのは、私しかいません。「これは表面的な汚れなんかじゃない。絶対に「根本的な問題を解決しなければ」と、必死で原因を探りました。水場の水が勢いよく出ているということは、水源からの配管は問題なし。貯水沈殿タンクも問題なし。つまり原因は、ろ過タンクの取水口から、鶏舎へと続く配管にあるとしか考えられません!水源である「鎮守の雫」から農園までに及ぶ2㎞の配管。これまでもGPSを用いて、正確な高低差を測りながら慎重にパイプを繋いできました。このルートももちろん計算し、良かれと思って山の「いにしえの道」に沿って這わせたつもりだったのですが……。どうやら大自然を相手にする現場では、デジタルの数値だけでは測りきれないものがあったようです。データ上で高低差をつけても、実質的な水圧を生み出すには足りず、水が途中で力尽きてしまっていたのでした。GPSの数値に頼るあまり、大切なことを見落としていました。大自然の中では、何よりもまず、とにかく現場を「観察」すること。木の生え方や、わずかな地形の起伏。その土地の自然が語りかけてくるサインから、本来の「水の流れ」を想像し、大自然の理に沿わせなければいけないのだと痛感しました。そこで、自らの目でしっかりと山を観察し、少しでも確実な高低差をつけるため、ツルハシを片手に鶏舎までの配管をゼロからやり直す決意をしました!以前這わせた「いにしえの道」は、障害物が少なく、作業自体はとても引きやすいルートでした。しかし、今回しっかりと自然の地形を読み解き、水が生き生きと流れる高低差を出そうとすると、新しいルートは完全な「道なき道」。行く手を阻む木々や切り株を避け、生い茂る草をかき分けながらの過酷な区間を這わせる必要がありました。泥だらけになりながらの作業でしたが、待っている子どもたちの顔を思い浮かべながら夢中で手を動かし続け……。辺りが薄暗くなるころ。なんとか無事に新しい配管を完了させることが出来ました!勢いよく水が流れるのを見て、ようやくホッと一息。ふと見ると、子どもたちが水を求めて、必死に飲んでいます・・・「ごめんな・・・」思わず、声がこぼれました。待たせてしまった申し訳なさと、力強く生命の水を飲む姿への安堵。胸がギュッと締め付けられる思いでした。これまでの長い長い開拓生活。いつだって、どんな時だって、一度でうまくいったことなんて滅多にありません(苦笑)失敗から学び、学びから改良を行い、そしてうまくいく。きっと今回もそうです。とはいえ油断は禁物なので、本当にこれで止まらないか、しばらくはしっかり様子を見守り、改良を重ねたいと思います。これからも子どもたちが元気で快適に過ごせるようにしっかり気を配り、一人の生産者・開拓者として出来ることは全部やっていきます!それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。




