〜捨てられるはずだった命を、「地域の宝」に変える挑戦〜みなさん、おはようございます!飼料小屋の準備も無事に整い、可愛い鶏さんたちを迎えるまで、あと6日となりました。今、私は彼女たちのごはんとなる「四万十川から半径100キロ圏内」の飼料原材料を集めるため、地域を駆け回っています。今回は300羽の鶏さんたちのごはん。嬉しいことに、まずは農場から半径50キロ圏内で、必要な原材料の「96パーセント」を地元の恵みでまかなえることになりました!残りの4パーセントも、完全自給100パーセントを目指して走り続けています。高知県の幡多地域は、海と大地が織りなす本当に豊かな場所です。でも、この地域で24年間暮らし、生産者さんたちと深く関わる中で、どうしても見過ごせない「現実」がありました。お米農家さん、野菜農家さん、漁師さん、お豆腐屋さん、鰹節の職人さん……。みなさんがわが子のように手塩にかけ、汗水流して育てた命。それが、ほんの少し形が違うだけで「規格外」「副産物」と呼ばれてしまう現実があります。一生懸命育てたものが買いたたかれ、時には自分でお金を払って「処分」しなければならない。「捨てるしかないけん、しゃあないろう……」そうつぶやく生産者さんたちの悔しさや無念さに触れるたび、同じ生産者として、私の胸はギュッと締め付けられ続けてきました。少し不揃いなだけの立派な野菜。栄養満点のおから。旨味が凝縮された魚のアラや煮汁。そして、丹精込めて育てられたお米からどうしても出てしまう「青米」や「砕米」、お米の粒に「虫が食べた跡」が残るお米。虫が食べるということは、それだけ「安全で美味しい」何よりの証拠なのに。これらは決して「ゴミ」なんかじゃありません!鶏さんたちにとっては、よだれが出るほどの「最高のごちそう」です!喜んで食べて、自らの血肉となり、元気な体を作ってくれる。捨てられるはずだった命は、新しい命を育むかけがえのない「地域の宝」なのです。実は、この循環の仕組みづくりは、私が12年以上も前から「いつか必ず形にする」と温め続けてきた悲願でした。「何が入っているか分からない」輸入の配合飼料に頼るのではなく、この地域のみなさんの「お顔が見える」「想いが詰まった」安心なごはんを、愛するわが子に、そして鶏さんたちに食べさせてあげたい!そして、その元気な鶏さんが産んでくれたたまごを、未来を担う子供たちや、いつも応援してくださるみなさんの食卓へお届けしたいのです!いよいよ、この夢が動き出します。行き場を失っていた地域の恵みを、「こだわりの飼料原材料」として適正な価格で買い取らせていただきます。これまで「捨てるためにコストをかけていた」ものが「売れる原材料」に変われば、地域の生産者さんたちの負担が減り、笑顔が少しでも増えるはずです。お米農家さんがいて、野菜農家さんがいて、漁師さんがいて、加工業者さんがいて。地域のみなさんの汗と労苦、大自然の恵みが一つになってはじめて、愛情たっぷりのごはんができあがり、1個のたまごが生まれます。本日は、そんな地域のみなさんの想いが詰まった「最高のごちそう」の中から、特別な一つをご紹介させてください。【土佐清水市産の宗田鰹(そうだがつお)の魚粉】です。これは、ただの魚粉ではありません。鰹節に加工する際に出る「アラ」を、江戸時代から続く、伝統的なかつお節の製造法を用いて仕上げたものです。職人さんが炉で薪を燃やし、強い火力と煙でカツオの表面を焼き固めて旨味をギュッと閉じ込める。あの極上の鰹節と全く同じ、手作業の技術と愛情が注ぎ込まれています。当然ながら、私も試食してみました。……うーん、うまい!!毎朝の味噌汁のだしや、ふりかけにしても、最高に美味しいです!!本当に美味しくて、安全で贅沢なごはんです!!19日にやってくる主役たちも、間違いなく喜んでついばんでくれる姿が、今から目に浮かびます!たまごが売れれば売れるほど、もっとたくさんの原材料が必要になります。地域の恵みを買い取らせていただく量が増えれば、それが地域の豊かさや、新しい雇用につながっていくと信じています。もちろん、輸送や保管のコストダウンなど、乗り越えなければならない壁はまだまだあり、決して簡単な道のりではありません。世界経済を変えるような大きなことは、私にはできないかもしれない。けれど、この土地で生きる人たちが笑顔で潤う仕組みをつくることはできる。買いたたかれ、捨てられるはずだった命に再び火を灯し、「地域の宝」に変えていく。高齢過疎化の進む、愛するこの地域の未来のために!私はひとりの生産者として、鶏さんたちと共に、人生をかけてこの仕組みを必ず実現させます!どうか、この挑戦へのご理解と、一緒に歩んでくださる温かい応援をよろしくお願いします。それではみなさん、今日も良い一日をお過ごしください!





