予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

現在の支援総額

1,982,500

198%

目標金額は1,000,000円

支援者数

171

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

現在の支援総額

1,982,500

198%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数171

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

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みなさん、おはようございます!昨日は、近隣の大月町にある「大月町備長炭生産組合」さんへ足を運んできました。https://www.otsuki-binchotan.com/東京から最も遠いエリアといわれる、高知県の幡多地域。大月町は、足摺宇和海国立公園に指定された、手付かずの美しい風景が広がる美しい地域。https://otsuki-kanko.jp/実は高知県内で最も多い、良質な備長炭の原木「ウバメガシ」の群生地でもあり、古くから炭焼きが盛んに行われてきました。ここで育ったウバメガシは、熟練の職人さんの手によって、最高級の「土佐備長炭」へと生まれ変わります。今回、私たちがこの素晴らしい場所を訪れることができたのには、ある温かいご縁がありました。「しゅりたま復活実行委員会」のメンバーとして、農園の復活にいつも力強いサポートをしてくださっている、(株)こうち暮らしの楽校の松田社長です。大月町出身の松田社長が、「地域の宝を活かした飼料を鶏さんたちに食べさせたい!」という私の熱い想いを汲み取り、事前に丁寧にお話を通しておいてくださったのです。そのおかげで、組合事務局長の中田さんと繋がることができました。実は以前の農場時代、鶏さんたちのごはんに使う炭は、土佐清水の細川さんが焼く備長炭を使用させていただいていました。しかし、残念ながら廃業されてしまい、それ以来はわざわざ宮崎県からお取り寄せをしていました。今回の「しゅりの森自然農園」で私が目指している大きな目標。それは、飼料の原材料をすべて【四万十川半径100キロ以内】で揃えること!地域の豊かな資源と循環の中で、かけがえのない生命を育んでいきたい——。その強い想いがあったからこそ、地元・大月町で素晴らしい備長炭を作られている方々との出会いは、本当に胸が熱くなるほどの喜びでした。そして、本当にありがたいことに、商品として切りそろえる際に出る「粉」や「かけら」を、特別に分けていただけることになったのです。「しゅりの森自然農園」では、これまでも山の水源から引いた大切なお水を磨き上げるために、備長炭を欠かさず使ってきました。ゆっくりと時間をかけてろ過することで、本当にまろやかで透き通った、優しいお水になります。でも今回は、このいただいた備長炭を「鶏さんの飼料用」として活かすという、私にとっても初めての挑戦をします!「えっ、どうして鶏のごはんに炭を?」と不思議に思われるかもしれませんよね。備長炭の表面には、目には見えないミクロの穴が無数に空いています。実はこの無数の穴が、発酵に欠かせない「良い菌たちのおうち」になってくれるのです。今、梶原食品さんに分けていただいた「おから」を発酵させて、手間暇をかけた手作りの鶏さんごはんを作っています。その発酵過程で備長炭のかけらを合わせると、無数の穴に良い菌たちがしっかりと住み着き、元気に活動してくれます。さらに、余分な水分が程よく調整され、不純物や匂いの元まで吸着してくれるというすごいパワーが!おかげで、これまで以上にふかふかで栄養満点の、美味しいごはんが出来上がるのです。ピュアなお水と、愛情をたっぷり込めたふかふかの発酵ごはん。それを食べた鶏さんたちは、備長炭から溶け出す自然のミネラルも一緒に吸収して、腸内環境がより良く、自然に整っていきます。人間と同じで、お腹の中から健康になれば、病気にも負けず、毎日生き生きと元気に走り回ってくれます。生産者として、命が健やかに育つ姿を見られることほど、幸せで嬉しいことはありません!大月町の豊かな森が育んだウバメガシ。そして、松田社長が繋いでくださった人の温かいご縁。命に真摯に向き合う私たちの活動に、地域の皆さまが力を貸してくださり、想いが少しずつ形になっていくことに、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。さあ、いよいよ明日!農園に300羽の鶏さんたちがやってきます!!この大切なバトンをしっかりと受け取り、鶏さんたちにとって一番自然に近く、健やかに過ごせる環境を、これからも全力で作っていきます。さあて、今日も元気に汗を流してきます!みなさんも、笑顔あふれる素敵な一日をお過ごしくださいね。


みなさん、おはようございます!「鶏さんたちに、地元の恵みだけで作った、美味しくて安心なごはんをお腹いっぱい食べてほしい!」その一心で、今日も近隣の市町村を駆け回っています。そんな中、私たちの想いが通じたのか、地元の「梶原食品」さんから、新鮮な生のおからを定期的に分けていただけることになりました!おからは栄養満点!でも、非常に傷みやすく、特にこれからの季節は常温だとすぐに傷んでしまいます。(昨日のお昼間も、気温が27度まで上がりました!)また、そのままでは鶏さんたちにとって少し消化しにくいという「課題」もありました。鶏さんたちの胃腸に負担をかけず、美味しく安全に食べてもらうにはどうすればいいか?そこでひらめいたのが、「菌の力」を借りることでした!納豆菌が持つ「タンパク質分解力」と、ヨーグルト(乳酸菌)の「整腸作用・保存性の向上」。この2つを掛け合わせた『ダブル発酵』によって、長期保存を可能にすると同時に、驚くほど味わい深く、消化に優しい栄養満点のごはんに生まれ変わらせることにしたのです。今日は、そんな鶏さんたちのための「最高のごはんづくり」の第一歩。「種菌(スターター)づくり」の秘密を少しだけシェアさせてください。実はこれ、そのまま人間がサラダにトッピングしたり、ハンバーグのつなぎにしても美味しいくらい、安全で風味豊かなプロセスなんですよ。━・━・━・━・━・━・━・【準備するもの】・生おから:1キロ(新鮮なものがベスト!)・市販の納豆:1パック・プレーンヨーグルト:大さじ12・ぬるま湯(または豆乳):適量━・━・━・━・━・━・━・【菌の力を120%引き出す!愛情発酵ステップ】① おからを「目覚まし」温度におからを清潔な容器に入れ、40℃前後に軽く温めます。これが、菌たちが活発に動き出す「目覚まし時計」になります。② 納豆は「液状」にして広げる!ここが最大のポイント!納豆をそのまま混ぜるのではなく、少量のぬるま湯(40℃)でよくかき混ぜ、「ネバネバ成分が溶け出した納豆液」を作ります。これを振りかけることで、目に見えない菌がおからの一粒一粒に均一に行き渡ります。③ ヨーグルトは「常温」でスタンバイ冷蔵庫の中のヨーグルトは菌がお休み中。使う30分前に室温に出しておくか、おからの予熱でゆっくり温度を上げます。乳酸菌が作り出す「酸」が雑菌を抑え、納豆菌が安心して働ける環境を作ってくれます。④ 水分調整と環境づくりギュッと握って形が崩れない程度の硬さに調整します。納豆菌は酸素が大好きなので、ガチガチに固めず、少しふんわりと空気を含ませるのがコツ!⑤ 発酵(熟成)清潔な容器に入れ、40℃前後をキープ。今回は、自宅のお風呂の浴槽にお湯を入れて(蓋を少し開けて)温めました。少し酸味のある、チーズやお味噌のような芳醇な香りがしてきたら大成功です!そしてここで忘れてはいけないのが、「米ぬか」の存在です。菌さんたちも生きて働くためにはエネルギーが必要不可欠。ご近所で集めてきた米ぬかを10~20%、それに黒潮町の黒糖を少し加えることで、彼らへの「ごちそう(糖類)」としてプレゼントしています。「さあ、うまくいくか……?」祈るような気持ちですが、じっと待っている時間はありません!この待ち時間を利用して、休む間もなく次の作業へ!飼料小屋の隣にある、かつて跳び箱などが置かれていた思い出のスペースの大改造です。ここは今まで、山のようなガラクタに完全に占領されていました。気が遠くなるような量でしたが、「鶏さんたちの美味しいごはんのために!」と自分を奮い立たせ、来る日も来る日も少しずつ片付けていき……ついに!完全な空室として蘇らせることができていました。この空間を利用して、念願の「発酵室」を作ります。古い建物の土壁。適度な呼吸をしてくれるこの環境は、きっと発酵に最適なはず!手作りで入り口の扉を作成し、剥がれ落ちた土壁には、これ以上崩れないように板を一枚一枚丁寧に張っていきます。野生動物が侵入しないように、外壁も厳重に補強しました。作業の合間には、自宅のお風呂場へダッシュ!(笑)種菌の温度が下がらないように、何度もお湯を張り替えに行きました。息を切らしながらも、菌さんたちが元気に育つ姿を想像すると苦になりません。そして夕方になった頃……。お風呂場から、チーズのような、お味噌のような、なんとも言えない良い香りが!愛情たっぷりの「種菌」が無事に完成しました。綺麗に掃き清めた真新しい発酵室に、生のおからと米ぬか、そしてこの種菌を合わせます。毛布を優しく被せて保温すれば、2〜3日で美味しい「発酵飼料」の完成です。さらに、今回上手く育った発酵おからの一部は、次回の「種菌」として繋いでいく「共継ぎ(ともつぎ)」を行います。これを繰り返すことで、ただの発酵飼料ではなく、この土地の空気と環境に馴染んだ「我が家だけの力強い菌」へと育っていくのです。地元の素材と、こだわりの副産物。そこに、大自然の八百万の力(土着菌たちの働き)をお借りする。泥だらけになり、汗をかきながらの毎日ですが、その土地ならではの「命の循環」を最大限に活かしながら、これからも鶏さんたちに最高のごはんを届けていきます!手作りの種菌から広がる発酵の力で、おからが明日どんな表情に変わっているか……。毎日の観察が、今の私の一番の楽しみです。そしていよいよ明後日には、7年もの間・・・待ち続けてきた新しい命たちが、この農園にやってきます。鶏さんたちを万全の態勢で迎え入れるため、今日も一日、全力でがんばります!応援してくださるみなさんの温かいお言葉が、私の原動力になっています。いつも本当にありがとうございます!それではみなさん、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。


いよいよ時間との戦い!みなさん、おはようございます!しゅりの森自然農園にヒヨコたちがやってくるまで……ついに「あと3日」となりました!お迎えの日までに、彼女たちの美味しいごはんをたっぷりと用意しておかなくてはいけません。いよいよ時間との戦いになってきました!!焦る気持ちは当然ありますが、ここは一つ深呼吸。「健康な鶏は、毎日のごはんと環境から」そう自分に言い聞かせて、一つひとつの作業をコツコツと丁寧に進めています。そんなごはん作りの一環で、昨日はお隣の宿毛市にある「梶原食品」さんへ行ってきました。梶原食品さんは、大相撲の元関脇・豊ノ島関のご実家。「勝ち越し豆腐」で有名で、地元はもちろん、本当にたくさんの方々に愛されている老舗のお豆腐屋さんです。実は、梶原食品の前社長(豊ノ島関のお父様)は、私の恩人でもあります。以前の農場時代に、しゅりたま復活実行委員会のメンバーでもある(有)与力の三木社長と一緒に、しゅりたまの「たまご豆腐」をコラボしていただきました。以来、県内のスーパーの催事販売などでご一緒する機会も増え、とても深く、温かいお付き合いをさせていただいていたのです。残念ながらお亡くなりになってしまいましたが、私の挑戦をいつも気にかけてくださり、本当によくしていただきました。前社長の想いが詰まったこのお店に行くと、今でも身が引き締まると同時に、感謝で胸が熱くなります。さて、今回お伺いした用件はと言いますと……美味しいお豆腐を作る過程で生まれる「おから」を分けていただくためです!おからは高タンパクで、食物繊維や大豆イソフラボンもたっぷり。人間の健康づくりに優れているように、これから成長していく鶏さんたちにとっても必須の栄養素です。市販の配合飼料には、海外から輸入された「大豆かす」(油を搾り取った後のパサパサの残りかす)が使われるのが一般的です。しかし、しゅりの森自然農園では、そうした輸入飼料を一切使用せず、できる限り「地元の豊かな恵み」を活かしたいと考えています。だからこそ、顔の見える地元のお豆腐屋さんから、新鮮で栄養満点、大豆の旨味がしっかり残った「生のおから」を直接分けていただきたかったのです。今回、三木社長と共にご相談させていただいたところ、快く引き受けてくださり……なんと!これから毎週金曜日に、特別におからを分けていただけることになりました!本当にありがたいことですし、これで鶏さんたちに最高のごはんを作ってあげられます。地域の方々の想いと、地元の美味しい恵みがたっぷり詰まった自家製のごはん。これをたくさん食べて、森の中を元気に走り回り、立派な鶏さんに育ってほしいと願っています。ヒヨコたちの到着まで、残りわずか。万全の体制で彼女たちを迎えられるよう、今日も一日、準備に汗を流してきます!どうか引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします!それではみなさん、良い一日をお過ごしください。


精米店さんから繋がる、鶏さんのための「スペシャルなごちそう」みなさん、おはようございます!いよいよ、鶏さんがやってくるまで「あと4日」となりました!すごく待ち遠しい半面、「とうちゃん」としての大きな責任感から、今はすごくドキドキしています。鶏さんは「鳥類」。もともとは大空を飛び回っていた生き物です。だからこそ、毎日を元気に過ごすためには、たくさんのカロリー(エネルギー)を必要とします。カロリー源といえばなんといっても「穀物」です。通常の配合飼料には、トウモロコシが50%以上入ってますが、ほとんどを海外からの輸入に頼っているのが日本の現状です。そもそも私は、以前の農場時代から愛するわが子のために、「これなら絶対安心だ。ぜひ使いたい!」と心から思える飼料原材料だけを、直接吟味して使ってきました。そして今回は、「四万十川から半径100キロ以内の地元の恵み」を使いたい!そう考えたとき、地域の頼れるエネルギー源となるのは、やはり日本のソウルフード「お米」でした。そこで昨日は、四万十市にある「植村精米店」さんへ足を運んできました。昔は近隣の町のアチコチにあった精米所も、今ではごくわずか・・・四万十市周辺の米農家さんが丹精込めて育てたお米を丁寧に精米し続けている、地域にとって本当に大切な精米店さんです。実は植村さんとは、以前の農場時代からずっとお付き合いをさせていただいています。今回、鶏さんたちのために分けていただいたのは「青米(あおまい)」です!青米とは、収穫の時期にまだ緑色を帯びている未成熟な玄米のこと。「未成熟」というと聞こえは悪いかもしれませんが、実はこれ、栄養価がぎゅっと詰まった「活き青」として珍重されるすごいお米なのです!低タンパク・低脂肪でありながら、リラックス成分のGABAや若返りのビタミンEがたっぷり!稲が成熟する過程で葉緑素が残ったもので、決して不出来なわけではなく、むしろ風味や甘みが強く、白米に混ぜて炊いても美味しいお米。成熟した玄米よりも栄養(ビタミン・ミネラル)が豊富で香りが良く、もちもちした食感を味わうことが出来ます。精米すると他のお米と同じように、透明感ある白色になりますが、もったいない!!これは鶏さんたちにとって、まさに「スペシャルなごちそう」!大自然のものなので、時期によって手に入る量はどうしても変わってしまいます。でも、実は植村さん、「しゅりたま」を以前から買ってくださっていた大切なお客様でもあり……そのご縁とご厚意のおかげで、週に一定量、この貴重な青米を確実に分けていただけるようになりました!本当に、感謝の気持ちでいっぱいです!さらに、植村さんと楽しくお話しさせていただく中で、素晴らしい知恵も教えていただきました。お米に虫がつかないようにするための「ニームオイル」です。ニームオイルは、インドセンダンの種から抽出された100%天然のオーガニック忌避剤。化学農薬ではないので安全性が高く、有機農業でも大活躍しているそうです。害虫の食欲を抑えて遠ざける効果がある一方で、ミミズや鳥、そして私たち人間などの脊椎動物には無害という優れもの!いやー、本当に勉強になります!そしてそして!嬉しい出来事はまだ続きます。なんと植村さんが、お隣の黒潮町でピーマンを作っている農家さんを紹介してくださることになりました!形が不揃いなどの理由で「規格外」となってしまっているピーマンが、あるとのこと。ピーマンといえば、各種ビタミンやβ-カロテン(400μg)の宝庫です!!抗酸化作用が高く老化防止に役立ちますし、通常は熱に弱いビタミン類も、ピーマンの強い組織のおかげで壊れにくいという素晴らしい特徴を持っています。たっぷりのβ-カロテンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力をグッと高めてくれます。これを鶏さんたちが食べてくれたら、さらに元気で美味しい卵を産んでくれること間違いなしです!地域の皆さんの温かい繋がり。「人という財産」のありがたさを、心の底から実感した一日でした。これからも、みなさんの応援と地域の豊かな恵みに支えられながら、今日も一日、元気に頑張ります!それではみなさん、良い一日をお過ごしください。


森のお外デビューへ向けて!みなさん、おはようございます!いよいよ新しい家族である「鶏さん」たちがやってくるまで、「あと5日」となりました!昨日は、お迎えの準備として、鶏舎の「夜間照明」の設置工事を行いました。鶏さんたちは、ある日突然トラックに揺られ、見知らぬこの「しゅりの森自然農園」へ連れてこられることになります。彼女たちにとって、ここは全く知らない土地で、初めてのおうち。人間だって、急に知らない場所にポツンと置かれたら心細くなりますよね。まさに「借りてきたネコ」状態です。いわば、これまで安全な環境で「都会暮らしをしてきた?」鶏さんたち。大自然という厳しい「世間」をまだ何も知らないだけでなく、この森を生き抜くための筋肉も、今の段階ではろくについていません。この新しい環境に慣れるまでは、きっと不安でこわごわ、ビクビクしてしまいます。そんな彼女たちにとって、最も恐ろしいのが「最初の夜」なんです。不安と恐怖から、夕方うす暗くなってくると、みんなで鶏舎の隅っこにギュッと身を寄せ合って集まります。そして、そのまま真っ暗な夜を迎えると、恐怖のあまりパニック状態になってしまうことも…。押し合いへし合いになり、最悪の場合、下敷きになった子が命を落としてしまう危険すらあるのです。大切な命を預かり、生み出す生産者として、絶対にそんな悲しい思いはさせられません!ここから、私の大切な任務が始まります。「ここは安全な寝場所だよ」「もう怖くないよ」と声をかけながら、1羽1羽、優しく抱っこして、安心できる寝床(とまり木)まで連れて行ってあげることになります。実は、この作業には「安心させる」ことの他にも、とても大切な意味があるんです。ひとつは、優しく抱っこしてあげることで人にも慣れ、これから共に生きていくための「信頼関係」を築く第一歩になること。この深い信頼関係が出来なければ、大自然の中での「放し飼い」は決してできません。そしてもうひとつは、彼女たちの「生きる力」を育むためです。大自然でたくましく生きる力をつけさせることが、放し飼いを行うための重要なカギとなります。だからこそ、毎晩の「筋トレ」が大切!それを一つ一つ、根気強く教えることが「とうちゃんの仕事」なんです。とまり木に上って眠るという習慣をつけさせることは、まだひ弱な発育途上の筋肉をしっかりと鍛え、来るべき「お外デビュー」を果たすための重要な儀式でもあります。お外デビューするまでには、ここから1か月間を要します。完全に場所を覚えて、「おうち」という安全な場所を完全に覚えてから。そうして初めて、大自然の広がる森へと送り出してあげることができます。おうちという安全な場所をしっかり覚えれば、お外デビューした際にも、夕方になれば彼女たちは進んでおうちへ帰ってきてくれます。その間に、とまり木で毎晩しっかりと筋肉をつけた鶏さんたちは、いざお外に出て、たとえ外敵に襲われたとしても、パッと木の枝に飛び上がり、自分の力で逃げることができるようになるのです。彼女たちがすっかり安心し、完全に場所を覚えて、自分の力でとまり木に上がってくれるようになるまで、およそ1週間から10日間。毎晩の根気くらべになりますが、彼女たちが安全に眠り、たくましく育つために、しっかり寄り添ってサポートしていく必要があります。そうはいいましても、大自然の中では、まったく想像がつかないことも起こります。「突然辺りでシカが鳴く」「イノシシが近くを走り抜ける」「フクロウが鳴く」「なにか得体のしれない鳴き声が響き渡る」もしそんなことが起これば、暗闇の中では再び完全にパニック状態に陥ってしまいます。いっせいにパニックを起こされたら、私1人では全く対応できません!そこで、大きな力となってくれるのが昨日設置した「夜間照明」です。実はこの対策、以前の農場時代からやっていく中で学び、改善したこと。たったひとつの「明かり」が、彼女たちの恐怖を「安心」へと変えてくれます。鶏舎の四隅を優しく照らし出すのは、100均のLED電球4つ(笑)この開拓地にはまだ電気が通っていませんから、動力源はモバイルバッテリーです。事前の実証試験も行い、モバイルバッテリーで2つの照明が24時間稼働できることをしっかり確認しました!鶏さんたちがこの環境にすっかり慣れてくれれば、いずれはこの照明も必要なくなります。ここが安全な自分の居場所だと分かり、ありのままの自然のサイクルに合わせて静かに眠れるようになるその日まで。最初だけ少し明かりの力を借りて、彼女たちの不安を和らげてあげたいと思います。いよいよ始まる、新しい命との暮らし。私も少し緊張していますが、愛情たっぷりに、そしてたくましく育てていきますので、どうか温かく見守り、応援していただけたら嬉しいです!今日も一日、受け入れの準備を頑張ります!それではみなさん、良い一日をお過ごしください。


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