みなさん おはようございます!しゅりの森自然農園のウラ山には、空へ向かってスッと伸びる1本の大きな黒松がありました。7年にわたる開拓生活のなかで、いつも私を見守ってくれるシンボルツリーのような存在でした。しかし……昨冬の「30年に一度」とも言われた過酷な日照りの影響からか?少しずつ元気を失い、とうとう完全に枯れてしまったのです。高さは優に20メートルはある大木です。次第に樹皮には菌糸類が生え始め、根元ももろくなり、「いつ倒れてもおかしくない」という極めて危険な状況になっていました。実は、何度も農園へ足を運び、いつも温かいご支援をしてくださる八幡浜の支援者さまも、「これは危ないね……」と何度も心配してくださっていました。もしこの巨木が倒れたら……。倒れる方向によっては、私が手塩にかけて建てた開拓小屋や、大切な飼料小屋がぺしゃんこに潰されてしまいます!先日の大雨や台風のときも、「どうか倒れませんように」と祈るような気持ちで、生きた心地がしていませんでした。そんなヒヤヒヤする不安な日々を過ごしていたのです。これまで、杉やヒノキ、小さな木であれば、開拓のために自らの手で苦も無く切り倒してきました。でも、この赤松の大木だけは……これまでの開拓作業で木の伐採作業の恐ろしさを身に染みて知っているからこそ、どうしても手が出せませんでした。「もし私が伐ったら、絶対に開拓小屋か飼料小屋を潰す……」そう確信していたからです。「自分でなんとかしなきゃ」と思いつつも、怖くて一歩が踏み出せずにいたのです。そんな情けない私の心を察してくださったのか、八幡浜の支援者さまから「切ろうか?」という一本のご連絡が!そのお電話をいただいたちょうど同じタイミングで、旧農場時代の仲間である元農場長の福留くんからも電話があり、「今日の朝の雨で仕事が流れたけん、そっち行くわ!」と。なんというタイミングの良さでしょう!もう、迷うことなく「はい、どうかお願いします!」とすがりついてしまいました。迎えた伐採当日の朝は、あいにくの土砂降り。「こんな天候で作業をしてもらうのは危険すぎる。今日はやめておいたほうがいいのでは……」と心配でお電話をしたところ、「お昼ごろには止むと思うから行くよ!」と、力強いお言葉。そして、そのお言葉の通り、到着される頃にはすっかりお日様が顔を出してくれたのです!まるでこれまでの不安をさっぱりと晴らしてくれるかのようなお天気のもと、手際よく伐採作業に入ってくださいました。木にワイヤーを通し、安全な方向へ慎重に引っ張りながらの熟練の作業。そして……計画した通りの場所に、ドンピシャ!「ドーン!」というすさまじい地響きとともに、見事に大木が倒れました。私はただただ、安全な場所からその神業を見守ることしかできませんでした(苦笑)だって、本当に怖いから……。でも、あの巨木が寸分の狂いもなく倒れた時の大きな安堵感は、言葉では言い表せません。さらに感動したのは、同行してくださった奥さまの優しさです。なんと、手作りの「ちらし寿司」や「ふきの佃煮」など、愛情たっぷりのお昼ご飯を持参してくださったのです!そして地主さんは、うどんを用意されて・・・大仕事を終えた後、地主さん、元農場長の福留くん、そして支援者さまご夫妻を囲んで食べたお昼ご飯。みんなで笑い合いながらいただくご飯は、本当に、とびきり美味しかったです!恐怖と不安でいっぱいだった日々が、みなさんの優しさと力強いサポートのおかげで、温かな感謝の1日に変わりました。しゅりの森自然農園は、こうしてたくさんの方々の「想い」と「助け合い」に支えられ、今日も一歩、少しずつ前に進めています。このあふれるほどの感謝の気持ちを、どうお返ししていけばいいか……?まずは、しっかりと「しゅりたま」を完全復活させて、美味しいよ!って食べていただくことで、恩返しをしていきたいと思います!いつも応援してくださるみなさん、本当にありがとうございます!!これからも、しゅりの森自然農園の歩みを温かく見守っていただけると嬉しいです!それではみなさん、今日もよい一日を!



