予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

現在の支援総額

1,982,500円

198%

目標金額は1,000,000円

支援者数

171人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

予約待ち6カ月の卵「しゅりたま」をもう一度 森の中に放し飼い養鶏場を作ります!

現在の支援総額

1,982,500円

198%達成

終了

目標金額1,000,000円

支援者数171人

このプロジェクトは、2024/03/02に募集を開始し、 171人の支援により 1,982,500円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

人気の最中、野生動物たちによって鶏さんたちが被害を受け廃業に。あれから5年、「しゅりたま」完全復活に向けて動きはじめました。今度は、「森の中に放し飼い養鶏場」をつくります。食の安全が求められている今こそ!本当に安心できるたまごを子どもたちに届けるため、新たなチャレンジに挑戦します。

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みなさん、おはようございます!しゅりの森の朝は、今日もレディたち(まだまだやんちゃな女の子たち!)の元気な声とともに始まりました。実は最近、彼女たちのごはん作りにAIを活用しているのですが……そこで、私が長年抱え続けてきた「深い悩み」が一気に吹き飛ぶ出来事がありました。少しマニアックなお話で恐縮なのですが、あまりにも嬉しくて、そして深く、深く反省した出来事だったので、ぜひシェアさせてください。今年の5月に新しい子どもたちをお迎えして以来、私は既存の飼料計算ソフトをどうしても信用しきれず、毎日、電卓を叩いて「手計算」を繰り返してきました。28項目にもわたる細かな栄養成分のデータ。それに加えて、今日の気温や湿度、彼女たちの体重、そして「今日はどれくらい食べてくれるかな?」という予測……。これらすべての複雑な数値を掛け合わせ、手計算でパズルを組み上げるのには、どうしても最低2時間はかかります。「AIを使えば一瞬じゃないか」と思われるかもしれません。でも、生命を預かる現場において、私が最後に信じられるのは「己の目と経験」だけ。だからこそ「絶対に間違えてはいけない!」と、1回2時間かかる計算を、2回、3回と繰り返し、間違いのないことを何度も確認する日々を過ごしてきました。そのため、夜明けに子どもたちへご飯をあげるには、朝1時から始めても間に合わない・・・。なぜ、途方もない時間をかけてまで、そこまで頑なになっていたのか?それは、私の中に決して消えることのない「過去の失敗と後悔」があったからです。私には、30年にわたり鶏たちと向き合い、蓄積してきた飼料の膨大なデータがあります。でもここ13年ほど、計算上は完璧なはずなのに、実際の鶏さんたちの様子や卵の状態を見ると「何かが違う…」という小さな違和感、モヤモヤをずっと抱え続けていました。その答えが、今回AIの演算と私の演算の結果とじっくり対話する中で、ついに見えたのです!原因は、ほんの些細な、でも決定的な「数値の罠」でした。私たちが普段目にする食材には、必ず水分が含まれています。たとえば白米なら14.5%、宗田鰹の魚粉なら7.9%が「お水」です。当然ながら、その日の湿度や環境によっても、含まれる「お水」の量は変わるわけです。でも、彼女たちの小さな体に入る栄養を”正確に”計算するためには、そこから水分を完全に飛ばした「乾物(かんぶつ)」の状態でパズルを組まなければならなかったのです。何時間もかけて苦労して弾き出した自らの手計算の数値と、AIが示した乾物のデータ。これらがピタリと重なり合った瞬間、私はハッとさせられ……同時に、あのつらい過去の記憶がフラッシュバックして、胸がギュッと締め付けられました。13年前・・・。かつての農場でケモノの甚大な被害に遭い、経営再建の真っただ中に置かれていた時のことです。「なんとか経営を立て直さなければ!」「どうしても、たまごを産ませて、はやく売り上げをあげなければ!」あの頃の私は、経営再建という「数字」に追われ、焦りとプレッシャーで、目の前にある小さな「生命」が完全に見えなくなっていました。よかれと思って、そして「もっと産んでほしい」という切実な焦りから、水分が計算に入れられていないエクセルの数値を「これが正しい」と鵜呑みにした結果、たっぷりと栄養を与えすぎてしまっていたのです。でも、結果はどうだったか。産むどころか、逆に彼女たちは「産まなくなった」のです……。過剰な栄養は、小さな体に重い負担をかけていました。飼料コストは跳ね上がるばかりで、鶏さんたちは苦しみ、たまごは産めなくなる。「はやく売り上げを」という私のエゴと焦り。生命ある鶏さんたちを、ほんの一瞬でも「たまごを産む機械」のように考えてしまっていた自分の未熟さ。それが彼女たちを深く傷つけ、追い詰めていたのだと、13年越しに答え合わせができ、ただただ、猛反省するしかありませんでした。でも、もう過去の失敗に縛られて、落ち込んでばかりはいられません!この「水分の罠」に気づき、痛いほどの教訓を得たことで、私のごはん作りは、ここから劇的に生まれ変わりました!これまで見えていなかった「データの裏側」に光が当たり、長年培ってきた現場の感覚と、科学的なデータが、ようやく完全に一致したのです!土佐清水の宗田鰹、米ぬか、地元産の青米や玄米、そしておから。こうした地域の豊かな食材を組み合わせ、産卵のピークに向かう300羽の「レディたち」の体を、優しく、力強く支える最高の「勝負メシ」がついに完成しました!!このごはんは、ただの栄養計算の賜物ではありません!数字や売り上げに追われ、生命を見失っていた「過去の過ち」に対する、私自身からの「強烈なアンチテーゼ」なのです。これは生産者として、本当に大きな、大きなターニングポイントになりました。そしてこの気づきは、私たちの人間関係や毎日の暮らしにも通じるものがあるのではないかな、と思っています。目の前の出来事や「焦り」という感情に振り回されて、その奥にある本当に大切な相手の気持ちや「本質」を見失ってしまうこと。数値の正しさ以上に、生命と向き合い、本質を見極めることの大切さ。今回、毎日の膨大な手計算と、子どもたちのごはんを通して、本当に大切なことを改めて教わりました。失敗と猛反省を糧にして、ここからまた新たなスタートです!!これからも、森を駆け回るレディたちの「リクエスト」を、データという羅針盤を参考にしつつも、最後は自分自身の「目」と「心」でしっかりと受け止めていきます。今日という一日が、みなさんにとっても、大切な「本質」に出会える実りあるものになりますように!それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。


みなさん、おはようございます!しゅりの森自然農園から、最高のご報告です。ついに……待望の「初卵(はつたま)」が生まれました!!手のひらに乗せた、小さくて、ずっしりと重い「生命の結晶」。その温かさに触れた瞬間、7年分の想いが一気に込み上げ、鶏舎の中で涙が止まらなくなってしまいました。農場を失い、すべてがゼロからの再出発。半世紀近くも眠っていた廃校の跡地に足を踏み入れ、草を刈り、笹や竹を切り、木材を組み直し、山から少しずつ水を引く……。泥だらけになりながらの、長く険しい開拓の日々でした。思い通りにいかないことばかりで、途中で何度も「もう無理かもしれない」と心が折れそうになりました。そんな暗闇の中で立ち止まりそうになった私を、いつも光の差す方へ引っ張り上げてくださったのは、他でもない「みなさん」です。「ずっと待ってるよ!」「一緒に夢を見させてね!」みなさんから頂いた数え切れないほどの温かい声援とご支援が、私の背中を押し、泥だらけのつるはしを握り直す力をくれ、再び立ち上がる原動力になりました。だからこそ、今日生まれたこの小さな「生命の結晶」は、私一人の力でできたものではありません。みなさんの応援がなければ、絶対に、絶対に生まれることのなかった「結晶」です。この温もりを両手で包み込んだとき、ずっと支えてくださったみなさんお一人お一人の顔が浮かびました。実は、今日産んでくれたのは、まだこの「1個」だけなんです(笑)これから3~4週間という時間をかけて、少しずつ産んでくれる数が増えていきます。そして、卵が産まれたからといって、すぐにお届けできるわけでもありません。今の段階では、まだ「ただの卵」です。ここから、私が毎日テイスティング(味見)と品質検査を繰り返す日々が始まります。持った時のズッシリとした重み。なかなか割れない、十分な硬さを持った強い殻。割った時に現れる、こんもりとした力強い盛り上がり。透明でクリアな白身と、濃厚な黄身にまとわりつく深い旨み。地元の豊かな素材を使ったこだわりの飼料。その配合を、毎日の味を確かめながら微調節していくためです。私が心から納得できるクオリティに到達して……そこでやっと胸を張って、6か月待ちの幻のたまごの完全復活「しゅりたま」を名乗ることができます。そのクオリティに達するまでに、お時間を要することをお許しいただければ幸いです。みなさんのお手元へお届けするまでには、もう少しだけお時間をいただきます。でも、今日のこの胸いっぱいの感動に対して、まずはとにかく、みなさんにお礼を伝えたかったのです。「あぁ、この農園を応援してきて本当によかった」みなさんにそう心から思っていただけるような、生命力にあふれた「最高のしゅりたま」を、一人の生産者として、大切に、大切にみなさんの元へお届けできるよう、ここからさらに全力を尽くします!みなさんと一緒に迎えることができたこの喜びを私は一生忘れません。ここからが、しゅりの森の本当のスタートです。どうかこれからも、私たちと一緒にこの森の成長を見守っていてください!本当に、本当にありがとうございます!


みなさん おはようございます!しゅりの森の木漏れ日の下。先月19日にやってきた子どもたちは、今日も元気いっぱいに走り回っています。ふかふかの土をつついたり、大自然の風を感じたり。あんなに小さかった子たちが、少しずつ、でもたくましく成長していく姿を見ていると、わが子の成長を見守るような温かい気持ちで胸がいっぱいになります。さて、今日もみなさんに、この子たちの「ごはん」にまつわる、少しだけ専門的だけどとても大切なお話をさせてください。私たち人間が、赤ちゃんのミルクから離乳食、そして大人の食事へと変わっていくように。鶏の女の子たちも、成長のステージに合わせて必要な栄養が大きく変わります。いま彼女たちは、子どもから大人の「レディ」へと成長し、いよいよ「初めての卵」を産む準備を始める時期を迎えています。実はこの時、ほんの短い期間にだけ与える「特別な橋渡しのためのごはん」があるんです。それが「産卵準備段階用飼料」と呼ばれるものです。卵の硬い殻を作るためには、とてもたくさんのカルシウムが必要になります。でも、まだ卵を産んだことのない小さな体に、急にカルシウムたっぷりのごはんを与えたらどうなるでしょうか?腸や内臓がびっくりしてしまい、体に大きな負担がかかってしまうのです。だからこそ、本格的な卵づくりの季節を迎える前に、少しずつ、少しずつカルシウムの量を増やしていく。優しく体を慣らしていくための「移行期間」がどうしても必要になります。それは彼女たちの体が「生命を生み出す体」へと劇的に変わるための、とてもデリケートで、大切な準備期間なのです。最近では、大人へ近づいている証拠である「しゃがみこみ」のポーズを見せてくれる子たちも増えてきました。その姿に「大きくなったね」と喜びを感じる一方で、生命を預かる身として「いよいよだな」と気が引き締まる思いです。彼女たちが、初めての卵を無事に産み落とせるように。そしてなによりも、その小さな体に決して無理な負担がかからないように。私は、こうした日々のわずかなサインを見逃さず、一羽一羽の様子をじっくりと観察しながら、ごはんの配合を少しずつ切り替えています。そのため、最近は日々の「体重測定」が欠かせません!お年頃のレディの体重を毎日量るなんて、とっても失礼ですよね(笑)でも、彼女たちが元気な卵を産むための、愛情を込めた健康チェックですのでどうかお許しください。すべては、この森で、彼女たちが健やかに、そして自然のままに生命の循環を全うできるように。これからも初心を忘れることなく、泥臭くも、ありのままの歩みをお届けしていきます。どうか引き続き、子どもたちの成長を、親戚のような温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。


みなさん、おはようございます!養鶏という「天職」に出会い、かれこれ30年が経ちました。しかし不思議なもので、「これで正解だ」「ついに極めた」と思える瞬間は、今でもまったくありません。ただエクセルの数字とにらめっこしているだけでは、大自然の不思議を前にして、うまくいかないことばかりです(苦笑)だからこそ、30年にわたって愚直にデータを蓄積し、それでも読み切れない大自然の余白は、現場での泥臭い「経験」をプラスしてカバーする。常に挑戦。常に学び。そして、「試行錯誤の連続」です。しゅりの森自然農園の森の中を、毎日元気に走り回る子どもたち(鶏さんたち)。そんな彼らに「究極のごはん」を作ってあげたい!その一心で、今日もデータという「数字の根拠」と、現場の「経験」をすり合わせる日々を送っています。実は、鶏さんたちが1日に食べられるごはんの量は決まっています。「約115グラム」ほんの小さな、おにぎり一個分にも満たない量です。どんなに美味しくて、どんなに体に良いものをたくさん食べさせてあげたくても、彼らの小さな胃袋にはどうしても限界があります。だからこそ……その限られた、たった115グラムの中に、いかに栄養たっぷりな『生命の源』と愛情を込められるか?これが「鶏さんの管理栄養士」としての私の一番の腕の見せ所であり、理屈抜きの「親心」なのです。私たちの農園がある地域には、豆腐作りの過程で出る「生のおから」という素晴らしい未利用資源があります。栄養満点の宝物のような食材ですが、水分が多くてすぐに傷んでしまうのが最大の難点。これをなんとか、最高の形でおいしく食べてもらいたい。そこで試行錯誤の末にたどり着いたのが、生のおからと「米ぬか」を、重量比『1:1』で混ぜ合わせて発酵させるという挑戦でした。この比率で混ぜ合わせると、水分量はおよそ45%くらい。手でギュッと握るとおにぎりのように固まり、指で軽くつつくとホロリと崩れる……。発酵を大成功させるための、まさにドンピシャの固さになります。ここからが、私の体力勝負です!1日3回、汗を流しながら全身を使ってスコップで切り返しを行います。発酵の熱で、内部の温度はなんと50℃〜60℃にもなります!湯気がモワッと立ち込める中、48時間でピークを迎えた熱を、今度は床に薄く広げて一気に冷まします。発酵熱を利用することで水分を飛ばし、余分な雑味を抜きながら、旨味と栄養をギュッと一粒一粒に閉じ込める。実はここにも、私の大きなこだわりがあります。ボイラーのような人工的な機械の熱は、一切使いません。使うのは、目に見えない無数の微生物たちが、一生懸命働いて生み出す「生命の熱」だけです。甘く香ばしい発酵の香りがフワッと立ち上がる中、この大自然のエネルギーだけで水分が飛んだごはんは、魔法のように「サラサラ・ホロホロ」の極上の仕上がりに変わります。機械で強制的に乾燥させたエサとは、風味がまったく違います。生命力に溢れたこのごはんは、子どもたちの目の色が変わるほど食いつきが良く、小さな胃袋にも負担なくスッと優しくおさまるのです。まさに、大自然と二人三脚で作る『究極のふりかけ』です。※30年蓄積したデータから算出した詳しい成分推定値は、ぜひ添付の画像をご覧ください!計算で弾き出された「代謝エネルギー(ME)」と「粗蛋白(CP)」は、毎日のベースとなる飼料として、これ以上ないほど優秀な黄金バランスです。しかし、このごはんの本当の凄さは、決してエクセルの数字だけでは表せない「発酵の魔法」にあります。目には見えない大自然の小さな生命(微生物たち)の働きによって、圧倒的な付加価値が生まれるのです。① 胃腸にやさしい「事前消化」微生物が先にタンパク質や繊維質を細かく分解してくれているので、まだ小さな体でも、内臓に負担をかけることなくスムーズに栄養を吸収できます。② 骨を丈夫にする「有効リンの解放」米ぬかに含まれるリンの強固なロックを、微生物の酵素がパチンと外してくれます。しっかりとした骨格を作るための吸収率が、これで飛躍的にアップします。③ 病気に負けない「最強の腸内フローラ構築」乳酸菌や酵母菌が生きたまま腸に届き、これからやってくる夏の酷暑や病気を力強く跳ね返す、免疫力の土台になってくれます。そして極めつけは、有用微生物たちが自ら『ビタミン工場』となって働いてくれること!計算上でもビタミンB2や葉酸などの数字は出ますが、実際にはホカホカの発酵熱の中で、微生物が新しく作り出してくれるため、含有量はグンと跳ね上がります。特に、植物性のエサには本来含まれていないはずの「ビタミンB12」がわずかながら生成されるのは、発酵飼料ならではの本当に素晴らしい恩恵です。しっかりとした血液のベースを作る「鉄分」。その血液を力強く全身へ送り出し、生きるエネルギーに変える「ビタミンB群」。皮膚や粘膜を丈夫にし、厳しい暑さストレスから体を守る「ナイアシン」。これらが強力なタッグを組むことで、夏の酷暑の中でもバテにくい、赤々と立派なトサカを持った力強い鶏さんへと育っていきます。計算上で足りないカルシウムやビタミンは、お米はもちろん、化石サンゴや宗田かつお、そしてこの森の豊かな緑とたっぷりの日光浴で補ってあげる。これで、非の打ち所がないパーフェクトな自家製ごはんの完成です!先月19日にこの森へやってきてから、今日で24日目。年齢は136日令、人間にたとえると高校2年生の育ち盛りです。鶏さんの成長スピードはとても早く、1日1日が人間にとっての数ヶ月に匹敵するほど劇的です。いよいよ大人の体(産卵)に向けて完成していく、一番エネルギーに満ちあふれた「青春真っ只中」の時期です。この子たちが大自然の中で力強く生きていくための体づくりは、毎日のこの「115グラム」にかかっています。だからこそ、一切の妥協なく、究極のごはんを追求していきたい!「今日もよく食べたな!」と、空っぽになったエサ箱を見るために。明日もまた、子どもたちに語りかけながら、愛情を込めて究極のごはんづくりに専念します!それではみなさん、今日もよい1日を!


しゅりの森の木漏れ日が、やさしくふかふかの土を照らす頃。この森の主役である鶏さんたちは、今日も元気いっぱいに地面を掻き分け、思い思いの時間を過ごしています。そんな中、最近とても愛らしい、そして私にとって何よりも胸が熱くなる瞬間が訪れるようになりました。森の中で彼女たちの様子をそっと見守りながら、私が一歩近づいて手を伸ばしたときのことです。今まで元気に走り回っていた子が、突然ピタッと足を止めます。そして、スッと姿勢を低くして、背中を平らに保ちながら、両方の羽を少しだけフワッと広げて見せるのです。上目遣いでこちらを見つめ、じっと動かないその姿。まるで「ねえ、なでなでして!」と甘えてくれているような、本当に愛嬌たっぷりのポーズです。思わず「可愛いな」としゃがみ込み、その温かい背中を優しく撫でてあげたくなる衝動に駆られます。しかし、ただ人懐っこくなったわけではありません。実はこの愛らしい仕草、いよいよ彼女たちが「初めての卵」を産む日が近づいているという、決定的な「サイン」なのです。これは「しゃがみこみ」と呼ばれる行動。この森にやってきた彼女たちが、大自然の風と光の中で逞しく育ち、体の中のホルモンバランスを劇的に変化させている証拠です。卵巣や卵管といった命を育むための器官が、彼女たちの小さな体の中でしっかりと発達し、準備を整えています。「私、もう生命を生み出せる体に仕上がったよ」言葉を持たない彼女たちが、全身を使ってそう教えてくれている、とても神秘的で嬉しい合図なのです。ふと見上げれば、頭の上のトサカも以前よりずっと大きく、生命力を感じるような鮮やかな赤みを帯びてきています。いよいよ、本格的な産卵期の幕開けがすぐそこまで迫ってきました。小さな生命の力強い成長を目の当たりにするたび、生命の循環に立ち会う生産者としての深い喜びを噛み締めています。でも、ここで決して焦ってはいけません!このしゅりの森自然農園で共に暮らす、大切な300羽の子どもたち。その中の1人や2人の「おませさん」がこのサインを見せてくれたからといって、急いで次のステップへ進むのはまだ早いのです。全体をじっくりと見渡して、群れの4割以上がこの「なでなでして!」のポーズをとるようになるまで。それぞれの成長のペースを尊重し、足並みがしっかりと揃うのを待つことが、彼女たちへの一番の思いやりになります。あの子も、この子も、みんなが揃って「生命を生み出す準備」を整えたのを見極めてから、いよいよ体への橋渡しとなる新しいごはんプリレイヤー用飼料(産卵準備段階用飼料)へと切り替えていきます。生命と向き合う生産者として、我が子の成長を喜ぶようにはやる気持ちをグッと抑える我慢の時。今日もただ静かに、そしてあたたかく、彼女たちの成長に寄り添っていきたいと思います。それではみなさん、今日もよい一日をお過ごしください。


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