伝統製法での餅作りを継承しつつ、茶餅という新しい食文化を作りたい。

現代の市場では入手困難な、絶滅危惧の完全手作り伝統製法で作った餅の味と香りを多くの方々に伝えることによって、日本の食文化を守り継いでいきたい。そして、その伝統製法で約6年間試作開発してきた、主食になる嗜好品「茶餅」が、販売できる状態になったので販売し、新しい食文化のひとつを作りたい。

現在の支援総額

162,468

162%

目標金額は100,000円

支援者数

62

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/12/29に募集を開始し、 62人の支援により 162,468円の資金を集め、 2025/01/31に募集を終了しました

伝統製法での餅作りを継承しつつ、茶餅という新しい食文化を作りたい。

現在の支援総額

162,468

162%達成

終了

目標金額100,000

支援者数62

このプロジェクトは、2024/12/29に募集を開始し、 62人の支援により 162,468円の資金を集め、 2025/01/31に募集を終了しました

現代の市場では入手困難な、絶滅危惧の完全手作り伝統製法で作った餅の味と香りを多くの方々に伝えることによって、日本の食文化を守り継いでいきたい。そして、その伝統製法で約6年間試作開発してきた、主食になる嗜好品「茶餅」が、販売できる状態になったので販売し、新しい食文化のひとつを作りたい。

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80%到達しました1月10日、今回目標としている金額の80%の金額まで到達しました。改めまして、みなさまの温かいご支援に感謝申し上げます。ありがとうございます。クラウドファンディングの歴史現在のクラウドファンディングクラウドファンディングという言葉は、英語のCrowd(群衆)とFunding(資金調達)を組み合わせた造語だそうで、一般の人々から広く資金を募るというような意味があります。私が今回利用している、このCAMPFIREのような、インターネットを使った仕組みのものは、2001年のアメリカから始まったと言われています。その仕組みが日本で使われるようになったのは、2011年の東日本大震災の復興支援からだそうです。クラウドファンディングは古くからある?現代でこそ、インターネットを使って、プロジェクトに共感してくださる世界中の方々から資金集めをすることができますが、似たような仕組みというのは古くからありました。西洋では、17世紀頃から、書籍の出版の際に寄付を募っていたといいますし、ニューヨークの自由の女神の台座も寄付を募って建設されたそうです。日本でも、中世の時代に、寺院や仏像などの新造・修復・再建の際に広く庶民から寄付を募る「勧進」という仕組みがありました。そのことを考えると、日本人にとってクラウドファンディングというものは、とても馴染み深い仕組みだということができるかもしれません。自分の先祖もクラウドファンディングをしていた?私は、今回のプロジェクトでみなさまからご支援をいただいている、餅、茶餅を作る度に、自分が管理している氏神神社に上げてお参りしています。今年もお正月に餅を上げましたこの氏神神社の八幡神社ですが、現在の拝殿の再建が明治22年です。冒頭の帳簿がそのときの物なのですが、これこそ正に日本に古くからあるクラウドファンディングの原型である寄付の記録だと思います。この帳簿の表紙をめくると、次の写真のような記述があります。文章の最後の方に、「村内並に四方の諸君多少に罹らず有信の輩は助力ありて御寄進せられんことを希望す」とあります。現代語にすると、「村内、そして他の地域の方々で、信心のある方々は、金額の多少に関わらず、お力添えをいただいてご寄付くださるようお願い申し上げます。」のような意味だと思います。実際に、この次のページからは、寄付者の氏名と寄付の金額が書き連ねてあります。主に神社の氏子の近縁の方々に呼び掛けていたようですが、結構離れた場所の方も寄付されていて、そのような場合はお名前のところに簡単な住所が書いてあります。この当時から我が家はこの神社の総代でしたので、130年以上前に、自分の先祖がこの寄付を募っていたことになり、クラウドファンディングの原型を行っていたことになります。そして、130年以上を経た現代、その子孫である自分が、インターネットという道具を使って、日本の食文化の継承のために、当時よりもずっと広い範囲の方々に訴えて共感者を集めています。今回のプロジェクト、この先どのようになるのかまだまだ分かりませんが、引き続きみなさまに見守っていただけると幸いです。


かまど蒸かし
2025/01/09 18:46

半分まで来ました1月8日で、目標金額の半分に到達しました。みなさまの温かいご支援に感謝申し上げます。引き続き頑張って参ります!かまど蒸かし餅の製造工程に欠かせないのが、「蒸かす」「蒸す」という工程です。この工程、最近の家庭用の餅つき機では、電気が熱源となります。また、ほとんどの餅屋さんや和菓子屋さんでは、家庭用よりは多い分量のもち米を蒸かす必要があるので、設備が大きくなり、ガスやボイラーが熱源になると思います。私が引き継いでいる伝統製法では、熱源は薪で焚くかまどの火になります。この熱源の違いも餅の味や香りに影響してくるのではないかと感じています。市販の餅には自分の知っている餅の味や香りがあまり感じないのですが、最近、かまどで蒸かして機械の杵つき製法で作った餅を購入したので、試食してみました。自分で作ったものほどではありませんが、今まで市販の餅にはあまり感じてこなかった香りを感じました。この香りが釜の香りなのだとこの時改めて感じました。また、この餅は、市販の餅よりも味も良いように感じました。この経験から、餅の味を決める大きな要因となるのは、この「蒸かす」「蒸す」という工程で、薪焚きでかまど蒸かしすることなのではないかと感じています。※今回のお話も、科学的な根拠があるわけではなく、あくまでも自分が自分の味覚と嗅覚で感じることから推測したものです。私は、自分の一番好きな食べ物は何か?と聞かれたら、「かまどで蒸かしたもち米」と答えます。そのことについては、こちらのブログに書いてありますので、ご興味がありましたら、読んでいただければと思います。かまどで蒸けあがったもち米また、かまどで蒸かしたもち米を召し上がってみたい方は、現地でしか体験できませんので、ぜひこちらの現地にお出かけ頂きたく思います。今回のプロジェクトのリターンでは、茶餅作りの体験もご用意しておりますので、そちらをご選択いただければ味わうことができます。


3割到達しました。みなさまの温かいご支援をありがとうございます。おかげさまで、1月7日に目標金額の3分の1に到達しました。終了までまだ期間が残されていますので、引き続きよろしくお願いいたします。木製の臼と杵私は餅が好きで、市販の餅を方々から買って食べています。しかし、どの餅も自分の作るものとは違うと感じます。それぞれ個性はあるのですが、自分の好きな餅の味と香りが感じられません。中にはその味と香りが少し感じられるものあるのですが、それでも僅かに感じられる程度です。もち米だけを原料としたシンプルなものなのにその違いが出てくるのはなぜか?製造方法が違うということが主な原因なのではないか?とは考えているのですが、明確な理由は分かりません。違いを生むひとつの原因は、道具にあるのではないかと思います。手搗き餅の製造に使う道具は、木製の杵と木製の臼か石臼だと思います。我が家ではどちらも木製の物を使っています。杵はよくわからないのですが、臼は、以前、裏に「大正九年」と墨書きしてあるのを確認しました。100年以上使っていることになります。昔は穀物の脱穀や精米にも使っていたそうで、結構な大型のものです。直径を計ってみたところ、75㎝ほどありました。この臼は、欅で作られています。年輪が細かいので、これだけ太い木に成長するまでには100年以上は間違いなくかかると思います。生を受けてから100年、臼になってから100年。200年以上の時の流れがここにあります。この臼には命が宿っていて、その影響で餅に良い味と香りが付くのではないかと感じます。石臼の材料は石なので、鉱物です。食べ物を作る道具としては、鉱物である石よりも、生物である木を使う方が、良いものができてくるのではないでしょうか。今回の内容は、科学的根拠があるわけではありません。あくまでも私個人の感じることを書いたものです。


絶滅危惧製法?
2025/01/04 21:29

新年のごあいさつ2025年、新年おめでとうございます。新しい年がみなさまにとって良い年となることをお祈りいたします。昨年末に公開しましたこのプロジェクトも、おかげさまで少しずつご支援をいただいております。本当にありがとうございます。絶滅危惧の餅製法?年の初めに餅を食すという文化は日本中にあるため、お正月は餅そのものもたくさん出回りますし、餅に関する情報もまたいろいろと発信されます。テレビで全国の餅文化について紹介している番組を見ました。かなりしっかりとした餅文化のある地域でも、登場した方々は、皆、餅つき機で餅を搗いているという話をしていました。理由は、手作業だと大変だけれど、餅つき機なら簡単に餅が搗けるからということでした。たしかにその通りです。機械を使えば手間をかけずに簡単に餅ができます。そのため、昔は全て手作業で餅搗きをしていた農家でも、今は機械で餅搗きをするようになりました。原因のひとつには、農家の高齢化というのもあると思います。農林水産省のデータでは、2020年の基幹的農業従事者の70%が65歳以上となっています。画像引用:農林水産省ホームページ餅搗きには体力が必要となります。年齢とともに体力も衰えてきて作業がたいへんになるので、昔ながらの手作り製法を止めて機械製造に切り替えるのです。餅屋や和菓子屋でも、完全手作りが見受けられないのは、農家の場合と同じく高齢化が一つの原因となっているのかもしれません。インターネットで検索してみても、販売されている餅は、ほとんどが機械を使って搗いたものです。ほとんどありませんが、かまどで蒸かして機械で搗いている餅、ガスで蒸かして臼と杵で手搗きした餅の販売はありました。しかし、かまどで蒸かして臼と杵で手搗きした餅は無いように見受けられます。イベントではかまど蒸かし手搗き餅に出会う機会があると思いますが、販売ものではかなり入手困難と思われます。この完全手作りの伝統製法というのは本当に絶滅危惧の製法なのかもしれません。私は機械製法の餅に味と香りが感じられないので伝統製法を続けているのですが、今後ともひとりの百姓として、体力の続く限りこの製法で餅を作り続け、みなさまに召し上がっていただきたいと考えております。


プロジェクト公開後、早速数人の方々にご支援をいただき、うれしく思います。本当に力になります。ありがとうございます。今回のプロジェクトは、餅に関心が高まるであろう年末年始をまたいだ期間を設定してみました。餅については、年末の販売分、贈答用の餅を全て発送しました。リターンは2月発送予定なので、それまでしばらくお待ちください。寒いですが、今後も餅文化を伝えるために頑張りたいと思います。みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。


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