声が溢れ、つながり、小さな挑戦が巡る。福島県田村市にYOHAKU食堂をつくりたい

福島県田村市に、料理人が手がける和食を中心に、昼は定食、夜は藁焼きや一品料理を楽しめる小さな食堂「YOHAKU食堂」を立ち上げます。ごはんを囲む日常の中で、人の声がこぼれ、残り、誰かの小さな挑戦につながっていく。そんな「食堂から始まる挑戦の場」を、一緒につくる仲間を募集します!

現在の支援総額

610,000

20%

目標金額は3,000,000円

支援者数

59

募集終了まで残り

23

声が溢れ、つながり、小さな挑戦が巡る。福島県田村市にYOHAKU食堂をつくりたい

現在の支援総額

610,000

20%達成

あと 23

目標金額3,000,000

支援者数59

福島県田村市に、料理人が手がける和食を中心に、昼は定食、夜は藁焼きや一品料理を楽しめる小さな食堂「YOHAKU食堂」を立ち上げます。ごはんを囲む日常の中で、人の声がこぼれ、残り、誰かの小さな挑戦につながっていく。そんな「食堂から始まる挑戦の場」を、一緒につくる仲間を募集します!

YOHAKU食堂のクラウドファンディングを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。今日は、JR東日本企画、jekiの松本さんからいただいた応援メッセージを紹介させていただきます。松本さんは、これまで田村市に挑戦者を呼び込むための施策を一緒に考え、田村市とのやり取りや企画づくりの中でも、たくさんの力を貸してくださっている方です。田村の中にある可能性を外から見つめ、どうすれば地域に関わる人が増え、挑戦が生まれ、継続していくのか。そのことを、表に見える部分だけではなく、裏側でもずっと考え、動いてくださっています。今、田村に少しずつ挑戦者が生まれている背景には、Switchの積み重ねがあります。そして同時に、松本さんのように、田村の外と内をつなぎ、挑戦者が関わる流れを一緒につくってくださっている方の存在も大きいと感じています。そんな松本さんが書いてくださった言葉の中で、特に僕の中に残ったのが、「空白は、新しい何かが始まる余白へと姿を変えている」という言葉でした。この言葉をいただいた時、僕自身もすごく腹落ちしました。YOHAKU食堂の「余白」という言葉は、ただ空いている場所という意味ではありません。何もないように見える場所に、まだ始まっていない可能性があること。まだ言葉になっていない想いがあること。まだつながっていない人や挑戦があること。そして、それが動き出す余地があること。僕たちは、その「余白」を大切にしたいと思っています。田村には、すでに挑戦している人たちがいます。自然を活かした場をつくる人。サウナやアウトドアの場をつくる人。キッチンカーで動き出す人。地域で小さな事業を始める人。自分の好きなことや得意なことを、少しずつ形にしようとしている人。でも同時に、それぞれの挑戦がまだ「点」のままになっていることもあると感じています。一人ひとりは動いている。面白い人もいる。可能性もある。でも、それがまち全体の流れとしてつながりきっていない。そこに、YOHAKU食堂の役割があるのではないかと思っています。YOHAKU食堂でつくりたいのは、何か大きなことを上から動かす場所ではありません。ごはんを食べに来る。誰かと話す。たまたま隣に座った人の活動を知る。「それ面白いね」と会話が生まれる。「じゃあ一緒にやってみようか」と小さな動きが始まる。そんな、日常の中で人と挑戦が自然につながっていく場所です。松本さんが言ってくださったように、YOHAKU食堂は、バラバラだった個々の「点」を、「線」にし、「面」へと広げていくための結節点になりたいと思っています。田村の中にある挑戦を、特別な誰かだけのものにしない。一部の人だけが頑張っている状態ではなく、まちの中にある小さな声や動きが、少しずつ重なり合っていく。挑戦する人を応援する人がいる。応援された人が、また誰かを応援する。外から来た人が、地域の人と出会う。地域の人の困りごとが、誰かの仕事や企画になる。小さな点が線になり、やがて面になっていく。その流れを、田村の日常の中につくっていきたいです。東日本大震災から15年。田村には、簡単には言葉にできない時間の積み重ねがあります。でも今、その中から少しずつ、新しい挑戦が生まれ始めている。その挑戦を、一人ひとりの点で終わらせず、町の日常の中でつなげていく場所をつくりたいと思っています。何かを諦めていた人が、もう一度「やってみたい」と思える。地域に関わりたい人が、最初の一歩を見つけられる。すでに挑戦している人たちが、孤立せずにつながっていく。そんな場所を、田村につくりたいと思っています。空白を、余白へ。その言葉は、YOHAKU食堂が田村で担いたい役割そのものだと感じています。何もないのではなく、まだ始まっていないだけ。つながっていないのではなく、つながる場所がまだ足りないだけ。挑戦がないのではなく、挑戦が日常に混ざる入口がまだ少ないだけ。だからこそ、YOHAKU食堂をつくります。ごはんを囲む日常から、人と人が出会い、田村にある挑戦がつながり、次の一歩が生まれていく。今まで、この田村で挑戦後押ししてきた松本さんが居たからこそ、それをまた繋いでいきます。


先週は、YOHAKU食堂の原点について書いてきました。なぜこの事業をやりたいと思ったのか。なぜ、人が自分の声を取り戻し、小さな挑戦が生まれる場所をつくりたいのか。その背景には、自分自身のこれまでの経験や、AMT、ローカルベンチャーラボでの学びがありました。今週はもう少し、なぜ福島で、なぜ田村市でこの事業を始めるのかについて書いていきたいと思います。僕が田村市に来る大きなきっかけになったのは、一般社団法人Switchとの出会いでした。Switchは、田村市を「未来と可能性が育まれる地域」にすることを目指し、地域の中にある気づきや課題、ニーズをもとに、人や資源、スキルをかけ合わせながら、新しい価値を生み出そうとしている団体です。その考え方に、僕は強く惹かれました。田舎には何もないのではなく、まだ形になっていない可能性がある。空き家も、自然も、人のつながりも、暮らしの中にある小さな違和感や願いも、見方を変えれば新しい仕事や挑戦の種になる。その考え方は、僕がずっと持っていた、「人が自分らしく生きられる社会をつくりたい」という想いと重なりました。だからこそ僕は、田村という場所に惹かれました。何か完成されたものがあるから来たというより、同じ方向を見ている人たちがいて、ここなら自分の想いを地域の中で形にしていけるかもしれないと感じたからです。その中でも、久保田さんとの出会いは大きなものでした。最初から明確な答えがあったわけではありません。空き家なのか、拠点なのか、場づくりなのか、仕事づくりなのか。自分の中でも言葉になりきっていない想いを、田村の現場に照らし合わせながら、何度も話させてもらいました。そのたびに、久保田さんはすぐに答えを出すというより、「それは田村でどうやるのか」「誰にとって必要なものなのか」「地域の中でどう接続するか」という視点を投げかけてくれました。その時間があったからこそ、僕の中で少しずつ整理されていったことがあります。最初、僕は空き家の利活用から考えていました。使われなくなった空き家を活かし、そこに人が集まり、新しい仕事や活動が生まれていく。そんな形ができないかと思っていました。でも、田村で時間を過ごし、地域の人たちと話し、自分の想いを何度も言葉にしていく中で、少しずつ気づいていきました。僕が本当にやりたいのは、空き家を活用することそのものではない。場所をつくることだけでもない。人の中にある「やってみたい」が、田舎でもちゃんと形になり、それが生業や小さな仕事として地域の中で循環していく流れをつくりたいのだと。そのための土台をつくりたいのだと分かってきました。田村は、すでに完成された成功事例がある場所ではないかもしれません。でも僕は、そこに可能性を感じています。まだ決まりきっていないからこそ、余白がある。これから何かを始められる余地がある。大都市のように何でも揃っているわけではないけれど、だからこそ、人と人の距離の近さや、空間の余白や、暮らしの中にある小さな声から、新しい動きが生まれる可能性がある。僕は、田村にその可能性を感じました。そして、空き家や拠点づくりを考え続けた先に見えてきたのが、YOHAKU食堂でした。食堂なら、まず人が来る理由があります。ごはんを食べるために来る。誰かと会うために来る。仕事帰りに少し立ち寄る。一人でも来られる。地域の人も、移住者も、外から来た人も、同じ食卓に座ることができる。空き家をただ再生するのではなく、そこに人が集まり、会話が生まれ、やってみたいことが少しずつ形になっていく。その入口として、食堂という形が一番自然なのではないかと思うようになりました。Switchが大切にしている、地域の中の気づきや課題、ニーズから価値を生み出していくという考え方は、YOHAKU食堂にもつながっています。誰かの小さな違和感。まだ言葉になっていない願い。地域の中にある困りごと。やってみたいけれど、一人では踏み出せないこと。そうしたものを、ただの個人のつぶやきで終わらせず、人や場所、資源とつなげていくことで、新しい価値や生業が生まれていく。僕は、その流れを食堂という日常の場所からつくりたいと思うようになりました。福島で始める理由は、僕自身が震災をきっかけに、たくさんの人との出会いによって生き方を変えてもらったからです。あの時、福島で出会った人たちの姿や言葉が、自分の人生を大きく変えてくれました。だから今度は、自分が福島で、人の人生が少し動き出すきっかけをつくりたいと思っています。田村で始める理由は、この地域にまだ、声と挑戦がつながる余白があると感じているからです。そして何より、ここで出会った人たちとの縁があったからです。一人では、ここまで形にできませんでした。話を聞いてくれる人がいて、問いを投げてくれる人がいて、時には厳しい視点をくれる人がいた。その積み重ねの中で、YOHAKU食堂は少しずつ形になってきました。何もないように見える田舎に、生業をつくる。地域の中にある気づきや課題、ニーズから、新しい価値を生み出していく。その考え方に惹かれて田村に来た自分が、今度はYOHAKU食堂を通じて、誰かの小さな「やってみたい」が生まれる場所をつくっていく。そんな一歩を、福島県田村市から始めたいと思っています。


YOHAKU食堂のクラウドファンディングを応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。公開から約1週間が経ちました。支援してくださった方、シェアしてくださった方、応援メッセージをくださった方、ページを読んで声をかけてくださった方。全く接点の無かった方々からも応援もメッセージや、ご支援を頂き本当にありがたい時間を過ごしています。正直に言うと、クラウドファンディングを始めてから、気持ちが揺れることもたくさんありました。支援が動く日もあれば、止まる日もある。ページを見てもらえているのか、不安になる日もある。どう伝えたらいいのか分からなくなる日もあります。特に僕の中で大きかったのは、「支援してください」と強く言うことへの違和感でした。もちろん、クラウドファンディングなので支援をお願いする必要はあります。でも、自分がやろうとしているYOHAKU食堂は、誰かを無理に動かすための場所ではありません。人の中にある声や小さな想いが、無理なくこぼれて、誰かとつながり、小さな一歩になっていく場所です。だからこそ、支援をお願いする言葉が、自分の中で少しでも「押し売り」のように感じると、どうしても苦しくなっていました。考えていなかったわけではありません。でも、考えれば考えるほど、自分の中で消化しきれず、うまく言葉にできない時間がありました。そんな中で、先日のたけちゃんの投稿を出してから、いろいろな方から声をいただきました。「武井さんとのオンラインが聞きたい!」「クラファンの最後の流れはどうやって持っていくの?」「こういうことをしてみたらいいんじゃないの?」「もっとクラファン期間中はチラシを持って、ちゃんと話せるようにした方がいいよ」「ちょっと分からないから、改めて説明してほしい」「支援したいけど、どの返礼品がいいの」いろいろな声をいただきました。その一つひとつを受け取りながら、最初は正直、少し戸惑いもありました。自分の中でまだ整理できていないことを聞かれると、うまく答えられない。「もっとこうした方がいい」と言われると、たしかにそうだと思う一方で、自分のやりたい空気とズレてしまうようにも感じる。でも、1日経って思いました。これこそ、僕がYOHAKU食堂でやりたいことなのかもしれない、と。誰かが声を出してくれる。それを僕が受け取る。そのまますぐに正解を出すのではなく、一度自分の中で感じてみる。違和感も含めて受け止める。そして、「じゃあ、何ならできるか?」を考える。そこから小さな一歩が見えてくる。これはまさに、YOHAKU食堂でつくりたい流れそのものだと思いました。そして実は、外からいただいた声だけではなく、チームの中でも少しずつ動きが生まれてきました。「これをやってみよう」「こうしたらいいんじゃないか」「自分はこれをやってみる」そんなふうに、誰かに言われて動くのではなく、それぞれが自分の中から動き出すような感覚が出てきています。これは僕にとって、本当に大きな実感でした。クラウドファンディング期間中だから、無理やり動いているというより、声が出て、それを誰かが受け取り、そこから次の小さな行動が生まれている。まさに、挑戦が巡り始めているように感じました。そして僕たち自身が、「ああ、これがYOHAKU食堂の日常なんだなぁ」と感じています。ごはんを囲む中で声が出る。その声を誰かが受け取る。そこから小さな行動が生まれる。また誰かが関わる。そんな循環が、開業前の今から少しずつ起き始めていることに、僕たち自身もワクワクしています。YOHAKU食堂でやりたいのは、誰かの声を集めて、こちらが一方的に活用することではありません。日常の中でこぼれた声が、そのまま消えていかず、誰かに受け取られ、人や場所とつながり、小さな一歩になっていくことです。今回、クラウドファンディングを通じて、僕自身がその流れを体験している気がします。支援してくださる人がいる。心配して声をかけてくれる人がいる。もっとこうしたらいいと伝えてくれる人がいる。分からないから説明してほしいと言ってくれる人がいる。一緒に考えてくれる人がいる。その声があることで、僕自身の中にも新しい問いが生まれています。どうしたら、支援のお願いではなく、YOHAKU食堂の未来を一緒に感じてもらえるのか。どうしたら、クラウドファンディングの最後を「追い込み」ではなく、「場がひらかれていく時間」にできるのか。どうしたら、開業前からすでにYOHAKU食堂らしい風景をつくれるのか。今、そのことを考えています。たとえば、クラウドファンディングの最終日に、YOHAKU食堂を1日だけ開いてみること。まだ完成前の場所ですが、未来の食堂を少しだけ先に味わう日。ごはんがあり、人が集まり、声が出て、音楽があり、桑畑なんとかできないかみんなで考えて、写真が残る。遠くから応援してくれている方ともオンラインでつながる。そんな時間をつくれないかと考えています。支援をお願いするためだけの場ではなく、「YOHAKU食堂ができたら、こんな時間が生まれるんだ」と、一緒に感じてもらう場にしたい。まだ具体的な詳細はこれから詰めていきます。でも、今回いろいろな声をいただいたことで、僕の中で少しずつ見えてきたことがあります。YOHAKU食堂は、僕たちだけで完成させるものではない。誰かの声を受け取りながら、少しずつ形になっていくものなのだと思います。クラウドファンディングは資金を集める期間でもあります。でも同時に、YOHAKU食堂がどんな日常をつくっていくのかを、僕たち自身が先に体感している期間でもあるのだと思います。数字だけを見ていると、不安になることもあります。でも、その裏側で、確かに声が届いている。その声によって、自分自身の考えも、チームの動きも、少しずつ変わってきている。これが、僕にとってのYOHAKUの実感です。誰かの声が届く。それを受け取る。そこから小さな一歩を考える。その積み重ねで、場が育っていく。YOHAKU食堂は、そんな場所にしていきたいです。まずはこのクラウドファンディング期間中も、焦りではなく、いただいた声を受け取りながら、一つずつ形にしていきます。


ローカルベンチャーラボの中で、特に大きな学びになったのが、南相馬・小高と秋田・五城目の事例でした。南相馬・小高については、ローカルベンチャーラボでメンターとして伴走してくださった和田さんから、震災後の地域でどのように挑戦が生まれ、事業が立ち上がってきたのかを学ばせていただきました。和田さんから伺った南相馬・小高の実践で印象的だったのは、震災という大きな出来事がありながらも、そこから地域の課題に向き合い、挑戦し続けてきた人たちがいたことです。特に印象に残っているのは、「100の課題から100のビジネスを生み出す」という考え方です。地域にある困りごとや違和感を、ただ問題として終わらせるのではなく、事業や挑戦のきっかけに変えていく。そして、それを一人の力で全部やるのではなく、地域おこし協力隊や移住者、若い挑戦者たちが、それぞれのやりたいことや得意なことを持ち寄りながら、地域の中で新しい仕事や活動をつくっていく。そこに強い学びがありました。南相馬・小高の話を聞いて、僕が特に印象に残っているのは、「飲食店をやりたいわけではなかった」という言葉です。お店をつくること自体が目的ではなく、帰ってくる人や、地域で暮らす人たちの選択肢をつくるために、必要な場や仕事を生み出していた。つまり、事業は単なる売上づくりではなく、人がその地域で生きていくための選択肢を増やすものでもあるのだと感じました。震災によって一度バラバラになったコミュニティが、課題を事業に変え、挑戦する人を受け入れ、また新しい人を呼び込んでいく。実際に南相馬を見た時、僕はとても活発な街だと感じました。震災があったから終わりではなく、震災があった場所だからこそ、そこから立ち上がり、挑戦を続ける人たちがいて、その挑戦が街の空気を少しずつ変えている。和田さんがよく話されている「3.5%が変われば社会は変わる」という言葉も、僕の中に強く残っています。全員を一気に変える必要はない。でも、地域の中で本気で動く人たちが少しずつ増えていけば、街の空気は変わっていく。南相馬・小高の実践から、そのことを学ばせてもらいました。もう一つ、大きな学びになったのが秋田・五城目の事例です。五城目で印象的だったのは、最初から大きな事業計画を立てて、上からプロジェクトを動かしていたわけではないということでした。朝市、廃校を活用したコワーキング、古民家の再生、温泉宿、教育、子どもの居場所。そうした一つひとつの動きは、暮らしの延長線上にあり、誰かの「やってみよう」や「面白そう」から少しずつ形になっていました。特に印象に残っているのは、遊び場を開くことで仲間が増え、その仲間が結果的に事業の仲間になっていったという話です。最初から「地域を変えよう」「大きな事業をつくろう」と構えるのではなく、まずは遊びや出会いの場をつくる。そこに人が集まり、関係性が生まれ、誰かが言い出しっぺになり、別の誰かが乗っかる。その積み重ねの中から、小さなプロジェクトが立ち上がっていく。この流れに、僕はとても惹かれました。ただ、五城目の学びで大切だったのは、「遊びだけで何となくうまくいっている」という話ではなかったことです。遊びから始まっているように見えて、その裏側には、ちゃんとお金の流れや運営の仕組み、地域の人たちとの関係性、役割分担がありました。みんなでお金を出し合い、売上を再投資する。会費で小さくお金を回す。宿のように事業として収益をつくる。必要なところでは出資や金融機関との関係も組み立てる。教育や子どもの居場所のように、すぐにはお金になりにくいけれど、地域の未来に欠かせないものも大切にする。つまり、五城目で起きていたのは、単なるイベントづくりではなく、関係性を起点に、暮らし・学び・仕事・お金の流れを少しずつ編み直していくような実践でした。僕が特に学びになったのは、偶発性をただ待つのではなく、偶発性が生まれやすい状態を意図的にデザインしていたことです。人が出会う余白をつくる。話しやすい雰囲気をつくる。遊びながら関係性を育てる。暮らしの延長線上に、挑戦の入口を置いておく。小さく始まった動きを、必要に応じて事業や仕組みにしていく。この考え方は、YOHAKU食堂にもそのままつながっています。南相馬・小高から学んだのは、地域の課題や違和感を、事業や挑戦の種に変えていくこと。五城目から学んだのは、遊びや関係性の中から小さなプロジェクトが生まれ、それを暮らしやお金の流れにつなげていくこと。そしてローカルベンチャーラボで整理されたのは、外から地域に何かを持ち込むのではなく、地域の中にすでにある声や可能性を見えるようにし、それを人や場所や仕組みにつなげていくことでした。この学びを通じて感じたのは、これからの地域には、行政だけでも、民間事業者だけでも拾いきれない小さな声を受け止め、地域の中で小さな実践につなげていく現場機能が必要だということです。YOHAKU食堂でやりたいことは、まさにその機能を、田村の現場で実装していくことです。田村にも、すでにたくさんの声があります。何かやってみたい。地域に関わりたい。でも、どう動けばいいか分からない。一人では踏み出せない。誰に相談したらいいか分からない。自分の小さな違和感やアイデアが、仕事や活動になるとは思えていない。そうした声が、日常の中で消えていかず、ちゃんと誰かに受け取られ、人や場所とつながり、小さな一歩になっていく。その流れを、食堂という日常の場所からつくっていきたいと思っています。だからYOHAKU食堂は、飲食店としての売上も大切にしながら、同時に、地域の人、移住者、関係人口、事業者が自然に交わり、小さなプロジェクトが生まれる入口として育てていきたい場所です。食堂という日常の場だからこそ、構えずに人が集まり、声が出て、つながり、小さな動きが生まれていく。その流れを田村でつくっていきたいと思っています。これは、僕個人がやりたいことを地域に押し込むためのものではありません。田村の中にすでにある声や可能性を、日常の中で拾い、必要な人や場所につなぎ、小さな実践に変えていくための現場づくりです。市の中長期的な課題である人口減少、移住定住、関係人口づくり、地域の担い手づくりに対しても、行政だけでは拾いきれない日常の声を、民間の現場から拾い、地域プロジェクトにつなげていくことで貢献できる部分があるのではないかと考えています。ローカルベンチャーラボで学んだこと。南相馬・小高の実践をもとに、メンターの和田さんから受け取った視点。秋田・五城目の事例から学んだ、遊びと関係性からプロジェクトが生まれる流れ。そして田村で日々感じている現場のリアル。それらを、学びのままで終わらせず、田村の中で形にしていく。YOHAKU食堂は、そのための一歩です。地域の課題や小さな声を、諦めではなく挑戦の種に変えていく。その実践を、田村の食堂から始めていきます。


昨日は、YOHAKU食堂の根っこにある学びについて書きました。今日はもう少し、地域でこの事業をどう実装していくのかについて書きたいと思います。僕は昨年度、NPO法人ETIC.が運営するローカルベンチャーラボに参加し、デモデイでは「声が溢れ、挑戦が循環する街へ」というテーマでプレゼンテーションをしました。その時に考えていたことが、今、YOHAKU食堂の立ち上げと、地域の声を循環させる仕組みづくりとして、少しずつ現実に動き出しています。今回、ローカルベンチャーラボで伴走してくださった服部さんから、応援メッセージをいただきました。デモデイで発表した「声が溢れ、挑戦が循環する街へ」という構想が、YOHAKU食堂の立ち上げと、声を循環させる仕組みづくりとして動き出していることを、とても喜んでくださいました。服部さんからの言葉を受け取りながら、改めて、YOHAKU食堂はただの飲食店ではなく、地域の中にある小さな声や「やってみたい」を、人や場所や小さな挑戦につなげていく現場拠点なのだと感じています。同時に、これは僕たちが一方的に「YOHAKU食堂をやりたい」と地域に持ち込む話ではないとも感じています。田村でも、人口減少、担い手不足、移住者や関係人口との接点づくり、地域の中にある小さな困りごとや「やってみたい」をどう形にしていくかは、これからますます大切になっていくと思っています。ただ、そうした声は、行政の窓口や単発イベントだけでは届きにくいこともあります。日常の中でふと出る本音。まだ企画書になる前の「やってみたい」。誰かに相談するほどではないけれど、ずっと気になっている困りごと。地域に関わりたいけれど、どこから入ればいいか分からない人の声。そうした小さな声を拾い、人や場所、既存の地域活動や事業につなげていく現場機能が、これからの田村には必要なのではないかと感じています。YOHAKU食堂は、その現場機能を、食堂という日常の場からつくっていくための実証拠点です。YOHAKU食堂は、僕たちがただ飲食店を開きたいという話ではありません。ただし、飲食をおざなりにして、地域活動だけをやりたいわけでもありません。むしろ、食堂としてちゃんとおいしいごはんを出すこと。地域の人が日常的に来られる場所にすること。また来たいと思ってもらえる時間をつくること。これは大前提です。おいしいごはんがあり、安心して過ごせる食卓があるからこそ、人は自然に集まり、会話が生まれます。まずごはんを食べに来る。ほっとする。誰かと話す。その中で、困っていることや、やってみたいことが少しずつ言葉になる。その日常の積み重ねがあるからこそ、地域の声や小さな挑戦につながっていくのだと思っています。具体的には、ただ食事を提供するだけではなく、店内に「やってみたい」「困っていること」「誰かと話してみたいこと」などを残せる仕組みをつくっていきます。声が出たら、それをただ集めて終わりにするのではなく、必要に応じて人や場所、既存の地域活動につなげていく。たとえば、移住してきた人が地域の人と出会う。関係人口として関わる人が、田村でできる一歩を見つける。地域の人の困りごとが、誰かの小さな仕事になる。事業者同士がつながり、新しい企画が生まれる。誰かの「やってみたい」が、小さなイベントや活動になる。そうした小さな接点を、食堂の日常の中から生み出していくことを目指しています。ローカルベンチャーラボで構想を磨く中で、自分がやりたいことは、外から地域に何かを持ち込むことではないと感じるようになりました。地域の中にすでにある声や可能性を見えるようにし、それを人や場所や仕組みにつなげていくこと。そのための入口として、YOHAKU食堂をつくりたいと思っています。料理の中心はけんちが担い、僕は店舗全体の運営と、そこで生まれる声を人や場所につなげる役割を担います。その上で、将来的には日常営業がしっかり回る体制を整え、YOHAKU食堂を現場拠点にしながら、地域の声を拾い、整理し、人や場所や制度につなげるコーディネーター的な役割にも広げていきたいと考えています。これは、僕個人がやりたいことを地域に押し込むためのものではありません。田村の中にすでにある声や可能性を、日常の中で拾い、必要な人や場所につなぎ、小さな実践に変えていくための現場づくりです。ローカルベンチャーラボで学んだこと。服部さんをはじめ、伴走してくださった方々から受け取った言葉。そして田村で日々感じている現場のリアル。それらを、学びのままで終わらせず、田村の中で形にしていく。YOHAKU食堂は、そのための一歩です。まだまだ試行錯誤の連続ですが、地域に根ざしながら、ちゃんと食堂としても成り立たせ、同時に地域の小さな声や挑戦が生まれる場所として育てていきたいと思っています。この場所が育っていく過程を、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。


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